9人の戦士と10人の虹乙女   作:カツ丼DⅩ

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こんばんは、カツ丼DⅩです。


セイバーの次回予告見ました・・・・何だ、あの青ギラなセイバーは!?ってなりましたね。あれが最終フォームなのかそれとも・・・・


第10話 vivid!命大切少年!

 

 

―――果林視点―――

 

 

 現在、私・・・・朝香果林は、同じ同好会メンバーで親友のエマと共にある子を出迎える為、空港に来ていた。そして、待っている子が来る合間・・・・私達は昨日の出来事を思い出していた。

 

 

エマ「昨日の話・・・・びっくりしたね」

 

 

果林「そうね・・・・」

 

 

私達は昨日、愛から2つの話を聞いた。まず、手伝いで行っている老人ホームで出会った男友達が仮面ライダーに変身したこと。そしてもう1つ・・・・・それは、人間が怪人になる場合もあるということ。この話を聞いた時は、さすがに私も驚きを隠せなかった。

 

 

果林「まさか、人が怪人になることがあるなんて・・・・」

 

 

エマ「もしこれからも・・・・人がディヴェンジャーになったら・・・・」

 

 

果林「・・・・・・」

 

 

 エマの言葉を聞いて、考えたくはないがその可能性は今後も出て来るだろうと私は思ってしまう。そして私達の間に重い空気が流れる。そんな中、私達が待っていた子が到着口からやってきた。

 

 

???「・・・・あ!果林ねぇ!」

 

 

果林「あら、来たわね。・・・・切り替えましょ、エマ。」

 

 

エマ「うん、そうだね」

 

 

 今私達の方に向かってきている男の子の名前は阿蘇 勇真(あそ ゆうま)。勇真は私と同じ島出身で歳は2つ下の幼馴染で、現在は私達が育った島の高校に通っている。ちなみに、勇真とエマはちょうど勇真が私にビデオ通話で近況を聞いてきた時に偶々エマもいて、その時に知り合ったの。

 

 

勇真「久しぶり果林姉ぇ!・・・・って、エマさん?どうして?」

 

 

果林「私はいいって言ったんだけれど・・・・どうしてもって聞かなくて」

 

 

エマ「だって心配だったんだもん」

 

 

果林「まったく・・・・勇真ももう子供じゃないんだし、大丈夫よ?」

 

 

勇真「いや・・・・心配なのは果林ねぇのことだと思うよ?」

 

 

 勇真は何を言っているのかしら。・・・・まぁそれはさておき、どうして勇真が飛行機に乗ってわざわざ東京まで来たのかというと、実は彼が通っている学校と東京のとある学校同士で1人ずつ交換留学をしようということになり、勇真はその交換留学生に選ばれたから。だから交換留学当日前に一度東京を案内してほしいということだったんだけれど・・・・・それをエマに話したところ「私も行く!」って聞かなくて・・・・。

 

 

果林「まぁいいわ・・・・それで勇真?何処か行きたい所はあるのかしら?」

 

 

勇真「あ~、そうだね・・・・なら、花やしきに行きたいな!」

 

 

果林「ふふ、相変わらず渋い所が好きなのね」

 

 

エマ「果林ちゃん、花やしきって?」

 

 

果林「あら?エマはまだ行ったことなかったかしら?・・・・なら、ちょうどいいわね!行けばわかるわ♪」

 

 

 そして私達は、花やしきへと向かった。

 

 

 

 

 

 

―――勇真視点―――

 

 

 案の定果林ねぇが迷った為、途中からエマさんの案内で浅草の花やしきにやってきた僕達は、花やしきのアトラクションを全力で楽しんでいた。

 

 

エマ「あははっ!楽しいねぇ~!」

 

 

勇真「はい!最後のスペースショットはドキドキハラハラでとても楽しかったです!」

 

 

果林「まったくはしゃいじゃって、貴方達本当に高校生なのかしら?」

 

 

勇真「・・・・え~、昔は果林ねぇの方がこういう所ではしゃいでたのに・・・・」

 

 

果林「・・・・勇真?何か言ったかしら?」

 

 

勇真「いえ、何も・・・・」

 

 

エマ「本当に果林ちゃんと勇真君は仲良しだね~」

 

 

果林「はぁ・・・・それで?次は何処に行きたいの?」

 

 

 エマさんの言葉に、果林ねぇが溜息を吐きながら質問してくる。果林ねぇのこういう態度は照れ隠しだとわかっているので、敢えて触れず・・・・僕は次に行きたい場所を提案する。

 

 

勇真「それじゃあ次は・・・・神田明神に行きたいな!」

 

 

