オレが目指した最強のゴンさん   作:pin

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第30話 新たな分身とピエロの裏表

 

 皆さんこんにちは、原作より強いカストロがどこまでヒソカに迫れるか気になるゴン・フリークスです。ヒソカも強くなっている以上、せめて生きて帰ってくるのを祈るばかり。

 

 

 

 ゴン達のグッズが所狭しとひしめく自室の中で、ヒソカは一人堅を行いながらここ最近のことを思い返していた。

 ハンター試験で運命の出会いをしてからというもの、何をしていても頭の片隅に存在し続けるゴン・フリークス。そればかりか出会ってからこれまでの間、立て続けに良いおもちゃが見つかる、あるいは育ててくれるなど望外の幸運すら運んできてくれているようだった。

 

(だからこそ解せないんだよね、なんでボクは試験後ゴンについていかなかったのかな♠きっと頼めば許可してくれたと思うしね♦)

 

 普段は俗に言う天才以上にしか興味がないため、勝手に育つのを待って放って置くのがお決まりとなっていた。しかしことゴンに関しては、1秒たりとも見逃してはいけないと思ってしまう。成長し続けるさまをこの目で見たい欲求と、先を歩いていたはずが置いて行かれてしまうのではないかという初めての感情である恐怖。

 

(おまけに記憶と現実の差異、記憶は試験後すぐに来たことになるのに実際は一ヶ月後♣どう思い返しても辻褄が合わない♦)

 

 おまけに直近の移動履歴がパドキア共和国のククルーマウンテン近くとなれば、自分の現状についても自ずと答えが出る。

 

(高確率でクラピカの発による記憶の操作♣もうこのレベルまで到達しているとはすばらしい♥)

 

 ゴン達の性格や予想系統から答えを導き出したヒソカは、とりあえず嫌な感じもしないことから別段気にしないことにした。そしてワンチャン脳ミソも筋肉と認識したゴンの仕業かもしれないと妄想しながら修行を続けていると、普段鳴ることの少ない携帯がメールを受信して音を鳴らす。

 

(おや、マチからの連絡なんて珍しい♥時期的にヨークシン関係かな?)

 

 メールの送り主は、幻影旅団の中では特に気に入っている女性のマチ・コマチネ。彼女らしい現在地を聞くだけの素っ気ない内容に苦笑いしながら、天空闘技場にいることをまわりくどく脚色しながら送信すれば3日後に訪ねてくると返信が入る。

 

(連絡事項を直接言いに来るなんてトラブルでもあったのかな♣それはそれとして、マチが来てくれるならカストロ戦は遊べそうだ♥)

 

 ヒソカはタイミングよくカストロ戦と被る予定にほくそ笑みながら、堅を続けてオーラ総量の増加に勤しんだ。

 

 

 

 ゴンVSカストロの興奮も冷めきらぬ中、この日の天空闘技場はまたしても満員御礼の大盛況であった。

 

『会場に集まった観客の皆様、本日も天空闘技場のリングは灼熱の如く燃えています!』

 

 ゴン一行の追っかけをしているうちにいつの間にか実況の中で上位の人気を得た彼女は、今日も元気にハキハキと声を張り上げ誰よりも天空闘技場をエンジョイしていた。

 

『これから始まるのは今日のメインイベント!人気も高い二人の再戦とあって私も非常に楽しみです!待ちきれないのでさっさと選手紹介にいっちゃいましょー!』

 

 盛り上がる会場が僅かに静まり、これから現れる二人の闘士に思いを馳せる。

 

『一人目は10日前の激戦も記憶に新しい復讐の虎!分身により完成した虎皎真拳とネーミングセンスはちょっと残念なイケメン武闘家は、過去の敗戦を乗り越えフロアマスターへと辿り着くことができるのか!?虎皎拳あらため虎皎真拳のカストロ!!』

 

『先日の試合で殻を破ったな、以前まであった迷いや恐れが消えている。正しく自信に満ちた素晴らしい精神状態で戦ってくれるだろう』

 

