「一回負けた
はあ、と少しだけ間を空けてシェイナは再び話した。
「三回目。どうやったのかは知らんがゲーム内容を暴くことに成功。これで大丈夫だ、と思いきや、四回目も負け」
一切喋らず無表情だったいのが口を開いた。
「そこまでの妄想癖をお持ちとは、恐れ入りました」
「ひでー。でも今俺が言ったことは、あんま関係ないよ。問題は・・・」
「どうして『四回』で挑むのをやめた、かだよ」
シェイナは軽ーく言う。
「他はぜーんぶ、俺の妄想ってことで良いよ」
勿論、誰も返事をしない。
「四回で挑むのを止めた理由、二つあるんだけど・・・」
シェイナはそう言った後、ポケットから飴玉をひとつ口に入れた。
「ん・・・」
隣の白が、食べたそうに手を出していたのでそっと置く。
「一つ目の理由は、原理的に必敗・・・どうあがいてもこちらが負けるゲームと理解した・・・」
「それなら・・・バラせば次勝てる・・・」
飴を口の中で転がしなら、白が言う。
「ん。そして二つ目の理由。ゲームはどういうのかわかったが、どうして負けたのかはとうとうわからなかった」
シェイナはポケットに入っていた残りの飴玉を白にあげる。
「そして・・・挑むのを止めた・・・・・。でも・・・」
同時にシェイナは白の頭に置いていた手を離した。
「あれぇ~?おっかしいぞぉ~?」
白は大げさに声だけの演技をする。
「ゲームはわかったのに、負けた理由がわからないゲーム?」
いつもと違って大分流暢に白は話す。
「じゃー、といさーん」
ちょっと話し疲れたシェイナは棒読みで進める。
「しょぞくもなにもかもがちがうすべてにゆーこー、ぎじゅつりょくがたかいとーぶれんごーのみができるひっしょーのゲーム、とは・・・?」
シェイナは完全に気力を失っている。
もう相当適当だ。
「チートしまくりの、
白の言葉に座っているステフとジブリールは反応する。
「テ、テレビゲーム!?って、何ですの・・・?」
ステフは首を傾げる。
シェイナはもう頭を下げて、脱力状態で喋っている。
「あー、ステフはしらないよー。でもー、ジブはー、とーぶれーんごーにまえいどんだことあるよね?」
「は、はい・・・。負けはしましたが・・・」
「ならさー。さいしょにみたあのきょだいなの、なんでしらんの?」