完全にさっきとは違う状況の今でも、ジブリールは安定した声で言った。
「『その他』!」
そして言った後にハッ、とジブリールは表情を変える。
(しまった!!『ソナタ』と言おうと思っていたのに・・・!!)
口元を手で押さえながらジブリールは丸い玉の変化を見た。
(その他・・・?)
シェイナも口を閉じながら首を傾かせる。
丸い玉は一瞬だけ光ると特に何かを出すわけでもなく、元に戻った。
(しりとり上、言葉としてOKってことね・・・)
シェイナが思ったのと同時に、ジブリールは安堵したのか小さなため息を吐いた。
(それにしても息長げぇなぁ。流石
シェイナは一か八か、これを言ってみた。
「『戦え』ッ!!」
同時にシェイナは試し、という感じで手を前に伸ばした。
すると、赤色の魔方陣が展開され、その中に現れた小さな火の玉が上空にいくと辺りを照らした。
「魔法?貴方は
「戦うってことでッ、非常事態だからッ、テトの魔法を使わせてもらったんだッ!」
出来るだけ酸素を使わないようにシェイナは小さな声で言った。
だが、今までのことからシェイナが攻撃しないというのはわかっていたのでジブリールは心臓をバクバクさせながら平然と話した。
「最高です、貴方は♪」
ジブリールは周りを時計回りに見た。
(そろそろ苦しくなりますね・・・)
「『
ジブリールが言った瞬間、シェイナは口元をニッとさせた。
「!?」
シェイナの表情を見たジブリールは最初わからなかったが、直ぐにその意味がわかると目を大きく見開いた。
(乗せられた・・・!今この空間猛毒の酸素しかない・・・・・!でも・・・・)
ジブリールは苦しそうな表情を直して、今度は勝ち誇った顔をシェイナのほうに向けた。
(この状況は危険、とても危険・・・。ですが、それは貴方方も同じ・・・・・・・・・・!!!!)
シェイナと白の方を見たジブリールは驚くと同時に少しだけ頬を赤らめた。
「
「ッッッッッ!?」
ジブリールが見たときには二人の唇の距離が数ミリの所だった。
(何をしようと・・・!?)
ジブリールは少しだけポカン、としながら二人を見ていた。
ジブリールの視線など関係なく、白は目をゆっくりと閉じて少しだけ顔をシェイナに近づけた。
(光状態だから良いけど、見られてたら刺されるかもな、俺・・・)
とにかく考えている時間はないので、シェイナは白の唇に自分の唇を合わせた。