9人の戦士と10人の虹乙女   作:カツ丼DⅩ

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やばい、前編後編合わせてとんでもない長さになった・・・・。


第13話 桜坂邸の攻防。碧映の決意としずくの叱咤 後編

 

 

碧映「やっと決心がついたよ。・・・・大事な妹の為にも、大切な仲間達の為にも、僕は戦う!兄として・・・・仮面ライダーとして!・・・・変身っ!」

 

 

『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バ!』

 

 

 碧映さんは、オーズドライバーにメダルを嵌めながら、俺の方へと近づき“オースキャナー”という装置をベルトに滑らせ、装填された3枚のメダルをスキャンすると、碧映さんの身体をオーラが包み、碧映さんは仮面ライダーオーズに変身した。

 

 

碧映[オーズ]「・・・・はっ!」

 

 

陽哉[セイバー:クリムゾン]「碧映さん・・・・いや、オーズ!また、俺達と戦ってくれるのか?」

 

 

碧映[オーズ]「うん・・・・ごめんね、迷惑かけて。・・・・これから、一緒に戦おう!」

 

 

陽哉[セイバー:クリムゾン]「迷惑だなんてそんな・・・・でも嬉しいよ!また一緒に戦えて!」

 

 

 俺がオーズの復活に喜んでいるのも束の間・・・・何者かが、俺達の前に降って来た。

 

 

???「やっと現れたね!・・・・オーズ!」

 

 

碧映[オーズ]「お前は・・・・・カザリ!?」

 

 

 そこにいたのは、かつてオーズが倒したグリードの一体・・・・カザリだった。

 

 

碧映[オーズ]「まさか、お前も・・・・!?」

 

 

カザリ「うん、彼の力で復活したよ?・・・・て言っても、僕は他の怪人の力を掛け合わされた訳ではないけどね?」

 

 

陽哉[セイバー:クリムゾン]「どういう・・・ことだ?」

 

 

カザリ「簡単な話さ!僕は他の怪人の力を掛け合わせる必要が無いほど、強いってこと!」

 

 

碧映[オーズ]「どうして・・・・」

 

 

カザリ「どうして?そんなの決まってるだろう?・・・・オーズ!お前を倒す為だ!お前とアンクがいなければ・・・・僕の思い通りに全て上手くいったのに!」

 

 

 復活したカザリは、オーズに向けて激しい怒りをぶつける。そんなカザリを前に、オーズは一歩前に出てる。

 

 

碧映[オーズ]「セイバー・・・・カザリは僕に任せて、君はディヴェンジャーの方を頼む!」

 

 

陽哉[セイバー:クリムゾン]「任せて大丈夫か?一緒に戦った方がいいんじゃ・・・・」

 

 

碧映[オーズ]「あいつの狙いは僕だ・・・・なら、君は他を相手にして、被害を最小限にした方がいい。」

 

 

陽哉[セイバー:クリムゾン]「・・・・わかった、すぐに倒して加勢するから」

 

 

 オーズの提案に乗り、俺はカザリの後ろにいるゴーレロスに視線を向ける。

 

 

カザリ「話し合いは終わった?じゃあ・・・・行くよ!!!!」

 

 

碧映[オーズ]「行くよ、セイバー!」

 

 

陽哉[セイバー:クリムゾン]「・・・・あぁ!」

 

 

 そして俺達は、互いの敵に向かっていく。

 

 

陽哉[セイバー:クリムゾン]「・・・・はあっ!」

 

 

ゴーレロス「・・・・・!」

 

 

陽哉[セイバー:クリムゾン]「・・・・く、やっぱり決定打にならない・・・・一体どうしたら・・・・・・」

 

 

 どんなに斬っても、ゴーレロスに対して決定打にならず、悩んでいると・・・・上の方で俺を呼ぶ声が聞こえた。

 

 

歩夢「陽君!」

 

 

侑「陽!」

 

 

陽哉[セイバー:クリムゾン]「・・・・歩夢、侑!?ちゃんと隠れてなきゃダメだろ!」

 

 

侑「いいから・・・・」

 

 

歩夢「これ、使って!」

 

 

 しずくちゃんの部屋の窓から顔を出した歩夢と侑は、俺に向けてあるワンダーライドブックを投げてきた。俺はそれを何とか受け取り表紙を見ると驚愕する。歩夢と侑が俺に渡したライドブック、それは・・・・・

