9人の戦士と10人の虹乙女   作:カツ丼DⅩ

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最初に謝ります・・・・ゼロワン好きな皆さんごめんなさい!仮面ライダーが言っちゃいけないこと言ってます!本当にごめんなさい!


この話は色々キャラ変します。

あ、タイトルちょっと変えました。


動き出した悪編
第15話 雷羽教官による追試対策プログラム!


 

 

―――侑視点―――

 

 

 

 

 ある日の日常、今日は特に部活は無い・・・んだけど、皆暇みたいで同好会のメンバーは皆部室にいて陽達仮面ライダーも、もう当たり前の様に同好会の部室にいる。

 

 

 

 

陽哉「・・・・今更なんだけど、俺達もうナチュラルにこの部室にいるけど問題無いんだろうか?」

 

 

紘輝「あ~、それは確かに・・・・」

 

 

碧映「・・・・僕と鎧武に関しては大学生だし、変に思われてないかな・・・・?」

 

 

 

 

 陽達が本当に今更ながらの疑問を口にする。まぁ、確かに今考えれば他校の陽達が頻繁にこの学校に出入りしているのはどうなんだろう・・・・と、私がそんなことを考えていると、せつ菜ちゃんがこの疑問を解消してくれた。

 

 

 

 

せつ菜「それなら心配いりませんよ!先生方には他校の教育法を知る為に仲のいい皆さんを呼んでいるということになっているので!」

 

 

走介「いや、それでいけたのか・・・・大丈夫かここの先生達・・・・」

 

 

太陽「まぁ逆に、それだけ菜々への信頼が厚いってことなんだろうけど・・・・」

 

 

 

 

 知らなかった!まさかそんな理由があったなんて!でも先生達、いくらこの学校の校風が比較的自由だからってその理由でOKしないでよ・・・・。まぁ、そのおかげでこうして陽に会えてるんだけど・・・・。と、私達がこんな会話をしていると、少し離れた所にいた一年生組の会話が聞こえてきた。

 

 

 

 

雷羽「そういえばこの間、期末テストがあったんだって?皆どうだった?」

 

 

しずく「う~ん、今回はちょっと順位が落ちちゃったくらいかな」

 

 

璃奈「私は絶好調だった。璃奈ちゃんボード【ブイッ!】」

 

 

雷羽「やっぱ流石だなー2人共!・・・で?かすみは?」

 

 

かすみ「わ、私も絶好調だったけど!それが何か!」

 

 

 

 

 と言い切ったかすみちゃんだったけど、その発言を聞いた雷羽君の目から光が消え・・・・雰囲気が一変した。

 

 

 

 

雷羽「・・・・へぇ。なら数学の点数を言ってみろ。」

 

 

かすみ「・・・・はっ!?こ、このモードは・・・・」

 

 

雷羽「・・・・正座ぁ!!!!」

 

 

かすみ「ひゃ、ひゃいぃぃ!?!?!?」

 

 

 

 

 雰囲気が変わった雷羽君の一喝に目にも止まらぬ速さで正座したかすみちゃん。そ、それにしてもどうしちゃったんだろう雷羽君、何か怖い・・・・。

 雷羽君に正座させられ再度問われたかすみちゃんは、冷や汗を大量に掻き、目が泳ぎまくってくる。そして、かすみちゃんは震える唇でたっぷりと間を開けて答える。

 

 

 

 

雷羽「もう一度聞く・・・・数学のて・ん・す・う・は?」

 

 

かすみ「・・・・・・・・・・・・は、82点。」

 

 

雷羽「しずく、璃奈!」

 

 

璃奈「22点・・・・」

 

 

しずく「・・・です♪」

 

 

かすみ「りな子!しず子!裏切ったなぁ!」

 

 

 

 

 22点・・・・何か前もこんな点数取ってた気がするなぁかすみちゃん。ていうか、しずくちゃんはどうしてあんなにニコニコしてるんだろう?

