あぁでもない、こうでもないって書いて書き直しての繰り返しで1ヶ月も掛かりましたね。
今回の視点は千景⇒ヒロマサ⇒千景となってます。
俺はジュエルシード回収を考える2人の内の1人である転生者の仮面ライダースナイプにバクスターをけしかけて、その状況を見ていた。
「射撃センスはやっぱり最高だな!だけど他のレベルが少し低いな」
「お前が望むレベルならそうだろうな。お前の相手にはまだ遠そうだな」
「そこはじっくりとやるさ!育成ゲームも俺は好きだからな」
誰よりも仮面ライダースナイプの変身者が強くなる事を望む彼らしいと思った。
俺は戦闘の様子から大まかにだが、彼の実力が確認できる。
「それにしても、子供の状態から変身しても大の大人並みの身長にまで伸びるんだな」
俺はライダーシステムの補正の方がスナイプの強さ確認よりも熱心になって見ていた。
「ん?お前は自分では試してないのか?」
「これでも色々と準備やらしてたからな。それに変身する時は大人の姿の方がしやすいからな」
「そんなもんか」
俺と青年の会話は互いにそこまで長くはしない。それよりも重要な事が存在するからだ。
俺は後々の為の力の確認を、こいつも自身の目的の為に力の確認をする。
「リボルはスナイプの方だし、彼女も変化した相手に苦戦してるみたいだな」
「まぁ魔法とかじゃあ。歯が立たない相手だしな」
俺たちは高町なのはの方も見ると、彼女はバクスターウイルスに変化した敵からの攻撃を回避したりアクセルシューターをぶつけるがダメージらしいダメージは通っていないようだ。
「リボルが負けそうになってるな」
「今のリボルのレベルじゃあ仕方ないか」
俺はスナイプとリボルの戦闘が慣れてきたスナイプに有利に動いているのが分かった。そこまで時もかからずにリボルは敗北するだろう。
「でも、それじゃ面白くないよな!」
俺の隣にいる奴は1つのガシャットを取り出した。
「それは彼に渡すガシャットか?」
「そうさ!これでもっとゲームは面白くなる」
俺は青年から渡されたガシャットをバクバイザーにセットする。
《ガシャット!》
俺をリボルへと狙いを定めて撃つ。
膨大なバクスターウイルスがリボルの身体に蓄積されていく。
それと同時にバクバイザーにセットされていたガシャットが消える。
「ガァァァ!」
「な、何だ⁉️」
急なことにスナイプは驚きを隠せないようだ。リボルはそのままスナイプへと攻撃を再開する。
リボルに撃ち込んだバクスターウイルスによりリボルは先ほどまでと違い射撃の威力や増殖スピードが上がった。
「さっきよりも凄くなったな」
「あぁ♪これでもっと心が踊る♪」
俺自身としてもスナイプには頑張ってもらいが故に、こいつの提案を受け入れた。
「俺はもう片方の方を見てくる」
「OK、俺はヒロマサの方を楽しく見てるぜ」
俺はこの場から離れ、スナイプとは別にバクスターウイルスと戦っているなのはを見れる場所に移動する。
なのはが戦っていたバクスターウイルスも元のリボルの影響により、その脅威が上昇していた。
「何でいきなり強くなったの⁉️」
「きゅー!きゅー!」
なのはの近くでフィレットが鳴いている。おそらくはなのはと念話をして打開策を考えているのだろう。
「仕方ないか。助けすぎるのも問題だけど、これくらいなら許容範囲かな」
俺はバクバイザーを構えて、そこから何体かのバクスターを狙い撃った。
《HIT!》《HIT!》《HIT!》
「え、何なの?」
なのはもいきなり倒された敵に驚きを見せる。姿は晒してないから、これだけで俺だと断定するのは不可能だし転生者の実力の確認の為に必要だが、それに巻き込んだ事にはこれでチャラにしてもらおう。
「そろそろ向こうに戻るかな」
俺はこちらの確認を終えたので、先程の場所に戻る。
「そっちはどうだ?」
「中々に良いバトルをしてるぜ」
俺が離れた後も戦闘を見ていた青年は俺の方を振り返らずに答える。
俺もスナイプとリボルの戦闘を再度見ることにする。
「急な強化に身体が追い付いてないって所か?」
「それもだな」
スナイプとリボルの戦闘は強化されたリボルによって初戦闘のスナイプが劣勢になるかと思ったが、急な強化によってリボルは自身の身体を上手くコントロール出来ずにスナイプと戦っている。
そして、スナイプの方は初戦闘ゆえの拙さがあったが、ある程度の戦闘をこなしていくと感覚を掴んできてるのか強化されたリボルに負けずに食らい付いている。
◇
俺は急にレベルが上がったリボルと戦闘をしていた。
(奴の1発1発がさっきよりも強い!)