 

 

陽哉[セイバー:クリムゾン]「・・・・これ、キングオブアーサー!?何でこれ!?」

 

 

 それは、スカイブルーのライドブック“キングオブアーサー”。俺の持つライドブックの中でも、かなりの攻撃力を誇る本ではあるものの、今の俺に扱えるかどうかわからない。・・・・すると、俺の問いかけに歩夢と侑が答えた。

 

 

侑「それ、前に陽がかなり強いって言ってた本でしょ?」

 

 

歩夢「だから、それを使って勝ってほしいの!」

 

 

 そう、俺は仮面ライダーセイバーの記憶を取り戻してから、自分が戦闘の時に持てない分のライドブックを歩夢と侑の2人に預けていた。そして、預ける際にある程度の説明はしていた、が・・・・・

 

 

陽哉[セイバー;クリムゾン]「・・・・今の俺に、使えるのか?・・・・いや、折角歩夢と侑が俺を信じて渡してくれたんだ。なら、俺もあの2人を信じなきゃダメだよな!」

 

 

 俺は最初こそ不安な気持ちに駆られたが、この本を渡してくれた2人のことを想い、信じることで、キングオブアーサーのライドブックを開く決意をする。

決意を固めた俺は、ソードライバーからストームイーグルと西遊ジャーニーを外し、歩夢と侑を守りたいという気持ちを胸に、一度火炎剣烈火を納刀し、キングオブアーサーライドブックを開く。

 

 

陽哉[セイバー]「・・・・伝説の騎士王に振るわれし剣よ!頼む、もう一度俺に力を貸してくれ!!!」

 

 

『キングオブアーサー!』

 

 

『とある騎士王が振り下ろす、勧善懲悪の一太刀・・・』

 

 

 キングオブアーサーライドブックの表紙を開いた俺は、一度ページを閉じソードライバーの物語枠に収めると、一気に火炎剣烈火を抜刀した。

 

 

『烈火抜刀!二冊の本を重ねし時、聖なる剣に力が宿る!』

 

 

『ワンダーライダー!』

 

 

『ドラゴン!アーサー王!二つの属性を備えし刃が、研ぎ澄まされる!』

 

 

 火炎剣烈火を抜刀した俺の左手に聖剣に匹敵するほどの力を秘める大剣“キングエクスカリバー”を握り、火炎剣烈火との二刀流になり、左肩にキングエクスカリバーの顔が、左腰にローブでは無く剣の刃の様な物“マグネイトエッジ”が出現した。

 

 

陽哉[セイバー:ドラゴンアーサー]「・・・・これで、決める!」

 

 

 俺は左手に持つキングエクスカリバーのトリガーを5回引くと、空中にある巨大なキングエクスカリバーの斬撃をゴーレロスに叩き落とした。

 

 

『キングスラッシュ!』

 

 

陽哉[セイバー:ドラゴンアーサー]「はあぁぁぁあぁぁあぁぁぁ!!!!!」

 

 

ゴーレロス「・・・・!・・・・!!!・・・・・!?!?!?!?」

 

 

 そして俺は力いっぱい巨大なキングエクスカリバーを振り下ろし、その威力に耐えていたゴーレロスは、ついに耐え切れずキングエクスカリバーに斬られ爆散した。

 

 

陽哉[セイバー:ドラゴンアーサー]「・・・・ふぅ。やっと倒せた・・・・。後は空か・・・・よし!」

 

 

 俺は空に目をやった後、カザリと戦っているオーズの方をちらっと見て、心の中で(そっちは任せた・・・・!)とつぶやくと、もう一度空に目をやりキングエクスカリバーにキングオブアーサーライドブックをリードし、空の巨大なキングエクスカリバーを人型ロボットに変形させる。

 

 

『キングオブアーサー! からの、剣が変形!巨大な剣士が目を覚ます!キングオブアーサー!』

 

 

キングエクスカリバー「・・・・・・!」

 

 

 人型ロボットに変形したキングエクスカリバーは・・・・・ガシッと俺を掴む。その瞬間、左腰のマグネイトエッジが頭部に移動し、俺は一本の剣へと変形した。

 

 

陽哉[セイバー:ドラゴンアーサー]「あ、うん、この感じ・・・・久しぶりだけどぉぉぉ!」

 

