火埜翔織という異物によるHEROACADEMYだ   作:完全怠惰宣言

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ヒロアカ5期を見ていて物間君を殴り飛ばしたい欲求とか人使君ライジングな件とか現在の自分の状況によるストレスとか色々合わさった結果、

『取り合えず気力が続く限り書くべさ』

と自分の中なの誰かが言ったので気力とか諸々が続いてOP側で受けた傷を癒しながら書いていきたいと思います。


本編
1st


はい。

ヒロアカの世界に来て、結構良い個性貰って、かなりよい立ち位置を得た男“火埜(ひの) 翔織(とおり)”です。

入試でも、皆が良くやる0Pロボを個性で一刀両断。

手当たり次第ロボを狩りながら、危なそうな奴らを助けていたら入試2位になった男、“火埜 翔織”です。

現在、流れ通り相澤先生の理不尽個性把握テストへ向かう流れになりまして、着替えを終えてしみじみしてました。

 

「なにボサッとしてんだ。さっさと行くぞ」

「勝己、そんなに急がなくても問題ないでしょ」

 

さて、異物がはいった物語で変わったことが多々ありました。

まずは、目の前の幼馴染み1号“爆豪(ばくごう) 勝己(かつき)”である。

原作同様、プライド高いけど、頭を下げれる冷静さを持ち合わせ、個性虐めをしなかったマイルドヤンキー勝己。

 

「かっちゃーん、とーくん」

 

遠くから小柄な体格でジャンプしながら自分の位置を知らせる幼馴染み2号“緑谷(みどりや) 静空(しずく)”。

原作よりも小柄ながら、3人で基礎トレーニングをしてきたからか体力もあり、素の力も強い。

そして、成長期になって見事に実ったマスクメロン(胸部装甲)

そう、勝己がマイルドヤンキーになった原因でもある静空は女の子でした。

いやさ、ボクはあれだよ完全に異性の親友ポジ確立したから、少し邪な目で見る程度だけど。

 

「オイ、こらシズク跳ねるな。コケたらケガするだろうが」

 

ぶるんぶるん揺れる胸部に顔を赤らめ、一定時間凝視した勝己は解りやすいぐらい恋してます。

男のツンデレに需要はないと思ってたけど、我が幼馴染みは見ていてにやけるくらい可愛らしい。

中学時代、意外に早く体の成長か始まった静空を厭らしいことから守ってきたが、勝己はまじで番犬だったね。

クラスの女子からも生暖かな慈愛のこもった眼差しで見られてたし、意外にモテタ静空(本人は気が付いていない)の番犬として周りを牽制していたし。

 

「シズや、隣の子はどなたかな」

 

手が届くところまで近付いたからかジャージを握ってくる静空。

 

「この前話してた試験の時にボクを助けてくれた子だよ」

「もう、その話をお終いにしようよシズクちゃん。初めまして、“麗日(うららか) お茶子(おちゃこ)”です」

「あらあら、その節はうちのシズがお世話になりまして。火埜翔織です」

「爆豪勝己だ」

 

いゃーーー、生茶子ちゃん可愛い。

いや、解ってたけどさ可愛い。

後ろにいる1A女子ズも可愛い。

見えていないと油断しているけど、ボクは個性の恩恵で丸見えな葉隠フェイスは綺麗系なんだけどコロコロ変わる表情が可愛らしいな。

おぅふ、不安そうにイヤホンジャックを弄る耳郎ちゃんもたまりませんな。

ジャージ着てても解るヤオモモの超高校生級バディもエエですな。

背伸びをした時に丸解りの梅雨ちゃんの意外バディもナイス。

三奈ちゃんもしなやかな筋肉の上に乗った女性らしさ満天の体つきも良いよ良いよ。

今このとき程、自分の表情筋が動きにくくて良かったと思ったことはない。

そんなこと考えていたら、相澤先生がボールを持ってやって来た。

 

 

 

「「「「「個性把握テストォ!?」」」」

 

案の定予定調和のように、雄英の入学式は現在1-A不在で進行していた。

我が子の晴れ舞台を見に来た親たちは困惑の渦にのまれ、学校側も教師や一部生徒も駆り出され説明責任という形で被害が飛び火していた。

そんな一部で阿鼻叫喚な状態を作り出している合理性を追求する男、相澤消太はそんなこと知ったことかと言わんばかりの態度で、1-Aの生徒達と対峙していた。

 

「入学式は?ガイダンスは!?」

「ヒーローになるならそんな悠長な行事に出る時間はない」

「雄英は"自由"な校風が売り文句、そしてそれは"先生側"もまた然り」

 

相澤の一言で周囲が沈黙する中。

 

「いや、説明する責任くらいはあるでしょうよ」

「だな、たぶん本当に独断だぜあれ」

 

マイペースな翔織と爆豪はさらっと無駄口を叩いていた。

 

「・・・・・・・・・・入試1位(爆豪)

「ん、なんだよ」

 

