全力絶唱シンフォギア-キキカイカイッ!唄と機械がダイ合体ッ!-   作:メンツコアラ

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前回のッ! シンフォギアはッ!

トジテンドが新たな刺客を送り込み、街がコオリの世界になったチュンッ!
新たな仲間、マジーヌと共に世界を救うチュンッ!





第11カイッ! マジでぬぬぬな魔法使いッ!

「「「「機界戦隊ゼンカイジャーッ!!!」」」」

 

 遂に四人となったゼンカイジャー。いよいよコオリワルドとの戦闘が始まるかと思われるが、先の戦闘…マジーヌと出会う直前の戦闘を思い出してほしい。

 

「行くぞッ! 全力全か──どわッ!?」

 

「そういや真面に歩ける事も出来ないの忘れてたッ!」

 

「そうコオリッ! そして、俺たちはイジルデ様のお陰で対策バッチリコオリッ! クダックッ!!」

 

『ダッ! グダッ!』

 

 コオリワルドの呼び声により何処からともなく現れるクダック達。彼らは凍結した地面の上を難なく駆け、ゼンカイジャーへ襲い掛かる。

 

「コイツらッ! なんで氷の上なのにッ!?」

 

「イジルデ様に改造された特注クダックコオリッ!」

 

 歩くこともままならないゼンカイジャーはクダック達に投げ飛ばされ、北極の如く氷漬けになった海に落ちる。更なる追撃がゼンカイジャーへ迫るが、セッちゃんからマジーヌへ通信でアドバイスが入る。

 

『マジーヌッ! 魔法を使うチュンッ!』

 

「ぬぬ? 魔法なんて、自分使えないんだが?」

 

『マジーヌのギアは魔法戦隊マジレンジャーがモデルになってるチュンッ! とにかくやってみるチュンッ!』

 

「わ、わかったッ!」

 

 マジーヌは上に水晶が付いた杖のような己の専用武器『マジーヌスティック』を掲げ、呪文を唱える。

 

「ぬぬぬマジーヌ・アイススパイクッ!」

 

「とと……て、あれ? 踏ん張れるッ!」

 

「皆の足裏に魔法のスパイクを着けてみたっスッ!」

 

「やるじゃねぇかッ! マジーヌッ!」

 

「よぉしッ! これで滑り知らずだッ!」

 

 こうなればクダックなど恐れるに足らず。ゼンカイザー、ジュラン、ガオーンの三人は手早くクダックを一掃し、コオリワルドへの道を作る。

 無論、コオリワルドも黙っている訳にはいかない。武器腕から氷柱が発射してくるが、ジュランがシールドでガード。その隙にゼンカイザーとガオーンは背後に周り、無防備なワルドの背中を蹴り飛ばした。

 

「みんなッ! スゴいスゴいスゴ~いッ!」

 

『マジーヌのお陰チュン』

 

「いやぁ。それほどでも~。と言うか、占いから魔法ってハチャメチャレベルアップではッ!?」

 

「なら、貴様を倒せば魔法は消えるということッ! ツララミサイルッ!」

 

 起き上がったコオリワルドがマジーヌに向けて氷柱を発射。しかし、マジーヌが『ぬぬぬマジーヌ』と唱えれば、マジーヌスティックからバリアが展開。魔法の力で容易く防いで見せた。

 

「次はこっちッ! ぬぬぬマジーヌ・カップマジックッ!」

 

 呪文を唱えるとマジーヌの頭上に彼女一人が簡単に収まる程の巨大な紙コップが姿を現し、マジーヌが中に入ると三つに分身する。

 

「当てて見せろと言うことコオリッ! ならば……これだッ─て居ねぇッ!?」

 

「ぬぬッ!」

 

「ギャオスッ!? こ、こっちかッ!」

 

「──残念」ヽ(;´ω`)ノ

 

「どちら様ッ!?」

 

「ぬぬぬッ!」

 

「アバンッ!? ええいッ! ここかッ!」

 

「──バチバチ」(@ ̄△ ̄@;)

 

「だから誰コオリッ!!?」

 

「「ぬぬぬッ!!」」

 

「ギャアアアッ!!?」

 

 マジーヌのカップマジックに翻弄されたコオリワルド。最後には彼女の放った桃色の稲妻で吹き飛ばされる。

 

「スゴいじゃん、マジーヌッ!」

 

「そ、それ程でも~」

 

「そんじゃ、最後は皆で決めますかッ!」

 

「オーケーッ!」

 

 

「必殺全開ッ!」

 

ヒィィィロォォ!

