9人の戦士と10人の虹乙女   作:カツ丼DⅩ

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こんばんは、カツ丼DⅩです!


最近、賢者の孫や盾の勇者の成り上がりを観てるんですが、とても面白いですね


第9話 愛・友・キター!

 

 

―――彼方視点―――

 

 

 昨日の夜、私・・・・近江彼方の幼馴染の進導走介君が仮面ライダードライブに変身して敵をかっこよく倒してくれたんだ~。・・・・で、今は昨日約束した通りそーくんとベルトさんに仮面ライダーゼロワンこと飛瀬雷羽君を紹介してあげたよ~。

 

 

走介「・・・・まさか、彼方の知ってるいい人ってのがゼロワンだったとはな・・・・」

 

 

ベルトさん『私も驚いたね』

 

 

雷羽「久しぶりドライブ!近江さんから話は聞いたぜ!早速なんだけどベルトさん、何処にピットを造ればいいか希望はある?」

 

 

ベルトさん『そうだね・・・・やはり、人目につかない所となると地下を希望したい』

 

 

雷羽「わかった。ならドライブと近江さんが住んでいる県営住宅の地下に造ろう」

 

 

 雷羽君の言葉に驚く私とそーくん。やっぱりお金持ちは発想が違うというかなんというか。

 

 

走介「・・・・ゼ、ゼロワン。お前こっちでも金持ちなんだな・・・・」

 

 

雷羽「まぁな!」

 

 

彼方「うらやま~~」

 

 

 彼方ちゃん達がそんな話をしていると、少し離れた場所で璃奈ちゃん・かすみちゃん・しずくちゃんの1年生組と愛ちゃんが話していた。・・・・特に璃奈ちゃんはベルトさんに興味深々の様子。

 

 

かすみ「ベルトが喋ってますよ・・・・」

 

 

愛「いや~、ああいうベルトもあるんだねぇ~」

 

 

しずく「色々あって興味深いですね」

 

 

璃奈「あのベルト、どういう構造してるのか気になる。璃奈ちゃんボード【フンスッ!】」

 

 

愛「お!りなりーテンション上がってんねー!」

 

 

璃奈「うん。解体して中を見てみたい。璃奈ちゃんボード【ギラギラッ】」

 

 

ベルトさん『・・・・今、何か悪寒がした様な・・・・』

 

 

走介「機械が何言ってんだよ、ベルトさん」

 

 

 

 

 

 

―――愛視点―――

 

 

 あの後、遅れてきたゆうゆと歩夢を加えてダンスと発声練習を終えたアタシこと宮下愛は、時々お手伝いしてる老人ホームへ行こうとしたところ、ゆうゆが「皆で行こう!」とまた突然言い出し、今は皆で老人ホームへ来ていた。ちなみに、今この老人ホームの施設にアタシ・ゆうゆ・歩夢・かすかす・りなりー・カナちゃん・らいらい・そー(ベルトさん)が来ている。せっつーは生徒会、カリンはモデル業、エマっちは用事で部活にも来ておらず、しずくは演劇部に顔を出すということでここに来ていない。

 

 

女性介護職員「いやー、愛ちゃんが来てくれて助かるわぁ~!それに今日はお友達も一緒なんてほんと楽になったわ。・・・・けど、ごめんね?学校もあるのに大変でしょ?」

 

 

愛「ううん、愛さんもおばあちゃんおじいちゃんと関われて楽しいから全然問題無し!」

 

 

侑「私達も貴重な体験が出来てうれしいです!」

 

 

女性介護職員「そう言ってもらえると助かるわぁ~。・・・・あ、そうそう!あの子、来てるわよ!」

 

 

愛「へえっ!?//////な、何言ってんのぉ//////」

 

 

 この老人ホームの従業員である女性介護職員の突然の発言に素っ頓狂な声を上げてしまったアタシ。そんなアタシを見て、隣にいた歩夢が話しかけてきた。

 

 

歩夢「・・・・ねぇ愛ちゃん、あの子って誰?」

 

 

愛「べ、別に誰でもないって言うか・・・・誰でもあるって言うか・・・・」

 

