オトモの枠にウマ娘があるとしたら[凍結]   作:つヴぁるnet

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あ"あ"あ"あ"あ"あ!!?
切れ味(評価バー)のゲージが赤になってる!?
と、研がないと!!(ハンターの鏡)

いや、研いだら下がるのですがそれは…(鈍器スキル)

あ、筆記者として普通に嬉しい事ですよ!
無茶なコラボだと思われて敬遠されがちですけど…
でも少しずつ評価されて嬉しい…嬉しい…

もっと切れ味を良くしたり悪くしたりしろ(匠スキル)


ではどうぞ


第6話

砂漠でのクエストと個人的な私事を終了してカムラの里に帰ってきた。 ヨモギちゃんにデルクスの素材を渡すと喜ばれてお団子をご馳走になった。 デルクスの素材を使ったお団子に関してはまた試作品を味見させてくれるようなのでその時を楽しみにする。

 

さて、カムラの里に戻って来てから俺はボルボロスの戦利品を広げて早速作業に取り掛かろうと考えた。

 

 

「早速なんだ?」

 

 

「ああ、乾かないうちにな。 しかしなかなかに骨が折れる」

 

 

「あんなアッパーカットをしたら本当に折れそうだけどね〜? でもなんでボルボロスを狙ったの? 武器は新調して、装備も動きやすさを重視して軽装備なんでしょう? ……もしかしてコレクション?」

 

 

「ボルボロスでコレクションとかなかなかに個性的だけど、セイウンスカイにプレゼントした極彩色の艶羽根だけだよそんな事するのは。 それで俺がやりたいことはこれを使った"畑弄り"だ」

 

 

実は家に小さな畑がある。

 

横に3メートル程度の規模だが結構気に入っている。

 

まだセイウンスカイと出会う前、当時は借りたこの家も住まうには不自由しなかったがお庭が殺風景で雑草で荒れていた。 それでユクモ広場で収穫したり物資を調達してた頃を思い出したので畑を耕して作り上げた。 マカライト鉱石を使った鉄平石などで足場を作ったりとアレンジしながら自前の蜂箱も作ったりお庭は雑草で荒れていた頃よりも賑やか。

 

しかしメインは畑である。

 

 

 

「怒りで活性化したボルボロスに付着しているこれは"肥沃なドロ"と言うものだ。 一見ただの泥に見えるし、そこら辺にある泥遊びで体にコーティングしただけの何ともないモノだと思うだろ? だけど怒りで活性化したボルボロスの皮膚から湧き出す蒸気熱は特別な効果があってだな、泥の質を格段に高めるんだ。 それをこの畑に混ぜて使っている」

 

 

「へ〜」

 

 

「ユクモ村にあるユクモ広場でも同じことをしている。 そこから収穫できる野菜はうまいぞ? 特に"ニンジン"のような根菜類は本当に美味い」

 

 

「!?!?」

 

 

相変わらずテーブルに顔をちょこんと乗せてとろけているセイウンスカイだがニンジンと聞いて耳がピーーン!と伸びる。 やはりウマ娘だけあってニンジンに眼がないのだろう。 しかも説明の限りだと美味しい野菜が収穫できるのだからセイウンスカイも落ち着きがなかった。 尻尾が興奮気味にブンブンしてる。 わかりやすい。

 

 

「あと成長も早くなるからニンジンに関しては待たずともすぐに食べれるだろう。 そのかわり腐りも早まるから収穫したら直ぐに食べないとな」

 

 

「にゃっはは〜! それはもう任せてよ〜!」

 

 

 

クエスト後で疲れているだろうにでもご機嫌になるセイウンスカイに俺も笑みをこぼす。

 

しばらくこのままのんびりしよう。

 

そう思っていたら…

 

 

 

ガラガラ!!

 

「ニンジンと!」

「聞きまして!」

「このテイオー様がやって来たぞー!」

 

 

 

「ふぁ!?」

 

「うあああ!? び、び、びっくりしたー!?」

 

 

 

突然の訪問者。

 

招いた記憶はないが……

 

ああ、そう言うこと。

 

 

まずニンジンの単語に飛び出して来たスペシャルウィークと、恐らく勝手に家に上げたのだろうトウカイテイオーと、さらに双子姉妹のヒノエさんまで何故かやってきた。 純粋な腹ペコのウマ娘とクソガキムーブのウマ娘二人はともかく受付嬢のお前はマジでなにやってんの?