スーパーゼンカイタイム!

 

『ゼンカイフィニッシュバスターッ!!』

ダァイゼンカイ!!

 

 ゼンカイジャーの必殺の一撃がコオリワルドに炸裂し、トドメと言わんばかりにシンボルマークが突き刺さる。コオリワルドは爆発し、火花を散らしたギアだけが爆風で飛ばされる中、世界を閉ざしていた氷が瞬く間に砕けた。

 

「やったッ! これで世界全開ッ! オールオ──て、あれ? 皆、どこ行くの?」

 

「介人ッ! 早くこっち来いッ!」

 

 ゼンカイザーを残し、ジュランたちは港へ上がっていた。この時、ゼンカイザーは忘れていたが、彼らが戦っていた場所は凍結した海の上。コオリワルドの力が無くなった今、氷海はいつもの海へ戻るわけで、

 

「どわああッ!?」

 

 ゼンカイザーはそのまま海にドボンッと落ちてしまった。

 

「介人ッ! 大丈夫ッ!?」

 

「ちょっと冷たいけど大丈夫ッ!」

 

「……あれ? おじちゃん。難しい顔してどうしたの?」

 

「いや。前回の感じからして、多分まだ「その通りである」バラシタラッ!」

 

「まだ終わりではないのである。クダイテストッ!」

 

『クダイテストッ! ここに参じょ──あ……』

 

 バラシタラの呼び声に答え、キカイトピアからクダイテストが転送されるが、丁度足を出した場所に先程のトジルギアが落ちていた。

 何か踏んだと思った時には既に遅い。瞬く間にトジルギアのエネルギーがクダイテストに駆け巡り、ダイコオリワルドへと姿を変えた。

 

『コオォォォリィッ! コオリトピアの力が満ち満ちてきたコオリッ!』

 

 ダイコオリワルドを中心に、世界がまた氷の世界へと変貌していく。

 

「やっぱこうなったかッ!」

 

「ジュランッ! ガオーンッ!」

 

「OKッ!」「任せてッ!」

 

─機界変形ッ!

 ジュランティラノッ!!

─機界変形ッ!

 ガオーンライオンッ!!

 

「全界合体ッ!」

 

 

ゼンカァァァイ!

 

「嘘でしょ…これって──」

 

「しかはへぇはろ……」

 

ガッシィィィン!

 

「「「完成ッ!!」」」

『ゼンカイオー ジュラガオーンッ!!』

 

「行くぞッ! 全力全開ッ!!」

 

 ジュランとガオーンが合体し、ジュラガオーンとなってダイコオリワルドと対峙する。ゼンカイザーの掛け声を合図に脚を前に出すが、街はダイコオリワルドの影響で氷の世界へ戻っている。つまり、

 

「「やっぱり滑るッ!?」」

 

「隙有りコオリッ!」

 

 踏ん張れずに滑り転けたジュラガオーンにダイコオリワルドの容赦ないレーザー攻撃が炸裂する。立ち上がろうにも凍った地面の上だと容易ではなく、更にダイコオリワルドの攻撃も有るため、ジュラガオーンは格好の的となっていた。

 

「な、何とかしないと──て、あんなに大きいの無理ぃぃッ!?」

 

『落ち着くチュンッ! マジーヌも巨大化するチュンッ!』

 

「じ、自分もッ!? あ、えっと…ッ!」

 

 マジーヌは先程ジュランやゼンカイザーがやっていた様に自身のメダルを裏返して再セット。ハンドルを回し、銃口を上に掲げ、引き金を引く。すると放たれた弾が巨大なシンボルマークとなり、それにマジーヌが潜ると彼女の体が巨大化。同時に変形し、雄々しき翼を持った一頭のドラゴンへ姿を変える。

 

─機界変形ッ!

 マジンドラゴンッ!