 

キングエクスカリバー「・・・・・・!!!」

 

 

陽哉[セイバー:セーバーセイバーモード]「・・・・あ、よし。・・・・行くぞ!」

 

 

 そして俺はキングエクスカリバーと共に、飛び立ち空の怪人達に斬撃を与えていく。

 

 

『キングスラッシュ!キングスラッシュ!キングスラッシュ!・・・・・』

 

 

陽哉[セイバー:セーバーセイバーモード]「・・・・まだまだぁ!」

 

 

 

 

 

―――雷羽視点―――

 

 

 空から落とされた俺は、鎧武と合流し、俺を追ってきたカマキリベローサとビャッコリザードと対峙していた。

 

 

雷羽[ゼロワン:ファルコン]「おらぁ!」

 

 

カマキリベローサ「・・・・・」

 

 

雷羽[ゼロワン:ファルコン]「・・・・くぅ~、硬ってぇ~!」

 

 

紘輝[鎧武]「・・・・ゼロワン!セイバーが戦ってる方見てみろ!」

 

 

雷羽[ゼロワン:ファルコン]「・・・・・ん?」

 

 

 戦いの最中、鎧武に言われた通りセイバーが戦っている桜坂邸の玄関扉前を見てみる・・・・・すると、そこにはオーズドライバーを腰に巻いた桜坂碧映がいて、そのままオーズに変身した。

 

 

雷羽[ゼロワン:ファルコン]「おぉ!?オーズだ!」

 

 

紘輝[鎧武]「よっしゃ!これで仮面ライダーが全員揃ったな!」

 

 

雷羽[ゼロワン:ファルコン]「あぁ!テンション上がって来たーーー!来い!ブレイキングマンモス!」

 

 

 オーズが復活してテンションの上がった俺は、ブレイキングマンモスプログライズキーを腰のホルダーから取り出し起動させる。

 

 

『プレス!オーソライズ』

 

 

 起動させたブレイキングマンモスプログライズキーをベルトに読み込ませると、ジェットフォーム形態のブレイキングマンモスが俺の頭上に現れた。

 

 

雷羽[ゼロワン:ファルコン]「お!来たな!・・・・それじゃ!」

 

 

『プログラーイズ!』

 

 

『Giant Waking!ブレイキングマンモス!』

 

 

『Larger than life to crush like a machine.』

 

 

俺はそのままキーをベルトに挿し込み、ブレイキングマンモスの機内に搭乗する。それを見た鎧武が、スイカロックシードを取り出し、開錠させると現れた巨大なスイカの中に入った。

 

 

紘輝[鎧武]「おぉー!いつ見てもデカいなぁー!・・・・なら俺も行くぜ!」

 

 

『スイカ!ロックオーン!』

 

 

『ソイヤ!スイカアームズ!大玉ビックバン!』

 

 

紘輝[鎧武:スイカ]「行くぜ!ゼロワン!」

 

 

雷羽[ゼロワン:ブレイキングマンモス(以下、マンモス)]「おっけー!」

 

 

 そして、俺はジェットフォームのまま、鎧武はスイカアームズをジャイロモードに変形させてまずは空の敵を殲滅に向かった。

 

 

雷羽[ゼロワン:マンモス]「おりゃーーー!!!!」

 

 

紘輝[鎧武:スイカ]「くらえーーー!!!!」

 

 

 空に飛んだ俺達は敵に突っ込んだり、マシンガンをぶっ放したりしてその数を減らしていった。あらかた片付け終えたところで、鎧武が俺に提案してきた。

 

 

雷羽[ゼロワン:マンモス]「よし、あらかた片付いたかな・・・・」

 

 

紘輝[鎧武:スイカ]「なぁゼロワン!地上の奴らを一掃する為にこのままコンビネーション必殺技やってみねぇか?」

 

 

雷羽[ゼロワン:マンモス]「コンビネーション必殺技・・・・それ乗った!」

 

 

 鎧武の提案に乗った俺は、ブレイキングマンモスをジェットフォームから人型ロボに変形させ一度地上に降りる。一方鎧武はその間に、ジャイロモードから大玉モードに変形し準備に入る。

 俺は鎧武が大玉モードに変形させるのに合わせ飛び上がると、オーバーヘッドキックの構えに入る。

 

