ノー『  』・ノーライフ   作:偽帝

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白「ドーナツ、嫌いっ・・・」 「「「!!?」」」

「ジブリールでも無理なのに、さらに森精種(エルフ)でも勝てないのか~・・・」

 

 

シェイナは唇を噛むように舐めた。

 

 

「ジブリール、肝心の獣人種(ワービースト)はどんなゲームを持ちかけてくるんだ?」

 

 

ジブリールは素直に答えた。

 

 

「はい、獣人種(ワービースト)・・・東部連合は勝負の対価として『ゲーム内容に関する一切の記憶喪失』を要求する、といえばマスターはわかりますか?」

 

 

シェイナはステフが運んできたドーナツを一つ食べ終わると、腕を組んだ。

 

 

「ふ~ん・・・、そりゃ負けるわな」

 

 

「お兄様、どういうことですの?」

 

 

美味しくドーナツを食べてくれたシェイナにステフは少し笑顔で聞いた。

 

 

「記憶が消されるってことはゲーム内容も消えるってことだし、負けても対策をとることも出来ない。しかも獣人種(ワービースト)は相手の心を読むことが出来るらしいし・・・そら勝てないでしょ」

 

 

「こんなこともわからないとか、やっぱり捨て歩・・・」

 

 

「ぬぬぬぬぬ・・・・・!」

 

 

平然と白にけなされたステフは拳を作ったが、また犬にはなりたくないと思っていたので動かしはしなかった。

 

 

「ん・・・、考え間違えたかも」

 

 

シェイナは考えながらもう一つドーナツを取ろうと手を伸ばした、が。

 

 

もにゅっ

 

 

「ごめ・・・!」

 

 

シェイナは慌ててステフの胸から手を離した。

 

 

ステフは顔を赤くしながら自分の手で胸を隠すとジッとシェイナを見つめた。

 

 

シェイナはもう一回謝ると視線を戻して手を動かした。

 

 

(相変わらずやわらかかったな・・・。てか○○勃ってたような・・・)

 

 

無意識に揉むような手の動きをしていたシェイナにステフは近づいて耳打ちした。

 

 

「お兄様、手!動いてますよっ!!」

 

 

「悪りぃ」

 

 

シェイナが謝っていると白が服を引っ張っていた。

 

 

「エンドレス初見殺しが違う、の・・・?」

 

 

「うん。そんなことをしたら、誰も東部連合に仕掛けなくなる」

 

 

「仕掛けてこない方が、楽・・・」

 

 

そう言った白の頭をシェイナはくしゃくしゃと撫でた。

 

 

「ざんね~ん、白ちゃん違いますぅ~」

 

 

「むぅぅ・・・」

 

 

森精種(エルフ)天翼種(フリューゲル)に勝てる'方法()'を持ってるんだから、敢えて相手に乗って領土を取るほうが効率的・・・だろ?でも、」

 

 

シェイナが続きを言おうとしたとき、白は明らかに嫌な顔をした。

 

 

「今日、何か理屈っぽい・・・」

 

 

「ええええ!!」

 

 

シェイナは全身全霊で言い放った。

 

 

そのリアクションを無視した白は勘違いに気づいたのか、テーブルに広げられている地図を見た。

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