火埜翔織という異物によるHEROACADEMYだ   作:完全怠惰宣言

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元ネタ、解る人いるかなぁ。
結構好きな作品なんですよね。
あと、これはあくまで2年生に進級したという未来の可能性の話です。


あかでみいだ 茶番劇場
そのいち


梅雨の大雨そんな憂鬱な時期の放課後、ヒーロー科2年Aクラスには裁判所のようなセットが組まれていた。

裁判官席には誰も居ないように見えたがどこからか現れた黒い頭巾をかぶった者たちが持ってきた追加の椅子に座り直した同じ頭巾をかぶった存在が怒りを静めながら言葉を発した。

 

「これより異端審問会を始める、罪人は前に」

 

そう言われ頭部を黒い袋で覆われた男子生徒が審問台の前に押し出される。

頭の袋を乱暴に取り払われる、そこから露わになったのは。

 

「くぁ、あ~熱かった」

 

去年よりも長くなった銀髪、梅雨の時期になったからか選択できるようになった夏服の薄いワイシャツを着用しネクタイを僅かに緩めた火埜翔織だった。

ご丁寧に両手両脚を手錠で拘束されている。

 

「てか、おい峰田“コレ”なんだおい!!」

「黙れぃ!!この破廉恥の権化が!!!」

「お前に言われたくないわ!!」

 

ボイスチェンジャーを用いたのか、声が機械加工されているが極低身長(キャラデザ)とあまりに特徴的なシルエットで丸わかりな裁判長席に座る峰田(議長)

 

「火埜、この国が法治国家であったことにお前は感謝するべきだな」

「法治国家じゃなかったら何されたんですか、てか副議長は正体隠す気ないっすよね“相澤先生”」

 

火埜から見て議長の右隣、同じような黒い頭巾をかぶって居るであろう見慣れた寝袋姿の存在にツッコミを入れる火埜。

実は頭巾を取られてからアホらしさを感じ取って火の鳥に転化して逃げようとしているのに転化出来ないのでおかしいと思っていたのであった。

 

「ったく、本当にこの茶番はなんだよマジで意味わからん」

「ほう?火埜、貴様この異端審問会の意味がわからないとぬかすか」

 

いつにもない議長の気迫に少し後ずさりそうになる火埜。

 

「よかろう、貴様が思い出せないと言うのなら何故このようになったのか一つ一つ教えてやろう。証人をココに!!」

 

カンカンと木槌を打ち鳴らす議長。

すると複数の存在が証言台に現れた。

 

ケース①「とあるサポート科1年生の証言」

自分、2週間前工作室に向かってたっす。

その日実習で使ったアイデアノートを置き忘れてしまったので。

実習室に近づいて扉に手を掛けた時っす。

大爆発と共に自分は廊下の壁と吹っ飛んできた扉の間に挟まれてしまったっす。

しかし、それ以上の光景を目にしてしまったっす。

部屋の中にはユルッユルのタンクトップで今にもお、お、おP、ウォッパイが零れ落ちそうな発目先輩にのし掛かられて、しかも腰より下にのし掛かられて押し倒されている罪人がいたっす。

 

「「「有罪(ギルティ)!!!」」」

「ちょっとまて、それはそいつの主観であって実際は違う」

 

ケース①「罪人反対答弁」

あの日は、パワーローダー先生に頼み事があって放課後に会う約束をしてたんだ。

でも、先生は急に入った別件で遅れてくるからといつも通りに発明に勤しんでいた明と待っていたんだけどバチって音が聞こえて明の方に向き直ったらいつもの困った時に浮かべる笑顔浮かべてこっち見てる明と目が合ったんだ。

 

「ダーリンどうしましょう、久しぶりに爆発しそうです」

「暢気に言っとる前にそこから離れろ明!!」

 

そう言って手を引いた時に丁度、明の発明品が爆発して、爆発から明を守るために抱きしめたまでは良かったんだけど結構な威力だったから吹っ飛ばされてあの惨状に至ったわけだ。

 

 

「つまり、罪人は自分に非がないと。あの立派な桃尻の感触も気にならず意外に整っているお、お、おP、ウォッパイにも目が行かなかったと」

「いや、それは別だけど」

 

議長の言葉につい本音が漏れる火埜。

 

「「「有罪(ギルティ)!!!」」」

「落ち着け諸君、この男の罪状はまだまだある!!」

「えぇ~、まだ続く」

 

ケース②「とあるヒーロー科2年生担任の証言」

最近うちの義娘がオレに内緒で休みの日にお出かけしたんだ。

まぁ、本職ヒーローを嘗めるなという気持ちでついつい尾行してしまったんだが、待ち合わせ先であろうショッピングセンターの前にはバッチリお洒落した罪人が立ってやがった。

そこから仲良く手を繋いでウィンドウショッピングしたりしていたんだが丁度おやつの時間になったからかフードコートに向かっていった。

そこでソフトクリームを頼んだエ、義娘は美味しそうに食べていたんだが、鼻先にクリームが付いちまった。

それを罪人は笑顔でハンカチを取り出してすっと拭いてやったんだ。

まだまだ子供だと思っていたがエR、義娘は顔を赤らめて恥ずかしそうにしながら最後まで笑顔の罪人とソフトクリームを交互に見ながら恥ずかしそうに完食してた。

その後、何軒かのテナントで買い物をした後に帰り道もエリ、義娘が危なくないようにさらっと車道側を自分が歩くように手を繋ぎながら帰ってきやがった。

そして最後に壊理、義娘の目線に合わせて頭を撫でてやった罪人の頬に壊理はキスしやがった。

 

「う”う”う”う”ぅぅぅぅぅぅ、壊理ぃぃぃぃぃぃぃ。まだお嫁に行くのは早いぞぉぉぉぉぉぉぉ」

「「「せ、先生ぃぃぃぃぃぃぃ!!!」」」

「いや、それも若干違うから」

 

ケース②「罪人反対答弁」

あの日は、普段お世話になってるお義父さん(相澤先生)にお礼がしたいからってお小遣い貯めた壊理ちゃんに頼まれて“父の日”の買い物に出かけたんすよ。

それで、一様父の日コーナーがあったテナントを全部見て回ったんすけど人酔いしちゃった壊理ちゃんの休憩もかねてフードコートに寄ったんすよ。

でソフトクリーム食べてたら疲れちゃったの頭カクカクし始めて鼻がソフトクリームに当たっちゃって、放置するわけにもいかないから拭いてあげたんですよ。

で、最終的にお小遣いで買える猫柄の、今先生が使っているハンカチを買って帰ることにしたんですよ。

それにそう言う風にエスコートするようにたたき込まれてるんですから仕方がないでしょうが。

 

「ぶわ”ぁぁぁぁぁぁぁえ”り”ぃぃぃぃぃぃ」

「いや、親馬鹿の素質は肌で感じてたけど想像以上だったなおい担任」

「ふん、貴様の余裕いつまで持つかな。取り敢えずセット濡らすとマジで怒られるから清掃時間に入る」

「え、この茶番まだ続くの!?」

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