『続いて二人目は最凶の呼び声も高い気まぐれピエロ!敗戦はドタキャンのみ、血が見たければこの人の試合を見れば万事解決!数少ない生き残りをその手で刈り取るのか、血にまみれた残虐な奇術師ヒソカ!!』

 

『ただただ強い、私の知る限りこの天空闘技場で遊んでいる唯一の闘士だ。覚醒したカストロがまだ見ぬヒソカの強さをどこまで引き出せるのか』

 

 突如会場の照明が全て落とされ、選手の入場口にスポットライトが当てられる。ゴン達がリングに上がるようになってエンタメ性を上げた天空闘技場の演出は概ね好評で、野蛮人の聖地から武術家の聖地を目指すゴードンも満足そうにうなずいていた。

 

『それでは登場して頂きましょう!カストロ、ヒソカ、両選手の入場です!!』

 

 申し訳程度に流れる入場曲をかき消す歓声とともに、一人は程よい緊張と戦意を持って、一人は好奇心と遊び心を持ってリングへと上がる。リング中心で向き合った二人に言葉はなく、しかし過去の因縁を感じさせない清々しさが感じられた。

 

『天空闘技場で最もフロアマスターに近い両者の試合、名勝負を約束された戦いが今始まります!!』

 

 審判が開始の合図を告げた瞬間、この日も天空闘技場で歓声による物理的揺れが観測された。

 

 

 

 試合が始まった瞬間、待ちきれなかったようにカストロが飛び出しヒソカへと肉薄した。ヒソカは予想外の積極性に虚を突かれながらも、表情は柔らかいままその場での迎撃を選択する。

 

(まずは分身(ダブル)を使わないで様子見かな?前より動きも良いしオーラも澄んでる♥やっぱり見逃して正解だった♣)

 

 お互いに発を使わず、小手調べと言える攻防を繰り返す。ダメージが目的ではなく相手の調子や自分の調子、相手の思考回路に合わせる意図のある攻防は派手さに欠けるがわかるものが見れば思わず唸るハイレベルな探り合い。

 

(流石だなヒソカ、過去感じた以上の実力差を感じる。だがその遊び癖はいただけない!)

 

 突如として大量のオーラを纏ったカストロは、半ば不意打ち気味に本気の一撃を放つ。急なリズムの変化とはいえ、ヒソカも余裕を持って顔面狙いの一撃を躱したかに見えたが、

 

(なるほどねぇ♥)

 

 完璧に躱したその直ぐ後ろに分身の寸分違わぬ一撃が隠れ潜み、ヒソカの頬へと痛烈な一撃を叩き込んだ。

 

『おおっと!?躱したはずのヒソカ選手、まるで虎に切り裂かれたように顔面から大量出血だ!!』

 

『なるほど、こうして上から見ていればカストロが増えているというのがよくわかる。しかし実際に対峙するヒソカからすれば完全に死角からの一撃、キング戦でもしたように重なることすら可能である以上実に厄介な連撃だな』

 

 口内に達するほどの裂傷から血を流しながらも嗤い続けるヒソカに対し、カストロは改めて分身を作り出して構える。

 

「その慢心が貴様の弱点だ、少しはその気にさせることが出来たのではないか?」

 

 確かに届いた己の爪に自信と高揚を感じながら、それでも拭いきれぬ過去の恐怖を抑え啖呵を切る。

 

「ん〜?あぁごめんごめん、ちょっと期待させちゃったかな♦今のは確かに良い攻撃だったけど、ボクとしては受けることに意味があったからわざと喰らったんだ♣」

 

 そう言うとヒソカはおもむろに指を傷へと突っ込み、粘ついた水音をたてながら口の中から何かを探すような動きを見せる。気の強くない観客が悲鳴を上げ、カストロも顔をしかめて静観しているとお目当ての物を見つけたのか血にまみれた指を引き抜く。

 

