市街地エリア
巨大なビルが立ち並ぶフリーバトルエリア
緑の機体達がビルを破壊し、ダイバーの怒りの声が響いていた
「どこ行きやがったあのちびガンダム!」
「ELダイバーを渡せ!」
ヒロトはELダイバー狩りよりも遅れてワープしたが例のELダイバーはヒロトの使ったワープポイントの近くにおり、グレイズのダイバーと遭遇する寸前に回収することができた。
だが相手にはELダイバーを保護する瞬間を見られてしまい、ELダイバーの少女ごとコアガンダムへと乗り込むもその程度で相手があきらめてくれるはずもない。
「ワープポイントに1機、市街地に2機…か…」
建物の陰に隠れながら敵の配置を確認する。
自分だけならばともかくELダイバーを乗せたまま移動するのならばワープポイントの利用は必須、だが敵も当然それを警戒して角のついた指揮官使用のグレイズが常にワープポイント前に陣取っている。
遮蔽物の多い市街地戦で逃げ回るならば小柄なコアガンダムが有利…だが武器がコアスプレーガンとコアサーベルだけでビームに耐性のあるグレイズの突破は難しい。
敵はしびれを切らしたのか二機のグレイズはアックスで建物を破壊しながら捜索し始めるもワープポイント前の指揮官グレイズは動かない。
「…なんで…私…何も…」
背後から悲痛な呟きが聞こえるもモニターから目を離すわけにはいかない。
その嘆きも当然だろう、一般ダイバーは攻撃を受けても最悪ログインロビーへ戻されるだけ、だがELダイバーが攻撃を受けたらどうなるかわからない、もしかしたら何事もなくリポップされるのかもしれないしそのまま消えてしまうかもしれない…消えたとしてもそのまま消滅するのか、バグとして拡散するのかもわからない。だからこそ引き渡して処理してもらうために奴らは生け捕りにこだわっているのだ。
「大丈夫…揺れるから、しっかりつかまってて」」
安心させるためそう告げるとサブのコンソールを操作する。
エリアの外側へと待機させていた青いSFS…アースアーマーがグレイズたちの頭上を通って飛行を開始。
「反応!そこか!!」
「くらえっ!!」
それめがけてグレイズたちはマシンガンを乱射、マシンガンのクオリティのためか狙いが定まらずに大半は外れたものの無人飛行のそれがいつまでも持つこともなく弾がスラスターを破壊すればあっけなく墜落、爆散…
その爆炎を切り裂くように真っ赤な装甲に身を包んだコアガンダム…マーズフォーガンダムが飛び出してグレイズ達に襲い掛かる
「なっ!?がっ!?」
不意打ちで上段から大剣を振り下ろし、ちょうどオルフェンズ1話と同じように胴体を叩きつぶして一体目を撃破…だがひしゃげたグレイズのフレームが大剣の刃に食い込んで抜けなくなってしまう。
「こいつっ!!ぐっ!?」
「よしっ…!」
もう一機のグレイズは焦りながらもライフルを投げ捨ててアックスを構える…それよりも先にヒロトは大剣のロックを解除、食い込んだ剣先を放棄してハンドアックス状態になったそれを振り向きざまにグレイズの頭に叩き込む。
振り下ろしの勢いも剣の重量もない攻撃では撃破はかなわなかったもののカメラを破壊し体勢を崩せれば十分、スラスターを吹かせて一気にワープポイントまで飛ぶ。
「きっさまぁ!!」
「そこを…どけぇ!!!」
怒りの声を上げてアックスを振りかぶる指揮官グレイズ、それに対してマーズフォーガンダムはハンドアックスを投擲。
指揮官グレイズはとっさに投げつけられたハンドアックスをアックスで迎撃、その間に急接近したマーズフォーガンダムがバックパックから抜いた二本の実体剣を振り上げ、指揮官グレイズの両腕を粉砕、そのまま指揮官グレイズを踏み台に飛び上がる。
「このままワープポイントに!…っ!?」
レーダーに反応、ワープゲートが開くのを見てとっさに機体を翻す。
さっきまでマーズフォーガンダムがいた場所を青いアンカーが通り抜けた。
「増援か…!
ワープゲートから出てきたのはシュヴァルベグレイズが2機と量産型グレイズが3機。タイミングからしてさっきのグレイズ部隊の仲間だろう。
空中で細かくスラスターを吹かせて量産型グレイズ達のマシンガンを避ける、ここで後退してしまえばワープゲートが遠ざかってしまう、さっきは奇襲でどうにかできたがそこから5機の敵が守るゲートを突破するのは難しい…
「それでも…いくしかない!!」
離れてしまえばもうチャンスはないと意を決し、二本の剣を構えてグレイズ達の守るワープゲートへと突撃。2機のシュバルベグレイズがアックスとランスをそれぞれ突き出し…
空が 割れた
戦闘描写って難しい。