 しずくちゃんの謎の笑顔に少々恐怖を感じながら見ていると、次の雷羽君の言葉で、かすみちゃんの顔は真っ青を通り越して真っ黒になり始める。

 

 

 

 

雷羽「随分盛ったなーーかすみ?これは・・・・・あれやるしかないよな?」

 

 

かすみ「あ、あれぇ!?い、嫌だ!絶対嫌ぁ!」

 

 

雷羽「お前の意見は聞かん!・・・・今週の土日にやるぞ。」

 

 

かすみ「嫌だぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

 

 

 2人の会話を聞いて只事ではないと感じていた私だったけど、ふと3年生が座っているソファの方に目をやると、果林さんの手が小刻みに震えていた。すると、突然果林さんの隣に座っているエマさんが果林さんにとって最悪なことを口にする。

 

 

 

 

果林「・・・・・!」

 

 

エマ「・・・・・そういえば果林ちゃん、今回の期末で赤点が多かったって言ってなかった?」

 

 

果林「エ、エマ!?急に何を言い出すの!?」

 

 

彼方「あ~、彼方ちゃんも見た~!とんでもなかったよね~。」

 

 

果林「か、彼方まで!?やめなさい貴女達!標的がこっちになったら・・・・!」

 

 

 

 

 エマさんと彼方さんの言葉に、更にガタガタと震えだし、持っていたティーカップの中の紅茶が果林さんのスカートにこぼれている。あ、熱くないのかな・・・・

そんな果林さんを今までかすみちゃんにあれこれ言っていた雷羽君がぐりんっと首を回し果林さんを睨む。

 

 

 

 

雷羽「へぇ~?果林さん赤点だらけだったんですかぁ~~?」

 

 

果林「ひぃっ!?・・・・ち、違うのよ!普段はそうでもないのだけれど、こ、今回は調子が悪かったっていうか・・・・」

 

 

勇真「・・・あれ?でも果林姉ぇ、小学生の頃から1桁台じゃなかったっけ?」

 

 

果林「・・・・ゆ~~う~~ま~~~?」

 

 

勇真「ひ、ひぃっ・・・・!?」

 

 

 

 

 と、更に余計なことを口走った勇真君を般若の顔で睨みつける果林さん。・・・・それにしても果林さんと勇真君、ビビった顔がまったく一緒だったなぁ~流石幼馴染、尊いねぇ~。

 そしてまた1人、犠牲になる者が・・・・・

 

 

 

 

愛「・・・・この際だし、てんてんもらいらいに勉強教わったら?いつも赤点ばかりだしさ!」

 

 

天弥「やめろ愛!今のゼロワンはやべぇ!」

 

 

雷羽「お前もかフォーゼ!・・・・3人共正座ぁ!!!」

 

 

かすかりてん「は、はいぃぃぃぃ・・・・・!?!?!?」

 

 

雷羽「高校生にもなって赤点ばかり・・・・恥を知れこのバカ共!!!!!」

 

 

果林「な!?私はバ、バカじゃ・・・・」

 

 

雷羽「言い訳無用!・・・・大丈夫、バカなあんた達でも2日で学年1位を取れる様にしてやるよ・・・・」

 

 

 

 

 そう言う雷羽君の顔は・・・めちゃくちゃ悪人な笑顔を浮かべている。雷羽君の言葉にビビりながらも若干疑問の顔をする果林さんと天弥君の2人に比べ、かすみちゃんの顔は絶望に彩られ、汗が滝の様に流れ水溜まりが出来初めていた。

 

 

かすみ「あわわわ・・・・!!!!」

 

 

雷羽「・・・・・・飛瀬雷羽考案!勉強苦手な君でもすぐに学年1位を取れる勉強合宿!開催だあぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

 

かすみ「・・・・堪忍してぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

 

 

 

 

 こうして、雷羽君主催の勉強合宿が始まるのであった・・・・。あ、私は参加しないよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから2日経ち、今日は日曜日。私・歩夢・陽・愛ちゃん・しずくちゃん・エマさんの6人で雷羽君達がいるという無人島に来ていた。

 

 

 

 

侑「いやー、着いたねー!無人島!」

 

 

愛「ていうか無人島まで持ってるとか、らいらいん家金持ちすぎっしょ!」

 

 

 

 

 そう、私達がいるこの無人島は雷羽君のお家が所有する島。総額は聞いてないけど、多分億いってると思う。ちなみにこの無人島めちゃくちゃ広くて、218,260㎡・・・・え~っと、大体66,023.6坪くらいあるらしい。木々が島の大半を占めてて、船の発着場の近くに地上37階計190室のホテルが建ってるんだけど、周りの海がすっごく綺麗でもうときめいちゃってるんだー!いいなぁ、かすみちゃん達・・・ここで勉強できるなんてサイッコーに捗るよね!