 その指には死神が描かれた、トランプのジョーカーが挟まれていた。

 

「たった一発とはいえ、ボクの得た情報は多い♥死力を尽くさないと、すぐに死神が刈り取りに来るよ♠」

 

 言い終わると同時にジョーカーを空中に放ると、次の瞬間大量のトランプが空中にばらまかれる。その手品に観客、そしてカストロも一瞬気を取られたが指を鳴らしたヒソカに視線を戻すと目を見開く。

 そこには首元や服を血に染めながらも、傷一つないキレイな顔をしたヒソカが立っていた。

 

「さあ、試合(遊び)を続けようか♥」

 

 ゴンの鮮烈で清らかな圧力とはまるで真逆の、コールタールのようにドス黒く粘ついた圧力。カストロは今一度気合を入れ直し、己のトラウマを克服すべく分身(自分)と共に駆け出したが、

 

「ほら、避けてごらん♠」

 

 ヒソカが蹴り飛ばしたリングの石板が乱回転しながら急速に迫る。

 二人まとめて巻き込むコースの石板を左右に躱し前を向いたカストロだったが、一人の目の前にトランプを構えたヒソカが待ち構えていた。

 

「チェック♥」

 

 一瞬の交差からすれ違ったカストロの左腕は肘から先を無くし、キャッチしたヒソカがまるでバトンの様にくるくると弄ぶ。

 

「よく腕一本で切り抜けたね、ひとまずは合格♥」

 

(…速い、そして狡猾にして頭脳的。フィジカル的にはキングに軍配が上がるが、総合的実力を見るならやはりヒソカのほうが上か?)

 

 二人のカストロが並び立つと、腕を無くした側がオーラに戻り吸収される。

 同時にヒソカの手の中にあった腕が掻き消え、汗を流すカストロと見比べるとニチャリと嗤う。

 

「うん、大体わかったかな♦大量のオーラによる入れ替えと攻撃力、それが君の新しい分身(ダブル)の正体だね♥」

 

 告げられた言葉に顔をしかめたカストロは、観念したように一つ息を吐くと再び分身を作り出す。

 

「流石だな、一回の攻防でそこまで見抜くとは。その顔からして私の進化した能力、自分身(マイセルフ)のデメリットも看破しているな?」

 

「意識は増えるわけじゃなく1つだけ、外傷はなくてもダメージは受ける、致命傷を受ければ具現化に使ってる大量のオーラを失う、このあたりが目立つ弱点かな♣」

 

 カストロの覚醒した発、自分身(マイセルフ)は一言で言えば大量のオーラを使った分身(ダブル)である。ヒソカが看破したように本体との入れ替えと、本体と同じ攻撃力を得ることができる代わりに具現化するには総オーラの半分が必要となる。使い捨てには出来なくなったが、視界は二人分となりオーラ量や動きから本体を見極めることは実質不可能に近い。

 

「さっきは分身と二人して石板を見たからボクを見失ったんだろ?なかなかに強い能力だけどいかんせん練度が低すぎる♠どうしてこんなに早く再戦してきたんだい?」

 

「…キングとの試合で学んだのさ、強さとは、念とは、気持ちの持ちよう一つで大きく変わるものだと。これは雪辱戦と同時に決別式なのだ、貴様にこだわり道を踏み外しかけた心の弱い私からのな!」

 

 二人のカストロがヒソカを挟んで構えると、二人の口から同時に言葉が紡がれる。

 

「「私の武の原点を思い出させてくれたキングの前で無様は晒せん!虎皎真拳“双虎の舞”で踊り狂えヒソカ!!」」

 

 駆け出したカストロに対しやや俯いていたヒソカが顔を上げると、これまで浮かべていた笑みから一転不安を感じさせるほどの無表情となり静かに告げた。

 

「さっきからキングキングと、ボクのゴンを気安く呼び過ぎだよ。ちょっと本気を出すから死にたくなかったら抗え」

 

