8月27日。
この日は僕の誕生日である。
ただ、今年の夏は雨の影響もあって、遠征はろくにできてなくて、毎日イライラしながら生活していた。
モチベーションもなく、疲れきっていた。
気分晴らししたいのだが、家族の事情もあり、なかなかそれもできない。
できるようになるまでは少なくともあと半年はかかる。
それに耐えられるのか分からなかった。
美晴さんとも、離れているうちに、心のどこかで心配することも増えていった。
お兄ちゃんが癌になってから、ほとんど連絡がなかったからだ。
だから、美晴さんが今何してるか、どんな状態なのかは全く分からない。
この日のお昼だっただろうか。
美晴さんからこんなメッセージが来た
「マネージャーさん、今時間ありますか?」
「うん、あるよ」
ぼくはこう返した。
すぐに美晴さんから電話が来た。
「もしもし?」
「もしもし……マネージャーさん……?」
「どうしたの?美晴さん……」
「だって今日はマネージャーさんの誕生日だから……お祝い……した方がいいのかなって……」
僕ら少しだけ笑った。
美晴さんが、僕のことを大事にしてくれたこともそうだし、ちゃんと忘れてないこと、そして何より元気なことが嬉しかった。
「マネージャーさん……お誕生日、おめでとうございます……」
美晴さんから言われたことがすごく嬉しかったし、久しぶりに美晴さんの声を聞いたからなんだか安心感がある。
「うん……ありがとう……」
僕は優しくこう返した。
「お酒……一緒に飲みましょうね?」
「美晴さんのオススメのお酒、教えてほしいな」
「うふふ、一緒に飲みましょうね?約束ですよ?」
「もちろんだよ」
美晴さんと約束を交わした。
美晴さんと一緒に飲むお酒の味はどんな味なのだろう……今からでもすごく楽しみになってきた。
早く美晴さんに会いたい。その思いがいっそう強くなる。
「マネージャーさん」
「なぁに?」
「また、とこかに私を連れてってください」
「あ、じゃあ旅行中にお酒飲む?」
ふと思いついたので、こんな提案をしてみる。
美晴さんがすごくくいついてきた。
「わぁ……楽しそう!うふふ」
「また1つ楽しみが増えちゃったね……」
「楽しみにしてますね、マネージャーさん」
「もちろん。僕も楽しみに待ってる……」
なんだろう。美晴さんとお話ししてると、時間を忘れちゃう。
それくらい楽しい時間だった。
「美晴ーただいまー」
「あっ、お母さんが帰ってきたみたい」
「そっか」
「お母さんの手伝いするので、電話……切りますね……」
「うん、美晴さんありがとう」
「マネージャーさん」
「ん?」
「……大好き……」
そっとつぶやいて、美晴さんは電話を切った。
久しぶりに美晴さんの声を聞いて、すごく安心した。
やっぱり、美晴さんと一緒にいたい。
そんな思いがまた強くなる。
空を見上げると、夕焼け空になっていた。
それは、僕らの未来を明るく導いてくれる、夕焼けだった。
みなさん、こんにちは。投稿主のおみです。
この度は「最愛のあなたが、いない日々 Op.9」を読んでいただきありがとうございます。
先日誕生日を迎えました。お祝いしてくださった皆さん、ありがとうございました。20代になったという感じは全くないですが、これからも1日1日を大切に過ごしていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。
ちなみにまだお酒は飲んでないので、早くお酒デビューしたいです(笑)
さてこのシリーズですが、またしばらくお休みします。
再開はTwitterで後日改めて連絡しますので、そちらをご参照ください。
よろしくお願いします。
次回からは中の人が後期の講義が始まってからの様子をお届けします。
それでは次回もお楽しみに!