火埜翔織という異物によるHEROACADEMYだ   作:完全怠惰宣言

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意味があるかどうか解らないネタ

リューキュウはプロになりたての頃、火埜君家のリアルメイドラゴン(家主の方が家事が出来た)だった時期かある。

プッシーキャッツの虎はニューキャマー拳法の免許皆伝者。

火埜の一人暮らししているマンションには2人海外留学生が居る上に、胃袋をガッチリと捕んでしまった。

火埜は女モードの時の方が喧嘩早いし手も早いぞ。

尾白、瀬呂、砂藤はある種の才能に対してイワさんから太鼓判をもらっているがあまり嬉しくないらしい。


21th

全員女の子事件後日、教室では何やら百合の香が漂っていた。

 

「トーリお姉さま、今日のヒーロー美術学でお創りになる物は決められましたか?」

「まぁ、大まかにならね。モモは何を創るのかしら?」

 

何故か登校してきたら女性化したままだったトーリが色々と腹を括った結果、教室の一部で百合の花が咲き乱れていた。

そんな最中、今日の授業のことで質問した八百万の質問に返しつつ火埜は考える素振りの後、八百万の顔を中指で持ち上げあと少しで唇が触れ合う距離で笑顔を向けた。

 

「あぅ(パタ)」

「も、百!!」

 

その光景を近くで見ていた耳郎はぱたりと倒れた八百万を抱き起すと揺さぶり意識の有無を確認していた。

 

「もぉ、火埜君。女の子で遊んじゃあかんよ」

 

ぷんぷんという擬音が聞こえてきそうな表情の麗日が何時もの調子で注意をする。

指を立てて私怒ってるんだぞという様子を現している麗日だったが、火埜はその腕を掴むと器用に麗日をゆるりと抱きしめた。

 

「あら、お茶子ったら嫉妬かしら?可愛いわね」

 

至近距離で向けられるカッコイイ系美少女の獰猛且つ美しい微笑み。

 

「もう、お姉さまったら」

「麗日陥落速すぎ!!」

 

その掌のあまりの返しの速さに流石の芦戸も驚きを露わにしていた。

 

「で、何だこの状況」

 

前日の悪夢を引きずっているのか周囲に諸悪の根源がいないことを確認し精神を落ち着かせた爆豪が火埜に話しかける。

 

「実はね、早朝訓練でイワさんが流星群使ってきてそれを避け切れなくてね。で、当人は火急の出動であたしは今日一日この有様よ」

 

その見事なお姉さまぶりに幼馴染とはいえ引き気味の爆豪。

もう一人の幼馴染と言えば。

 

「トーリお姉ちゃん、この間の宿題ちゃんと一人で解けたよ」

「あら、偉いじゃないシズ。流石やればできる子」

 

宿題をできたと報告して抱きしめられてイイコイイコされていた。

既に姉扱いして甘えることを選択したのだった。

 

「ケロ、トーリちゃんこの間のお豆腐料理、お父さんに好評だったの。お母さんもまた教えてほしいって言ってたわ」

「うふふ、私も梅雨ちゃんに教えてもらった水餃子とっても美味しかったわ。梅雨ちゃんはいいお嫁さんになりそうね」

 

丁度蛙吹の頭が届く位置だったからだろうか、ゆっくりと撫でられる蛙吹。

 

「ケロォ」

 

顔を真っ赤にして照れるその姿は大好きなお姉ちゃんに褒められてご機嫌な妹のようであった。

 

「おい、いつまで遊んでるつもりだ」

「あら、相澤先生おはようございます」

 

火埜の年不相応の色気を放つ笑顔。

 

「おう、いいから席付け」

 

流石は大人というべきか相澤は挨拶を返すと教壇へと足を進める。

 

「さて、弛んでいるところ悪いんだがまだ戦いは終わっていねえぞ」

「まさか、また敵の襲来が予想されたのですか!?」

「自然災害予測で甚大な被害が出る予想が出たのでは」

「トーリちゃんにストーカーでもできたのかしら?」

「「「「ビクッ!!」」」」

 

何人かの目に殺気がこもる中、呆れたようにかつめんどくさそうに相澤が答える。

 