 

女性介護職員「あら?愛ちゃんお友達に紹介してないのね?」

 

 

愛「で、出来る訳ないじゃん!」

 

 

侑「・・・・これは、何か愛ちゃんから女の子の匂いがするねぇ~!」

 

 

歩夢「・・・・・侑ちゃん、その発言は気持ち悪いよ?」

 

 

 ゆうゆの気持ち悪い発言に流石の歩夢も若干引いたところで、あらかた介護の手伝いを終えたアタシ達はエントランスに戻って来た。すると、窓際のテーブルで将棋をしているおじいちゃんと一人のヤンキー風の男の子がいた。私は、思わずその男の子をじっと見てしまう。そんな私を心配そうに歩夢が声をかけてきた。その声で私は我に返る。

 

 

愛「・・・・・」

 

 

歩夢「・・・・愛ちゃん?」

 

 

愛「・・・・えっ!?どうしたの歩夢!」

 

 

歩夢「いや、急に止まったからどうしたのかなって・・・・」

 

 

愛「あ、あぁいや、なんでもないなんでもない!」

 

 

侑「歩夢!愛ちゃんの邪魔しちゃダメだよ!ほら行くよ!」

 

 

歩夢「え、えぇ!?侑ちゃん!?」

 

 

 すると、何か顔がニヤニヤし始めたゆうゆが歩夢の腕を引っ張り歩夢を連れてその場を離れて行った。・・・・よし、後でゆうゆはお仕置きしよう。

 

 

愛「はぁ~・・・・本当にゆうゆは・・・・。」

 

 

 アタシがゆうゆのことで溜息をついていると、先程の男の子とおじいちゃんが一際大きい声を上げた。

 

 

???「これで王手!!!」

 

 

歳三おじいちゃん「かー!流石てんちゃん!強いなーー!!!」

 

 

???「何言ってんだよじーちゃん!じーちゃんの教え方が上手いから俺もここまで上手くなれたんだよ!」

 

 

歳三おじいちゃん「嬉しいこと言ってくれるねぇー!・・・・おっと、もうこんな時間か、わしはもう行くよ」

 

 

???「おう!またやろうな!」

 

 

 ヤンキー風の男の子と対局していたおじいちゃんが席を立ったのを見計らって、アタシはそれとなく男の子に近づくと、男の子が気付いてこっちにきてくれた。そしてアタシ達は友情握手という少し変わった握手を交わす。

 

 

???「お?愛じゃねぇか!今日も来てたんだな!」

 

 

愛「やっほ、てんてん!てんてんも来てたんだね!」

 

 

 この男の子の名前は友月 天弥(ゆづき てんや)。アタシはてんてんって呼んでるんだけど、てんてんと出会ったのは少し前で、アタシがここでお手伝いを始めて少し経ったくらいにさっきみたいな感じでおじいちゃん達と将棋をしてたんだよね。見た目はヤンキーなんだけど、とっても優しくて、それを知ってからこうしてちょくちょく話しをしていく内に・・・・ね。

 

 

愛「ねぇ、ちょっと・・・・話さない?」

 

 

天弥「あぁ!いいぜ!」

 

 

 そしてアタシ達は少し移動し、中庭のベンチに腰掛ける。

 

 

愛「それにしてもさ、愛さん達が出会ってもう2ヵ月だねぇ~!最初はびっくりしたよ?ヤンキーがおじいちゃん達と将棋打ってるって!」

 

 

天弥「俺だってびっくりしたぜ!パツキンギャルが介護やってんだもんよ!」

 

 

愛「あはは!だよねー!」

 

 

天弥「・・・・でもさ、何て言うか・・・・愛は普通のギャルじゃねぇって言うか、じーちゃんばーちゃんだけじゃなくてみーんなに優しくてさ。俺、そういうお前のとこ好きだぜ!」

 

 

愛「・・・・ひゃぁいっ!?す、すすす・・・・って急に何言ってんの!もう!」

 

 

天弥「え?俺何か変なこと言ったか?」

 

 

