あとめちゃくそ短いです((ボソッ…
第一話【雀、絶叫ス──!】
───それは、夜の樹海で起こった出来事。最初に気付いたのは防人・加賀城雀だった。この日、勇者達は侵攻してきたバーテックスをいつも通り、巧みな連携で難なく撃破し、巫女達が待つ部室にいざ戻らんとしていた時だった……。
「うぎゃぁぁぁぁああああ!!!?? どうしちゃったのさメブーーー!!!」
聞き慣れた絶叫が樹海に響く。
「全くうるさいですわね……今日の叫びノルマは既に達成しているでしょうに、一体芽吹さんがどうしたと───ひょえぁぁぁああああ!!??」
「うるっせぇな!! ちょっとは静かに叫びやがれッ!」
と、シズクが叫び声をあげた雀と夕海子に怒鳴る。“静かに叫ぶとは?”と雀は一瞬ツッコミそうになったが、また怒鳴られそうなのでここはグッと堪えた。
「あー、そこの3人、声音は同じくらいじゃないかにゃあ……」
「全くね……ってええぇぇ!!? め、芽吹!?」
ツッコミを入れた雪花は隣で夏凜が叫ぶのを予測していたようで、サッと耳を塞いで苦笑いをした。
「こ、これは……あの伝説の幼体化現象っ!?」
「そ、園子先輩! これは何やらいい予感がっ!」
「行くよそのっち! メモの貯蔵は充分か!?」
「あいあいさ〜♪」
チョメチョメモNo.590を取り出した園子ズは、戦闘中よりもキレのあるスピードで芽吹の状態をメモし始めた。身長からして、小学校低学年か、園児レベルまでになっている。サイズが合わなくなった防人の戦衣に埋もれ、周りを見渡しながらわたわたとしている。精神的にも幼児になっている可能性が高いだろう。
「きゃあ〜♪ 芽吹さんかわいい〜♪」
「あんずぅ……タマ、少しは自重した方がいいと思うゾ」
「園子ズ、お前達もだ」
「「「しゅん……」」」
球子、若葉に言われ、杏と園子ズはしょんぼりした顔で一歩後ろへ下がった。
「め、芽吹? 私のこと分かるわよね? ほら、えっと……ライバルで、その……えぇっと!?」
焦りを隠せない夏凜がそう言いながらこんがらがった脳内を整理する。
「…………? おねえさんたち、だれ……ですか?」
「め、メブゥゥゥゥ!!! こんなか弱い体になっちゃったらどうやって私を守ってくれるのぉぉぉぉぉ!!!!??」
「や、やめろ加賀城! ちっこい楠に泣きついて……絵面が半端じゃねぇぞ!!」
相手は芽吹であるが、客観的に見ると幼女に泣きつく雀の姿がそこにあった。
「そ、そそそそんなこととととよりもででっ、ですわ!! この状況、一体どうすれば!?」
「皆さん落ち着いてください! ここは敵地、まずは一度部室に戻りましょう!」
「そ、そうだな須美! あたしら先に帰ってひなたさん達に伝えてきます!」
「フッ、この状況でも冷静で、迅速かつ適切な対応……流石ね。弥勒も同行するわ」
そうして、動揺を隠しきれない者と、それを見て逆に冷静さを取り戻した者に分かれた勇者達は急いで帰還したのだった──
続くかどうかは気分次第。
でも好評ならやる気出します(^q^)
初投稿です(遅い)