「うむ、会長の快調な勝利だ」
エア
「頭が痛くなってくる…」
エアグルーヴのやる気が下がった
エアグルーヴの殺る気が上がった
晴れたある日のレース場。
そこで本気で走っているサジタリウスの面々。
設定距離は2400m
先日秋の天皇賞が終わった事と距離でだいたい想像着くだろう。
ジャパンカップの日が近付いてきてるのだ。
そう、キタサンブラックの目標であるジャパンカップだ。
今日から追い込みをかけて仕上げるつもりなので、食事面は中山がサポートし身体面はイットーショーとホクオウガンバルの2人がサポートしてくれる。
「ジャパンカップはたったの2400mよ」
「はい!」
「中距離はマイルや短距離と違って何処で息をするかを意識しろ!」
「はい!」
徹底的に鍛えられていくキタサンブラック。
史実では1度勝利しているが、残念ながらレコードタイムではなかった。
キタサンブラックの脚質は逃げよりの先行型、なるべく前に居る事と2400mを兎に角走り抜くスタミナが1番の目標だ。
「よし、もう1回だ!」
「はい!」
中山の言葉を聞き、もう1度走り出す3人。
応援するためか、はたまた偵察かは解らないが沖野が突然話しかけてきた。
「やってるな」
「キタちゃんのチームサジタリウス初レースですしね」
「しかしイットーとガンバルに訓練たぁかなり豪勢だな」
国内でも圧倒的な勝率を誇り、同じ大逃げのライバルであるサイレンススズカが療養中であるからか、国内最強の大逃げと噂されているイットーショー。
同じくかなりの勝率を誇り、何処から途もなく現れる最終コーナーの悪魔ホクオウガンバル。
確かに、これ程豪勢な面子はそうは揃わないだろう。
だが中途半端な気持ちなら途中で心が折れてしまいレース場に赴こうとすら思わなくもなりそうだが。
「スピードが落ちてきてるわよ!」
「くっ!?」
「流石に厳しすぎないか?」
「いえいえ、キタちゃんの目標はあれくらいこなせないと無理っすよ」
丁度走り終え、ゆっくりと歩きながらクールダウンしていく3人。
キタサンブラックはかなりの疲労の色が見えるが2人はまだ走れると言った様子だ。
その姿を見て、沖野は納得してしまう。
「中山の悪夢と、宝塚の絶望…か」
「あらスピカのトレーナー、どうしたのかしら?」
「お前達のトレーニングを見に来たんだ
中山の奴ってかなり遠慮しないから、壊れる前に確認だ」
ちなみにこれは本当だ。
このトレーニングを見て解る通り、中山のトレーニング理論は「実戦こそが勝利への道」でこの様に模擬戦を多めにしつつ他のトレーニングを織り混ぜているのだ。
そして、成長期である彼女達を思い栄養管理を確りと考えている。
何よりも恐ろしいのは家族どころか一族皆が一次産業に従事ているので、それにより食料問題も簡単に解決してくる。
「クールダウン後にストレッチ、それが終わったらシャワーでも浴びてこい」
「解りました…」
「お疲れさん、流石キタちゃんだな
走る度に俺達の癖を覚えて対応してくるな」
「えぇ…彼女なら本当にレコードを取れそうね」
「負けられないな」
「当たり前よ、私を誰だと思ってるの?」
「凱旋門の悪夢」
「あら覚えてたのね、流石は最終コーナーの殺し屋さん」
2人のぶつかる姿を見て、自分はまだまだなんだと思い知ってしまうキタサンブラック。
向上心が強く、またすぐに吸収して己の得物に変える姿は最強の片鱗を見せ付けている。
場所は変わりシャワールーム。
簡単な仕切りで作られている此処は1つの憩いの場だ。
とは言え、今此処を使って居るのは3人のみでゆっくりとしている。
「あたた…」
「今回は無理しすぎたなキタちゃん」
「うん…でも2人みたくカッコよく勝ちたいから弱音なんて言ってられないよ」
ちなみに1つの余談だが
ホクオウガンバルくキタサンブラックくイットーショーの順だ。
「ウマナミナノネーあなたとっても~
ウマナミナノネーわたしは虜~」
「イットーショーは呑気にしてやがるな」
「ふふ…でもそれがイットーさんでしょ♪」
「あぁ、俺もそう思う」
「そうそう、明日のメニューは聞いたかしら?」
イットーショーがそう言うと、そう言えば聞いてないと思い出して「いや」と返事をした。
「明日はオフよ
流石に私達と走った後にトレーニングしたら壊れるだろって言ってたわね」
「そんな!?