 本当にてんてんはすぐ好きとか無自覚に言っちゃうんだからこっちの心臓が持たないよ・・・・。と、アタシ達がベンチで話していると・・・・老人ホームの施設内の一部が爆発した。

 

 

天弥「うぉっ!?な、なんだ!?」

 

 

愛「爆発が起こったみたい!逃げようてんてん!」

 

 

天弥「・・・・いや、もしかしたら逃げ遅れた人がいるかもしれねぇ。俺は行って来るから愛は逃げろ!」

 

 

愛「えぇ~~!?ちょ、アタシも行くってーーー!!!」

 

 

 そう言うと、てんてんは爆発のした方へ走っていく。そんなてんてんの背中を追ってアタシも急いでその場を後にする。

 

 

 

 

 

 

―――天弥視点―――

 

 

???「このデストオリオン・ディヴェンジャーの力!特と見るがいいわい!」

 

 

 いつもの様に老人ホームで歳三じーちゃんと将棋を打っていた俺・・・・友月天弥は、突然起きた爆発に人が巻き込まれていないか確認する為、急いでその場に向かう。が、そこには俺の予想外のことが起きていた。

 

 

天弥「・・・・おいおい、アイツらはなんなんだよ・・・・!?」

 

 

 そう、俺の眼前の景色には爆発と共に何か・・・・特撮番組で見るような怪人の群れが暴れ回っており、その中でも一層デカい怪人がそれらをまとめるリーダーの様に見える。俺が眼前の景色に驚いていると、愛が後ろから追いついてきた。

 

 

愛「ちょ、てんてん速いって・・・・って、あれディヴェンジャー!?嘘っ!?」

 

 

天弥「ディヴェンジャー?愛・・・・アイツらのこと何か知ってんのか!」

 

 

愛「う、うん・・・・!あれはディヴェンジャーって言って、人類を滅ぼそうとする怪人だよ!」

 

 

天弥「なに!?そいつは許せねぇー・・・・。ぜってー止める!」

 

 

愛「あ、ちょ、てんてん!」

 

 

 俺は愛の声を無視し走り出すと、とりあえずリーダーぽい怪人にドロップキックをぶちかます。

 

 

天弥「おらぁ゛っ!?」

 

 

デストオリオンディヴェンジャー(以下、デストオリオン)「ぐおっ!?・・・・な、何者だ!?」

 

 

天弥「俺は友月天弥!ダチを傷つける奴は・・・・俺が許さねぇ!」

 

 

デストオリオン「・・・・て、てんちゃ・・・・ふ、ふん!誰かと思えばただの無謀者か。いいだろう、ならば貴様から消してくれる!」

 

 

天弥「行くぜぇ!」

 

 

 そして俺は、リーダー格の怪人へと走り出す。

 

 

 

 

 

 

―――愛視点―――

 

 

愛「ちょ、行っちゃったよ・・・・・。」

 

 

 てんてんを追って爆発音がした場所へ来たアタシ・・・・宮下愛は、そこでディヴェンジャーが暴れているのを見て驚愕していると、てんてんが突っ走って行っちゃった。アタシがそのことでボーゼンとしていると、らいらいとそーの2人が駆け付けて来てくれた。

 

 

雷羽「宮下さん!」

 

 

走介「宮下!無事か!」

 

 

愛「らいらい!そー!よかった、来てくれて!」

 

 

雷羽「俺達が来たからにはもう大丈夫・・・・って、なんだあいつ!生身で戦ってる!?」

 

 

走介「まじか・・・・って関心してる場合じゃない!行くぞゼロワン!」

 

 

雷羽「おっけー!今日はこいつで行くぜ!」

 

 

 そう言うと、らいらいはいつものキーではなく水色っぽい色のキーを取り出し、それをベルトに読み込ませる。すると、大きい熊?みたいな、ライダモデル?だっけ?・・・・が、らいらいを包み込み氷の様なアーマーに身を包んだ水色のゼロワンに変身した。

 

 

『ブリザード!オーソライズ』

 

 

雷羽「変身!」

 

 

『プログラーイズ!』

 

 

『Attention freeze!フリージングベアー!』

 

 

『Fierce breath as cold as arctic winds.』

 

