ノー『  』・ノーライフ   作:偽帝

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じい~さぁ~ん

「こんな高スペックな天翼種(ジブリール)さん、その他モロモロの種族に先人たちはどう挑んで生き延びたんだか・・・・・」

 

 

シェイナは呆れた声で言うと、向かいのステフも同情した。

 

 

「お兄様、それは人類種(イマニティ)として禁句ですわ。何せ、人類史上最大の謎ですからね・・・」

 

 

そう言うとはあ、とステフはため息をつく。

 

 

「はぁんっ!懐かしいですっ!♪」

 

 

ジブリールは両手で顔を挟みながら、満面の笑みだった。

 

 

「古の大戦で、私たちは龍精種(ドラゴニア)巨人種(ギガント)神霊種(オールドデウス)相手に戦って戦って戦って、小さいモンスターから何人束で挑まないと倒せない大物まで殺って殺って殺りまくって、血祭りにしようと神に挑むも逆血祭りになったりィッ!!」

 

 

「「「・・・・・・・・・・」」」

 

 

懐かしい思い出を少し興奮しながら語っているジブリールに、三人は血の気が引いていた。

 

 

「思い出しただけでもドキドキしますぅっ!!♪」

 

 

(・・・・・ヤバイな、これは)

 

 

(ジブリー、ル・・・・・)

 

 

(殺されますわぁッ!!)

 

 

 

何か半分無気力状態になんたシェイナは先ほど食べたドーナツをリバースしないよう、聞かなかったことにしようとした。

 

 

「私の昔話より、あちらをご覧下さいまし♪」

 

 

何かしらの気力を失った三人はジブリールの指差した先を見た。

 

 

自然の中にドーーーーーンと大きなビル。

 

 

屋根はビルと違い宝形造(ほうぎょうづくり)でビルの前にはなぜか鳥居がある。

 

 

「・・・・空気読んでないな~。あ、俺が作らせたんじゃないからな?」

 

 

「・・・おっきい」

 

 

白が建物の大きさに圧倒されていると、ステフが口を挟む。

 

 

「あれは東部連合の在エルキア大使館ですわ」

 

 

「そんなのあったんだ。それにしても立派だなぁ」

 

 

シェイナが言うとステフはそっぽを向いた。

 

 

「せ、正確に言うと我がエルキアの王城を東部連合が改築したもので・・・」

 

 

「ってことは、やっぱり・・・・・」

 

 

完全に判ったシェイナは唖然とそれ以上言えなかった。

 

 

「そうです。この十年東部連合に挑んだ唯一の国はここ、エルキアです♪」

 

 

「・・・はふ」

 

 

白が変な返事をすると、シェイナはポソっと呟いた。

 

 

「何やってんだよ、爺さん・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、再び図書館。

 

 

「はあ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ」

 

 

カップ麺が出来そうなくらい長いため息をシェイナは吐いた。

 

 

「だいじょう、ぶ?」

 

 

白がシェイナに近づいて顔を覗き込んだ。

 

 

シェイナは少し顔面蒼白で、目は明後日の方向を向いていた。

 

 

「心配ありがとう、もうちょっと、もうちょっとだけこの状態にさせて?あは、あははははははは・・・・・」

 

 

ステフはシェイナが一時的にこうなったことに責任を感じた。

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