 

「ぬふふッ! イヤッホ~♪」

 

「スゲェッ! ドラゴンだッ!」

 

「そんな虚仮威しッ!」

 

 ダイコオリワルドが空飛ぶ桃色のドラゴン『マジンドラゴン』を狙い撃つが、マジンドラゴンは軽々と回避。更には口から魔法の光線を放ち、光線を巨大なかき氷(練乳イチゴ味)に変えてしまう。

 

「よぉしッ! 今度は恐竜とドラゴン、夢の合体だッ!」

 

「はいッ! 行ってらっしゃいッ!」

 

ゼンカァァァイ!

 

「ぬぬぬッ!?」

 

「そう言うことかッ!」

 

ガッシィィィン!

 

ゼンカイジュラン!

ゼンカイマジーヌ!

 

ゼンカイオー ジュラマジィィイン!

 

 ジュランとマジーヌが合体し、空飛ぶ竜の化身『ゼンカイオー ジュラマジーン』が完成。

 飛行するジュラマジーンにとって凍結した地面など恐れるに足りない。凍結したビルや地面から生えた氷塊の間を軽々とくぐり抜け、ダイコオリワルドを撹乱。剣の如く鋭い羽先で氷塊を砕き、ダイコオリワルドの上に落としたり、すれ違い様にマジーヌスティックでぶん殴り。上空を取っている分、圧倒的に優位に立っていた。

 

「こ、こうなったらッ! 全てを凍らせてやるコオリッ!」

 

「そうはさせるかッ! 行くよッ!」

 

「おうッ!」「了解ッ!」

 

 

『─ジュランソード・魔法斬りッ!!』

 

 

「ギャアアアッ!? かき氷の一気食いは気を付けろコオリッ!?」

 

 魔法パワーと恐竜パワー。ジュランとマジーヌの力を合わせたエネルギーがジュランソードに集まる。桃色に輝くスパークは必殺技の叫びと共に解放され、凍てつく魔人の体を両断した。

 ダイコオリワルドが爆散し、同化していたトジルギアも消滅する。すると街の氷が文字通り消滅し、先程まで氷河期一歩手前になっていたとは思えない程、春特有の暖かい風が街を走り抜けていた。

 

「世界ゼンカイッ!」

 

「「「オールオッケーッ!!」」」

 

「ゼンカイジャーめッ…なかなかヤるのであるッ」

 

 バラシタラは敗北に震え、頭部の砲身を真っ赤にさせながらトジテンドへ帰還していくのだった。

 

 

 同時刻。トジテンドの一角にあるイジルデの研究室で一人の青いキカイノイドが道具一式を持って清掃を行っていた。

 

「お掃除お掃除……ん? このアラームは……?」

 

 掃除中に聞こえてきたアラーム。発生源を探してみれば、一つのディスプレイがあった。そこに写し出された情報にキカイノイドは目を見開き、見間違いかと着けていたメガネの位置を調整する。しかし、結果は変わらない。

 

 

「コオリトピアが解放されたッ!? 確か、トジルギアに閉じ込められていたはず。一体何が? イジルデ様ッ! イジルデさま~ッ!」

 

 

 

●●●●●●●●

 

 

 

 無事にコオリワルド、並びにダイコオリワルドを倒した介人たちは未来たちと合流し、カラフルに帰還するのだった。

 これから世話になるとの事で改めて挨拶をするマジーヌだが、介人たちからタメ口でいいと新たに一歩進むことが出来た。

 これでゼンカイジャーは四人。この調子だと他にも増えるかもしれないとセっちゃんがマジーヌに占いを頼んでみた。

 結果は……

 

「……待てばメガネが。続けてトラがやってくる?」

 

『メガネとトラ?』

 

 

 

 




~ED『呪文降臨~マジカル・フォース』~
「今日の魔法は『ぬぬぬ・マジーヌ』ッ! マジーヌ専用の呪文で何でも出きるチュンッ!」

「占いにも使ってるっスッ!」

「結果はどうなの?」

「き、聞かないで~(ノ´Д`)ノ」




次回のシンフォギアはッ!

「お前はここで何を求める?」

「私は理央様の為に戦う。貴女は何の為に戦う?」

 問われる戦いの意味。

「ここであるか。エネルギーの発生源は」

「絶対にッ! 守るんだッ!」

 唸れッ! 撃槍の拳ッ!

第12カイッ! ニキニキ修行 ガンバれ撃槍ッ! だチュンッ!

次は何が見たい?

  • ゲキゲキ!戦う意味!
  • 果て無き好奇心
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