「今年も体育祭やるぞ」

「「「G(学校) P(ぽいの) K(キター)!!」」」

「ウッセェ」

「敵の襲撃後なのにやるんですね」

「まぁ、示威行為の一種だ。お前たちのお陰で被害が少なかったのもあるな」

「いつ開催何ですか」

「来週だな、公平性を保つために1週間、放課後の校内施設使用は出来なくなる。以上連絡を終える、お前たちの名前を知らしめる絶好の機会だ。お前達の活躍を期待している」

 

普段の相澤が絶対言わなそうな一言を残して教室から出ていく。

 

「みんなー、私ガンバル」

 

休み時間、教室の後ろで目にやる気を漲らせ全身にやる気を循環させている麗日がいた。

 

「どしたのお茶子?」

「全然“麗”じゃないよお茶子」

「私頑張る!!」

「解ったから少し落ち着きなさい」

 

そろそろ空回りしそうと判断された麗日は火埜に正面から抱き締められ、頭を撫でられ、香りを楽しんだ後に落ち着きを取り戻した。

 

「取り敢えず、全員食堂いくわよ。お弁当組がカフェテラスを確保してくれたみたいだし」

 

火埜に抱き締められたまま、両手両足個性をフル活用してコアラの子供よろしく抱きついたままの麗日を引き連れて教室に残っていた全員は食堂へと歩いていった。

 

「麗日君を応援するぞ!!」

「「「おーーーーー!!」」」

「いやはや、俗っぽくて申し訳ない」

 

食堂についた後、やる気MAXHEARTな麗日に事情を聴く。

麗日家は関西ではそこそこ名の知れた土木の下請け会社なのだが、一時経営が苦しくなった時期があった。

麗日の個性なら金の掛る重機を使用せずとも高所への運搬が可能であることから、そちらの方面で両親を助けたいと願い出たところ両親から自分の本当にやりたいことをやれといわれ、ヒーローの道を諦めずにすんだのだと。

だから、自分が有名になってお金稼いで会社の宣伝すれば少しでも親孝行になるのではと考えたらしい。

そこで、人一倍感動しいの飯田とその侠気に感銘を受けた切島により現在「麗日お茶子決起集会」状態にあった。

 

「まぁ、実際問題お茶子の志望動機を表面上聞けば俗っぽいかもしれないけど、その根底にある優しさまで否定するならお姉さん怒っちゃうぞ」

「あぅ」

 

お姉さまモードの火埜におでこを軽くつかれ少しよろけた麗日だったが、その慈愛の篭った眼差しを真正面から受け止めてしまい、別の意味で赤くなっていた。

 

「麗日の志望動機がOKならば、オイラの志望動機も」

「モテたいってのが動機なら応援するけど、本の僅かでも邪な思いが含まれるなら燃やすわよあんた」

「さぁ皆さん次の授業に余裕をもつためにそろそろ片付けましょう」

 

カッコイイ系美少女の殺意の篭った瞳に射抜かれた峰田は精神を紳士モードにすることで現実から逃げることに成功するのだった。

後日、これをやり過ぎた結果、別の扉を拓いてしまった峰田が居たとか居ないとか。

 

放課後

何故か職員室に呼ばれた火埜は1人歩いていた。

 

「ねぇねぇ、お姉さんうちの生徒?」

「(誰よ、この子?)」

 

そんな火埜に対して階段から身を乗り出してきたほんわか不思議系美少女が話しかけてきた。

 

「取り敢えず降りてきなさい、淑女は階段から身を乗り出すもんじゃないわよ」

「はーい」

 

少女はふわっと手すりを乗り越える。

なお、この時スカートの中の雰囲気にそぐわない以外と大人パンツを確りと見た火埜は自分は悪くないと結論付けて忘れないと心に誓った。

 

「ねぇねぇ、お姉さんだぁれ?うちの生徒じゃないよね、私見たこと無いもん」

「いいえ、ここの生徒よ。初めましてお嬢さん、1年生の火埜翔織よ訳あってこんな格好だけど歴とした男の子よ」

「えぇウソ!?私よりも大人っぽいのに、しかも男の子?」

「と言うことは、貴女は3年生ね。2年生は去年消太さんが退学通告したからヒーロー課の上級生で今居るのは3年生だけだもの」

「スゴイ!正解!3年生の“波動(はどう)ねじれ”だよ」

「ねじれちゃんね、可愛らしい名前ね」

「やったぁ褒められた」

 

コロコロと表情の変わる様は葉隠を思い起こさせるが、彼女以上に天真爛漫な印象を与える先輩を火埜は嫌いではなかった。

 

波動さんこんなところに居た

 