 

 

「うふふ、美味しい話があると聞きまして」

 

「まだ未来形だけどな?」

 

 

 

「ねー、ねー、スペちゃんスペちゃん、セイウンスカイがアマグモのニンジン独り占めにしようとしてるらしいよ? 僕たち友達なのにね」

 

「独り占めなんて…させません!!

 

「ちょっと落ち着いて!? あとそれなんか怖いから!」

 

 

 

「あのヒノエさん。 テイオーが勝手に上げたにしろ、流石に不法侵入は不味いですよ? いや、もしかして他の家にもそんなことしてません? てか…してますよね? うん、そういやこの人してたわ。 前にサイレンススズカのハンターも不法侵入してくる双子の奇行に驚いてたし」

 

「カムラの里は皆が家族。 家の扉にしきりはありませんわ」

 

「クエストの案内をするあんたが乱入クエストしてどうすんだよ。 まるでイビルジョーじゃないか…てか、ある意味イビルジョーだったわ胃袋的な意味で」

 

「あら、それならウケツケ(受付)ジョーになりますわね」

 

「もうやだこの人! アイボー(妹のミノト)! この乱入クエどうにかしてくれよー!」

 

 

 

 

畑を弄る前にヒノエに弄り弄られるとか、これも百竜夜行が原因だから環境不安定になって乱入されやすく……って、んな訳あるか。

 

 

純粋にまずテイオーが悪い……いや、待て。

 

そもそもヒノエさん達が不法侵入をするからテイオーがこの悪事を覚えたのでは?

 

 

 

あり得て頭が痛くなってきた。

 

 

 

「それはそうと大事な要件を忘れるところでしたわ」

 

 

「はい?」

 

 

 

すると真面目な雰囲気になる。

 

彼女は元々かなりの腕前を持ち、弓使いとしてならすぐに上位のハンターになることも可能と言われている。 だからそれ相応の空気を持っており、ハンターとしてのスイッチが入れば雰囲気がガラリと変わる。 穏やかそうな顔だが狩人の眼が、カムラの里で受付嬢として役割を果たす佇まいが、今そこに現れている。

 

 

 

「まもなく百竜夜行が始まります…」

 

 

「「「!」」」

 

 

 

セイウンスカイに詰め寄るトウカイテイオーとスペシャルウィークもその言葉に緊張感が走る。

 

百竜夜行……これがあるからカムラの里は平和へと落ち着かない。

 

忌々しくも悲しくて恐ろしい言葉。

 

 

 

だが…

 

 

 

「いや、忘れちゃいかん内容だろそれ…」

 

 

「うふふ、最近またお団子が美味しくて、一緒に消化してしまったのかしら?」

 

 

「消化するのはハンター側だろ、クエスト的な意味で」

 

 

「あら」

 

 

 

 

最近この人が良くわからん…

 

 

しかし、また始まるのか百竜夜行…

 

なら、ボルボロスに続いて次のプランを考えよう。

 

 

そうなると少しだけ急ぐ必要があるな。

 

だからまたこの武器を振おう。

 

 

新たに来る、百竜夜行に備えるために…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あと不法侵入の罰でトウカイテイオーとスペシャルウィークのあたまグリグリして反省させて尻尾がシュン…と、垂れ落ちたが、育ったニンジンはおすそ分けすると言って元気になり二人は帰って行った。

 

 

ちなみにヒノエさんも嬉しそうに帰った。

 

いや、あなたには言ってないんですが…

 

ああもう、この人こそ胃袋の百竜夜行だよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜は暗くて見え辛い。

 

しかし水が流れているエリアは場所が大きく開けている場合が多く、お月様がご機嫌だと案外明るい。

 

流れる水が反射してハンターの視界を助けてくれるから。

 

そんな大社跡のエリア6もお月様が出ていれば夜でも明るく動きやすい。

 

 

あとユクモ村から近い渓谷を思い出す。

 

彼処はどこでも満月が綺麗に見える場所だ。

 

