【うたわれるもの】 Re:マシロ様は過去のトゥスクルに飛ばされた様です   作:黒鉄ナオト

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とてもお久しぶりです……!

また間がかもですが、ぼちぼち更新を再会させて行けたらなと思っています。


18 これまでの振り返り

月夜の宴が終わった数刻。 マシロは再度廊下に出る。

 

「(結局、自分の部屋は分からずじまいなのは、変わっていないんだよな…… 酒盛りをしている場合ではなかったか……?)」

 

そう、部屋を探していたところをカルラに発見されて、先ほどの宴に参加したせいで、結局自分の部屋の場所は見つけられていないのだ。

宴に参加させて貰えたのは嬉しいが、部屋の場所を聞いておけば良かったと思ったマシロであった。

 

「今更、城の兵士に聞くわけにはいかないし、どうしたものか……」

 

外に浮かぶ月夜を見て、考えるマシロ。

 

「どうせだ。 今までのことを振り返るとするか……」

 

部屋が見つからないことに関しては、自分では解決できない問題となってしまったので、 知人が通るまで、今自分に起きている現象を整理することした。

 

「(まず、 自分はある場所に赴き、タタリを浄化した。その際、ウルゥル、サラァナを伴って、ヤマトに向かおうとした。だが、恐らくここで、何かしらの事故が起きたのだろう。 )」

 

「(次に気がついた時には、自分は地面で寝ていた。 顔に違和感があり、触ってみると、ハクオロ…… 先代ウィツァルネミテアより継承した仮面(アクルカ)とクオンから借りていた鉄扇も消えてしまっていた。 幸いにも、オシュトルの刀だけは、木の上に引っかかっていて、 登って取ることができた。)」

 

「(木に登った折に、黒煙を見つけて、 その場に向かったら、自分が生きていた時代にはなかった集落、ヤマユラに辿り着いた。 そこで、敵國、クッチャ・ケッチャの騎兵衆(ラクシャライ)に襲撃されていたテオロ達を助けた。)」

 

「(仮面がなくても、自分の格好はハクオロと似ていたからなのか、助けたテオロ達からは、ハクオロと勘違いされたっけか。)」

 

「(テオロ達をトゥスクル側に逃すために、クッチャ・ケッチャと戦ったのも、ここだったな。 正直、仮面(アクルカ)なしに、騎兵衆《ラクシャライ》を相手にするのは、骨が折れた。圧倒は出来てはいいたが、 自分の経験がどこまであったのかは、確認できなかったので、この時に確認出来て、良かったと思ってる。」

 

「(そこからは、確か、村の散策をしたんだったよな。何が起きたのか、怪我人がいないのかの、色んな家を探索していたら、薬師の家……らしき所に辿り着いたんだよな。その中を確認して、出ようとした時に、オボロに襲われた。)」

 

オボロに襲われた理由は、自分が、ヒトではない気配だからだった筈。 まぁ、真面目に神様やってたから、勘違いされても仕方ない。実際、一度死んで、常世(コトゥワハムル)に行ってるしな。

 

「(そこから、オボロと切り結び合って、ハクオロに止められなかったら、お互いが倒れるまでやっていた……と、思う。オシュトルを演じていた時、自分にも武士としての血があった事も分かった。 あれほど強いさ、自分の武がどこまで届くのか、気になってしまった。そこは素直に反省しよう。)」

 

実際、切られかけたが、まだやれる程の力自体は残していた。

 

「(戦いを制止された後、逃亡した敵國の人間を追おうとしたハクオロ達を制止し、名を問われた。ハク、と名乗るわけにも行かず、少し考え、自分の神としての通り名、『マシロ』この名を名乗ることにした。)」

 

その際、エルルゥの名前を知っていた事で、トラブルになりかけたが、自分が彼女の祖母であるトゥスクルと知り合い、という事で、乗り切った。実際、それで納得してくれたのかは、審議があると思うが。 でも、その後からは何も言ってこないから、意図は汲んでくれたのかもな。

 

「(その後は、トゥスクル皇城に客人……賓客として招かねて、この城に滞在することとなった。)」

 

「(そこで、テオロさん達、ヤマユラの住人達と再会、若かりし頃のトゥスクルの将達とも顔を合わせることになった。ついでに、幼女期のアルルゥとも出会ったのだが、嫌われてしまった。理由はアルルゥから大切な人を取っていってしまう気がするからだと。 確かに貴方達の大切な人、もとい、クオンの事を好きになるのだが、チィちゃんと同じぐらいの年齢の子に嫌われると、なんか、こう、キテしまう。オジサンの性……って、誰がジイさんだ!)」

 

とセルフツッコミが出てしまった。 思い耽るのには、関係なかったな。

 

「(賓客としての部屋案内をベナウィに案内されて、行く事になったまでは良かったが、……この時にちゃんと把握しておくんだった。 まさか、陽が沈んだだけで、迷うとは思っていなかったからな。)」

 

 

 

「マシロ殿?」

 

 

廊下で声を掛けられる。

 

その声に反応し、後ろを振り向くと、ベナウィが居た。タイミングが良いのやら、悪いのやら。

 

 

「どうなされたのですか。もしや、お困りごとが?」

 

「あ、あぁ。恥ずかしい話、某の為にと用意してくれた部屋の場所が解らなくてな……」

 

「……まぁ、しょうがないですね。 この城は広い。迷ってしまうのは、無理もない事です。分かりました。今から兵の者を呼んで来ます。ここで少しお待ちを。」

 

そういうと、ベナウィは踵を返し、去っていく。 どうやら、迷子状態はこれで解消されそうだ。

 

 

数分後、ベナウィに呼ばれたであろう兵士がマシロを迎えに来た。その兵士に付いて行きつつ、自分の部屋の周りに何があるのかを確認しつつ、付いていった。 部屋に着く頃には、完璧に部屋の場所を覚えることが出来た。 これで、また宴に誘われても部屋に帰ってくることが出来るぞと、マシロは思ったのであった。

 

部屋に着いたマシロは、布団に横たわる。 天井に目をやりつつ、睡魔が出てきたので、眠りに着くことにした。 今になって、酔いが回って来たのだろう……

キャラのセリフは台本式か名前なしどっちがいい?

  • 台本式
  • 名前なし
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