バカと理性が蒸発中っ!   作:あん

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プロローグ

 

 男の娘。ローマ字表記ではOtokonoko。

 

 

 

 それは男なのにも関わらず美少女の姿を持った者のことを指す。

 

 まあ、つまり女の子にしか見えない男の子ってことだね。ギャップ萌えというか背徳感というか……まあ癖になる属性だ。男の娘というものは。

 

 

 数多くのアニメや漫画にも男の娘が登場しており、決まって人気上位に食い込む魅力っぷりだ。僕が彼らによって幼い頃に性癖が歪んでしまったほどに。その魅力に気づいた後は、底なし沼にハマるかのように沈んでいくぞ。男の娘の沼に。なんか言い方が卑猥だな。乱淫みたいで……なんでもないです。

 

 

 そんな男の娘の中でも、史上最強四天王ともいえるキャラを上げてみよう。

 

 

 

 

 まずは大天使戸塚エル。

 やはり俺の青春ラブコメは間違っているに登場した男の娘だ。主人公の友人ポジションに落ち着いてはいるものの、『戸塚が女だったら惚れてた』と主人公から引き出すほどの魅力。

 

 

 一期の戸塚が最カワだった。メイド姿に僕は発狂したね。アレは人を殺めるほどの威力があるぜ……。惜しむらくは、二期三期の作画が変わってしまったことか。個人的には一期の方が作画は好きだったなぁ。

 

 

 

 

 次にスイーツ将軍こと朱里小十郎。

 正直なところ、知名度は戸塚と比べて落ちてしまうだろう。アニメでも主人公の友人ポジションにも関わらず登場は少なかった印象がある。というか男の娘って友人ばっかだなおい。

 

 

 まあ、アニメの作画が良くなかったってのもあるけどね。だかしかし、僕は皆に漫画版の彼を見て欲しい。めっちゃ可愛いんや。登場回数も多いし、何より男の娘が恋をするんやで?最高じゃないですか。

 

 

 

 

 そして第三の性別木下秀吉。

 恐らく、男の娘文明を切り開いたのが彼だ。彼によって性癖が歪んでしまった人が何人もいるだろう。もちろん僕もその一人だ。ていうか初恋である。うん、姉の優子と同じくらい好きやった。そして男だということを知った時、『むしろ男が良い!』ともっと好きになった。まあ、結婚するなら優子かなぁ。性別的に無理だし。

 

 

 十年程前のラノベの登場キャラだが、今でも熱狂的なファンが存在している。例えば僕とかね。アニメを軽く十回ぐらいは見返した気がする、うん、流石に十回は言い過ぎだった。四、五回ぐらいかな。

 

 

 

 

 最後に、理性が蒸発した騎士アストルフォ。

 Fateにて黒のライダーとして活躍した彼は僕の待ち受け画面レギュラーであった。彼を引きたいだけの一心でゲームを始め、やっとのことで手に入れたあの瞬間は今でも脳裏に浮かんでくる。体験したときのある方はご存じだろうが、推しを始めて引いたときの感情はヤバい。

 

 

 たとえ街中であってもスマホを握りしめて発狂する自信がある。そうだな……、百億円宝くじを当てたときぐらいかな。うん、上手い例えがないけどそれぐらいヤバいのだ。

 

 

 

 とにかく、僕が言いたいのは男の娘は最高だってこと。

 

 

 あーあ、どうせならリアル男の娘に出会いたかったなぁ。そういうお店もあるだろうけど、僕はそこまでの勇気はなかった。物は試しで挑戦しておけば良かった。ちくしょう、もし来世があるんだったたら絶対男の娘見つけてやる。

 

 

 

 そんなことを考えながら僕は暗闇の中に落ちていった。

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

「…起き……ルフォ!」

 

 

 誰かの声が聞こえる。

 

 

「……起き………じゃ……ストルフォ!」

 

 ていうかすごく寝心地がいいなこのベッド。すごく滑らかで温かくていい匂いがして、フワフワな羽毛布団みたいな感じ。

 

 

「起きるのじゃアストルフォ!」

 

「ふぁっ!?」

 

 

 突然、ゆさゆさと肩を揺らされ意識が覚醒する。

 

 

「良かったぞい、このまま起きなかったら初日早々遅刻になるところじゃった」

 

「え……あ、ごめん?」

 

「ほれ、早く着替えんか。いくら同性じゃとしてもその姿は目に毒じゃからな」

 

 

 「というかなんでワシの布団に潜り込んでたんじゃ……」と言いながらベッドから降りる秀吉。張本人であるボクも何故秀吉の布団に潜り込んでいたんだろう。さっぱり分からない。

 

 

 ……秀吉?

 

 

「そういえば先日の振り分け試験は―――――

 

「ひぃぃぃでぇぇぇよぉぉぉしぃぃぃぃぃ!?」

 

 ――――どうしたんじゃぁぁぁ!?」

 

 

 秀吉がいるっ!秀吉が、僕の初恋がいるぅぅ!どういうことだ?もしかしてボクはバカテスに転生したのか?いや、そんなことどうでもいい!今、秀吉が、ボクの前で生きているんだ!ひっでよしぃ!

 

「お、落ち着くのじゃ!抱き着くでないっ!」

 

「んんぅ、秀吉がいる。僕の前で、秀吉がぁ」

 

「どこを触っておるのじゃ!そこはっ、んっじゃぁ!?」

 

 むふー!堪ないよなぁ。まさかリアルで秀吉に会うことが出来るなんて……死んでよかったぜ!秀吉が制止の声を上げているが今のボクには無力だ。据え膳食わねば男の恥よ!

 

「あはっ、秀吉ぃ。もっともっとぉ」

 

「んっ、じゃぁ!ああっうにゅっ!」

 

 

 ガチャッ 

 

 

「うるっさいわね!先に行って……ってぇぇぇ!?」

 

 

「あはっ!優子もいるぅぅぅ!」

 

 

「ちょ、一旦落ち着いてやあぁぁぁぁ!?」

 

 

「はあ、はあ、危なかったぞい……」

 

 

「優子ぉぉぉぉぉ!」

 

 

「きゃあああああああああああ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この後めっちゃ説教された。嬉しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




好評なら続くかも。
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