 噴出したあまりにも禍々しいオーラで観客の中から失神する者すら出る中、ヒソカは完全に同時攻撃を仕掛けるカストロ達を軽々と捌く。物騒な気配とは裏腹に攻めっけを見せないことへの違和感を感じ始めたカストロに、ヒソカは失望を隠さない冷たい視線を向ける。

 

「ボクの能力伸縮自在の愛(バンジーガム)はゴムとガム両方の性質を持つ。ゴン達の師匠に凝を怠るなって言われなかった?」

 

 目を見開いたカストロが凝をすると、二人のカストロに無数のオーラが付着していた。

 

「最終試験だよ、ゴンに関わった者として対処できなかったら潔く死ね」

 

 片方のカストロを蹴り飛ばしたヒソカを攻撃しようとしたカストロだったが、突然顎に直撃した石板の破片に平衡感覚をなくしてたたらを踏む。

 そして吹き飛ばしたカストロを追撃するヒソカと同じタイミングで、散らばっていたトランプがバンジーガムにより引き寄せられた。

 

「チェックメイト♠」

 

 追撃されたカストロは迫るトランプとヒソカに必死で抗ったが、抵抗むなしく首から上が宙を舞った。

 

「あっけないね、やっぱりゴンにふさわしいのはこのボクしか…」

 

「ヒソカぁー!!」

 

 ゆっくりと振り向いたヒソカの目に映ったのは、体中にトランプを生やしながらも急所についたオーラを肉ごと削ぎ落として致命傷を免れたカストロ。首を落とされたダメージも含めて立っているのがやっとという有様だが、それでも己の足で立ち鋭い眼光を向けていた。

 

「今回も貴様の勝ちだ、だが終わりではない!私はこれから強くなる、いつか貴様も、キングすら超えて、武の頂に立つ!!それまでせいぜい、その遊び癖で死なないように…」

 

 精神力で耐えていたものの限界を迎え、リングに崩れ落ちたカストロを確認した審判が試合の決着を宣言する。しかしヒソカのオーラに当てられた観客も多く、開始時とは違い小さなざわつきだけが支配する会場に、甲高い拍手が二つ鳴り響いた。

 一つは大きくうなずくゴードン、もう一つは静かな笑みを浮かべたゴン。

 二人の拍手に触発された会場が徐々に熱を取り戻し、最終的には開始時を上回る歓声に包まれる。

 この日の天空闘技場も、更新を続ける大盛況で幕を下ろした。

 

 

 

「それでは皆さん、試合の感想戦を始めましょうか」

 

 ゴン達はホテルまで戻るのも待ちきれないとばかりに天空闘技場内の個室を借り、ビデオまで持ち込んで試合を振り返っていた。最初にウイング解説の下、戦闘技術や心理戦について軽く話し、この試合の要である念についての考察に入った。

 

「ではこの試合の最終局面において、ヒソカがいったい何をしたかについてレオリオ君から順番に思ったことを言っていきましょう」

 

「オレからか?そうさな、やっぱあの傷を自分で抉ったあたりのやり取りが決め手じゃねえかな。明らかにカストロの集中とオーラが乱れたせいで、その後の隠に気付くのが遅れたわけだしよ」

 

「どうかーん、更に言うならトランプに繋いでたオーラより石版にくっつけたオーラを見えにくくしてたのが質悪いよな。トランプのオーラが見えたらそれ以上凝を強くするってのも戦闘中はきついだろうし」

 

「それこそ最初から最後まで、ヒソカのプラン通りに進んだであろうことに戦慄した。悔しいがあの戦闘センスには敵う気がしない」

 

「あとはやっぱり洞察力というか、見た目に合わないけどすごく頭が良いよね。念の系統診断とか的中率も高いし、あの性格じゃなければ違う分野でも大成功してたんじゃないかな」

 

「…隠に気付けなかった自分が言うことはないっす。凝もしてたのに不甲斐ないっす~(泣)」

 