あまり時間が無いのに休むなんて」
「まぁ、確かにそうだよな」
「ふふふ…それが若さよ」
そう言って2人の姿に笑みを浮かべるイットーショー。
その姿は妖艶で、同性でさえ惚れてしまいそうだ。
「休む事も立派なトレーニングよ」
「そうなのですか?」
「えぇ、確りと疲れを抜いて全力で挑める状態を作るの
心身一体なんて言葉が有るように、体が弱れば心も弱る、心が弱れば体も弱る
ただつまらないだけのトレーニングもダメよ、場所を変えてとかでも良いから気分を変えるのは立派なトレーニングよ」
間違っては居ない、そりゃスポーツ選手にはイップスを筆頭に気持ちでの故障が有るから、ネガティブなイメージを持たなくする気遣いは必要だ。
だが、イットーショーがマトモな事を言うのはかなり可笑しいだろ。
「わ、解りました…」
「流す位なら付き合うわよ」
「おう、流石に動かさな過ぎるも悪いだろうしな」
そう言うと嬉しそうに微笑むキタサンブラック。
まるで子供みたいだからか、つい嬉しくなってしまう。
「2人の走りを参考にして頑張りますね♪」
「頑張りなさい
でも、参考にしてはダメだからね」
「どうしてですか?」
「そりゃ、キタちゃんは逃げ先行だから追いの俺は合わないだろ
んでイットーの走りはかなり地面に近くなるだろ」
確かに、イットーショーの走りは体制をかなり低くして走り抜く特徴的な物だ。
だが、参考にするなは何故か解らない。
「私の走りはあくまでも私だから出来るだけなの
身長に体幹、それと全体的な柔軟性が有るから怪我せずに走れているの」
「こう言うとスゲエ気持ち悪いけど、コイツの体幹と柔軟性は天性のだよ
キタちゃんと俺にはそれが無いだろ?
だから下手に真似すると故障に繋がるから止めろって話だ」
「そうなんですね」
「えぇ、これくらいなら簡単よ」
そう言い片足を持ち上げて爪先立ちになるイットーショー。
I字バランスと言うのだが、微動だにしない。
「す、凄い…」
「確かにスゲエけど、お前それトレーナーの前でやるなよ」
「あら残念、少しからかいたかったのに」
「お前はけっこ○仮面かよお前は」
朗らかに話し、これからの予定を決めていく3人。
シャワーから上がり部室に向かえば大量の料理。
大量のサラダに魚や肉をふんだんに使ったご馳走は垂涎の代物だ。
特に、中山拘りのジンギスカンとままかりは白米が10㎏以上消えてしまうのだった。
こうして1日、また1日と運命の日に近付いていく。
育成ウマ娘
【孤高の悪魔】ホクオウガンバル
スピード97スタミナ88パワー96根性99賢さ81
覚醒
別腹タンク
円弧のマエストロ
後方待機
クールダウン
固有スキル
THE・WARP(星2)
中盤以降後ろに居ると加速力が上がり立ち回りがとても上手くなる
fullBoost
中盤以降後ろに居ると最強の意地を見せ加速力がとても上がり立ち回りがとても上手くなる
目標
メイクデビュー1着
京都ジュニアS1着
ダイヤモンドS1着
4つのレースで1着
天皇賞(春)1着
G12つを1着
有馬記念1着
moonlight stakes出走(URAの代わり)
Jack pot lace出走(URAの代わり)
highway classicに出走(URAの代わり)
ホクオウガンバル
固有スキル発動台詞
(星2)
「負けねぇ、負けねぇぞ!!!」
星3
「全力全開!ぶち抜くぞ!!!」
イットーショー
固有スキル発動台詞
(星2)
「絶望なさい、これが私の走りよ!」
(星3)
「最高の悪夢を届けてあげるわ」
流石にあれはふざけすぎたので消しました
酒の力は怖いです
もっと暴れますか?
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やれよ男だろ!
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止めておけ
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これが暴れてるって温いだろ
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やるならとことん貫けよもっと行けよ!
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キタちゃん大丈夫?
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座布団全部持って行きなさい