 

雷羽[ゼロワン:マンモス]「うおぉぉぉ!必殺っ!」

 

 

紘輝[鎧武:スイカ]「ボールは友達!」

 

 

雷羽[ゼロワン:マンモス]「オーバーヘッドキーーーック!!!!」

 

 

 俺がかなりの威力で蹴ったスイカアームズ大玉モードは、音速を超えた様に超加速して地面に落ち、地上にいるカマキリベローサやビャッコリザードを含めた怪人達をまとめて一掃することに成功した。

 

 

紘輝[鎧武:スイカ]「ぐぎゃあぁぁぁ!?目が回るぅぅぅぅ・・・・・!?!?!?」

 

 

カマキリベローサ「・・・・・!?!?!?」

 

 

ビャッコリザード「・・・・!?!?!?」

 

 

 地上に着地し、ブレイキングマンモスから降りた俺は、ふらふらと目を回しながらスイカアームズから出て来た鎧武とハイタッチを交わす。

 

 

雷羽[ゼロワン:マンモス]「やったな!鎧武!」

 

 

紘輝[鎧武:スイカ]「お、おう・・・・おぇっ。」

 

 

 

 

 

 

 

―――勇真視点―――

 

 

勇真[ゴースト:ビリー]「くっ・・・・。あなたとは、こんな形で再会したくはなかったですね・・・・」

 

 

ホース刀「・・・・・・」

 

 

勇真[ゴースト:ビリー]「反応無し、ですか・・・・やっぱり、意思が無くなってるんですね・・・・」

 

 

 ホース刀から意思が剥奪されていることに少しの寂しさを覚えつつ、対抗策を考えていると・・・・・・フォーゼさんがデストオリオンに飛ばされてきた。

 

 

天弥[フォーゼ]「おわぁぁぁっ・・・・!?」

 

 

勇真[ゴースト:ビリー]「え、ちょっ!フォーゼさん!?・・・・あぐっ!」

 

 

天弥[フォーゼ]「わりぃ・・・・。あいつ、強すぎる・・・・!」

 

 

デストオリオン「・・・・・・」

 

 

勇真[ゴースト:ビリー]「この状況をどうにか打開しなくちゃ・・・・」

 

 

 今のこの状況を変える為、僕が悩んでいると・・・・桜坂邸の方から黄色い眼魂が飛んできた。

 

 

勇真[ゴースト:ビリー]「・・・・うわっ!?こ、これ・・・・エジソン眼魂!?・・・・エジソンさん!お力、お借りします!」

 

 

 僕の元に飛んできたエジソン眼魂のスイッチを押し、ベルトに装填した後レバーを引いてビリー・ザ・キッド魂からエジソン魂にチェンジする。

 

 

『アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!』

 

 

『カイガン!エジソン!エレキ!ヒラメキ!発明王!』

 

 

勇真[ゴースト:エジソン]「打開策を閃くには・・・・フォーゼさん!」

 

 

天弥[フォーゼ]「・・・・お?なんだゴースト!」

 

 

勇真[ゴースト:エジソン]「エレキステイツになっていただけませんか!」

 

 

天弥[フォーゼ]「エレキステイツ?・・・・ふ、は!・・・・なんで?」

 

 

勇真[ゴースト:エジソン]「エジソン魂で閃くには、電撃の力が必要なんです!だから!」

 

 

 僕は打開策を閃く為にフォーゼさんにエレキステイツになってもらおうと思い提案したけど、帰って来た答えは・・・・・

 

 

天弥[フォーゼ]「・・・・わりぃ!それ、無理!」

 

 

勇真[ゴースト:エジソン]「え、えぇ!?どうして!?」

 

 

太陽[ウィザード]「・・・・それは俺から説明するよ」

 

 

 フォーゼさんからの予想外の答えに驚いていると、近くで戦っていたウィザードさんが代わりに答えてくれた。

 

 

勇真[ゴースト:エジソン]「ウィザードさん!・・・・えっと、フォーゼさんがエレキになれない理由って・・・・?」

 

 

太陽[ウィザード]「・・・・宮下さんが雷嫌いなんだよ。だからフォーゼはエレキステイツにはなれない」

 

 

天弥[フォーゼ]「ま、まぁ・・・・そういうことだ」

 