 さめざめと泣き出したズシを皆で慰めながらビデオで一つ一つ解説していると、血の滲む包帯に包まれたカストロがドアを勢いよくぶち開けて登場した。

 

「キングにウイング殿!力及ばずながらもこのカストロ、無事五体満足で帰還いたしました!!まだまだ未熟ながらこれからも修行に邁進していきますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくおねがいします!」

 

「あーあー、ちゃんと最後まで処置してもらってから来いよったく。そこのテーブルに横んなれカストロさん、そんくらいだったら治してやっからよ」

 

「なんと!?かたじけないリョナリオ殿!治療費は後日必ず支払わせて頂く」

 

「レオリオだ!!」

 

 一気に賑やかになった室内だったが、数分後スタッフがカストロを確保して連れて行ったためゴン達はホテルへと戻る準備を始める。そしてあらかたの片付けも終わり、ホテルへと向かう段となった時クラピカの携帯に連絡が入った。

 相手を確認したクラピカは予想外の相手に驚いた後、険しい表情で通話ボタンを押す。

 

「この番号にかけてきたという事は戻ったようだな、このまま通話で問題ない用件か?」

 

 その様子から相手が誰か理解したゴン達にも緊張が走り、携帯の先で記憶を取り戻した変態ピエロが笑う。

 

『出来れば全員で会って話がしたいね♥実は脚を一本捕まえてあるんだ、君の手も借りたいから是非頼むよ♦』

 

「っ!?…良いだろう、我々もまだタワーの中だ、待たせることはないだろう」

 

 通話を切ったクラピカの雰囲気は激変しており、先程までとの落差からズシは恐怖すら感じていた。ウイングもクラピカ本人の危うさはもちろん、通話相手だったであろうヒソカを危惧していた。

 

「皆さん、確かにヒソカは強さという一点に限ればこれ以上ないと言えるほどの強者です。しかしそれ以外は何一つとして信用のおけない危険な相手、あまりとやかく言いたくはありませんが気を付けてください」

 

 ウイングの本心からの忠告に対し、ゴン達はきょとんとした後最初にゴンが、そしてすぐに残りの三人も思わず吹き出しそのまま笑い出す。

 

「そういやそうだったぜ!あいつは快楽殺人者の狂人ヒソカだった!」

 

「やばいって!忘れたわけじゃねえけど忘れてたわ!あいつイル兄と仲良い性格破綻者だった!」

 

 ゲラゲラと特に笑い続けるレオリオとキルアに唖然とするウイングに向き直り、剣呑な空気を消したクラピカが頭を下げる。

 

「すまないウイングさん、どうやら我々は随分とあのピエロに絆されていたようだ。貴方の忠告は至極もっとも、今一度心に刻ませてもらう」

 

 そこで一度区切り笑うゴンへと視線を向け、何かを思い出しながら続ける。

 

「ヒソカは確かに異常者だが、強さ以外に実は一つだけ信じられることがある。それは奴がゴンを裏切れないということだ、私達はヒソカというよりゴンのことを信じている故安心してくれ」

 

 ウイングとズシが見ていることに気付いたゴンが、子供の姿ながらモストマスキュラーポーズで応える。

 再び明るく賑やかになった室内で、ウイングは呆れたような笑みを、ズシはゴンを尊敬する満面の笑みを浮かべていた。

 

 




後書きで失礼します作者です。
非常にわかりにくいカストロの能力について補足します。

能力名:自分身(マイセルフ)

 総オーラの半分を使って動きも攻撃力も本体と同じ判別不能の分身を作る。
 意識は一つしかないのに2つの視界と体を十全に扱える理由は本人にもわからない。
 ダメージを共用しており分身が致命傷を受ければ相応に辛いが精神力で抗うことも可能。
 今の時点で入れ替えはオートでありヒソカも言ったように練度が低すぎるため本領発揮はまだまだ先の話。
 完成形は分身とフュージョンすることで虎皎真拳2倍だぁー!とかするかもしれん知らんけど。

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