 

走介「行くぜ、ベルトさん!」

 

 

ベルトさん『OK!スタート・ユア・エンジン!!』

 

 

走介「変身!」

 

 

ベルトさん『ド、ラーイブ!ターイプ・スピード!』

 

 

雷羽[ゼロワンフリージングベアー(以下、ベアー)]「とりあえず俺は燃えた所を凍らせつつ周りのやつら倒してくるわ!」

 

 

走介[ドライブ]「わかった!」

 

 

 そして、仮面ライダーに変身したらいらいとそーは走り出し、らいらいは爆発で燃えた所を凍らせ、そーは今だ戦っているてんてんを助けに向かった。

 

 

走介[ドライブ]「はぁ!」

 

 

デストオリオン「ぐおっ!?」

 

 

走介[ドライブ]「おいあんた!無茶なことすんな!」

 

 

天弥「うぉっ!?なんだお前!?」

 

 

走介[ドライブ]「えっと、俺は・・・・仮面ライダー!ドライブ!」

 

 

天弥「うおーー!!!正義のヒーローキターーー!!!!・・・・ん?キター?・・・・・おお!?頭いったっ!?」

 

 

 突然そーがてんてんに対してキメッキメッの決めポーズを取り、てんてんがテンション上がった瞬間、頭を抑え始めた。

 

 

走介[ドライブ]「急に頭を抱えてどうし・・・・いや、頭痛?・・・・このタイミングでっ!?」

 

 

 頭痛って・・・・まさか、てんてんが仮面ライダー!?うっそ・・・・。とアタシが思っていると、夕方の空に何故か流星が流れ・・・・それはどんどん小さくなっていきアタシ達・・・・というか、てんてんの手のひらに形を変えて収まった。

 

 

天弥「これは・・・・そうだ思い出した!こいつはフォーゼドライバー!んで俺は・・・・仮面ライダーフォーゼだ!」

 

 

 てんてんが手に持っている機械を腰に巻くと、4つのスイッチを順番に押し右横にあるレバーを引く。

 

 

天弥「行くぜ!」

 

 

『3、2,1・・・・』

 

 

天弥「変身!」

 

 

 すると、てんてんの身体を光が包み・・・・次の瞬間、白の宇宙服の様なスーツに身を包んだてんてんが立っていた。

 

 

天弥[フォーゼ]「宇宙・・・・キターーー!!!!仮面ライダーフォーゼ!タイマン張らせてもらうぜ!」

 

 

愛「あれが・・・・仮面ライダーになったてんてん・・・・」

 

 

天弥[フォーゼ]「・・・・つーわけでドライブ!ディヴェンジャーは俺がやっていいか?」

 

 

走介[ドライブ]「はぁ・・・・まったく、相変わらずだなフォーゼ。それじゃ、任せたぞ!」

 

 

天弥[フォーゼ]「おう!」

 

 

 そう言うと、そーは今も離れた場所で戦っているらいらいの元へと向かっていく。そして、てんてんはベルトの右端のオレンジのスイッチを押し右腕にロケットを出現させる。

 

 

天弥[フォーゼ]「行くぜディヴェンジャー!こっからは第2ラウンドだ!」

 

 

『ロケット、オン』

 

 

デストオリオン「う、うおおぉぉぉぉ!!!」

 

 

天弥[フォーゼ]「はあぁぁぁ!・・・・って、お、おぉ?とま、止まらねぇぇぇぇ・・・・!!!!!」

 

 

 てんてんが右腕のロケットでディヴェンジャーに殴りかかったが、一発ぶち込んだところで勢いが殺せずそのままあっちこっちに引っ張られ、最後は上空に上がり地面に落ちた。

 

 

天弥[フォーゼ]「お、お、おおぉぉぉ・・・・・ぁ痛っ!?」

 

 

デストオリオン「て、てんちゃん・・・・」

 

 

天弥[フォーゼ]「だったら・・・・こいつだ!」

 

 

『エレキ』

 

 

 そう言うと、てんてんはオレンジ色に統一されたスイッチを取り出し、それを右端にセットすると、そのスイッチを起動する。・・・・すると、白かったスーツが金色に変わった。