 

勇真[ゴースト:エジソン]「そ、そんな・・・・・」

 

 

 僕がウィザードさんからフォーゼさんがエレキステイツになれない理由を聞き肩を落としていると、ウィザードさんが励ましてくれた。

 

 

太陽[ウィザード]「ま、俺にいい方法があるから任せて!」

 

 

勇真[ゴースト:エジソン]「いい方法って・・・・?」

 

 

太陽[ウィザード]「・・・・じゃ、行って来る!」

 

 

『テレポート、プリーズ』

 

 

 そして、僕の言葉に答えること無くベルトにリングをかざしたウィザードさんは、魔方陣の中へと消えていった。

 

 

勇真[ゴースト:エジソン]「あ!・・・・行っちゃった。」

 

 

 

 

 

 

 

―――せつ菜視点―――

 

 

 しずくさんのお兄さん、桜坂碧映さんが仮面ライダーに変身した後にしずくさんが戻って来て皆で仮面ライダーの皆さんの戦いを見守っていると、突如この部屋に赤い魔方陣が出現し、その中から太陽君が出て来た。

 

 

太陽[ウィザード]「・・・・よっと!」

 

 

せつ菜「た、太陽君!?どうしてここに!?」

 

 

太陽[ウィザード]「やぁ菜々!ちょっと用事があってさ・・・・」

 

 

 そう言うと、太陽君はきょろきょろと辺りを見回し・・・・愛さんを視界に捉えると愛さんの方へと歩いて行った。

 

 

太陽[ウィザード]「あ、いたいた!宮下さん、ちょっとこのリングを嵌めてくれるかな?」

 

 

愛「これつければいいの?・・・・ほい!これでいい?」

 

 

太陽[ウィザード]「うん、ありがとう!・・・・それから、ごめんね」

 

 

愛「・・・・・・へ?」

 

 

 そう言うと、愛さんの指に嵌めたリングをベルトにかざす。すると・・・・

 

 

『スリープ、プリーズ』

 

 

愛「え、スリープ・・・・て・・・・Zzz・・・・」

 

 

 リングの魔法を受けた愛さんは徐々に目が据わっていき、ついには寝てしまった。

 

 

せつ菜「え!?ど、どうして愛さんを眠らせちゃったんですか!?」

 

 

太陽[ウィザード]「フォーゼのエレキステイツが必要なんだ・・・・だから悪いけど、フォーゼがエレキステイツを使っている間はこのリングを外さないでくれる?」

 

 

せつ菜「な、なるほど・・・・わかりました」

 

 

太陽[ウィザード]「それじゃ、よろしく!」

 

 

 そして太陽君はまた魔方陣を出現させ、その中へと消えて行った。

 

 

 

 

 

 

 

―――勇真視点―――

 

 

 ウィザードさんが魔方陣の中へ消えて少し経ち、僕とフォーゼさんで戦いを継続していると、また魔方陣が出現しその中からウィザードさんが出て来た。

 

 

 

太陽[ウィザード]「・・・・ただいま!」

 

 

勇真[ゴースト:エジソン]「おかえりなさい!どこに行ってたんですか?」

 

 

太陽[ウィザード]「ちょっと菜々達のところにね・・・・それよりも、フォーゼ!エレキステイツになってくれ!」

 

 

天弥[フォーゼ]「はぁ!?愛が見てんだから無理だって!」

 

 

太陽[ウィザード]「そこは大丈夫!宮下さんはスリープリングで眠らせてあるから、今ならエレキステイツになって問題ない!」

 

 

 ウィザードさんのその言葉に僕は(なるほど、それでさっき同好会の皆さんのところに行ってたのか・・・・)と納得し、フォーゼさんはウィザードさんの言葉を聞いてエレキスイッチを取り出した。

 

 

天弥[フォーゼ]「・・・・まぁ、そういうことなら遠慮なく行くぜ!サンキューウィザード!」

 

 

『エレキ』

 

 

『エ・レ・キ、オン』

 

 

天弥[フォーゼ:エレキ]「しゃ!行くぜぇ!」

 

 

 エレキステイツにフォームチェンジをしたフォーゼさんがそのままディヴェンジャー達に向かって走って行こうと・・・・したところで脚を止め、くるりと僕の方へ振り返った。

 

 