教師に対して不遜な態度をとる爆豪が、入試1位という事実に驚く周囲を余所に話を進める相澤。

 

「教師に対する口の利き方じゃないが、今回は目をつぶろう。中学の時にソフトボール投げいくつだった」

「確か・・・・67mだったはず」

「じゃあ個性使っていいからやってみろ、その円出なけりゃ何してもいい」

 

持っていたボールを爆豪に放り投げる相澤。

 

「手加減なんかせず、思いっきり投げろよ」

 

爆豪がボールをキャッチしたのを見届けると少し離れ端末を操作する。

爆豪も円に入り、ボールの感触を確かめるように何度かボールを握り返していた。

 

「それじゃ」

 

円盤投げのような体勢になる爆豪。

 

「あ、皆さん少し離れたほうがいいですよ」

「お茶子ちゃん、少し下がろう」

 

その姿に嫌な予感がした静空と翔織は周囲に少し距離を取る様に呼びかけると自分たちは、直に離れた。

そんな二人の姿を訝しみながらクラスメートは忠告通りに少し距離を取った。

周囲が少し空いたのを感じた爆豪は凶悪な笑みを浮かべる。

体を捻り、回転し更にボールを持っていない左手から数回徐々に爆発の威力を強め、回転を加速させる。

そして、その回転力を乗せて右手に握られたボールをリリース、更にリリースの瞬間、絶妙なタイミングで右手からも爆発を発生させた。

 

くたばりやがれぇ(BOooOM!!)

 

決してヒーローらしからぬ掛け声とともに発射されたボールは、広大なグラウンドへと消えていた。

 

「まず自分の"最大限"を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段だ(ピピッ)」

 

そう言って音が鳴った端末を確認した相澤、その時誰も気が付かなかったが、相澤は驚きのあまり目を見開いてしまった。

 

「中学から行なっている計8つの"個性禁止"の体力テスト。

 国は未だ画一的な記録を取って平均を作り続けているが合理的じゃない。

 まぁ、それは文科省の怠慢だ。

 そんなもん、わざわざ付き合ってやる道理も無い。

 これがヒーローになるための最も合理的かつ正確な手法だ」

 

『1002.9m』

 

相澤が示した端末には、先ほど爆豪の投げたボールの飛距離が出ていた。

それはつまり、自分の個性の応用の幅を知るためにこれから体力テスト改め個性把握テストを行うということだった。

 

うおぉぉおおおお!!なんだそれ!!?すげー、おもしろそうじゃん!!!!

 

誰かが放ったその発言にピクッと相澤が反応した。

そのことに気づくものは誰もいなかった。

 

「てか、何ちゅう記録だよ!」

「個性思いっきり使えるんだ!流石ヒーロー科!!」 

 

周囲のそんな喧騒の中、相澤の対面に位置してしまった静空と翔織は不幸にも、愉快そうに歪んだ相澤の顔を見てしまった。

 

「おもしろそう・・・か」

 

相澤が呟いた小さめのその言葉はなぜか周囲に響いた。

 

「お前らは、ヒーローになるための三年間、そんな腹づもりで過ごす気でいるのか?」

 

愉悦に歪んだその顔は、言葉と態度とは裏腹に恐怖を覚えるモノだった。 

 

「それなら、トータル成績最下位の者は見込み無しとして」

 

一度区切られた言葉。

そして、とてもイイエガオで放たれた次の言葉は衝撃的なモノだった。

 

「除籍処分としよう」

 

数秒の空白。

誰しもが相澤が放った言葉の意味を理解しかねていた。

 

「「「「「はあぁぁぁぁああああ!!!?!?!?」」」」」

 

そして、グランドに響く驚愕に染まった悲鳴。

 

「除籍処分なんて・・・・まだ入学初日ですよ!?いや、入学初日で無かったとしても理不尽すぎる!!」

 

誰が言ったか、もしかしたら皆が言ったのかもしれない言葉に更に顔を歪めて嗤う相澤。

 

「いつどこから来るか分からない厄災・・・そういった理不尽を覆していくのがヒーローだ。

 放課後マックで談笑したかったのならお生憎様。

 雄英はこれから三年間、全力で君たちに苦難を与え続ける」

 

 ―Plus Ultra更に向こうへ、全力で乗り越えて来い―

 

その言葉を放った相澤が生徒たちの顔を見回した時、多くの生徒は絶望に彩られた顔をしていたのにも関わらず、とある3人の生徒は全く別の顔をしていた。

 

不安そうに歪んだ顔、だが口許を見ると口角が上がりそうになっている生徒。

―緑谷 静空―

 

凶悪な笑顔に顔を歪ませながら、挑戦者として確固たる意志を現した生徒。

―爆豪 勝己―

 

障害を前に笑みを浮かべ、冷たく且つ燃える焔のような瞳をした生徒。

―火埜 翔織―

 

その顔を見た相澤は、人知れず笑みを浮かべるのだった。

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