超次元ライダーディケイド   作:神崎ナツヤ

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この作品を見直した俺「うーん…なんかナツヤくんの口調想定してたより悪いなぁ……せや!新しく作り直そ!」

ということで作り直します。よければまた見ていただけたらと思います


女神とライダーの邂逅

ここは《ゲイムギョウ界》と言われる浮遊大陸があり、それは4つの国により構成されていた。

 

女神【パープルハート】が治める《プラネテューヌ》

女神【ブラックハート】が治める《ラステイション》

女神【ホワイトハート】が治める《ルウィー》

女神【グリーンハート】が治める《リーンボックス》

 

それぞれ女神は人々の信仰心からなる【シェアエネルギー】を自らの力として変身し、国や民たちを守り導いていた。そんな彼女らはシェアエネルギーをめぐる争いを長年に渡って行っていたが、今日この日4国は友好条約を結び、争うことをやめ互いに助け合っていくことを誓おうとしていた

 

しかし、そんな友好条約を良しとしない人物もいた。怪しげな男は女神たちのニュースを見ていた。

 

「クソッ……今更友好条約だと?ふざけやがって、世の中力があるやつが全てを支配できる……友好条約なんざ認めてたまるものか」

 

怪しげな男はメモリを手にし、友好条約が行われるプラネテューヌのプラネタワーという場所へ向かう

 

 

「……ここが超次元ゲイムの世界か」

 

時を同じく、黒いコートを着た人物がゲイムギョウ界に降り立った。彼はマゼンタのバイクに跨り事件が起こるプラネタワーへと向かう。

 

 

 

今、物語の歯車は回り始める

 

 

 

▪️

 

 

 

_プラネタワー_

 

「遅いわね……何してるのかしらネプテューヌは」

 

黒いツインテールが特徴の女性【ノワール】が腕を組みながらボヤいていた。そんな彼女に本に乗った小さな女性がノワールに謝罪をする

 

「すみませんノワールさん……今朝はキチンと起きていたのですが……」

 

彼女の名は【イストワール】。見かけによらずプラネテューヌの教祖を務めている。

 

「貴女が謝らなくてもいいわ……それにネプテューヌはいつもの事よ」

 

謝罪するイストワールを慰めるのは帽子を被った女性、彼女は【ブラン】。小柄で可愛らしい見た目をしている。

 

「全く……今日は大事な日なのよ?それなのにこれじゃあ先が思いやられるわよ」

 

「まぁまぁ……幸い時間もまだありますし、そんなカリカリしていてはダメですわよ?」

 

尚もイラつきが隠せないノワールを宥める女性、彼女は【ベール】。落ち着いた性格をしておりこの4人の中で見ても大人っぽい見た目をしている

 

「そうは言ってもねぇ_」

 

ノワールが口を開こうとしたその時、扉が勢いよく開かれる

 

「ごめぇぇん!!ギリギリセーフだよね!?」

 

「アウトよネプテューヌ!!」

 

勢いよく扉を開け中に入ってきた女性は【ネプテューヌ】。言動から分かる通り元気な子だ。

 

「いやぁほら、よく言うでしょ?主役は遅れてやってくるってね?」

 

「それは今じゃないのよ!!それにアンタのは単純な遅刻じゃない!」

 

このような会話をしている彼女たちこそが、国を治める女神たちである。普段生活する姿はこの姿なのである。

 

「ネプテューヌさん……女神としての自覚を少しは持ってくださいとあれほど」

 

イストワールは背中に鬼神が宿るほどの怒りを見せる。それに冷や汗が止まらないネプテューヌは、何とか話題を変えようとする

 

「あ、あー!そろそろ準備しなきゃじゃない!?ほらドレスに着替えなきゃだし!」

 

貴女が遅刻をしたから待っていた_そう突っ込むのも疲れたイストワールはため息をつく

 

「そうですね……すみません皆さんお待たせしてしまって、それでは準備の方お願い致します」

 

それに頷き、3人は用意された部屋へ入る。ネプテューヌももちろん用意された部屋に入り女神化し、パープルハートへとその姿を変える

 

「それにしても何だか緊張するわね」

 

「それなら遅刻しないでほしかったですけどね……まぁ今回はあくまでも条約の制定なので、ネプテューヌさんは気負わずしっかりやってきてください」

 

イストワールはネプテューヌの背中を押す

 

「ええ、ありがとういーすん」

 

ネプテューヌは自分を支えてくれているイストワールに感謝しつつ、これから訪れる未来に思いを馳せつつ準備を進めるのだった

 

 

 

▪️

 

 

 

「全く……ネプ子にも困ったものね」

 

「ねぷねぷらしいと言えばらしいですぅ」

 

観客席にて、ネプテューヌの友人である【アイエフ】と【コンパ】が、上空にて友好条約を制定する女神たちを見つめながら話をしていた。ネプテューヌが遅刻したのはイストワールから聞いた2人はいつも通りだなと少し呆れていた。

