「何てことをしてくれたんですの、お兄様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
城に戻ると、さっきまでの静けさが嘘の様にステフは叫んだ。
声が城中にごわんごわん響く。
ジブリールは耳を塞いで、それを切り抜けていた。
「お、お兄様ッ、何をしたか判ってるんですのッ!?もし負けるようなことがあったら・・・!!」
「負けるようなことがあったらって・・・負けたら終わりだから」
「えっ!!??」
ステフは不安げな顔でシェイナを見る。
「負けたら全
「たの、しみ・・・♪」
「お兄様・・・・・」
ステフは何かに怯える様に目を逸らして体を震わせていた。
シェイナは椅子から立つとポン、とステフの肩に手を置いた。
「ステフぅ~、これ、ゲームだよ?」
「!!!!!」
ステフは目を見開いた。
しかし、シェイナの言ったことには納得せず首を縦には振らなかった。
「お兄様・・・」
ステフはそれ以上、口にすることが出来ずただ小さく何度も呟いていた。
「ドラちゃんに、お聞きします」
ここまで黙って聞いていたジブリールが、シェイナの後ろから抱き付いて肩から顔を覗かせた。
ステフは顔を上げて、ジブリールの顔を見つめる。
「マスターが
「っ・・・・・」
ステフも言い返すことが出来ない。
「武力が使えない代わりに、ゲームで支配して殺しあう。もし負ければ隷属は勿論、搾取、殺されることだってあります・・・・・」
淡々とジブリールは話を続ける。
「それが、唯一神が定めた『十の盟約』・・・。そしてこれこそが
ジブリールは顔をすりすりとシェイナに寄せる。
(なんか最近積極的ですわね・・・。むぅ)
ステフはジブリールの話を聞きながら唇を少しだけ尖がらせていた。
「あ、あのさ・・・。ステフもジブにゃんも、勘違いしてない・・・?」
シェイナがポロっと溢した言葉に、二人は目を点にする。
「「・・・・・はい?」」
「知らないのか、
「
ステフとジブリールは全く同じテンポで言う。
「ああ。だからテトは俺を戻したのか。アイツ表情に出にくいけどイライラしてる時あるからなぁ・・・」
「テト、かわい、そう・・・」
シェイナと白の会話が、二人はイマイチ理解できなかった。