月に向かって遠吠えするジンオウガはなかなか絵になる。

 

 

 

「アマグモ、いたよ」

 

「ああ、予想通りだな」

 

 

だからこそ水を頼りにして月明かりの下に集まる夜行性ではないモンスターは自然とそこに足を運ぶ。

 

なので夜の世界でモンスターを探すなら水を頼りにするとある一定のモンスターと出会いやすいことがよくわかる。

 

 

 

「綺麗なモンスターだね」

 

 

「ああ。 でも騙されるなよ? その見た目はすごく優雅で花びらのような鰭を生やした美しい容姿に妖艶を秘めたモンスターだけど、実はオスなんだよね」

 

 

「え"…」

 

 

「そもそも縄張りを広げるため表に出てくる泡狐竜のほとんどオスと言われている。 だからアイツもオスだろう」

 

 

「そうなんだ…」

 

 

「性別は関係なく性格は比較的温厚だ。 ただし怒ると怖い。 まぁそこら辺は優しい人が怒ると怖いのはモンスターも同じらしく、毛の色と共に怒りに染まった"タマミツネ"はそりゃかなり危険だ。 あのジンオウガに引けを取らないモンスターだったりと、ベテランハンターでも油断できない」

 

 

「にゃはは、なるほど。 それでアマグモはあのタマミツネに用があるんだね? 討伐でもするの…?」

 

 

「いや、ボルボロスと同じようにとある素材だけをいただきたい。 できれば余分に貰いたいな」

 

 

「でも、どうやって? また真正面から立ち向かうの?」

 

 

「いや、寝込みを襲う」

 

 

「あ、野郎を襲うのか…」

 

 

「やめろ、いま発言間違えて後悔してんだ」

 

 

 

俺はこっそりタマミツネの近くまで移動する。

 

タマミツネは大社跡エリア6でグッスリ眠っている。

 

しかしタマミツネは警戒心が強くて耳も良い。 なのであまり近づきすぎると目を覚ましてしまうだろう。

 

だからそのためとある環境生物を探して連れてきた。

 

それは…

 

 

「ネムリガスカエルだ」

 

「カエル系だね。 でもなんか大人しいね」

 

「カエルは基本的に大人しい。 しかし大型モンスターに対しは過激に反応する。 その時にやっとガスを吐いて抵抗してくれるんだよね。 あとは尻でも叩いて危機を知らせればガスを噴射する」

 

「なるほどね〜、それをタマミツネのところに置いて更に眠り深く落とすと…」

 

「そうだ。 ちなみにセイウンスカイも寝たいならタマミツネのところで眠っても良いぞ」

 

「にゃはは〜、たしかにあのタマミツネの戸愚呂(とぐろ)の中にすっぽり収まって眠ると気持ちよさそうだね。 まぁ、でも、うん…出来るなら…ぁ、アマグモと…なんて…」

 

「そんじゃセイウンスカイは周りを警戒してて。 俺は野郎を襲ってくる」

 

「ふぇ? あ、あ、うん。 にぁはは、その開き直りに感心するよ……バカ

 

 

 

俺はタマミツネに近づいてネムリガスカエルを取り出す。 するとタマミツネの存在に気づいたネムリガスカエルは一気に睡眠ガスを噴射した。 タマミツネは起きる様子もなく更に眠りの奥へと誘われたのか力が抜けて倒れた。 眠りながらの警戒状態が解けたんだろう。

 

そして役目を終えたネムリガスカエルは水の中に飛び込んで水に流れてゆき、そのままセイウンスカイの足元を通り過ぎていった。 俺はネムリガスカエルを見送ると空瓶を取り出してタマミツネの毛並みに手を突っ込む。 少しワサワサと擦ったのちに空瓶が少しだけ重くなる。 それを取り出すと空瓶に滑液で満たされていた。 ほんの少しだけ喩すれば瞬く間に泡塗れだ。 へー、こりゃすごい。

 

そしてもう何本かタマミツネの体に空瓶を突っ込んで液体を摂取する。 瓶が満タンになると取り出し、消散剤を染み込ませた布で採取した瓶の泡を拭い取ってからポーチに閉まうと、また新しい空瓶を取り出したタマミツネの体の中に手を突っ込んで採取する。 それをしばらく繰り返す。

