「残念ですがマスター、東部連合を倒すのは・・・恐らく不可能です。確かにマスターや白様は、
ジブリールが跪きながら言うと、白がゆっくりと歩み寄って質問した。
「ジブリール、それは、なんで・・・?」
「そんなに強いのか、
シェイナは椅子から立って白の隣に行く。
「ある意味ではそうですが・・・、マスターのご期待に沿えることが出来ないという意味でございます」
ジブリールは閉じていた目をゆっくりと開けた。
「何故なら、私も以前東部連合に挑み負けております」
ジブリールの言葉にシェイナ、白、そして少し遠い距離にいたステフの三人が驚いた。
「・・・決まり、確定ね。今のエルキアの背後には東部連合、
隣で聞いているフィールは表情を変えず冷静に質問した。
「クラミー、なぜ背後に東部連合がいると言い切れるのですか?」
「フィー、貴女ならわかるでしょ?
クラミーが言うと、フィールは唇に手を当てて足元の神秘的な花に目をやった。
「まぁ、負けたのは能の無い老人共ですけどねぇ」
「あの
「クラミー・・・」
あまりに強気にクラミーが言ったので、フィールは心配そうに顔を覗き込んだ。
「当たり前よね。序列最下位の
クラミーは鼻で笑うと、戦いに負けたときのことを思い出した。
(「・・・君はこんなものをつけてちゃ駄目だよ」・・・・・)
クラミーは自分の手をゆっくりとサクラの髪飾りのところに当てた。
(「そっちの方が似合ってるよ、明るい感じだし」・・・)
しっかりと髪飾りがあるのを確認するとクラミーは小さな声で呟いた。
「・・・ばか。本気にしちゃったじゃない・・・」
そう言ってそっぽを向いたクラミーにフィールはさらに覗き込んだ。
「クラミー、いい加減その髪飾りを誰から貰ったのか教えてくれませんかぁ?」
「うっ、うるさい!!これは秘密なのっ!!」
クラミーはそう言い放つと真っ赤にした顔を両手で隠した。
(もう少しだけ・・・付けといてあげるんだからっ)
兄様にその気持ちは届くのか・・・?