「来い!ユニオン達よ!」
リボルの声に合わせてか、奴の周囲からバクスターが発生し、人の形を形成して新たなバクスターユニオン達が生まれた。
「キリがないな」
《HIT!》
俺はガシャコンマグナムでユニオンを倒すが、次のユニオンを倒す前に新しいユニオンが追加され全く数が減らない。
「貴様に自分を倒すことは不可能である!」
リボルは俺の方に銃を、いや形状が変わったのかガトリング銃を向けて撃ってくる。
「チッ!」
俺は即座に回避し、リボルの撃つ弾丸を撃ち落とす。
「何故、撃ち落とせる!」
「さぁな。ッ!」
実を言うならば、半分くらいしか撃ち落とせないと思ったら全部撃ち落とせたことに俺自身が驚いた。
実践でもここまでの射撃の腕が発揮できるとは……射撃に関する才能を貰って正解だったな。
「それでも自分との差は無いのである!」
リボル自身も集団戦や自身の弾丸の威力を上げて、俺を追い詰めようとする。互いに決定打が決められない状況だった。
「これは使うしかないか」
俺はバンバンシューティング!以外のガシャットを今は1つだけ持っていた。
「ふん!」
《HIT!》《HIT!》
「グワッ!」
俺はリボルに弾を当て怯ませる。俺は怯ませた隙にガシャットを起動させる。
《ジェットコンバット!》
新たにゲームエリアが展開され、俺はゲーマドライバーのレバーを戻した。
《ガチョーン》
《ガシャット!》
「第三戦術」
レベル3のガシャットをセットし、俺はレバーを開く。
《ガッチャーン!レベルアップ!》
《ババンバン!バンババン!バンバンシューティング!アガッチャ!ジェット!ジェット!イン・ザ・スカイ!ジェット!ジェット!ジェットコンバット!》
俺はジェットコンバットを身に纏い、仮面ライダースナイプレベル3にレベルアップした。
「ここから第二ステージだ!」
俺はジェットコンバットのエアフォースウィンガーの力を使い、空に上がり空中からリボルを狙う。
何かしらでレベルが上がったリボルの弾丸は空中にいる俺の所まで届いていた。
だが、流石にユニオンの方は届いていない。
「オラッ!」
俺も負けじと両脇にあるガトリングコンバットを使い弾を連射した。
連射する弾丸がバグスターユニオン達に命中に一気に殲滅した。
「くぅっ!これは想定外の事態である!」
リボルは味方が撃退され動揺はするが、それでもこちらへの攻撃は止んでいない。
俺はそれを躱しながらリボル自身にも弾を当てている。
「まだまだぁ!」
《ガッシューン!ガシャット!》
俺はジェットコンバットのガシャットをゲーマドライバーから抜き取り、キメワザスロットホルダーに差し込みキメワザスロットホルダーのボタンを押した。
《キメワザ!》
「これで終わりだ」
俺はもう一度ボタンを押した!
《ジェットクリティカルストライク!》
「オラァァァ!」
「グワァァァァァ⁉️」
《 《 《 《HIT!》》》》
俺はキメワザでガトリングコンバットから圧縮したエネルギー弾をリボルに大量に直撃させ、空中から地上に降りた。
「じ、自分は……」
そしてリボルは爆散した。
《ゲームクリア!》
「ミッションコンプリート」
俺はリボルのいた位置に向かうと、そこには封印が完了したジュエルシードと全てが黒一色に染まっている
「どうなっているんだ。これは?」
俺は封印してあるジュエルシードを回収して、黒いガシャットも拾った。
「貴方は?」
「⁉️」
俺は声のした方を振り返ると高町なのはがそこにいた。
「それは⁉️」
なのはは俺がジュエルシードを持っていることに気付いたが、俺はすぐにエアフォースウィンガーで空を飛び視認できない場所まで逃げる。
◇
俺はスナイプとリボルの戦闘が終わったのを見て驚きの気持ちになる。
「まさか、あぁなるとはな」
「あのガシャットがどうなるのかが楽しみだな♪」
俺の横にいる男が楽しそうに笑いながら言う。
「そうだな」
そう、まさか単体のガシャット2本がリボルの撃破後に融合したのか混じりあったのか合体したのか、1つのガシャットになるとは思わなかった。
「これで残るジュエルシードは10個」
「お前が6つにヒロマサがさっき手に入れた1つと、高町なのはが持っている4つでもう半数以上が回収されたな。ここから更に争奪戦は激しくなる!」
「お前が参加する日も近そうだな。
パラド」
「あぁ♪心が踊るな!」
俺の言葉に一緒に観戦していた青年、パラドが楽しそうに答える。
分かる人には分かっていたでしょうね。
彼の正体がパラドであると。
実を言うと名前を出すのはもっと後の予定だったけど、パラドを出す上で判明するまであれを続けるのはキツかったのでここで判明させました。