 

「まぁ、これで長年続いていた争いも無くなるわけだし…平和な世界になりつつ_」

 

そう言葉を続けるアイエフだったが、視界の端に怪しげな男を見つけ口を閉じる

 

「アイちゃん?どうしたです?」

 

「あ、いえ……気の所為かしら?」

 

プラネテューヌの諜報員としての勘が働き、怪しげな男を追跡しようとしたその時であった

 

「グルァァアアアア!!!」

 

荒いうめき声が会場に響いた。声のした方を見るとそこには、太陽もしくはライオンを思い起こさせる頭部と、流れる溶岩と燃え上がる炎のような黒とオレンジの身体を持った怪物が現れた。

 

「っ!コンパ!みんなの避難誘導急いで!」

 

「は、はいですぅ!」

 

会場はパニックに陥った。国民たちは慌てふためきながら怪物から距離を離そうと逃げ惑う

 

「アンタ、何が目的よ!」

 

自前の武器であるカタールを装備し、アイエフが怪物の前に立つ

 

「目的だと?そんなもん決まってるだろ!友好条約なんざくだらねぇものを結ぼうとするこの式典をぶっ壊すんだ!」

 

怪物は手から火炎弾を放ち、周囲を攻撃する。当たった場所はマグマのようにドロドロと溶けだし、更に周囲はパニックとなる。

 

「っ!」

 

上空にいたネプテューヌも下へ飛来し、怪物の正面に立つ

 

「さっきから話を聞いていれば、アナタ戦争がしたいの!?」

 

ネプテューヌとしては平和に暮らしたいのにも関わらず戦争を望む怪物の思想が理解できなかった。しかし怪物は言葉を続ける

 

「そりゃそうだろ!世の中力が強いやつが正義だ!お前ら女神だって戦争をしていたからわかるだろ!弱者が淘汰されるのが世の理、とても素晴らしいじゃねぇか!」

 

高笑をする怪物に怒りが込み上げるネプテューヌ

 

「ふざけないで!その戦争でどれ程の人が傷ついたか、アナタには分からないの!?そんな世の中真っ平ごめんよ!」

 

ネプテューヌは剣を出現させ、構えをとる

 

「ハッ、じゃあテメェから消えろや!」

 

先程と同じく火炎弾を放とうとする怪物

 

「ネプテューヌ!!」

 

国民の避難誘導をしていたノワールたちも駆けつけようとする、しかしそれよりも早く1台のバイクが怪物に激突する

 

「グハッ!?」

 

「な、何!?」

 

死角からの攻撃で怪物は大きく吹っ飛ぶ、ネプテューヌも突然の乱入に警戒をする。その人物がヘルメットを脱ぐ、その人物は黒髪で中性的な見た目をしていた。

 

「お、女の子…?貴女危ないわよ!そいつは_」

 

ネプテューヌは心配から声をかけるが、その人物は怪物の前に立つ

 

「マグマドーパントか……これより対象の殲滅を行う」

 

その人物が手にしたのは、白いベルト。それを腰に巻き、1枚のカードを手にし差し込む

 

【カメンライド】

 

ベルトから機械音声がなり、ベルトに手をかける

 

「……変身」

 

【ダブル】

【サイクロン!ジョーカー!】

 

ベルトを正位置に戻すと、一陣の突風が吹き荒れ、姿を変える

 

「な、何!?あの子も変身を!?」

 

ネプテューヌは目の前で起きてる現象が理解できなかった。女神でもない普通の人間がベルトを用い変身するなんて特撮番組でしか見たことがなかったからだ。

 

「な、何だお前は……!」

 

怪物_マグマドーパントは目の前の戦士にたじろぐ、戦士は左手の人差し指でマグマドーパントを指す

 

「さぁ、お前の罪を数えろ」

 

緑と黒の戦士、かつて風都という街を守った【仮面ライダーダブル】はマグマドーパントに戦闘を仕掛ける

 

「チッ!舐めるなぁ!」

 

マグマドーパントは勢いよく殴り掛かるが、それを受け流し逆に反撃の蹴りを顔面に叩きつけられる

 

「グァ!?」

 

「フッ、ハァッ!」

 

そのまま追撃で、脇腹や腹に拳や蹴りを叩き込む、マグマドーパントは怯み膝をつく

 

「チ、チクショウ……こんなはずじゃ…!」

 

「経験が違う、お前に勝ち目はない」

 

淡々と告げる目の前の人物に腹が立ち、マグマドーパントは火炎弾を無差別に放つ

 

「チクショウチクショウチクショウ!!俺はまだ終わりたくねぇ!!」

 

その無差別火炎弾の1つが、逃げ遅れた少女に降りかかろうとする

 

「っ!危ない!」

 

ネプテューヌは咄嗟に少女の前に立ち、庇おうとする、がしかしいつまで経っても痛みを感じることはない

 

「………?」

 

