ある晴れた日、円卓を囲む5人の影。
何時もの災害2人と被害者1人、そして強制的に連れてこられた哀れな子羊が2人。
「イットーさん、幾つか質問が有るんですけど」
「何かしら?」
「何で私とダイヤちゃんが椅子に座らせられてるんですか?」
「き、キタちゃん……一応先輩なんだし……」
キタサンブラックとサトノダイヤモンドだ。
円卓の椅子に脚と胴を縛られ、逃げるに逃げれない状況のキタサンブラックが怒り気味にイットーショーに訪ねる。
「あれよ」
「誰ですか?」
イットーショーの指差した先には黒い笑みと目に影のかかった存在が1人。
それを見て溜め息を吐くタマモクロス。
「シンボリルドルフや」
「え!?」
「嘘!?」
「アイツはな、月に何回かストレスのせいで内なる邪神が出てきてまうんよ
だからウチ等がこうしてその邪神を鎮めとるんねん、ただ今回は……」
「ロシアンルーレット飯って訳よ」
理解が追い付かない、てかその内なる邪神とやらが出ると何か問題があるのだろうか。
2人は純粋にそう思ってしまった。
「ルナの奴、初めて邪神が出た時は酷かったな」
「えぇ、まさかタンクトップとホットパンツだけで町を全力疾走して池の鯉を「シーフード食べたい」の一言で全部捕まえたのだからね」
「「嘘でしょ!?」」
「それに前回は酷かったな」
「プロレスごっこだったわね」
「ウチの剛体術とイットーの九頭竜閃を食らって噎せるだけやったしな
炎頭の兄ちゃんと黒ロン毛の兄ちゃんが来なかったらどうなっとったか……あん時の兄ちゃん元気にしてるか?」
「義勇ね
彼なら元気にしてるわよ」
イットーショー達が追い込まれた時、知り合いのハジケリストに電話をしたところ電車に乗る寸前だったらしく仕事は代わりにやるからと邪神シンボリルドルフの相手を押し付けたのだ。
お陰でなんかウマの呼吸なる物を覚えて帰ってきたイットーショー、そして黒ロン毛の人物と仲良くなったタマモクロスだった。
「嘘……」
「シンボリルドルフさんにそんな秘密が有ったなんて知りませんでした」
「それはそうよ、普段はエアグルーヴが内々に処理してるけど出来ない事態も多々あるの」
「そんな時はウチ等の出番って訳よ
ほな、さっさと邪神を鎮めようか」
タマモクロスが指を鳴らすと円卓の中心から5個のたこ焼きが出てきた。
「ひぇ!?」
「こ、こんな色のたこ焼き初めて見ました」
「やろうな、ウチも初めて見たわ」
「当たりは1つ、さぁ選びなさい」
赤、青、黄、黒、緑のたこ焼きを前に怖じ気ずく面々。
だがシンボリルドルフは嬉々として真っ赤なたこ焼きを掴んだ。
「ほな、ウチは青にするわ」
「私は黄色ね」
「うぇ!?ちょ!?どうしようダイヤちゃん」
「私は緑にするね♪」
「てなると黒かぁ」
つまようじを刺して構える面々。
せーのの掛け声と共に物体Xを口に入れた。
「紅しょうが多めのたこ焼きか、酸味が後をひいてまた食べたいな」
どうやらシンボリルドルフはセーフだったらしく、紅しょうがを中に沢山仕込んだ酸味が食欲を刺激するたこ焼きだった。
「甘さの暴力や!!!」
青を選んだタマモクロスは喉を押さえて泣き叫んだ。
中身は大量のブルーハワイで、甘さが攻撃と言う新しい世界の品を食べてしまったらしい。
「マンハッタンカフェ!?!?!?」
キタサンブラックはと言うとコーヒー豆をひいた物体で形成された物だ。
苦味が暴力となりこめかみが痛くなってくるし、ジャリジャリとした豆が口を破壊してくる。
「苦さは暴力!?!?!?」
サトノダイヤモンドがひいたのはゴーヤを筆頭に苦さのみを強化したグリーンたこ焼き。
生憎、イットーショープレゼンツに耐性の無い彼女は全身を痙攣させて白目を向いて気絶してしまった。
「元気剥奪!?!?!?」
イットーショーがひいたのは元気溌剌で有名なあのドリンクで作られたたこ焼きだ。
甘さと謎の薬剤感が暴力となり全身を汚染していく。
酷い、一回目からこんなに死屍累々となると今後はもっと酷くなるだろうと予感してしまうキタサンブラック。
その予想は当たり、2回戦では辛さと言うなの武力を体験。
3回戦では水分すら敵と言うとんでもない世界を体験するのだった。
ちなみに、シンボリルドルフの内なる邪神はこれに満足し鎮んでいくのだった。
イットーショーへの評価
汚いマイケル・○ャクソン
「いゃゃぁぁああああ!!!(汚い高音)」
ずっと泣いてる大男
「柱になってくれれば被害が減りそうだ」
蛇と一緒にいる人
「実力だけは信じてやる」
幼女の異名を持つ男
「(俺なんかよりも強い信念を持っていて実力もある、こんな俺なんかが柱になるよりよっぽど柱に向いて)いる」
痣が凄い男の子
「ありがとうございました」
金髪の少年
「美人なのにモテない訳が解った」
猪を被った人
「俺と闘え!」
スケベ柱
「あんな強ぇのが居たのか……」
役にたたない狛犬
「鍛え抜かれた肢体に磨き抜かれた技術、上弦を相手に引かない胆力……至高の領域にまで磨かれている
鬼にならないか?」