馬、ウマ、うま!   作:ジャックマン

16 / 50
細かいのですけど、一度気になると頭から離れないのですよね。


あの世界だと星矢のペガサス流星拳ってどんな背景なのかな?

「イッチ、ニッ、サンシっ!」

 

「元気だなぁ…」

 

ある日のトレーニング時間。

中山は隣のトレーニング姿を羨ましそうに見ていた。

理由は幾つか有るのだが、一番大きいのは所属させられる人数だ。

 

チームを組む時、幾つかの制限を設けられるのだがその内の1つが中山の気分を落ち込ませてくる。

新人トレーナーが一度に面倒を見て良いのは最大3人まで。

 

新人にいきなり5人や10人なんて面倒を見るのは不可能だ。

そもそも3人ですら多いのではと一部の人が言う位に、面倒を見るのは大変。

言い分は解るのだが、彼はそこがどうしても気に入らなかった。

 

理由は…彼の名誉の為に伏せておこう。

視線の先には棒付き飴を加えた男、チームスピカのトレーナーだ。

彼は多数のウマ娘を見ており、またそれが皆天才と呼んでも差し支え無い程だ。

 

「良いなぁ…」

 

天性の追いウマ【ゴールドシップ】

誇り高くそれに恥じぬ動きの【ダイワスカーレット】

電光石火の大逃げ【サイレンススズカ】

天下無類のステイヤー【メジロマックイーン】

歳不相応なパワー【ウオッカ】

軽快なステップで縦横無尽に駆け回る【トウカイテイオー】

強靭なメンタルで何度でも立ち上がる【スペシャルウィーク】

 

皆が皆、時代によっては名を残す程だ。

それに比べて自分のはどうだ?

 

奇行奇妙奇天烈【イットーショー】

極度の厨二病【ホクオウガンバル】

 

うん、話にならない。

1人現実にうちひしがられてると、突然此方に近寄ってくる銀の流星。

彼女は腕を構えてラリアットをしてきた。

 

「へ~い!」

 

「おが!?」

 

「こんなところでナンパか中山~」

 

「死ぬ、死ぬ程痛くて死ぬ…」

 

「ご、ゴールドシップさん!?

大丈夫ですか!?」

 

ラリアットの犯人は勿論ゴールドシップだ。

突然の事にビックリして駆け寄って来たのはメジロマックイーン。

その優しさが嬉しい中山。

 

「大丈夫だぞ~中山がこの程度で怪我する訳無いしな」

 

「ひでえ先輩」

 

「うっせ、それより~中山ちゃ~ん」

 

スピカのトレーナー沖野と中山はそれなりに付き合いが有り、こう言う時に続く言葉はだいたい解っている。

何時もの事だ。

 

「仕方ないっすね

まぁ、うちのは知育菓子狂いか横文字料理にしか興味ないんで良いっすよ」 

 

「流石♪」

 

「トレーナー?」

 

「どうしたトレーナーさ…ゲッ、中山さん!?」

 

何事かと思い近づいてくるスピカのメンバー達。

ウオッカは中山を見るなり慌てて周囲の確認。

そりゃそうだ、何時もアレに振り回されてるからこうなるのも仕方ない。

 

「イットーショーはまだ来てないぞ」

 

「なら良かった」

 

「あ、中山さん♪」

 

「よっ、スペちゃん元気にしてるか?」

 

「はい!

中山さんは元気ですか?」

 

「いや全然

最近胃に穴が開くのが先か白髪になるのが先かのチキンレース中」

 

それを見て苦笑いしてる面々と、大笑いする2人。

ちなみにスペシャルウィークと中山はちょっと前に話したことがあるだけで、彼女の人見知りしない性格と純粋な態度ですぐに仲良くなった。

 

「それより中山、さっきの何だ?」

 

「ゴルシにゃ教えない」

 

「教えろよ中山~」

 

そう言って華麗にチキンウイングフェイスロックを仕掛けてくるゴールドシップ。

痛いけど彼女のあれが当たるのでどうするか悩んでしまう。

 

「解った解った言うから」

 

「最初から素直に言えよな」 

 

「身内が皆農家で、やたらと野菜とか送って来るんだよ

でも調理してる暇ないから定期的に駿川さんとか食堂とかに寄付してるの

んで今回もまた来たからそれを先輩に渡すって話だ」

 

前回は丁度渡した後だから部屋に何も無かったのだが、丁度昨日巨大な段ボール20箱分の野菜(人参メイン)が送られてきたのだ。

それを聞きパッと明るくなるスペシャルウィーク。

彼女、かなり小柄なのだが食べる量が凄まじいのだ。

 

「いやぁ、持つべき物は優しい後輩だなぁ」

 

「いやまあ、兄貴達がスペちゃんとゴルシとウオッカのファンすからね…言ったら喜んで送ってきましたよ」

 

「マジ?」

 

「マジっす

叔父さんは会長で叔母さんはキセキ、婆ちゃんはタマモで爺ちゃんはマヤノ

親父がスーパークリークでお袋がオペラオーのファンっす」

 

「お前の家ってスゲエな」

 

「実家に一度帰ったら質問攻めで居心地悪かったんすからね」

 

身近にファンが居たからか嬉しそうなスペシャルウィークとウオッカ。

ゴールドシップはゴールドシップで背中をバンバンと叩いてくる。

 

「ゴルシ様に目を付けるとはやるな中山兄貴」

 

「いっで!?」

 

「今回はどれくらいなんだ?」

 

「茄子1箱、玉ねぎ1箱、じゃがいも2箱にピーマン1箱

キャベツ1箱に白菜1箱

人参が13箱っす」

 

大量の人参と聞きテンションが上がってしまうウマ娘達。

彼女達の好物にはかなりの確率で人参が入っているので、沢山食べれると聞けば嬉しくなってしまう物だ。

 

「相変わらずスゲエな」

 

「それより、スペちゃんがスゲエ顔で此方見てますけど」

 

「す、スペちゃん?」

 

「はっ!?

ご、ごめんなさい!」

 

サイレンススズカに声をかけられて開口一番謝ってしまうスペシャルウィーク。

いや、誰も責めてないんだけどと思ってしまう。

 

「んじゃ、皆に喜んでたって伝えときますね」

 

「何時も悪いな」

 

「食いきれないんで気にしないで下さい」

 

そう言ってその場から離れていく中山。

その頭の中はゴールドシップのアレを思い出していた。




中山源八
新人トレーナーの1人
過去に沖野に教えて貰っていた事が有り、先輩後輩の上下関係が出来てしまっている
イットーショーで慣らしたからか、ゴールドシップの奇行に大して驚きはしない

好みのタイプはBNW
苦手なタイプはエアグルーヴ
推しはマヤノトップガンとマチカネフクキタル

趣味は食べ歩きだが、自転車で隣の県に行くので結構筋肉質
13人兄弟の末っ子で家族皆が農家。
ちなみに姉はウマ娘である。

字数はどうでしょうか?

  • 今まで通り2000前後で良い
  • 3000は欲しい
  • 4000くらい書けよ
  • 天元突破10000を狙え
  • 字数よりも早く更新しろ
  • 良いからイットーショーを可愛く書け
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。