波動が飛び下りてきた階段に顔の半分だけ除かせた男子生徒がいた。

 

「あ、天喰。見て見て御姉様」

 

それはそれはご満悦な波動に抱きつかれている火埜。

 

「あれぇ、火埜君じゃないか」

 

天喰と呼ばれた生徒の上から現れた男子生徒は火埜にとっても知らない仲ではなかった。

 

「あら、通形先輩。てことはお二方がビッグ3の残りというわけですか?」

「イグザクトーリ、正解だよ」

「ふむ、大方敵の襲撃前に見知らぬ存在が校内を歩いていたことから、私を不審者として3人で見張ってたってところかしら」

「イグザクトーリ、これまた正解だよ。あ写真撮って良い?」

「サーもセンチピーダーも見たことあると思いますが、あぁバブルガール」

「そう、彼女だけ仲間外れみたいだからって」

 

話が進むなか、火埜の傍を離れようとしない波動と通形の後ろから顔を覗かせている天喰。

 

「それじゃ、折角だからねじれちゃんもハギュー」

「ギュー」

 

其処には互いに満面の笑みを浮かべ会いながら、頬を合わせて笑う二人の美少女がいた。

 

「ベストショットいただき」

「通形、後で私にも送ってね」

 

写真の写りを確認し雑談を続けようとした時だった。

 

「あ、私ったら相澤先生に呼ばれてたんだわ」

「私も着いてく」

オレはかえ・・・

「環も一緒に後輩を送り届けに行こうぜ」

 

4人は並んで職員室へと歩いていった。

 

「出会い頭にょ~、エンポリオ濃縮“男”ホルモン!!」

「痛だだだだだだだだだだだだだだ」

「御姉様!!」

「人体がたてちゃいけない音がなってる!!」

「ひぅ(気絶)」

 

あまりの痛みでオーラが漏れだしてしまった火埜。

凄惨な光景に思わず大声が出た波動。

顔を青くし次のお仕置きこれかと思いに耽る通形。

あまりの凄惨さと人体の限界を超えた形容しがたい音により思考キャパを越えてしまい気絶した天喰。

 

「ヒーハー!!」

「あぁ、やっべぇ。久し振りに死ぬかと思った」

「それじゃ、ヴァターシは仕事に戻るちゃぶる」

「え、此だけのために来てくれたのイワさん」

「元々、ヴァターシも雄英に用事があったちゃぶる、そのついでよついで。あ、後ヴァターシ当分事務所泊まり込むからお夕飯は3人で楽しんでね」

「あいよ。あ、まだ身体痛い」

「それじゃぁねぃネズっち、ヒーハー!!」

「バイバイなのさぁ」

 

嵐のように消え去る保護者を平然とお見送りする火埜。

男に戻った火埜を間近で凝視する波動。

 

「御姉様、本当に男の子だったんだ。あ、この前通形が見せてくれた写メの子だ」

「いや、今さらかーい。にしても面影無いね」

「あの、波動先輩近いです」

「(気絶中)」

「むぅ、“ねじれちゃん”って呼んで」

「いや、流石に「ねーじーれーちゃーんー」

「ねじれちゃん近い」

「おぉ、火埜がペースを握られてる」

「男モードだとあいつ本当に純情だよな」

「火埜もう教室に戻って良いぞ、3年生もさっさと捌けろ。通形、天喰を忘れるなよ」

 

相澤のドライな対応で職員室から追い出される4人。

 

「それじゃ、通形先輩。また週末に」

「サーも楽しみにしてたから週末まで怪我しないようにね」

「御姉様、トーリくん、1年生、職場体験!!リューキュウに相談しなくちゃ!!」

「キャラが濃い子だファットの好きそうな子だ」

 

そうして、4人は別れていったのだった。





峰田は紳士モード中の記憶をうっすらとしか覚えていない。

1-Aで最も白熱した論争は「至高の麺類はなんだ」で轟の蕎麦に対する独演が40分続いた。

八百万が高校生になって一番感動したのは拉麺の券売機と替え玉システムだった。

体育祭前の段階で耳郎ちゃんの努力の結果は寄せて上げて整えてC
(火埜の紅葉生産回数:5回)

食べる喜びを取り戻したオールマイトは自炊に目覚めたは良いが、量を作りすぎてしまうのでチームアップしたヒーローに食べに来てもらっているが、それが更なる人気獲得に繋がった。
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