ガンダムビルドダイバーズ IF-Sky-fall   作:白烏

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もしも…のイフのストーリーです、よければお付き合いください。


EP-1 Hant

あの日…第二次有志連合戦から半年が過ぎた。

 

「ヒロトくん…今日もログインするのかい?…ああ、空いてるよ、いつもどおりスカスカさ」

 

いつものように心配してくれる店長よそに筐体使用の許可をもらえばあきらめたようなため息とともに送り出される。

誰もいないログインルームの一席に座ればガンプラバトル・ネクサスオンライン、通称GBNにログインするために腰のホルダーからガンプラを取り出し、個人データ認証用端末のダイバーギアとともにセット、ヘッドギア型のコンソールを装着して準備完了、視界が光に包まれ、次に視界が開ける時はGBNの中だ。

 

ーねぇヒロト…?ヒロトは好き?この世界ー

 

……そんな声が聞こえた気がする、幻聴だ、わかっている、それでも、答えなければいけないような気がして…

 

「ごめん、イヴ」

 

ログイン最中のリアルでもGBNでもない空間で本音を漏らす。

 

「今のGBNを…好きとは言えない」

 

その言葉は誰のもとにも届かない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁっ…!はぁっ…!」

 

森の木の間を息を切らしながら走る一人の少女。

GBNには様々なディメンションがある、ここは自由に機体を呼び出すことのできるエリアで機体の動作確認や形式にとらわれない野良バトルを楽しむために作られたフリーバトルエリア。

つまりはいつ攻撃されるかわからない危険地域ということでもある。

 

「逃げても無駄だよ~?」

 

アックスで木を切り倒しながらその少女を追いかけるグレイズ、生身の少女の走る速度と15m相当のロボットの鬼ごっこなどすぐに決着がつくはずだが…グレイズのパイロットは少女の逃げ道をふさぐようにライフルを放ち少女の目の前の地面が爆発する。

 

「ひっ!?」

 

その衝撃でしりもちをついた少女は腰をぬかしたらしく立ち上がることができなくなる。

 

そもそもこのゲーム中において生身の相手を攻撃するメリットというものは本来存在しない、倒したところで報酬がもらえるわけもなく、アバターには痛覚もなくただリスポーンするだけ、むしろ生身の相手を攻撃した側がマナー違反として運営から警告を受けるだけ。

 

「や…やだ…!こないで…!」

 

震える少女にむけてグレイズの手が伸ばされ…

 

 

 

 

 

 

 

 

その腕は急に真横へと弾き飛ばされた。

 

「なっ!?だ、誰だ!楽しいELダイバー狩りの邪魔しやがって!」

 

楽しみを邪魔されたグレイズのパイロットは激昂しながら先ほどのはビームライフルが腕に直撃したものだと理解すればその相手のいると思われる方向を向いて叫ぶ…が、誰もいない。

 

「いない?ミラージュコロイドでも使ってやがるのか?…!?」

 

突如グレイズのレーダーに反応が現れる、その反応の出どころは…

 

「真上!?」

 

グレイズのフェイスカバーを展開、目玉のようなセンサーをぎょろぎょろと動かして相手を探す…と、赤いSFSのようなものから斧を引き抜いた小柄なガンダムがグレイズめがけて飛び降りてきているところだった。

 

「はぁあああああああっ!」

 

落下のエネルギーも乗せた斧はたやすくグレイズの胴体をたたき割り、ダメージアウト判定を受けたグレイズはパイロットのダイバーごとその場から消滅した。

 

「え……あ…?」

 

目の前で起こったことに混乱を隠しきれない少女の目の前で小柄なガンダムも消滅、小柄なガンダムがいた場所にはポンチョを来た旅人風の姿の少年が出てきて。

 

「…大丈夫か?」

「あ…う…ああ…」

 

そう言葉をかけられた少女はいままで張りつめていた緊張がほどけ、一気に疲労感に襲われ…

 

「おっ!おい!?…寝ただけか…?ともかくこのまま放置するわけにもいかないな…」

 

少年はそんな少女を自身の機体に乗せると信用できる相手へと連絡を取る。

 

「…マギーさん、ELダイバーを保護しました、今からそちらへ向かいます」

 

通話越しに了承を取れば赤いSFSに乗り、紺色のSFSと共に指定された座標へ向けて飛んだ。




戦闘の補足

ユーラヴェン・グレイズの腕を狙撃(ナノラミネートアーマーの完成度が低くビームを受け流しきれずに押しのけられる)

アーマーパージ、コアガンダムがマーズアーマーに乗って頭上へ

マーズフォーウェポンの斧を持って飛び降り、落下エネルギーを使ってグレイズを粉砕
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