 

 

 

 

歩夢「かすみちゃん達、ここで勉強会してるんだよね?」

 

 

陽「そのはずだけど・・・・凄い高いホテルだなぁ~。」

 

 

しずく「近くで見たら首が痛くなりそうですね・・・・」

 

 

エマ「凄いねぇ~!果林ちゃん達、こんな大自然の中で勉強してるなんてすっごい捗りそう!」

 

 

侑「ね!ね!早く行こう!早く行こう!」

 

 

愛「こら、ゆうゆー!あんまりはしゃぎ過ぎると迷子になるぞー!」

 

 

 

 

 こうして私達はホテルに向かって歩き出した。ホテルの前まで着くと、タキシードを着た高齢のダンディーな男性が立っていた。

 

 

 

 

侑「うわー!近づくとさらにおっきいねーー!」

 

 

歩夢「ほんとー!・・・・って、あれ?誰か出入口の前に立ってる?」

 

 

愛「おぉー!めっちゃダンディーなおじいちゃん!」

 

 

しずく「あのタキシードの着こなし・・・ただ者ではありませんね!」

 

 

 

 

男性は綺麗に私達にお辞儀をし、名前を名乗ってくれたんだけど・・・・ぶふっwその名前がちょっと面白くってw私と愛ちゃんは思わず吹き出しちゃった。・・・・まぁさすがに歩夢に怒られちゃったけど・・・・。

 

 

 

 

???「・・・・坊ちゃまのご学友の皆様ですね。お待ちしておりました、私、飛瀬家に仕えております・・・・セバ・ス・チャンと申します。」

 

 

ゆうあい「「・・・・ぶふっwww」」

 

 

歩夢「ちょっと、2人共!失礼だよ!」

 

 

侑「ご、ごめん・・・!でも・・・・w」

 

 

愛「・・・・執事で名前が、セバ・ス・チャンって・・・wあまりに直球な名前っていうか・・・・w」

 

 

 

 

 歩夢に怒られても、あまり反省しなかった私と愛ちゃんだったけど・・・・流石にエマさんは怖かった。

 

 

 

 

エマ「2人共、ちゃんと謝ろうね・・・・?」

 

 

侑「はい、本当に申し訳ありませんでした・・・・」

 

 

愛「以後、この様なことが無い様に努めますので、どうかお許し頂けると幸いです・・・・」

 

 

 

 

 さっきまでの私と愛ちゃんの態度で怒らせちゃったかな・・・・っと思ったけど、私達の謝罪を聞いて、今度はセバスさんが吹き出し・・・・次のセバスさんの言葉に私達は驚いた。

 

 

 

 

セバス?「・・・・ふふっwいえ、こちらこそ申し訳ございません・・・・w実は私、本当はセバ・ス・チャンという名前ではないんですよ・・・・w」

 

 

ゆうあい「「え、えぇっ!?そうだったんですか!?」」

 

 

しずく「このお方・・・中々策士ですね・・・・」

 

 

陽哉「しずくちゃん、何だかテンション高いね?」

 

 

歩夢「あ、あの・・・では、本当はなんというお名前なんですか?」

 

 

セバス?「では、改めまして・・・・私、瀬場涼ノ介(せばすずのすけ)と申します。以後、よろしくお願いいたします・・・・。」

 

 

 

 

 改めて私達に自己紹介したセバスさんこと瀬場さんは、私達に背を向け右耳のインカムに手をやり、多分雷羽君に連絡を入れる。

 

 

 

 

涼ノ介「少し失礼いたします・・・・坊ちゃま、瀬場でございます。」

 

 

雷羽≪あぁ、すーさん?何かあった?≫

 

 

涼ノ介「ご学友の方々がお越しになりましたので、今からそちらへご案内いたします。」

 

 

雷羽≪あ~、もう来たか。うん、よろしく!・・・・・おらぁっ!寝んなかすみぃ!≫

 

 

涼ノ介「・・・・というわけですので、皆様まずはエレベーターへお乗りください。」

 

 

侑「は、はい・・・・」

 

 

 

 

 最後に漏れ出た雷羽君の怒鳴り声に一体何が起こっているのかと不安に持っていると、雷羽君との連絡を終えた瀬場さんが渡した私達をエレベーターに案内してくれ、私達はエレベーターで上の階へ。しばらく乗っていると、エレベーターは最上階へ到達し、その階の一番右端の部屋“雷羽の勉強部屋”というプレートがかかった一室に案内された。

 

 

 

 

涼ノ介「・・・・さ、着きましたよ皆様。このお部屋に坊ちゃま達がおります。」

 

 

