馬、ウマ、うま!   作:ジャックマン

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イットーショーとかキンメダリストって、史実の変な名前の馬から見たらまだマトモなんですよね…



動くに動こうと動いたら蟻地獄

今日は少し違う話をしよう。

主人公(主バ公?)であるイットーショーのレースだ。

時は秋頃、天高くウマ肥ゆる秋と言えば誰もが一度は耳にしたことが有るだろう。

 

秋の名物と言えばそう、秋の天皇賞だ。

テレビでは兎に角CMが沢山流れ、ファン達はもうこの季節が来たのかと感慨に耽る。

 

秋の天皇賞と言えば数々のドラマを残した超ビッグタイトル。

春の天皇賞と共に制せば天皇賞春秋連覇と讃えられる、それ故に様々なウマ娘達が挑むのだ。

 

「清々しい青空が広がる此処、東京レース場

ウマ娘達がどの様に走るのか目が離せませんね」

 

「1番ウオッカ、1番人気です」

 

「最高の仕上がりですね、本命は彼女でしょうか?」

 

解説から高評価のウオッカ。

確かに気合い十分、仕上がり良しとこのレースの本命だ。

 

「3番人気は2番ライスシャワー」

 

「勝ちは十分に狙える仕上がりですね」

 

少しオドオドとしてるが、仕上がりは良いので勝てる可能性が高いと玄人達は読んでいる。

 

「16番人気、3番イットーショー」

 

「偶然に期待するしか無いでしょう」

 

ブッチギリの最低人気はイットーショーだった。

仕上がりは良いのだが奇行が目立ちすぎて勝てないだろうと一部のファン(子供)以外は見向きもしてない。

 

「4番スーパークリーク、2番人気です」

 

「適正が噛み合ってますからウオッカとの1着争いになるでしょう」

 

淡々と進んでいく紹介、そして運命の時が来た。

ゲートが一斉に開くと一気に走り出すウマ娘達、だが何故かイットーショーはゆっくりと行く。

基本的な戦術は逃げのはずなのに、何故か最後尾で足をためている。

これは追い込みと言う戦術で、有名なのはゴールドシップだろうか。

兎に角後方で待ち、そして一気に駆け抜ける。

体力的には逃げや先行よりは温存しやすいが、その代わりに前にウマ娘達が集まり抜けるに抜けれないリスクが来るのだ。

 

もしこれに?を浮かべたら考えて欲しい。

目の前に巨大な壁が立ち塞がったとして何人がそれをぬけるのか?

答えを言えばゼロだ、あくまでも横からどう追い抜くかの戦術、故に目と力が物を言ってしまう。

 

距離的には差しと先行の戦術がいいのだが、よそ見をして余裕のイットーショー。

それを見た一部のウマ娘はカチンときて、自分のペースを乱してしまう。

 

だが、流石か人気上位のウマ娘達はそれを見て尚己のペースを崩さない。

そして最終コーナーを回った時に悲劇は起きた。

 

「おぉと8番コムサイシリーズの体制が崩れた!」

 

5位に入っていたウマ娘の体制が崩れ、後続のウマ娘を巻き込み順位を下げたのだ。

そこから一気に駆け出すイットーショー。

追い込みといって良いのか、まるで序盤は散歩して途中から逃げの足を披露するなんとも言えない戦法。

 

「失礼、行かせてもらうわね」

 

「っ!?」

 

「そんな!?」

 

一瞬だった。

史実のゴールドシップが見せたワープと呼ばれる走り、そして30億の悲劇とよばれたそれをウマ娘になって尚体現した。

僅か400m弱、そこでイットーショーは7馬身の差を一気に着けたのだ。

少しでも競馬を齧ってる人ならこの異常が解るだろう。

 

解らない人のために説明するなら、例えば100m走で50mまでは最下位だったのに突然遥か彼方にそいつが現れるのだ。

恐怖、これ以外に言えるか?

 

「…ご、ゴール!

勝ったのはイットーショー!?」

 

「あ、あの走りは何なのでしょうか?」 

 

「まるでワープした感じですね」

 

「遅れてウオッカ、スーパークリークがゴールです」

 

異次元過ぎる姿に会場に居る皆は騒ぐことが出来ず、ただ唖然とイットーショーのウィニングランを見るしか出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある教師は語る。

 

「イットーショーについて?

そりゃ、奇行が目立つ変なウマ娘だよ

ただ…彼奴は強すぎる

シンボリルドルフを筆頭にトレセンのトップを集めたとして彼奴は負けるのかきになるさ」

 

「それほど…ですか?」

 

「天才ってのは居るんだな

気分屋だけど乗れば勝つゴールドシップ

あの悲劇さえ無ければ最強の逃げだったサイレンススズカ

それに並ぶんだぜ、どうやって勝つんだ?」

 

それほどまでに異次元。

これは史実でも同じだった。

秋の天皇賞、そこでイットーショーは遊んでるのかわざと最後尾に付きのんびりと景色を眺めていた。

だが、最終コーナーを回ると突然加速しまるで騎手まで降り落とさんばかりに駆け出したのだ。

 

そして迎えた結果は7馬身差の圧勝、これのせいで30億の悲劇として語り継がれたのだ。

もっとも、史実のゴールドシップの120億の悲劇に比べれば可愛い物だが。

 

「ふふ…私がウィニングライブなのね

残念だけど女々し○て以外は踊れないわよ」

 

余裕の笑みを見せてウィニングランをしているイットーショー。

他のウマ娘のファン達は今後、コイツの出るレースに推しが被らない事を祈るしか出来なかった。




イベント
【可愛いわね】

「あら、随分と疲れてるわね…確り寝てるの?」

それなりに

「そう…あら彼処にゴルゴル星の迎えが!?」

え!?う!?

「全く…少しは寝なさい」

時計

こ、これは?

「あらおはよう
これはって、よく妹達にやってる膝枕よ
嫌なら此方でも良いわよ」

こ、此方って?

「言わなきゃ解らないかしら?
あなたって見かけによらず肉食なのね」

ご、ごめんなさい!?

「許してあげるわ
それより確り寝れたかしら?」

えぇ

「あら、奇行が目立つからって人の心が無いわけじゃないわよ
あんな青い顔してたら心配だってするわ」

ありがとう

「なら良かったわ」

これは生かせそうだ

体力が30回復した
スキルPTが15上がった
コーナー回復のコツを掴んだ

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  • 天元突破10000を狙え
  • 字数よりも早く更新しろ
  • 良いからイットーショーを可愛く書け
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