Crown trick “ice”   作:Ninailce

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アリスの双子の妹(らしい)にいきなり襲われた私。
遮るように現れた
白いキャストのレギンレイヴ

時計塔の鐘がなり、自宅へと急ぐ。


デート×デート 後編

「なんで…」

 

家へ帰ろうと駅まで歩くが

一向に"駅に辿り着けない"

 

「こんなこと…あるわけない!」

 

私は突然の状況に混乱していた。

状況を整理しよう。

いつだって冷静に思考できるのが

私の長所なんだから。

 

「そうだ、発信タグでアリスに連絡…」

 

端末を開いて目を疑う。

 

「大都会なのに圏外…?」

 

おかしい。

いくらなんでもこれはおかしすぎる。

 

「じゃあ緊急用のチーム発信タグ…」

 

ノエルに連絡する用の端末だ。

これなら専用回線だし繋がるハズ。

 

「ノエルです…

 ただいま出ることが出来ません。」

 

運が悪く不在だった。

なんてツイてない日だろう。

 

「どうすんのよ…これ…」

 

帰らなければ勿論…

明日のデートには行けない。

 

それどころか命の危険もあるかも知れない。

さっきの妹との出来事を思い出す。

 

「本当に妹ちゃんだったよね…」

 

今でも信じられない、

夢でも見ていたんじゃないかとさえ思う。

 

「いいからこの状況

 なんとかしないと…」

 

さっきから同じとこを歩いている気がする。

地図アプリでしっかりたどってるハズなのに。

 

第3帝都から船団への移送ケーブル。

乗り場は駅のハズなのに…

 

困り果てた時後ろから声がする。

 

《先程は御迷惑をかけました》

 

白いボディのキャスト…

 

「レギンレイヴ…さん?」

 

記憶を頼りに確認する。

 

レギンレイヴはゆっくり頷き

私の隣へ歩み寄る。

 

《帰れないんでしょう?》

 

なんで知ってるんだこの人…

ゆっくり目をこちらにむけると

表情を崩さず話始める。

 

《大丈夫です。

 ちょっと違反者がいたので

 この辺の地形を書き換えて追いつめて

 いただけですから。》

 

全く意味がわからなかった。

 

「そんなこと、

 普通は出来ないハズです。

 貴女達は何者…?」

 

率直な質問。疑問。

多分答えてくれないとは思ったが

その予想は大きく外れた。

 

《研究所出身。汚れ仕事してる。》

 

研究所…

前にアリスも同じことを言っていた気がする。

 

《アリスの双子の妹が

 なんで私に襲ってきたのか。》

 

タイミングがいい。

聞きたいことを答えてくれそうだ。

 

「気になるのはそこです。」

 

《いいけど、くだらないよ。》

 

くだらない…?

いやいや、命かかってるんだから

そんな一言で返されても困るワケだが…

 

「教えてください。気になります。」

 

レギンレイヴの手を握る。

何故かレギンレイヴは頬を赤らめた。

 

《え…いや…貴女…、その、

 アリスの姉と結婚するんでしょ?》

 

「は!?!?!?!?!?!?!?!?」

 

いきなり何をいい始めたかと思えば

まじでなに言ってるんだこの人。

 

《その、それで結婚するなら、

 それに相応しいかって妹が…ね…。》

 

つまり要約すると

妹さんが嫉妬したと言うことか…

 

「だからってあんな野蛮なこと…

 違法なこともしてましたし…。」

 

あとめっちゃ怖かったし(ブチギレ)

 

《それについては本当にごめんなさい》

 

レギンレイヴはぺこっと頭を下げた

 

《お詫びと言ってはなんですが…》

 

封筒を渡される。

 

《明日、うちの妹ともデートいくんですよね》

 

「え、あっはい…って、え?」

 

レギンレイヴの妹??

明日デート行くのはアリスとしえる…

 

「え、しえるの姉!?」

 

驚いた。世界は本当に狭い。

 

《はい、血は繋がってませんけど…》

 

控えめな言動。

何か訳がありそう。

…聞かない方がいいかな…。

 

「で、この封筒は…」

 

レギンレイヴは

開けていいよ的な手振りをした。

恐る恐る開けてみると…

 

「オラクル展示会…招待券…?」

 

第1帝都でやってる展示会

新作の武器などが展示されたり

古来の文化を学べる施設だ。

 

《しえる行きたがってたので…》

 

悲しそうな顔をするレギンレイヴ。

 

『あ、ありがとう。

 3人で行くことにするよ。』

 

笑顔をむけるとレギンレイヴも

笑顔で返してくれた。

なんか可愛い。

 

《では、私はこれで…

 駅にはここ真っ直ぐ行けばつきますよ》

 

そういうと彼女はテレポーターを起動した。

 

「あっ、待って!!」

 

慌てて呼び止める。

聞かないといけないことがあった。

 

「貴女のこと、なんてよべばいい?」

 

レギンレイヴは

ちょっと困った顔をしたが笑顔で

 

《レギって呼んでください。》

 

そう言うとスッと消えた。

 

「行っちゃった…」

 

他にも聞きたいことがあるが

しょうがない。

 

「おうち、帰ろう。」

 

 

 

 

 

 

レギに言われた通りに真っ直ぐ進むと

駅があった。

 

「はぁ…よかった。」

 

やっと家に帰れる。

私は安堵して電車に乗った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-自宅-

 

「え…なんでいるん(真顔)」

 

家に帰るとアリスとしえるがベットで

遊んでいる。

正確には"全裸で重なっている"

 

「おーかーりーアイスー」

 

「おかにゃー」

 

「おかにゃーじゃないよ!

 シーツまたぐしょぐしょじゃん!?」

 

私のベットがまたぐしょぐしょに…

ってか明日デート行くのに

何故私の家にいるのか。

 

「明日デート…じゃなかったの…?」

 

すると2人は口を合わせて

 

「デート前にえっちでしょ!!」

 

深くため息をつく。

今日散々な目にあったけど

ここで発散出来そうだ。

 

「じゃあ今日は2人に

 失神して貰おうかしら…?」

 

アリス&しえる「え"?」

 

 

 

「ちょ///まっ…やぁ///

 あいすぅ…イッちゃうよおぉぉおおお////」

 

「ふにゃああ///

 あいすのゆび…///気持ちいいにゃあああ///」

 

 

 

 

…当然デートになんか行ける訳なく、

翌日の朝から腰痛になる私でした。

 

「オラクル展示会は…明後日いこっか…」

 

「そうね…」

 

「そうするにゃあ…」

 

 

 

 

            続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




第4帝都の研究所にいる妹
アリスに先日のことを
話そうにも話せないでいた私

楽観していた現実は
非常に残酷で…

そんな中、チームメンバーのマリアが
原因不明の高熱で倒れてしまう。
突然の出来事で看病することになった私に
マリアが… やっ…ダメ…こんなこと……

次回 Crowntrick "Ice"
「マリア」
お楽しみに!
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