ひたすらかき混ぜてる姿をブロックに掴まりながら、ジブリールは観察している。
「これが
「恋愛・・・?」
ステフは一般的な恋ではなく、近親双○を想像した。
と、同時に充電が切れたように顔を赤くしてその場に倒れる。
「禁断・・・、ふふふふふふ」
ステフは白目で笑っている。
「恋愛はしても良いと思いますが、血の繋がった者同士では御法度。それは
床に倒れた衝撃で若干頭から出血しているステフを特に助けもせず、ジブリールはニコっと笑顔でしゃがんでいた。
(マスターに関係していること全て、興味が尽きないですね・・・♪)
神秘的に木々や植物が青色に光り、水にもそれが綺麗に反射している。
その中で一人、水浴びをしている子がいた。
シェイナにチェスで負けた、クラミー・ツェルだ。
手で水をすくって肩にかける。
「ふぅ」と呟いて余韻に浸っていると、草むらの方から『ガサッ!」と音がする。
クラミーは体を前かがみにして守る体制をとった。
しかしそこにいたのは'敵'や'動物'ではなく、食料を持ったフィールだった。
「戻りましたよ、クラミィー。情報が先?それとも食事?それとも・・・私?」
フィールは被っていたフードを脱ぐとニコっと笑った。
同時に
笑顔のフィールを見たクラミーも口元を緩めた。
「まずは、服が優先ね・・・」
服を着たクラミーはフィールの横に座って買ってきたパンを一口食べた。
見た目こそ今までと同じだが、今ひとつ質素だった味がふっくらとしたボリュームのある味になっていた。
「・・・美味しい」
「どうやら、前国王の孫達・・・というか兄妹が新しい政策を実施してから、
「そう。多分立案したのは兄で、実施させたのは妹ね。」
クラミーはそう言うとパンを持ってその場に立った。
「ペテンも見抜けなかったくせに、少しはやるじゃないステファニー・ドーラ」
口では強気に言っているクラミーに、フィールは横から顔を出して言った。
「とは言うものの、内心反省してこっそりと謝り方を練習しているクラミー、可愛いですぅ~」
両手で自分の頬を挟んで愛くるしく見つめてくるフィールにクラミーは必死に弁解すようとする。
「な、なんでそれを知ってるのフィール!・・・じゃなくてっ!!」
ついつい本音が出てしまったクラミーは頭を振って我に返ると本来言いたかったことを言った。