「う~スイーツ、パフェ、は、我慢ですわ~」
学園のカフェでの期間限定メニュー、その中に季節限定のパフェ、季節のフルーツをふんだんに使ったパフェがあった。
「マックイーンよ」
「ええ、お、オーガさん!!!!」
悩むマックイーンの後ろにオーガが現れる。巨大な男が後ろに立っているだけでもかなりの威圧感があるが、顔も相まって余計に怖く感じた。警戒しているとにやついた表情でマックイーンに告げる。
「強くなりたくば喰らえ!!!!」
「ええ~~~!!!!」
「禁欲の果てなどたかが知れている」
「き、ききき、禁欲、なな、なんて破廉恥な!!!!」
「欲を喰らえ、スイーツを喰らえ」
「え?ええ~~~??」
「喰った分動けば問題なかろう」
「そ、そそそそうですわね!」
「邪魔したな」
何が何だか、いきなり現れとんでもない助言をして去っていった。
「そ、そうですわ、オーガさんの言う通り食べたら走れば問題ないですわ!」
そこには先ほどまで悩み続けていたマックイーンではなく、覚悟を決めたマックイーンがいた。そして言うまでもないが、満足するまでパクパクしたマックイーンは死ぬほど走った。走った。そして太らなかった。
「か、革命ですわ!食べた分だけ走れば太らない!パクパクですわー!」
「ま、マックイーンが壊れた」
「おいおい、太るぞあいつ」
壊れたマックイーンを眺めるテイオーとゴルシ、ちなみにだが、カロリーは消費するが糖質などは蓄積されるので結果として太る!そんなことも知らず目の前にあるスイーツを喰らって喰らって喰らい尽くす。生クリーム一つ残さず全てを綺麗に平らげていく。
見ている者何人かは胸焼けがしたのかスイーツを食べることを辞めたのか、それとも自分もこうなる運命が見えたのか、太りたくないのか食べないものが増えた。そんなことにも気がつかず満足げに幸せそうな表情のマックイーン、欲望を全て解放した彼女に後悔という言葉はなかった。
「よよよですわ~~」
「当たり前だろ」
「悪魔ですわ~鬼畜ですわ~鬼ですわ~化け物ですわ~」
「滅茶苦茶言うじゃんマックちゃん」
流石のゴルシもあきれていた。後悔はしていた。この一件でマックイーンのスイーツ禁止が一ヶ月ほど続き、ダイエットメニューとして練習が厳しくなるなど、鬼の助言はリスクが高いことを身をもって知ったのであった。
「マックイーン3本走れよ~」
「よよよ~~~」
「とりあえずワカメでも食わすか?」
「なんでワカメ?和食でも作るの?」
「いやなんとなく、けど和食の中でつけもの、テメーは駄目だ!」
ハルウララ編で終わろうと思います。