【うたわれるもの】 Re:マシロ様は過去のトゥスクルに飛ばされた様です 作:黒鉄ナオト
マシロがテオロ達を逃して数時間後。
- トゥスクル -
「聖上。お目通りをしたいという方がいらっしゃいました。」
前髪を二つに分け、 物静かそうな男性が、聖上と呼ばれる男に言った。
「それは本当か? ベナウィ」
「はい、 何とも、聖上……ハクオロ様のご知り合いとか。 心当たりはありますか?」
ベナウィがそう問いかける。
「ここ最近は政で外に出ていなかったからな、 私個人の知り合いは思いの外少ないからな。 ……とりあえず通してくれ、ベナウィ。」
「御心のままに。」
ベナウィはそう言うと、部屋を後にした。
「……にしても、こんな時期に私を訪ねてくる……か、 何故か、嫌な予感がするな。」
ハクオロはそう思いながら、玉座の部屋に向かった。
「……皆、揃っているな。」
「兄者、今日俺たちを集合させた理由は何だ?」
「そんなの決まってますわ。 聖上から何かあると言う事でしょう?」
「うん、その通り。」
「……」
玉座の部屋には、ハクオロの舎弟、オボロとドリィ・グラア。カルラ、アルルゥとエルルゥとクロウが居る。
「……ウルトとカミュはどうしたんだ?」
「ウルトなら、今はここにおりませんわ。」
「カミュちーも居ない。」
「なんでも、オンカミヤムカイに何かあったみたいで、今朝方にトゥスクルを立ちました。」
「(ウルトとカミュが居ないのは珍しいな。 何かあればすぐに頼りたかったんだが……)」
「……ベナウィが居ないのは、先の私の尋ね人が居るからか?」
「その通りです。 何でも、早く聖上に会わせろって入り口で暴れているみたいで。」
「そうか、 ……何かあっても大変だ。 クロウ。 ベナウィに、通しても構わないということ伝えてくれ。 」
「ういッス」
クロウがそう言うと、玉座の間を後にした。
「(にしても、この妙な胸騒ぎは一体なんだ? 何か、大変なことが起きてる……そんな気がする。 ……こうもう不安になるのは何故だろうな……?)」
暫くは待っていると、ハクオロを訪ずねてきた人物は……
「おやっさん!?」
「テオロさん…!」
そこに居たのはおやっさんこと、テオロだ。 何やら慌てている様子だ。
「アンちゃん、大変だ……!」
「おやっさん、どうしたんですか……!? 何をそんなに慌てているんですか……?」
「落ち着いていられるかよ……これが……」
テオロはあちこち擦り傷等あるが、ぱっと見、命に関わる怪我はしていないようだった。 テオロは少しずつ、呼吸を落ち着けつつ、 こう言った。
「ヤマユラの村が襲撃された!」
「!?」
玉座の間に戦慄が走った。
「バカな。 そんなことありえない! あそこはただの農村だ! なぜ、そこが襲われたんだ!?」
「わからねぇ、突然だった。 朝起きたら、アンちゃん達の兵士とは違う色をした兵士達が村に入ってきたんだ。 そしたら、いきなり。《ラクシャインに加担せし、者達に裁きを》とか訳のわからねぇ事言って、 村人を斬りやがった……!」
「俺達はある者の助けで、なんとか逃げられたんだが…… そいつが、まだ村に残ってるんだ!」
「何……!?」
「(村を落とすだけならそんなに兵士は連れてこないだろうが、 恐らく、侍大将クラスは連れてくるはず……)」
「すぐに救援を送ってくれ! 俺達を逃したせいで死んだってなったら目覚めが悪いからよ……!」
「わかった。 だが、ここを空にする訳には行かない。 ……カルラとドリィとグラァ、おやっさん達の受け入れが終わったら、ベナウィとクロウにここを守っていてくれと、伝えてくれ。 ヤマユラには、私、エルルゥ、アルルゥ、オボロこの四人で行く。」
それを聞いたカルラとドリィとグラァは頷く。
「アンちゃん、すまねぇ。 たの、……む。」
テオロはその場で倒れてしまった。 どうやら眠ってしまったようだ。
「凄く疲れたんだろう…… 誰か、おやっさんをベットに。」
「承知致しました。」
待機していた兵士がテオロを担ぎ、 ベットまで連れて行った。
「聖上、エルルゥ様にアルルゥ様、オボロ様。この
「すまない、 助かる。」
そう言うと、ハクオロ達は
キャラのセリフは台本式か名前なしどっちがいい?
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台本式
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名前なし