 

そんな俺のことをセイウンスカイは不思議なものを見るように見ていた。 うん、やってることは地味であまり想像つかないだろう。 でも素材を得るためにモンスターを倒すだけが全てじゃない。

 

ボルボロスの時もそうだが俺は奴を討伐してない。

 

イチモクラブを利用したアッパーカットでボルボロスをスタンさせて地面に伏させると、ナイフで泥ををかき集めてそれを皮袋に詰め込んだ。 そして、俺はボルボロスを討つことなくその場からおさらばした。 もちろんボルボロスを倒すには充分な装備で、セイウンスカイも共にいたのだからそれは可能だった。 でもそうしなかったのはそうしなくても素材が手に入るからだ。 だから討伐は考えなかった。 そのため今こうしてタマミツネを討たなくても素材が手に入る方法で……野郎の寝込みを襲っている。

 

うん、最後のは文にすると悲しいな。

 

 

 

「よし帰るぞ、明日が楽しみだ」

 

 

「終わった? じゃあ、のんびり帰ろう」

 

 

「えー、俺はさっさと帰って寝たい」

 

 

「えー? わたしは正直お昼寝して眠たく無いからな〜」

 

 

「俺の意見ない感じか?」

 

 

「にゃはは〜、冗談だよ。 ただね、ゆっくり歩きたいなって思って。 ココは危険な場所だけど最近はアマグモと自然の中であまり歩いてなかったからさ」

 

 

「!…そうだな。 まぁ元々俺たちは駆け足でクエストを果たす回収班ターだからそんな時間もあまり無い気がするけど、でも最近はクエスト中にセイウンスカイとゆとり持って話す時間は設けなかったな。 実際に前日の砂漠でボルボロスとかち合う前にサシミウオと三ツ星サボテンの料理を作ってさ、君とゆっくりご飯を食べるなんて久しぶりだった。 途中ニャン三郎がゴルシの話持ち込んで来たけど、でも我が家にいる時を除いてセイウンスカイと共にする時間は久しぶりだった」

 

 

「うん、そうだね。 とても楽しかったよ砂漠。 ウララちゃん程じゃないかもしれないけど、わたしはアマグモの事をよく知れて…その…」

 

 

「?」

 

 

「嬉しかったよ」

 

 

「!」

 

 

 

月明かりの下で、彼女は笑う。

 

流れる川を煌びやかに反射した光が彼女を作り上げる。

 

普段は青雲のようにふわふわした彼女だけど、この時間に微笑みながら、川へ足をつけてちゃぷちゃぷと遊ばせる。

 

青雲のように透き通る(まなこ)は優しさと幸せに染まっていて、それは見ていて惹かれるようで、今だけ不思議と纏う微々たる蠱惑と澄んだ香りが、頬と肌を撫でるから密かに心臓を騒がせてしまう。

 

静かなる時間も、弾ませる時間も、いつだって気まぐれな花を咲かせる今日の彼女は、月が特別扱いするように唯一、夜闇の中で幻想のように彩られていてるから……

 

 

 

 

 

 

__すごく綺麗だ。

 

 

 

 

 

 

 

「へ……?」

 

 

「え…? どうした?」

 

 

「え? えぇ、と? あ、うん? い、いや、な…何でも無い…け……ど、あ、アマグモこそ、どうしたの?」

 

 

「…? いや、別に? 今日はよく会話が弾んで元気だなって思って。 あ、いや、そうして欲しかったから安心したのもあるけど。 なんというか、とりあえず良かったよ」

 

 

「あ〜、あはは…うん、心配かけたね。 でも大丈夫だよ。 アマグモが証明してくれたから。 わたしはそれを持ってきてくれたアマグモに恥じないウマ娘であることを約束しないと、君に選ばれた意味が無いからね」

 

 

「そんなに気を負うな。 共にやれる範囲を頑張って、その時にできる事に全力ならば、それ以上は求めない。 俺はセイウンスカイにそこまでを望んでいる」

 

 

「にゃはは、それはありがたいね。 はっきりとしたメリハリはウマ娘にとって最高のターフだから。 うん、大丈夫、アマグモなら大丈夫だよ」

 