果林「神田明神?あそこに行ってどうするのよ?」

 

 

勇真「う~ん・・・・なんとなく気になったから・・・・かな」

 

 

果林「・・・・ま、行きましょうか」

 

 

 こうして僕達は、次に神田明神に行くことになった。

 

 

 

 

 

 

―――果林視点―――

 

 

 勇真の希望により神田明神に来た私達は、お祈りを終えおみくじをしていた。

 

 

エマ「わぁ~!大吉だよ~!」

 

 

果林「あら、よかったじゃない!・・・・私は中吉ね。」

 

 

勇真「中吉でもいいじゃん!僕は・・・・半凶」

 

 

果林「凄いわね、初めて見たわ」

 

 

勇真「僕も」

 

 

エマ「何て書いてあるの?」

 

 

勇真「え~と・・・・待人、望まぬ者が現れる。・・・・え~~」

 

 

 そんな話をしていると、階段の方から人の悲鳴が聞こえた。

 

 

「きゃーーー!!!!」

 

 

「や、やめてくれーーー!!!!」

 

 

果林「なんだか、階段の方が騒がしいわね」

 

 

エマ「何かあったのかな?」

 

 

勇真「行ってみましょう!」

 

 

果林「あ、ちょ、勇真!・・・・もう、私達も行くわよエマ!」

 

 

 そして私達が悲鳴のする階段近くに行ってみると・・・・そこには二足歩行の青い馬がいた。

 

 

???「はっはっはーー!お前達人間は所詮俺の養分だ!もっともっとお前達のライフエナジーを寄こせ!」

 

 

果林「・・・・う、馬?しかも喋ってるじゃない・・・・」

 

 

勇真「・・・・なんだよアイツ・・・・人を襲ってる・・・・」

 

 

エマ「・・・・ね、ねぇ果林ちゃん、あれ・・・・ディヴェンジャーなんじゃ・・・・」

 

 

果林「・・・・た、確かに・・・・。それじゃ、ここにいたら私達も危ないじゃない!?」

 

 

勇真「ディ・・・・ヴェン・・・・?あぐっ!?」

 

 

 私達がその場から離れようとした時、勇真が突然頭を抑え悶え始めた。

 

 

エマ「大丈夫!勇真君!」

 

 

果林「立てるかしら?」

 

 

勇真「う、うん・・・・!」

 

 

 私とエマが苦しんでいる勇真を抱き上げようとした瞬間・・・・いつの間にかディヴェンジャーが私達の前まで来ていた。・・・・そして、ディヴェンジャーの言葉に勇真がキレた。

 

 

???「ほほぅ、こんな所にまで人間がいようとは!お前達も俺の養分となれ!」

 

 

勇真「養・・・・分・・・・だって?」

 

 

???「あぁそうだ!人間の魂はこの俺、ホース刀(がたな)ディヴェンジャーの養分だ!」

 

 

勇真「・・・・けるな」

 

 

ホース刀ディヴェンジャー(以下、ホース刀)「ん?なんだ?びびって声がでないか?」

 

 

勇真「ふざけるなっ!!!!人の命を何だと思ってるんだ!!!!」

 

 

エマ「ゆ、勇真君っ!?」

 

 

果林「・・・・久しぶりに見たわね、勇真が本気で怒ったところ」

 

 

 勇真の初めて見る怒りの表情に驚いたエマが戸惑いつつ私に聞いてきた。

 

 

エマ「か、果林ちゃん・・・・勇真君、どうしちゃったの・・・・?」

 

 

果林「あぁ、エマは勇真の怒ったところ初めて見るんだったわね。あの子はね・・・・小さい頃、治療するのは難しいって言われてた難病に罹ってたのよ・・・・でも、あの子はそれでも諦めなかった。そして、勇真はその難病を乗り越えた・・・・だからあの子は、誰よりも命の尊さを知ってるの・・・・あの子は・・・・勇真は、命に対して本気で想い、本気で怒れる子なの」

 

 

エマ「・・・・そうなんだ。そんなことが・・・・」

 

 

ホース刀「だったらどうする?」

 

 

勇真「許さない・・・・お前だけは絶対に許さない!!!!」

 

 

 その時、勇真の腰にレバーの付いたベルトが出現し、そして勇真の胸・・・・ちょうど、心臓部分から何か、小さくて丸い物が出て来た。それを掴んだ勇真は、静かにつぶやく。

 

 

ホース刀「な!?それは眼魂!?どうしてお前が!?」

 

 

勇真「これは・・・・ゴースト眼魂!?そっか、そうだった・・・・僕は、ゴースト。仮面ライダーゴースト!」

 

