色々めちゃくちゃだと思いますが、楽しんでいただけたらうれしいです。
また正直短いですが、ご容赦ください。
それでは、始まります。
世界はゆっくりと、だけど確実に時を刻んでいく。たとえそれが人でも、人でなくても、どこにいても、何をしても、平等に進んでいく。そして何かを失っていく、何かが消え去っていく。
だが、どれだけ時が進んでも、決して消えないものもある。
ある者は、己がたてた誓い。ある者は、家族との記憶。そしてある者は、幼い頃にした稚拙な、しかしその者にとって大事な、大切な約束――
澄み渡った青空とそれと同じくらい綺麗な海。そんなありふれた形容詞が付きそうな白い砂浜に、七歳ぐらいの男の子と女の子がいた。男の子のほうは黒髪黒目と純日本人な顔立ちに、平均より少し高い背が特徴なぐらいで、後は至って普通。女の子は栗色の髪の毛に、少し灰色が入った黒目を持ち、少し小柄な体系だった。傍から見れば仲が良い兄妹か、少し飛躍して恋人同士とも感じられるが、今の状況はそのどちらとも違う雰囲気を纏っていた。
――白い砂浜に仰向けに倒れる少女、まるで王子様のように上半身を支える少年。
・・・・・・・・・・・・
そして、足のほうから透明になっている少女の体。
そんな非現実的なことが起っているにもかかわらず、少女は、微笑みながら泣きじゃくる少年に謝罪の言葉をかけていた。
それに少年は、涙を流しながらも目に力をこめて反発する、少女を救いたい一身で。
だが無常にも時間は過ぎる。少女の体が半分ほど透明になり、少年は精一杯叫ぶが、その砂浜に空しく響くだけだった。
そしてとうとう全体が透明になり、硝子に罅が入るように少女の体に亀裂が入り、まさに砕け散る、その瞬間に少女は、笑顔で一言呟き、彼の顔に近づき、そして――
音もなく、少女だった体は砕け散った。光の粒子となった体は空中に解け、消滅した。
それと同時に、少年は空に向かって叫ぶ。その体には紫に発光した罅ができていた。
罅が大きくなるにつれてだんだんと声も弱まり、蹲るように体を丸める少年。
そして、紫の光が最高潮にまで発光して罅が砕け散ろうとした、その瞬間。
『大好きだよ…絶対生きてね?』
――ガァァァァッァァァァァッァアァァッァァァアアアァッァァアァッァァッァア嗚呼ア!!
今まで以上の咆哮を上げ、天に向かって右手を挙げた。すると、体から溢れだしていた紫の光が治まり、罅が入っていた体も一瞬金の光が溢れたと同時にふさがった。そして少年は、力が抜けたように前のめりに倒れこむ。
首から下だけが重力が異常になったのではないかというくらい動けない少年は、こちらに向かってくる足音に気づいた。懸命に首を動かし、そちらに目を向ける。
そこには白いマントを羽織り、オレンジ色のマスクに手形のベルトをした不思議な人らしき物がいた。
そんな姿を見ていた少年の傍まで寄った白い人物は、その目線に合わせるようしゃがみ込むと、少年に問うた。
「その力、使う気はあるか?」
聞かれた少年は、戸惑うように視線をずらし、小さな声で問い返した。
「力って…何のこと…?」
「『魔法使い』の力だ」
即答した白い人物は、懐からとあるものを出す。
それは白い人物のベルトと酷似していて、違いは手形の部分が少年のほうが黄色で白い人物は赤色という点だ。
そのベルトを少年に近くに放ると、背を向けてどこかへと行こうとする。
声を出そうにも体は動かず、徐々に意識が遠のいていくため、その人物を見ることはできなかった。
気を失う瞬間、僅かに聞こえた声だけが、やけに耳に残った。
「新たな魔法使いよ、世界を守れ。」
こうして少年は大事な人を失った。その代償に、『力』を得た。
それから幾年が過ぎ、物語は始まる。
というわけでプロローグです!(汗)
なんか自分の文章力のなさに気が滅入ります。(涙)
次はいつ投稿になるか分かりませんが、よろしければ次回も見てくださいm(_ _)m