 

 

もうセイウンスカイは心配無い。

 

だから明日からも回収班ターとして彼女と共にやれることを全うする。

 

天気やそれぞれの雲は変わり動いても、この変わりない日常とハンターライフに俺は心地よさを感じている。

 

 

だから許される限り…

 

セイウンスカイと駆けて行こう。

 

 

「それじゃ、朝日が登る前に帰るぞ。 明日も頑張らないと」

 

「おおう〜、了解だよ〜」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ねぇ、アマグモ。

 

まったくもう、本当に君ってのは…

 

あまり困らせないでほしいな〜

 

あのね、アマグモは知ってるよね?

 

わたしはウマ娘で、寄り添うだけの存在だよ。

 

だから求めれるラインってのはある。

 

私たちは人間を助けるためにここまできた。

 

ウマ娘としてを果たすまでやってきた。

 

オトモダービーと名付けられてこの脚で奮う。

 

そう、わたしはあくまでオトモの立ち位置。

 

たしかに人の様に喋るし、笑ったりもする。

 

姿形は竜人族の様に人間かもしれない。

 

でも本質は人間よりも強い人外なんだよ。

 

豊かに感情を持ち合わせてしまった生き物。

 

 

だから…

 

できれば…

 

 

そこまでであって欲しかったな。

 

そう思ってたんだ。

 

でもここ最近急激に変わったよ。

 

元々は密かには抱えていたけど…でも。

 

君が私の空を彩る。

 

雨雲だからこそ良く天候が変わるのかな。

 

だからわたしの青雲はいつも何かに揺れ動く。

 

君はすごく厄介だけど、すごく暖かい雨水だ。

 

頭から、指の先へ、足の先へ、毛の先へ…

 

浸されるその雫はいつも心地よい。

 

青雲の中で降るお天気雨は私を乾かせない。

 

だから…

 

本当に…

 

君は厄介な雨雲のお天気なんだ…

 

 

それに…

 

 

「綺麗だなんて、私にもったいよ………」

 

 

 

 

 

雨雲の雨水に濡れると風邪を引いてしまう。

 

だから震えるこれは…勘違い。

 

嬉しさに震えるなんて勘違いなんだよ。

 

そう、少し眠たいだけ。

 

欠伸に体がブルブルしただけ。

 

揺れる尻尾も勘違い。

 

幸福に染まる頬も勘違い。

 

微笑みが本物になってしまうのも勘違い。

 

勘違いだから…

 

 

 

 

「えへへ、アマグモ……あまりダメだよ〜」

 

 

 

 

今だけ私の青雲は夕焼け色になっている。

 

 

どうも最近は天気の行方がわからない。

 

 

いつもいつも何かに乱されてしまう。

 

 

でもそれは間違いなく…

 

 

突如降り注ぐ雨雲(アマグモ)のせいだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_君はセイウンスカイか。

 

 

_俺の名とは対照的だな。

 

 

_でもよろしく、共にゆるりと頑張ろうな。

 

 

_え? まぁ、今の俺は回収班ターだから。

 

 

_だからそんなに気張らなくて良い。

 

 

_でも…

 

 

_ハンターである以上は命懸ける必要がある。

 

 

_とても危険で、いつか死ぬかもしれない。

 

 

_けれど俺はそうして行く事を決めている。

 

 

_だからウマ娘の君に聞くよ。

 

 

_君はそこに【()ける】命はあるかな?

 

 

 

 

 

 

 

あるよ。

 

 

君の雨雲の下でセイウンは駆けるから。

 

 

だからこれからも、その雨雲で潤してね…

 

 

アマグモ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく




なんか、こう、もう……うまぴょい!!
↑↑↑
(何を言って表せたら良いのかわからない時にとりあえずこれを言えば良いと解決すると思っている判断のできないトレーナーの屑)


「あげません!!」だけでは無く「させません!!」まで言い出すこのスペちゃんは間違いなく独占欲ありますね。
テイオーとマックイーンとスペちゃんのトレーナー好き好きで距離感バグなあのうまぴょいな画像(コマ)本当に好物です。 もちろんスズカも良し。


ではまた
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