天弥[フォーゼ:エレキ]「・・・・ところで、何で俺をエレキステイツにフォームチェンジさせたんだ?」

 

 

勇真[ゴースト:エジソン]「あ、えっと・・・・電撃を僕にお願いします!」

 

 

天弥[フォーゼ:エレキ]「おっけー!そんじゃ行くぜぇ!・・・・大サービス100億ボルトを受け取れーーー!!!」

 

 

 僕からのお願いを聞いたフォーゼさんはビリーザロッドに電撃を纏わせ、それを一気に僕に向けて放った。

 その電撃をパーカー頭部のアンテナで受けた僕は、マスクの電球が光ったと同時に敵を一掃するある方法をひらめく。

 

 

勇真[ゴースト:エジソン]「・・・・ピカッと閃いた!これならいけます!・・・・ウィザードさん!ちょっといいですか!」

 

 

太陽[ウィザード]「ふ、はあっ!・・・・なに?」

 

 

勇真[ゴースト:エジソン]「僕が今からエレキボールを上空に撃つので、僕が合図したらそれを撃ち抜いていただけませんか?」

 

 

太陽[ウィザード]「は?・・・・えぇ!?」

 

 

 僕の提案に驚いたウィザードさんだったけど、すぐに僕の意を汲んでくれた。

 

 

太陽[ウィザード]「な、なんだかよくわからないけど・・・・わかった!」

 

 

勇真[ゴースト:エジソン]「ありがとうございます!・・・・では、行きます!」

 

 

『ダイカイガン!オメガシュート!』

 

 

 ガンモード形態のガンガンセイバーをベルトとアイコンタクトさせ、ガンガンセイバーの銃口に強大な電気の弾丸を形成し、それを上空に打ち上げた。

 そして、僕が放ったエレキボールが上空に到達したところで、僕はウィザードさんに合図を出す。

 

 

勇真[ゴースト:エジソン]「・・・・・ウィザードさん!今です!」

 

 

太陽[ウィザード]「・・・・了解!」

 

 

『キャモナ・シューティング・シェイクハンズ』

 

 

『フレイム!シューティングストライク!ヒー!ヒー!ヒー!』

 

 

太陽[ウィザード]「・・・・はあっ!」

 

 

 僕の合図と共に、ウィザードさんがウィザーソードガンの“ハンドオーサー”という手型を起動させ、左手の変身リングを翳し必殺技の態勢に入る。上空のエレキボールに狙いを定めたウィザードさんは、そのまま炎を帯びた弾丸を撃ち、見事エレキボールに命中させてみせた。

 すると、エレキボールが弾け電流を帯びた炎がまるで雨の様に無数に地面へと落下していき、大量にいた地上の敵を一掃、ディヴェンジャーに深手を負わせることが出来た。

 

 

太陽[ウィザード]「お、おぉ・・・!これは凄い・・・・!」

 

 

勇真[ゴースト:エジソン]「・・・・よし!計算通りです!」

 

 

天弥[フォーゼ:エレキ]「・・・・名付けて、雷炎(らいえん)雨(う)だな!」

 

 

 フォーゼさんが何か言っていたけど、僕もウィザードさんも敢えて何も返さなかった。そして僕たちは、先程の攻撃で膝をついているディヴェンジャー達に向き直り、とどめの必殺技の態勢に入る。

 

 

太陽[ウィザード]「それじゃあ・・・・最後の仕上げと行きますか!」

 

 

勇真[ゴースト:エジソン]「はい!」

 

 

天弥[フォーゼ:エレキ]「おう!」

 

 

『キャモナ・スラッシュ・シェイクハンズ』

 

 

『ダイカイガン!ガンガンミナー!ガンガンミナー!』

 

 

『リミットブレイク』

 

 

 ウィザードさんはウィザーソードガンをソードモードに変形させ、先程と同じ様にハンドオーサーにリングを翳し、フォーゼさんはエレキスイッチをビリーザロッドにセットさせ、僕は先ほどと同じ様にベルトにアイコンタクトさせディヴェンジャーに向ける。

 

 

『フレイム!スラッシュストライク!ヒー!ヒー!ヒー!』

 

 

太陽[ウィザード]「はあっ!!!」

 

 

『オメガシュート!』

 

 

勇真[ゴースト:エジソン]「やあっ!」

 