 

『アーイ!』

 

 

『バッチリミナー!バッチリミナー!』

 

 

 そして、小さくて丸い物(確か、眼魂って言ってたかしら?)の左横のボタンを押し、それをベルトにセットすると、ベルトから黒にオレンジのラインが入ったパーカーが出て来た。

 

 

エマ「な、なにあれ!?」

 

 

果林「パーカー!?・・・・あ、そ、それよりエマ!ここは危険よ!離れましょ!」

 

 

エマ「う、うん!」

 

 

 ベルトから出て来たパーカーがディヴェンジャーに攻撃している間に、勇真がベルトのレバーを引く。

 

 

ホース刀「ぐ、なんだこいつ!あ、ぐ!くそっ!」

 

 

勇真「・・・・変身!」

 

 

『カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ!ゴースト!』

 

 

すると、勇真の身体を黒いスーツが包み、パーカーを羽織ると、そこには角が生えパーカーを着た仮面ライダーが立っていた。

 

 

ホース刀「仮面ライダーか・・・・なら、数で潰してやる!」

 

 

眼魔コマンド集団「「「「「「・・・・・・!!!!!!」」」」」」

 

 

勇真[ゴースト]「行くぞ!」

 

 

 ディヴェンジャーが召喚した黒いお面の集団が勇真に襲い掛かる。勇真は敵の攻撃の勢いを手でいなしたり、キックを決めていく。

 

 

勇真[ゴースト]「ふ、は、はあっ!」

 

 

眼魔コマンド集団「「「「「「・・・・・・!?!?!?」」」」」」

 

 

勇真[ゴースト]「ふぅ、ちょっと多いな・・・・・よし!」

 

 

 そう言うと、勇真はベルトから剣を出現させると、それを手に取り斬りかかっていく。

 

 

勇真[ゴースト]「は!く、はぁ!はあぁぁ!」

 

 

眼魔コマンド集団「「「「「「・・・・・・!!!!!!」」」」」」

 

 

勇真[ゴースト]「お前たちにあまり時間をかけてられないんでね。終わらせるよ!」

 

 

『ダイカイガン!オレ!オメガドライブ!』

 

 

勇真[ゴースト]「はぁぁぁ・・・・はあっ!・・・・・よし。」

 

 

ホース刀「やはりコマンドでは駄目だなぁ・・・・なら俺も眼魂を使うまでだ!」

 

 

 勇真が黒いお面の集団を倒して一息ついていると、ディヴェンジャーが何か小さい物を取り出しつつ勇真に近づいてきた。そしてそれを身体に吸収させると、両肩に燕を乗せた袖無し羽織を羽織り右腕を大きな刀に変化させた。

 

 

ホース刀「ふっふっふ・・・・!さぁ、一騎討といこうじゃないか?」

 

 

勇真[ゴースト]「わかった・・・・って、ん?」

 

 

 今にも2人が戦い始めようとした時、勇真の元に赤い何かが飛んできた。

 

 

勇真[ゴースト]「これ・・・・ムサシさん!お久しぶりです!」

 

 

ホース刀「ムサシの眼魂か・・・・」

 

 

勇真[ゴースト]「ムサシさん・・・・お力、お借りします!」

 

 

 

『アーイ!』

 

 

 そして、勇真は赤い眼魂をベルトにセットすると、今度は赤い袖無しパーカーが出現し、勇真がそれを羽織ると、持っていた剣を2つに分けた。

 

 

『カイガン!ムサシ!決闘!ズバッと!超剣豪!』

 

 

勇真[ゴースト:ムサシ]「行くぞ!はぁぁぁ!」

 

 

ホース刀「はぁぁぁ!」

 

 

勇真[ゴースト:ムサシ]「ふ、は、はぁ!」

 

 

ホース刀「く、ふ、おらぁ!」

 

 

 そして、勇真とディヴェンジャーは互いに剣戟を披露していく。勇真が剣を振り下ろせばディヴェンジャーはそれを自身の刀で受け流し、逆にディヴェンジャーが刀で突きをしてくれば勇真はそれを避け左腕で弾き隙が出来たところを剣で突くが、ディヴェンジャーが左脚で蹴り上げる。・・・・・そして2人は距離を取り互いに睨み合う。

 

 

ホース刀「・・・・お前、なかなかやるな」

 

 

勇真[ゴースト:ムサシ]「・・・・そっちこそ、正直さっきまでの印象が変わったよ」

 

 

ホース刀「ふっ・・・・はあ!」

 

 

勇真[ゴースト:ムサシ]「やぁ!」

 

 