歩夢「ここまで案内して頂いてありがとうございます!」

 

 

涼ノ介「いえいえ、それでは私はこれで・・・・」

 

 

陽哉「雷羽の勉強部屋・・・・まんまの名前だな。それじゃ・・・」

 

 

 

 

 瀬場さんが私達にお辞儀をしてこの場を去ってすぐ、陽がドアノブを回しドアを開ける・・・・・

 

 

 

 

雷羽「お前らいい加減にしろ!!!!この蛆虫共が!!!!」

 

 

エマ「きゃあっ!?」

 

 

愛「うわっ!?な、なになに!?」

 

 

しずく「と、兎に角中へ入ってみましょう・・・・!」

 

 

 

 

 そして私達は意を決して部屋の中へと入る。すると、部屋の中はまさに地獄絵図状態で、かすみちゃん・果林さん・天弥君がそれぞれ背もたれ付きの椅子に両脚と胴体を縛り付けられ、腕や脚に何かが貼り付けられている。そんな3人はもうボロボロで、目が完全に据わっている。そんな3人に容赦なくホワイトボードに書いた問題を解かせようとする雷羽君。

 

 

 

 

雷羽「いいか、かすみ!問題行くぞ!・・・・次の多項式を、aについて降べきの順に整理し何次式になるか答えよ。また、定数項を求めよ!」

 

 

(1)5-2a ̇^2-5a+〖3a〗^2+7a+3

 

 

かすみ「はい!次数は4で定数項は3であります!」

 

 

雷羽「全然違うわこの〇〇〇(ピーーー)が!次数が2で定数項が8だろうが!何度言ったらわかるんだこの〇〇〇(ピーーー)!」

 

 

かすみ「うぎゃあぁぁぁぁぁっっっっ!?!?!?」

 

 

 

 

 雷羽君の出題した問題を間違えたかすみちゃんに何かボタンが3つある機械を操作した雷羽君。

次の瞬間、かすみちゃんの身体がビクンビクンと震え、机にぐったりと力なく倒れる。そんな光景には目もくれず自身のノートに目をやりブツブツと何かを呟き続けている果林さんと天弥君・・・・。この光景に唖然としていた私達だったけどいち早く我に返った陽が引き攣った顔で雷羽君に声をかける。

 

 

 

 

陽哉「・・・お、おい・・・・ゼロワン・・・・?」

 

 

雷羽「あ゛ぁ゛?・・・・って、なんだセイバーか。よく来たな!」

 

 

陽哉「お、おう・・・・」

 

 

 

 

 陽の声に反応した雷羽君は、すっごい鬼の形相で睨みつけて来たけど、私達だと認識するといつもの雷羽君の性格に戻った。そこで、私達は勇気を出して自分達が作って来たお弁当を雷羽君に見せながらお昼にしようと提案してみたんだけど、何故か雷羽君は顎に手をやり何か考え込む。

 

 

 

 

侑「あ、あのさ・・・雷羽君?私達お弁当作って来たんだけど・・・・」

 

 

雷羽「ふむ・・・・。」

 

 

エマ「どうしたの?」

 

 

愛「もうお昼食べちゃったとか?」

 

 

雷羽「いえ・・・今食事を与えてもいいものか考えてたんですよ。」

 

 

しずく「えぇ~、朝早起きして作ったんだよ?かすみさん達も苦しそうだし、休憩にしようよ!」

 

 

陽哉「せっかく皆が作ってくれたんだし、もったいないだろ?」

 

 

雷羽「それもそうだな・・・・よし。」

 

 

 

 

 しずくちゃんと陽の説得で決心した雷羽君は、今だぐったりしているかすみちゃん達に声をかける。

 

 

 

 

雷羽「・・・喜べ貴様等っ!!!同好会の皆が食事を持ってきてくれたぞ!28時間ぶりの食事だぞ!今やってる問題を解いた者から食ってよし!」

 

 

かすかりてん「「「・・・・・・!!!!」」」

 

 

歩夢「に、28時間ぶり・・・・!?」

 

 

侑「何でそんな時間まで食べさせなかったの!?」

 

 

雷羽「いや、集中してたらそんな時間に・・・・・・」

 

 

 

 

 雷羽君の言葉に、ぐったりしていた3人は一気に覚醒し、問題を解いていく。そして、3人ほぼ同時に終わらせ雷羽君にノートを提出する。

 3人の解答を確認した雷羽君はOKを出し、晴れて皆でお弁当を食べることになったんだけど・・・・・・

 