 

天弥[フォーゼ:エレキ]「ライダー100億ボルトシューーート!!!!」

 

 

ヘルマグマ「・・・・・!?」

 

 

ホース刀「・・・・・・!?!?」

 

 

デストオリオン「・・・・・!?!?!?」

 

 

 それぞれに必殺技を放った僕達は、何とか復活したディヴェンジャー達を倒すことが出来た。

 

 

太陽[ウィザード]「・・・・ふぃ。何とかこっちは終わったな」

 

 

勇真[ゴースト:エジソン]「・・・・はい!」

 

 

天弥[フォーゼ:エレキ]「あ~、そろそろエレキから戻っとかねぇとな。ウィザード!愛のことまた頼めるか?」

 

 

太陽[ウィザード]「それなら大丈夫、菜々にフォーゼがエレキステイツを使っている間はリング外すなって言ってあるから、このままフォーゼがベースステイツに戻れば菜々がリングを外してくれるはずだから」

 

 

天弥[フォーゼ:エレキ]「おぉ、そかそか!・・・・んじゃ、戻るか」

 

 

天弥[フォーゼ]「・・・・あー、久々のエレキステイツでがっつり戦うの気持ちよかったーーー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――龍兎視点―――

 

 

龍兎[ビルド:キリンサイクロン]「・・・・へぇ、コンビネーション必殺技ね。俺達もやってみる?」

 

 

走介[ドライブ]「そうだな。そろそろこいつらと戦うのも飽きてきた。」

 

 

ソルディアン「・・・・・・」

 

 

アイファント「・・・・・・」

 

 

 俺の提案を受けたドライブは、黄緑色のシフトカー“シフトテクニック”を取り出しそれをシフトブレスに装填させると、赤いボディから黄緑色の作業車を模したボディへと変わる。

 

 

ベルトさん『ド、ラーイブ!タイプ・テクニック!』

 

 

走介[ドライブ:タイプテクニック(以下、テクニック)]「さらにこいつだ!」

 

 

 そう言うと、今度は紫のクリアボディの“シフトミッドナイト”を装填し、手裏剣型の紫のタイヤへと、タイヤコウカンする。

 

 

ベルトさん『ターイヤ、コウカーン!ミッドナーイト、シャドウ!』

 

 

走介[ドライブ:テクニックシャドー]「クールに、的確に、お前が望む通りに援護してやるよ」

 

 

龍兎[ビルド:キリンサイクロン]「それはありがたい・・・・なら俺も、さぁ!実験を始めようか!」

 

 

 そして俺は、紫色のボトルと黄色のボトルを振り、ベルトに装填させレバーを回す。俺の前と後ろに現れた紫のハーフボディと黄のハーフボディが重なり合い、俺はニンニンコミックフォームにフォームチェンジを果たす。

 

 

龍兎[ビルド:ニンニンコミックフォーム(以下、ニンコミ)]「それじゃあ・・・・任せたぞドライブ!」

 

 

走介[ドライブ:テクニックシャドー]「あぁ、任せろ!」

 

 

 ディヴェンジャー達に向かって走り出した俺に合わせてエネルギー体の手裏剣を4つ出現させ、ドライブは俺に並走させる形それを放つ。

 そして俺は4コマ忍法刀のトリガーを1回引き、分身の術を発動させると、並走しているエネルギー体の手裏剣に乗り、一気にディヴェンジャー達との距離を詰める。

 

 

『分身の術!』

 

 

龍兎[ビルド;ニンコミ]「はっ!・・・・行くぞ!」

 

 

龍兎[ビルド:分身体]「「「あぁ!」」」

 

 

走介[ドライブ:テクニックシャドー]「行け!ビルド!」

 

 

龍兎[ビルド:ニンコミ]「はああぁぁぁぁ・・・・・・!これが俺達の必殺技!忍牙風雲斬(にんがふううんざん)!!!!」

 

 

 ディヴェンジャーの周りを、俺と俺の分身の3人が竜巻の様に回転しながら無数に斬撃を与えていき、最後に一斉に飛び上がり俺1人に戻ると、4コマ忍法刀に4つの手裏剣が重なり合い、それをディヴェンジャー達に振り下ろした。

 

 

龍兎[ビルド:ニンコミ]「あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!!!」

 

 

