レイナ様に願いを~No time to wait a carriage!~ 作:汐留ライス
『神様いじわるしないで』
いつもの通り、事務所で雑談する麗奈たち。
龍崎薫「かおるたちのユニットがね、新しいお歌をもらったんだー♪」
小関麗奈「へえ、よかったじゃない」
椎名法子「お祝いにドーナツあげる」
龍崎薫「えへへ、ありがとうございまー!」
ドーナツ食べながら、しばしご歓談。
小関麗奈「で、どんな曲なの?」
龍崎薫「えっとね、『
小関麗奈「フフン、アタシたちにどんと任せるがいいわ!」
椎名法子「なんたって、現役JCだもんねー」
おねえさんと呼ばれて気をよくしたのか、ふたりともノリノリ。
龍崎薫「あのね、すぷりんぐすくりーみんぐって、どんな意味なの?」
小関麗奈「……」
椎名法子「……」
ノリノリから一瞬で覚めて顔を見合わせるふたり、小声でささやき合う。
小関麗奈「スクリーミングってアレよね、確か叫ぶとかそういう意味よね? 小梅がそんなタイトルのDVD持ってた気がするわ」
椎名法子「うんうん、それでスプリングだから……」
結論が出たふたり、薫に向き直る。
小関麗奈「つまりアレよ、『バネが叫ぶ』」
椎名法子「怖い歌だね!」
勝手に納得してうんうんうなずくふたり。
龍崎薫「……そうなのかなあ?」
いまいちピンときてない薫であった。
† † †
『熱中乙女A』
連日の暑さで、事務所のアイドルたちも夏バテ気味。
佐藤心「あじー。シャレになってねーぞ、オイ☆」
星輝子「キノコも、ホイル焼きになりそう……」
小関麗奈「エアコン壊れたら、アタシたち終わりね」
そこへ、さっそうと登場する茜。
日野茜「暑さを克服するいい方法を考えました!」
佐藤心「どーすんの?」
日野茜「走りましょう! 走って暑さを忘れるんです!」
星輝子「いや、それ無理があるんじゃ……」
周りの面々が止めようとしても、茜の熱は冷めないどころかますますヒートアップ。
日野茜「それじゃあ私、ちょっと外を走ってきます。うおおお、リラーックス!!」
小関麗奈「待ちなさい茜、リラックスの使い方もおかしいから!」
麗奈の制止(とツッコミ)も聞かずに飛び出した茜は数分後、事務所の前でぶっ倒れてるところを発見されて、清良さんの手当てを受けましたとさ。
みんなも気をつけようね!
† † †
『アンバランス』
寮の食堂。
笑美の朝食を見た麗奈が一言。
小関麗奈「アンタ、お好み焼きとごはんって両方炭水化物じゃない。バランス悪くない?」
難波笑美「なんでや! 粉モンとごはんは基本やろ?」←大阪出身
前川みく「そうにゃ!」←大阪出身
小関麗奈「うっ、コレだから関西人は……」←山形出身
日野茜「いいえわかります!」←栃木出身
会話に加わってきた茜のトレーには、カレーライスとは別にお茶碗がひとつ。
日野茜「炭水化物は基本ですから! カレーライスをおかずにごはんだって普通に食べられます!」
右手に箸、左手にスプーンという変則的なスタイルで、猛然と食べだす茜。
難波笑美「いや、ソレはないわー」
前川みく「ないにゃー」
† † †
『好きこそ物の』
日野茜「やりました! ポジティブパッションで、カレーのお仕事をいただきました!」
叫びながら事務所に飛びこんできた茜。
日野茜「いやー、普段からライブや取材のたびにカレー好きをアピールしていた甲斐がありました!」
浅利七海「そうれすね~、七海もお魚が好きだから、よくお魚のお仕事をさせてもらってるのれす~」
ふたりの話を聞いて、麗奈も考える。
小関麗奈「ということは、アタシもあっちこっちでイタズラ好きをアピールしてたら、そのうちドッキリの仕掛人とかの仕事が……」
周りのアイドルも、似たようなことを考えた模様。
佐久間まゆ「それでしたら、まゆはプロデューサーさんに関わるお仕事を……」
小関麗奈「どんな仕事よ、それ」
双葉杏「じゃあ杏はだらだらしてる仕事がいい~」
小関麗奈「もはや仕事ですらないし」