 

 

『エ・レ・キ、オン』

 

 

天弥[フォーゼ:エレキ]「ビリビリにしてやるぜ!」

 

 

雷羽[ゼロワン:ベアー]「ちょ、フォーゼの奴いきなりステイツチェンジしたぞ!?」

 

 

走介[ドライブ]「ま、まじか・・・・!?」

 

 

天弥[フォーゼ:エレキ]「おおぉぉぉ・・・・りゃぁ!!!!」

 

 

デストオリオン「ぐあぁぁっ!?」

 

 

 金色のてんてんに切り付けられたディヴェンジャーが転がった先・・・・そこは、アタシの側だった。ディヴェンジャーが起き上がりアタシの方をちらっと見たが、ヤバいと思って駆け付けたてんてんに蹴られた。

 

 

デストオリオン「・・・・!」

 

 

天弥[フォーゼ:エレキ]「やっべ!愛に手ぇ出すな!」

 

 

デストオリオン「ぐおっ!?」

 

 

天弥[フォーゼ:エレキ]「・・・・大丈夫か!愛!」

 

 

 てんてんが心配して声をかけてくれたが、アタシはそれに答えられる状態じゃなかった。何故なら・・・・

 

愛「ひっ!?か、雷ぃぃぃ・・・!?」

 

 

天弥[フォーゼ:エレキ]「・・・・あ、そっか!」

 

 

 そう、アタシは雷が苦手。今のてんてんを見てブルブル震えていると、それを察してくれたてんてんが謝りながら元の白のスーツに戻ってくれた。

 

 

天弥[フォーゼ:エレキ]「悪い!愛が雷苦手だったのすっかり忘れてた!今戻すから!」

 

 

愛「あ、ありがとてんてん」

 

 

天弥[フォーゼ]「ほんとごめんな!・・・・それにしても、何か目がふらふらしてきたし、そろそろ決めるか!」

 

 

 そう言うと、てんてんはまたロケットを出現させ、上空に飛ぶ。そして今度はロケットとは別にもう1つ、左の内側にある尖ったスイッチを起動させ、キックの態勢に入ると、レバーを引いた。

 

 

『ロケット、オン』

 

 

天弥[フォーゼ]「それと、こいつもだ!」

 

 

『ドリル、オン』

 

 

デストオリオン「な、何ぃっ!?」

 

 

天弥[フォーゼ]「行くぜぇぇぇ!」

 

 

『ロケット、ドリル、リミットブレイク』

 

 

天弥[フォーゼ]「ロケットドリルキーーーック!うおりゃあぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

デストオリオン「ぐ、う、うおあぁあっぁあぁぁ!!!!!!」

 

 

天弥[フォーゼ]「お、お、おぉぉおぉぉ!目が回るぅぅぅ・・・・!」

 

 

 デストオリオンディヴェンジャーを倒したてんてんは、その勢いのまま左脚のドリルが地面に突き刺さり、身体がグルグル回っている。そして、身体の回転が治まると変身を解除した。

 

 

天弥「・・・・ふぅ。やっと治まったぜ。」

 

 

愛「やったね!てんてん!」

 

 

天弥「おぉ!・・・・あ、あれ?何か、身体の力が抜けて・・・・」

 

 

愛「てんてん!?」

 

 

 アタシに親指を立てて答えてくれたてんてんが突然ふらつき後ろに倒れそうになったところを、戦いを終えて変身を解除したそーとらいらいに支えられた。

 

 

走介「おっと!・・・・大丈夫か?」

 

 

雷羽「いきなりステイツチェンジするなんて驚いたぜ」

 

 

天弥「お、お前らは・・・・?」

 

 

走介「ドライブと・・・・」

 

 

雷羽「ゼロワンだ!」

 

 

天弥「おぉ、ドライブとゼロワンか・・・・ありがあとな、助かったぜ。」

 

 

 その後、施設の人達を避難させていたゆうゆ達がアタシ達のところにやってきた。・・・・そして、さっきディヴェンジャーを倒した時の爆発が収まると・・・・そこには・・・・・