 

 

 

エマ「果林ちゃん、お疲れ様!」

 

 

かりん「うえぇ~~ん!ママ~~~!かりんね、かりんね!いっぱいがんばったんだよぉ~~~!なのにあのお兄ちゃんがいじめるのぉ~~~」

 

 

エマ「か、果林ちゃん・・・・!?」

 

 

陽哉「な、何がどうなって・・・・」

 

 

 

 

 エマさんを視界に捉えた果林さんは、まるで子供の様に抱き着きわんわんと泣いている。そんな果林さんを見て愛ちゃんが何かを勘付いたのか、エマさんに抱き着いている果林さんに歩み寄り、しゃがんで笑顔で話しかける。

 

 

 

 

愛「これは・・・・」

 

 

侑「愛ちゃん?どうしたの?」

 

 

愛「んー、ちょっとね!・・・・・さて、かりんちゃん?今いくつ?」

 

 

侑「ちょ、愛ちゃん!?何言ってんの!?」

 

 

愛「まぁまぁ!」

 

 

かりん「・・・・ぐすっ。かりん・・・5しゃい・・・・」

 

 

愛「やっぱり・・・・。そっかそっかー!お勉強頑張って偉いねぇー!」

 

 

かりん「えへへ・・・♪」

 

 

 

 

 愛ちゃんの質問に、子供の様に手を開いて自分の年齢を答える果林さん。ていうか、5歳ってどういうこと?私は訳がわからず、戻って来た愛ちゃんに声をかけた。

 

 

 

 

侑「愛ちゃん、これどういうこと?もう訳わかんないんだけど・・・・・」

 

 

愛「あ~カリンなんだけど・・・・幼児退行してるっぽいんだよね。」

 

 

歩夢「幼児退行!?」

 

 

しずく「何故そんなことが・・・・」

 

 

愛「多分、過度な勉強のストレスと恐怖がカリンの精神を追い込んで、幼児退行しちゃったんだと思う」

 

 

侑「確かにそれは・・・・そうなるのもわかるかも」

 

 

 

 

 愛ちゃんの言う様に、あの現状はどう考えても地獄というか幼児退行を起こすのもわかるというか・・・・

 私がそんなことを考えていると、どうやら性格が変わってしまったのは果林さんだけではなかった様で・・・・・

 

 

 

 

しずく「た、大変です皆さん!」

 

 

侑「どうしたのしずくちゃん!?」

 

 

しずく「か、かすみさんと天弥さんが・・・・・!」

 

 

エマ「かすみちゃんと・・・・」

 

 

歩夢「天弥君・・・・?」

 

 

 

 

 しずくちゃんの言葉に私達がかすみちゃんと天弥君の方を見ると、2人は完全にダークなオーラを放出し、膝を抱え俯いてブツブツ何かを呟いていた。しかも目からハイライトが消えている・・・・・。

 

 

 

 

かすみ「ふふふ・・・どうせ私何て蛆虫ですよ、あんちきしょうなミジンコ以下な存在ですよ・・・・・・」

 

 

天弥「いいよなぁ、勉強出来る奴は・・・・どうせ俺なんか・・・・」

 

 

陽哉「す、すごい・・・・」

 

 

愛「卑屈・・・!」

 

 

侑「3人の性格がこんなにも変わるなんて・・・・」

 

 

陽哉「ほぼ真逆・・・・。何やったらこうなるんだ・・・・」

 

 

雷羽「いやー、爆発する砂浜を走らせていち早く問題解かせたり、撒菱を敷き詰めた地面の上に棒を設置してそれを渡らせたり、この無人島を20周させたり・・・・・」

 

 

しずく「それはやりすぎだよ雷羽君!!!!」

 

 

 

 

 その後、何とか3人を落ち着かせた私達はお昼を済ませ、少しだけ海で遊んだ後帰路についた。ちなみに海に行こうとした時、渦中の3人も行こうとしたんだけど、雷羽君に首根っこ掴まれ引きずり込まれてしまった。大号泣してたよ、特に果林さんが・・・・・。

 

 

果林「いやあ!かりんもいくのぉー!ママ、ママぁ~~!おべんきょうもうやあっ!うみいくのぉーーーーーーー!!!!!」

 

 

雷羽「あぁもう!我儘言うんじゃありません!ほら行くぞ!」

 

 

