火埜翔織という異物によるHEROACADEMYだ   作:完全怠惰宣言

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言い訳はありません。
息切れした上になにも思い浮かばなかったんです。
取り敢えず映画1作目は終了。


My HERO-END

金網の上で肉の焼けるいい音が聞こえてくる。

周囲には食べ盛りの少年少女とそれに対抗するように肉にがっつく大人。

 

「まぁ、結果からいうと『金属操作』と『筋力増強』の個性が上手く暴走した敵のボス“ウォルフラム”にオレら全員ズタボロにされたけどなんとか間に合ったオールマイトと今回原典と同じでボロボロのズタボロになっても戦い抜いたシズの活躍により騒ぎは収まった。

遅れてきたスターアンドストライプの姉御と姉御のサイドキックの青焔ヒーロー『ブルーフレア』こと『轟燈矢』によってこれ幸いと海賊行為に来ていたヴィラン達は成敗された。

そして、ズタボロボロなシズの現状に心配のあまり抱きついた姉御のせいでガチで三途の川にシズを送りかけたけど天候七属性フル活用の結果オレ以外全員回復。

アメリカ海軍と海上自衛隊に複数のプロヒーローの護衛付きで現在、オレらはI・アイランドで日本に帰国中な上、アメリカ海軍保有艦の甲板の上で本場のBBQにしゃれ込んでいる訳なんだけど。

まぁ、作者が息切れしたせいでこんな話させられてるけど、結末を知りたい人は『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 2人の英雄』を是非見てください」

「火埜、なんで誰も居ないところを見ながら長々と喋ってんだ?」

 

甲板上でオールマイトが華麗にBBQを振る舞って居る中、うつろな視線を空に向けながら長々と喋っていた火埜に疑問を投げかける切島。

 

「ん、あぁ気にしないで。ちょっと次元の壁越えてただけだから」

「じげんのかべ?」

「気にしないで肉食え肉」

 

そう言うと宇宙猫状態の切島の口にBBQ網の一画を占拠して鉄板で巨大なひとかたまりの肉を職人のような顔つきで焼いていた爆豪から貰ったそこそこデカイ固まり肉を放り込む火埜。

楽しい声が木霊する甲板を背に火の鳥の姿に転化した火埜はホテルの部屋に戻るとベッドに横たわる。

 

「しかし、ドタバタな船旅だったなぁ」

「まぁ、先生の目論み通りだったんだけどね」

「そうなんだぁ」

「まぁ、あそこで個性の相乗効果で暴走するとは思ってなかったみたいだけど」

「なんで、平然といるかな死柄木姉弟」

 

火埜の独り言に何故か返答があった。

その理由。

窓枠に座り500mlコーラ缶を飲む転狐とベッドに座りながら何やら面白そうに笑っている華。

2人が当然とばかりに火埜の部屋に居たのである。

 

「しかし、先生もやり方ってモノがあるでしょうに。コレじゃOFAが成長しちゃうじゃない」

「まあ、先生的にはもう肉体の使命活動に興味が無いんじゃないかな。精神の世界での戦いにシフトチェンジしているみたいだし」

「ねぇ、なにげに爆弾発言するのやめてくれる。え、OFAに歴代の意識が宿ってるとか言わないよね」

 

あはははははと気まずそうに笑いながら窓の外に移る景色を眺める“志村”姉弟。

“思うところ”が有るためか火埜も気が気でない様だった。

 

「まぁ、OFAに関しても先生に関してもちょっとどうにかしたいから火埜くんと同盟したいなと思ってるんだけど」

「正直、先生の件が片付くならまぁどうでも良い」

「この姉弟我が道行きすぎ何ですけど!?」

「ちなみにトガちゃんは本日女の子の日であまりにも重すぎて動けなくておいて来ちゃいました」

「聞いてないから!!」

 

休憩に来たはずなのに余計に疲れていく火埜。

 

「ちなみに、火埜くん以外にも爆豪くんと緑谷ちゃんにも“マーキング”付いてるけど先生には言ってないから安心してね」

「解ってるよ、勝己とシズは気がついてないし本気でヒーロー目指してる2人にこんな悪巧みさせたくないんだよ」

「うんうん、火埜くんはやっぱりオレ達に思考がよっている分話しやすくて助かるよ」

 

ショッピングモールでの一件以来、何故かちょくちょく黒霧ポータルで色々なお店(グレーゾーンなお店)にて会合をしている4人は気がつけばなんと言え無い距離感で仲良くなっていた。

特に先生の監視がない環境で羽を伸ばす志村姉弟は何気にこの会合を楽しんでいた。

 

「ねぇ、本当に良いの“内通者”誰か知らなくて?」

 

そして、華から漏れた言葉に火埜から僅かばかりにオーラが漏れる。

 

「おたく等の先生、やり方が汚ないんだよ。それに知っちゃったらオレ絶対に報告するもん。せめて更正が許されるレベルの間は待ってやりたい」

「甘いねぇ、火埜くんは。でも、お陰で本当の敵を明確に出来たし、“これ”とも出会えたし。じゃ、ねぇちゃん帰ろうか」

「そうだね、トガちゃん一人にするの心配だし」

 

転狐と華の声に反応したように黒霧のワープゲートが現れる。

 

「それじゃ、また“林間学校”で会おうぜ」

「また“連合”で“遊び”に行くからねぇ」

 

笑顔で手を振りながら消えていった“死柄木”姉弟。

僅かな間、放心し何とかしに窓に近づいた火埜。

 

「そういう爆弾発言は本当に止めてくれよマジでさぁ!!」

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