都心に存在する巨大なビル、そこでスーツを着た男女が会議をしていた。
議題は新たなシリーズの開設、それにより日本のウマ娘界を世界一にしようと考えているのだ。
「では、新たなシリーズの為に不要なチームを排除する事は可決となりました」
「うむ」
中央に座る議長らしき老人の隣に居る男がそう言い、プロジェクターに4人のウマ娘を写し出した。
7冠の皇帝『シンボリルドルフ』
最速のスーパーカー『マルゼンスキー』
最終コーナーの悪魔『ホクオウガンバル』
無敗の悪夢『イットーショー』
時代を駆ける最強と名高いウマ娘達だ。
「マルゼンスキーとイットーショーは解りますが、シンボリルドルフとホクオウガンバルもですか?」
「新シリーズに彼女達は邪魔なのだよ
私が欲しいのは最強の
その為には強すぎるウマ娘は邪魔だ、解るな?」
「その通りですな議長」
口々に賛同の言葉が上がる。
目立ちすぎたが故に敵を作りすぎた4人、隣の男は少しパソコンをいじるとシンボリルドルフとマルゼンスキーの写真を消した。
「先ずはこの2人を排除しましょう」
「何故ですか?」
「都合の良い理由があるのですよ」
悪どい笑みを浮かべる男。
周りの人物も楽しみだと口々に言い、この場はお開きとなるのだった。
後日、トレセン学園の理事長室では委員会の幹部と理事長が言い争いをしていた。
ハラハラとした様子で2人を見ているたづな、いくら理事長といえど下手にお上に逆らえばどうなるか解らないからだ。
「疑問!?
何故サジタリウスの活動を停止させるのだ!!!」
「先も申した通り、サジタリウスにはトレーナーが居ません
そんな子がレースに出てしまっては周りへの示しがつきません」
一応規則としては無いが、専門的に見てくれるトレーナーが居なくてレースに出続け更に勝利してしまえばトレーナーの存在価値に疑問が出てしまう。
確かに最初こそイットーショーはそれをしていたが、それは無名の時だったからこそ許されていた。
だが今の…『凱旋門賞に勝利したウマ娘』となれば周囲への影響力は計り知れない。
「だが!」
「これは上の決定事項です、今後トレーナーが存在しないウマ娘のレース出走は控えていただきたい」
「くっ!?」
最悪の形だ。
ベテラントレーナーの殆どは既に手一杯、かと言って手の空いてる新人トレーナーでは4人のチーム指導は出来ない。
八方塞がりだ。
もし自分が中山へアメリカ行きを薦めなければこの事態に対応出来たのに。
「…理事長」
「解っている
どんな手を使ってでもこの学園の生徒を傷付けさせない!」
「では…」
「うむ、至急トレーナーの手配と終わるまで一時的にサジタリウスの出走を止める
彼女達には…新人であるクロムハートの指導のためにと伝えてくれ」
「はい!」
負けん気に火が着いた理事長は年不相応な態度で理不尽に挑むのだった。
イットーショー
169cm
B91W57H87
ホクオウガンバル
166cm
B74W52H76
クロムハート
148cm
B89W57H83
キタサンブラック
162cm
B85W56H88
ちなみに、数字ではイットーショーが一番ですがカップ数ではクロムハートが一番です