果林「やなのぉぉぉーーー!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれから1日経ち、今日は月曜日。今日は祝日だけど補習の為、かすみちゃんと果林さんはニジガクへ天弥君は自分が通っている学校へそれぞれ向かうことになっている。

 だけどその前に私達は港で雷羽君達が乗っている船が着くのを待っていると、海の向こうから船が一隻やって来て、私達は雷羽君達を出迎える。雷羽君を先頭に、船から降りて来たかすみちゃん・果林さん・天弥君の3人は何処か兵士の様な面持ちで額に“必勝”の文字が書かれたハチマキを巻いている。

 

 

 

 

侑「あ!かすみちゃん達降りて来た!」

 

 

歩夢「あれ?でも何か頭に巻いてる?」

 

 

陽哉「ていうか何であんなに凛々しい顔になってるんだ?」

 

 

しずく「先日とは随分顔付きが違いますね・・・・」

 

 

雷羽「・・・・よし!お前等整列!」

 

 

かすかりてん「「「・・・・サーイエッサー!!!」」」

 

 

 

 

 船から降りて来たかすみちゃん達は雷羽君の号令で軍隊の様に横並びに整列し、身体の後ろで腕を組む。す、すごい統率の取れた動き・・・・。

 

 

 

 

雷羽「いいか!お前等が蛆虫を卒業し人間になれるかはお前等次第だ!」

 

 

かすかりてん「「「サーイエッサー!!!」」」

 

 

雷羽「うん、いい顔だ!お前達はこの俺のプログラムをやり遂げた!自信を持って行ってこい!」

 

 

かすかりてん「「「サーイエッサー!!!」」」

 

 

侑「・・・・・何これ?」

 

 

陽哉「さ、さぁ・・・・?」

 

 

愛「てか、カリンの幼児退行治ってるし・・・・・」

 

 

 

 

 こうして、何故か軍兵と化したかすみちゃんと果林さんと天弥君は、学校へ行進をしながら向かって行った。あ、ちなみに天弥君とは途中で別れ、天弥君に愛ちゃんがついて行った。

 そうして同好会の部室で待つこと3時間くらい経って果林さんとかすみちゃんが部室にやって来た。

 

 

 

 

果林「失礼します!サーイエッサー!」

 

 

かすみ「只今補習を終えてきました!サーイエッサー!」

 

 

雷羽「よし!では、果林から順番に結果を答えろ!」

 

 

果林「サーイエッサー!自分は、全教科100点だったであります!」

 

 

かすみ「自分も、全教科100点だったであります!サーイエッサー!」

 

 

雷羽「よくやった!これでお前達は晴れて蛆虫を卒業し、人間となった!・・・・本当によくやった!」

 

 

かすみ「いえ!全ては雷羽教官の教えあってのことであります!」

 

 

果林「本当に教官にはお世話になりました!」

 

 

雷羽「お前等・・・・!」

 

 

 

 

 敬礼をしながら答えるかすみちゃんと果林さんの言葉に、涙ぐむ雷羽君。今だにこの空気についていけないけど、2人共補習一発合格でよかった・・・・。後は天弥君の結果か・・・・

 と私が思っていると、また部室の扉が開き天弥君が入って来た。

 

 

 

 

天弥「只今戻りました!サーイエッサー!」

 

 

雷羽「よし!結果を言え!」

 

 

天弥「サーイエッサー!結果は全教科満点でした!」

 

 

雷羽「よくやった!・・・・本当に、よくやった!俺は誇らしいぞ!」

 

 

かすかりてん「「「きょ、きょうかーーーん!!!!」」」

 

 

 

 

 天弥君の言葉に喜びが溢れたのか涙が溢れ始める雷羽君・・・・。4人は抱き合いながらおんおん泣き喚き、それを微妙な表情で見つめる私達・・・・・。

 その後、何とか3人を元の性格に戻すことが出来たんだけど、これがもう大変で大変で・・・・・まぁでも、何とか元に戻ってよかったぁ!いや、でも・・・・・・

 

 

 

 

侑「・・・・やっぱりあの空気は意味ワカンナーーーーーーーイ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




果林ちゃんには幼児退行させてみました!

天弥君の卑屈になった時の台詞はあの地獄兄弟のお兄ちゃんを想像していただけたら幸いです!


新ライダーの情報でましたね!仮面ライダーリバイス、今から楽しみです!

この時期になると、もう1年経ったんだなぁとしみじみ思います・・・・仮面ライダーとか特撮見てるとほんと思いますよね。


次回【第16話 もう何でもありのガチンコレース】

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