 そして、勇真とディヴェンジャーは再び戦い始める。私とエマは2人の剣戟に目で追うのがやっとの状態で、そんな中勇真の剣を弾いたディヴェンジャーが勇真のお腹へ蹴りを入れる。その光景に私は思わず声を上げてしまう。

 

 

ホース刀「はっ!」

 

 

勇真[ゴースト:ムサシ]「・・・・ぐっ!」

 

 

果林「な、ちょっと!今のは卑怯じゃない!」

 

 

エマ「か、果林ちゃん・・・・!」

 

 

ホース刀「・・・・卑怯?何を言う!これは戦いであってお前ら人間がやってる試合じゃない!飛んでくるのが剣だけだと思うな!」

 

 

果林「な、そんな・・・・!」

 

 

 ディヴェンジャーの言葉に私が反論しようとしたら、勇真が私を擁護するわけではなく、まさかのディヴェンジャーの言葉を肯定した。

 

 

勇真[ゴースト:ムサシ]「・・・・いや、果林ねぇ・・・・こいつの言う通りだよ。むしろこいつ、さっきの言動とか嘘みたいに正々堂々としてる。」

 

 

ホース刀「・・・・ふん、この姿になったからか・・・・剣の戦いに無粋な真似はしたくない」

 

 

勇真[ゴースト:ムサシ]「・・・・そっか。もし別の出会い方をしていたら友達になれたかもね」

 

 

果林「どうして・・・・勇真、あいつの言葉を否定しないの・・・・?」

 

 

ホース刀「安心しろ女・・・・こいつを倒した後にゆっくりとお前たちのライフエナジーをいただく」

 

 

果林「・・・・くっ」

 

 

 私とエマがディヴェンジャーの言葉に怯むと、勇真が元気付ける様に声をかけてくれた。

 

 

勇真[ゴースト:ムサシ]「大丈夫だよ。果林ねぇ、エマさん!・・・・絶対に勝つから。」

 

 

果林「・・・・勇真」

 

 

エマ「勇真君・・・・」

 

 

勇真[ゴースト:ムサシ]「さぁ、終わらせよう・・・・・この戦いを!」

 

 

『ダイカイガン!ガンガンミナー!ガンガンミナー!』

 

 

ホース刀「・・・・そうだなぁ、行くぞ!」

 

 

勇真[ゴースト:ムサシ]「・・・・命、燃やすぜ!」

 

 

 そして、勇真がさっきとは違い剣に光を集めると勇真とディヴェンジャーは互いに走り出す。そして、ディヴェンジャーの突きに合わせて2つに分けた剣をギャリギャリと音を鳴らしながら滑らせディヴェンジャーの懐に当てる。

 

 

ホース刀「何っ!?・・・・・ふ、まさかこの俺が剣で負けるとはな。」

 

 

勇真[ゴースト:ムサシ]「・・・・君との戦い、悪くなかったよ」

 

 

ホース刀「・・・・俺もだ。お前との剣戟は楽しかったぞ。」

 

 

『オメガスラッシュ!』

 

 

ホース刀「ぐああぁぁあぁぁあっっっっ!!!!!」

 

 

 戦いの末、遂に勇真がディヴェンジャーを斬り倒した。そして、変身を解除した勇真が私達の場所までやってきた。

 

 

『オヤスミ~』

 

 

勇真「果林ねぇ!エマさん!怪我は無い?」

 

 

エマ「うん!大丈夫だよ、ありがとう勇真君!」

 

 

果林「私も大丈夫よ!・・・・それからお疲れ様、勇真」

 

 

勇真「へへっ・・・・うん!」

 

 

果林「さ、帰りましょ♪」

 

 

 そして私達は帰ることにした。因みにうちの寮は手続きさえすれば家族は泊めていいってことになってるから今回は勇真を私の弟として私の部屋に泊めることになってる。

 

 

果林「・・・・そういえば、貴方以外にも仮面ライダーがいるのよ♪」

 

 

勇真「えっ!?そうなのっ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがだったでしょうか?ちなみに勇真君がムサシ眼魂を使う時に言ったあのセリフは某風来坊の光の巨人さんから拝借しました!

では勇真君のキャラ紹介を

【キャラクター】

阿蘇 勇真(あそ ゆうま)

仮面ライダーゴーストに変身する16歳の男の子。幼馴染に朝香果林がいる。果林からは「勇真」と呼ばれている。小さい頃に重い病気を患っていて、それが原因で命を落としかけた経験から何よりも命を大切にする優しい性格になった。

今回の敵はホースファンガイアと刀眼魔の融合体です。

次回【第11話 エヴァーグリーン・果実武者!】
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