ソルディアン「・・・・・・!?!?!?!?」

 

 

アイファント「・・・・・・・!?!?!?!?」

 

 

 俺達の攻撃を受け止めきれなかったディヴェンジャー達は、抵抗空しく爆散していった。

 

 

龍兎[ビルド:ニンコミ]「・・・・はぁ、はぁ・・・」

 

 

走介[ドライブ:テクニックシャドー]「やったな、ビルド!」

 

 

龍兎[ビルド:ニンコミ]「・・・・・あぁ!」

 

 

 

 

 

 

 

―――碧映視点―――

 

 

 仮面ライダーオーズとしてもう一度戦うことを決めた僕は今、あっちの世界からの因縁であるカザリと対峙していた。

 

 

碧映[オーズ]「はあ!ふ、やあっ!」

 

 

カザリ「あっはは!甘い甘い!・・・・ん?」

 

 

が、他の場所で仮面ライダーの皆が他のディヴェンジャーや怪人達を倒しているのを見て、カザリは戦闘態勢を解いた。

 

 

カザリ「・・・・な~んだ、他の奴らは皆やられちゃったのか。」

 

 

碧映[オーズ]「カザリ!後はお前だけだ!」

 

 

カザリ「う~ん、流石に分が悪いかな。・・・・それじゃ、今回は君達の勝ちってことにしといてあげるよ」

 

 

 そう言ってカザリはこの場を去ろうとするが、流石に逃がすわけにはいかないので、僕はベルトのメダルをオースキャナーでスキャンし、必殺技の態勢に入る。

 

 

碧映[オーズ]「待て、カザリ!」

 

 

『スキャニングチャージ!』

 

 

碧映[オーズ]「はぁぁぁぁ・・・・ていやあぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

カザリ「おっと、まだ僕は死ぬわけにはいかないんだよ・・・・ね!」

 

 

 僕がカザリに向けてタトバキックを放つと、なんとカザリは近くにいた怪人達を盾にして僕の攻撃を回避してみせた。

 

 

屑ヤミー「ウゥ~~・・・・・!?」

 

 

グール「グオォォ・・・・!?」

 

 

オーズ「くっ・・・・。仲間を盾にするなんて・・・・」

 

 

 そして、爆風が晴れた時・・・・そこにはもう、カザリの姿は無かった。

 

 

碧映[オーズ]「・・・・いない。逃げられたか・・・・」

 

 

 カザリを逃がしてしまったことに悔しさを感じていると、セイバー達が駆け寄ってきた。

 

 

陽哉[セイバー]「オーズ!カザリは・・・・?」

 

 

碧映[オーズ]「ごめん、逃げられた・・・・」

 

 

雷羽[ゼロワン]「マジかー・・・・!」

 

 

天弥[フォーゼ]「ま、いいじゃねぇか!こうしてオーズが戻って来てくれたんだし!」

 

 

紘輝[鎧武]「それもそうだな!」

 

 

 僕達がこんな風に話していると、しずくとお友達の皆が駆け寄って来て・・・・しずくがその勢いのまま僕に抱き着いてきた。

 

 

しずく「・・・・お兄様!」

 

 

碧映[オーズ]「おっとっとー・・・・しずく、急にどうしたの?」

 

 

しずく「あ、いえ・・・・つい/////」

 

 

かすみ「あ~!しず子、顔赤くなってる~!」

 

 

しずく「も、もう!かすみさん!」

 

 

碧映[オーズ]「あっはは!」

 

 

 正直、カザリが次に何を仕掛けてくるかわからない。だけど僕は、今僕の腕の中にいるしずくと、頼りになる仲間達がいれば・・・・どんなことだろうと抗い、戦い抜いて見せる。そう、僕は心に誓うのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





今回出て来たカザリですが、このカザリは別の怪人とは融合してないです。ただ、完全体として蘇ってます。

今回のカザリの様に、幹部級の怪人は他の怪人と融合させなくても蘇らせることが出来ます。(勿論、融合させて蘇らせることも出来ます。)

そして今回、仮面ライダー同士のコンビネーション必殺技というのを出しました!今後もちょくちょく出していこうと思います。


最後に一言、ごめんランジュちゃん、君にも色々あったんだね・・・。(全然嫌悪感とか無かったけど)ただの暴君ではなかったんだね・・・・。
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