食べるのが大好きなので、全てをいただきます   作:にゃもー

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第1回イベント開催ですー。



第1回イベント

「メイプルー、やっほー。」

 

「ランチ、やっほー。…うんまあ、さっきまでも一緒だったけど」

 

NWO内の広場、噴水前で二人は待ち合わせしていた。

メイプルがいう通り、その日、二人は理沙とともに3人で一緒に帰っていて、

つい先ほどまで一緒にいたのだった。

 

「そだねー。いよいよ第1回イベントだね!」

 

「うん!ドキドキするねー。痛くないといいなー」

 

「んー、メイプルは防御力高いから、大丈夫じゃないかな?」

 

「だといいな。理沙がいないのは残念だけど、せっかくだから限定品目指して頑張ろー!」

 

「おー!」

 

そんな理沙は、今日初めて二人からNWOの話を聞き、予想通り悶絶していた。

 

「うあー!やりたいー!実力テスト、絶対良い点とる!待っててね二人とも!」

 

あえてゲームの話題を入手していない理沙の為に、

理沙の前ではあまりゲームの話をしていない二人。

 

…理沙も二人が謎の進化を遂げているとは思いもしていなかった。

真っ黒な鎧と真っ白なユニフォーム、対比的な二人は周りからの注目も大きかった。

 

特に、ランチは先日の巨大化を知っているプレイヤーもおり、

今回のイベントでひそかに注目されていたりしていた。

 

そんなことはつゆ知らず、呑気に話している二人。

 

「あ、これ前に言ってたチョコケーキ!」

 

「わぁ!ありがとう!」

 

【チョコケーキ】

  食べ物。食べると美味しい。

  付与効果:防御力アップ 10分間 5%

 

ケーキをいくつか渡すランチ。

そのままメイプルに耳よせする。

 

(あ、【付与効果】ついてるのは、できれば周りには内緒で…)

 

(そうなんだね。うん分かった。大丈夫だよ)

 

(ありがとー。メイプルに役立ちそうな付与効果にしたつもりだよ)

 

(うん。助かる!ありがとう!)

 

  【がぉ~! それでは、<New World Online 第一回 イベント>を、開始するドラ!!】

 

そんなところにイベント開始を告げる人形が現れた。

 

  【『制限時間は三時間!ステージは、新たに作られたイベント専用マップ!】

  【ちなみにボクは、このゲームのマスコット<ドラゾウ>!】

  【初めての人は、以後よろしくドラ♪】

 

「マスコットかー。ちょっとかわいいな」

 

「食べれるのかなー?」

 

「ちょっとランチさん?」

 

メイプルがツッコミにまわっている中、カウントダウンがスタートした。

 

  【それではカウントダウン~……3! 2! 1! みんな頑張るドラ~♪】

 

「じゃ、またねー!」

 

「うん!マップで会ったらお手柔らかに!」

 

「装備しか食べないから大丈夫!」

 

「大丈夫じゃないからね!?」

 

最後までツッコミを食らいながら、ランチとメイプルの体が光に包まれた。

 

 

 

「さて、ここはどこなんだろ?」

 

ワープしたランチは、森の中に居た。

早速自分のステータスを再確認してみる。

 

name:ランチ

Lv :28

HP :3640(+1000) (戦闘時:37120)

MP :10(+10) (戦闘時: 160)

STR :0

VIT :0

AGI :0

DEX :0

INT :0

 

装備

 頭 :食神のシェフハット

 左手:食神のボウル

 右手:食神のウィスク

 体 :食神のコックコート

 装飾:食神のコックタイ

   :空欄

   :空欄

 

スキル

【超大物食らい】【暴食】【双身】

【食材集合】【相対成長】【食材分割】

【食神の霧】【食材観察】【料理生成】

【生命循環】【口腔浄化】【捕食の手】

【MP強化小】

【麻痺耐性中】【毒耐性大】

 

「【MP強化小】は取って良かったなー。MP2倍だからね」

 

「【麻痺耐性中】と【毒耐性大】は、今後もどんどん食べて強くしていこう」

 

ちなみに耐性を得る際に、とあるテントウムシと竜が何体かランチのお腹に消えていた。

 

 

「よーし。頑張るぞ!といっても、足遅いから追いつけないんだよねー」

 

「とりあえずこの辺でなんか食べながら待ってみようかな」

 

岩に座って食べ物を取り出すランチ。

 

この日のために料理の素を集めていっぱい作っていた料理たち。

中には、戦う前から勝負を決定づけるようなものが、いくつかあった。

 

「まずは軽めにー」

 

食べ物をインベントリから出して並べるランチ。

 

【ホットドッグ】

  食べ物。食べると美味しい。

  付与効果:ダメージ軽減 10分間 5%

 

【レモンティー】

  飲み物。飲むと美味しい。

  付与効果:状態異常抵抗アップ 10分間 10%

 

【ドーナツ】

  食べ物。食べると美味しい。

  付与効果:状態異常回復アップ 10分間 10%

 

いずれもかなり強力な付与効果。特にランチにとっては強力だった。

ランチは、同じ食べ物でも何種類か作ってみていた。

そして、よさそうな【付与効果】を持っている食べ物を見つけ、量産していた。

 

「ごちそうさま!いっぱいあるから、いつでも食べられるね!」

 

付与効果で体が軽く光っているランチは、もう1つインベントリから食べ物を取り出した。

 

「あとは飴舐めてよっと」

 

【ミルクキャンディ】

  食べ物。食べると美味しい。

  付与効果:状態異常回復 3秒に1回 10分間

  特記事項:【舐める】操作をしないと効果が出ない

 

問題はこのミルクキャンディだったりするが、ランチはまだ気が付いていなかった。

そして、いよいよランチの前に、初の相手プレイヤーが現れようとしていた。

 




ということで、ランチさんご飯タイム(ドーピングタイムとも言う)。

ちなみに、ミルクキャンディは「3秒に1回食べる判定」が出ます。

あと、マスコットやスタッフの外見は、(マスコットの中の人的に)アニメ準拠になりますー。

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