 

 

歳三おじいちゃん「ぐっ・・・うぅ・・・・!」

 

 

天弥「なっ!?じ、じーちゃん!?」

 

 

愛「嘘・・・・なんで・・・・!?」

 

 

 そう、そこにはさっきてんてんと将棋していた歳三おじいちゃんが倒れていた。アタシとてんてんは驚きのままに歳三おじいちゃんの元に駆け寄った。

 

 

天弥「なんで・・・・なんでなんだよ!じーちゃん!なんでこんなことしたんだよ!!!」

 

 

歳三おじいちゃん「てん、ちゃん・・・・すまんかった。わしは・・・・日々老いていく自分の身体が・・・・出来ていたことが出来なくなっていくのを実感するのが怖かった・・・・」

 

 

 そこから、歳三おじいちゃんはぽつりぽつりと語っていく。

 

 

歳三おじいちゃん「わしが自身の身体のことで嘆いていた・・・・そんなある日、とある奴が・・・・わしにスイッチを渡してきたんだ。“これを使えば、あんたの望みが叶うかもね”・・・・そう言って、そやつは去って行った。わしは・・・・その誘惑に勝てんかった・・・・。」

 

 

天弥「・・・・じーちゃん」

 

 

歳三おじいちゃん「あのスイッチを使ったら・・・・気分が高揚して・・・・自分が若いころに戻った様な感じがしたんだ・・・・」

 

 

天弥「だからって・・・・こんなこと・・・・・!」

 

 

歳三おじいちゃん「あぁ・・・・わかっとる・・・・どんな理由があれ・・・・許されることじゃない。わしは・・・・自首する」

 

 

愛「そんな、歳三おじいちゃん!」

 

 

歳三おじいちゃん「愛ちゃんも・・・・怖がらせて、すまんかったな。最後に・・・・てんちゃんと将棋が出来て、嬉しかった・・・・ありがとうな。」

 

 

 その後・・・・歳三おじいちゃんはやってきた警察の人に自首し、連れていかれた。歳三おじいちゃんを乗せたパトカーを見送りながらアタシは・・・・てんてんに静かに聞く。

 

 

愛「ねぇ、てんてん・・・・あのスイッチって?怪人は人もなったりするの?」

 

 

天弥「あぁ・・・・。ゾディアーツスイッチ・・・・それが、じーちゃんが使ったスイッチの原型。まぁ、じーちゃんが使ったやつはあの野郎が改造したディヴェンジャースイッチだろうけど・・・・」

 

 

愛「それなら・・・・どうしててんてん達は戦うの?守るはずの人と戦うってことだよね?」

 

 

天弥「・・・・そうだな、たまに・・・・わからなくなんだ。どうして戦ってんだろうって・・・・。でもさ、怪人の力に手を出した人の顔を見ると、辛そうなんだよ。だから俺達は、その人達を救う為にも・・・・戦ってんだ。」

 

 

愛「そっか・・・・・大変なんだね。戦うって・・・・」

 

 

天弥「あぁ・・・・」

 

 

 そうして、寂しさに沈むアタシ達の顔を・・・・夕暮れの太陽が、優しく包み込むように照らしてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがだったでしょうか?今作初の人間が怪人になりました。

さて、歳三おじいちゃんにスイッチを渡したのは誰なのか?


それではここでフォーゼに変身する天弥君のキャラ紹介です!

【キャラクター】

友月 天弥(ゆづき てんや)

仮面ライダーフォーゼに変身する17歳の男の子。知り合いに宮下愛がいる。愛と出会ったのは行きつけの老人ホームで、将棋をしているところに愛と出会った。愛からは「てんてん」と呼ばれている。服装から何から何まで一昔前の物を好んでおり、その為第一印象で必ずヤンキーと思われている。友情を何よりも大事にしている。


今回の怪人は、オリオン・ゾディアーツとデストワイルダーの融合体です。

それでは、読んでいただきありがとうございました!感想等お待ちしております!お気に入り登録もしていただけると嬉しいです!

【次回 第10話 vivid!命大切少年!】
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