ふと顔をあげると、マグマドーパントと戦っていた戦士がネプテューヌの前に立ち火炎弾を受けていた

 

「なっ!?あ、貴女…!」

 

「……」

 

何も言わず、ベルトにカードを装填する

 

【ファイナルアタックライド】

【ダダダダブル!】

 

風と共に浮き上がり、マグマドーパントに必殺のライダーキックを放つ

 

「ハァァ!!」

 

「グ、グァアアアアア!!?」

 

爆発と共にマグマドーパントは男の姿に戻り、メモリが砕け散る

 

「ク、クソ……が……」

 

男は気絶し、戦士も変身を解除する

 

「っ……」

 

火炎弾を受けた部分が少し痛み顔を歪めるが、すぐに平静を装いバイクにまたがる

 

「待って!」

 

去ろうとする人物をネプテューヌが止める

 

「ありがとう、貴女が居なかったら今頃どうなってたか……お礼をさせて欲しいの」

 

ネプテューヌはそういうが、その人物は首を横に振る

 

「俺はただ任務のため戦った、礼など不要だ」

 

「でも、それでも貴女は私や国民たちを守ってくれたのよ、お礼のひとつさせて欲しいわ」

 

「2度同じことを言わせるな」

 

淡々と告げる人物に物悲しさを感じるネプテューヌ、諦めきれないのかまだ話を続ける

 

「じゃあせめて貴女の名前を教えて?恩人の名前すら知らないだなんて嫌だもの」

 

少し考える素振りを見せ、短くため息を付き口を開いた

 

「ナツヤ……神崎ナツヤだ」

 

「ナツヤ……女の子なのに男みたいな名前ね」

 

その人物_ナツヤはジト目になりネプテューヌを見る

 

「俺は男だ」

 

「え"!?」

 

ため息をつき、ヘルメットを被りそのまま去る

 

「……ナツヤ………」

 

去っていく後ろ姿を、ネプテューヌはただ見つめるしかなかった

 

 

 

▪️

 

 

 

その後トラブルもありながらも怪我人もなく無事友好条約を終えた女神4人はパーティを開いていた。その際にもナツヤの話題で持ち切りであった

 

「だから私は勇者だと思うんだよねぇ!」

 

「何訳のわかんないこと言ってんのよ」

 

ネプテューヌの言葉に全く相手をしないノワール。ネプテューヌは真近でナツヤのことを見ていたが、他の3人は避難誘導もありナツヤのことを見れていなかった為、ネプテューヌの言葉に若干不信感があった

 

「そもそも出来すぎなのよ、いきなり知らない怪物が現れて、今度はそれを倒すやつが現れた……警戒するに越したことなんて無いでしょ?」

 

ノワールの言うことは最もであった。確かにここまでの流れ、仕組まれていてもおかしくはない

 

「もう!ノワールは夢がないなぁ、だからボッチなんだよ?」

 

「それは今関係ないでしょ!!」

 

友達がいないことをイジラレ突っ込むノワール、ネプテューヌは続ける

 

「それにあの子、私のことを庇ってくれたんだよ?普通そんなことするかなぁ」

 

「それが怪しいって言ってんのよ、大体いきなり現れたやつのことどう信用しろって言うのよ」

 

「まぁまぁノワール、ですがネプテューヌの言う通りなら素敵な殿方ですわね」

 

「そうかしら、私は危なっかしいっていう感想しか思い浮かばないわ」

 

ベールとブランもそれぞれナツヤに対しての感想を口にする。ネプテューヌはあの時のことを思い返す

 

「だってさ、私と女の子のこと守った時…ナツヤ笑った気がしたんだ」

 

「笑った?顔なんて見えてないじゃない」

 

「そういうことじゃなくて!なんかこう……雰囲気でわかったの!あの子は悪い子なんかじゃ無いって!」

 

ネプテューヌは夜空を見上げ、ナツヤのことを考える

 

「また会えないかなぁ、そしたら仲良くなって友達になるのに」

 

ネプテューヌは相変わらずな態度であった

 

 

 

▪️

 

 

 

「どうやらこの世界にはまだ修正するべき歴史があるようだな」

 

ナツヤは寂れた小屋で、送られてきた資料を目に通す

 

「……」

 

その傍ら考えるのは、ネプテューヌに言われた言葉。ナツヤは首を横に振り思考から追い出す

 

「俺は任務のため戦う……それだけでいい……人並みの感謝なんて………」

 

不要だ、という言葉は口にできぬままナツヤは鍛錬のため外に出た

 

物語はまだ、序盤に過ぎない

 

 

 

▪️

 

 

 

次回、超次元ライダーディケイドは

「働いたら負けだと思ってる」

 

「いい加減働いてください」

 

「また会ったね!」

 

「どうして貴方はそこまで戦えるの?」

 

「俺の戦う理由…」

 

『紫と兎戦車』

 

全てを破壊し全てを繋げ

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