第1話、ここから本編スタートです!
楽しんで読んでいただけたら嬉しいです!
第1話 物語の始まり。幼馴染は炎の剣士
―――侑視点―――
私、高咲侑は“夢”を見た。それは戦士達の夢・・・・9人の仮面の戦士と強大な悪との戦い。自分が何故こんな夢を見たのかわからない・・・・・
侑「・・・・あの仮面の戦士達・・・・どうなったんだろう・・・・・」
夢は途中で終わった。彼らが空に開いた穴の中へ飛ばされたところで・・・・・。そんなことを考えていると、私のスマホが鳴る。画面を確認すると、そこには私の幼馴染“歩夢”の文字が写し出されていた。私は眠たい目を擦りながら電話に出ると、いつもの癒しボイスが耳を通る。
歩夢『侑ちゃーん?今日約束の日だけど、どうしたの・・・・?』
侑「やく、そく・・・・?約束・・・・」
約束とは何だっただろう・・・・私は眠気でボーっとしている頭で歩夢の言った言葉を何回か繰り返す。そして私は思い出す・・・・そうだ!今日は歩夢ともう一人の幼馴染の“剣緋陽哉(つるひはるや)”と3人で買い物に出かける約束をしてたんだった!
侑「やばい忘れてた!時間は・・・10時!?歩夢!陽いる?」
歩夢『陽くん?私の隣にいるよ?』
侑「わー!?すぐいくから待っててー!」
歩夢『う、うん。気を付けてねぇ~・・・・?』
私は歩夢との電話を切り、急いで支度をするとダッシュで駅へ向かう。やばいやばい!一時間も過ぎちゃってるよぉー!
―――陽哉視点―――
俺、剣緋陽哉(つるひはるや)は今日小さい頃からの幼馴染2人に頼まれ、買い物をする約束をしていた・・・・・のだが、その1人が寝坊でまだ来ていない。俺は、俺の隣で先ほどまでその幼馴染と電話していたもう1人の幼馴染の上原歩夢に聞いてみることにした。
陽哉「侑の奴、なんだって?」
歩夢「うん、すぐ来るって」
陽哉「・・・・まったくあいつは」
歩夢「ま、まぁまぁ!侑ちゃんも昨日は忙しかったし、大目に見てあげて?」
陽哉「・・・・・まぁ、確かにな」
俺が眉間を押さえ、はぁーっと溜息をつくと歩夢がなだめてくる。本当に歩夢は侑に関して甘いというかなんというか・・・・・まぁ確かに侑と歩夢は昨日、2人が所属しているスクールアイドル同好会という部活の仲間達や他の学校のスクールアイドルの子達と共にスクールアイドルフェスティバルという祭典を開催し見事成功に収めた。俺も見に行ったがとてもいいフェスで、楽しかった。そのフェスの間、侑と会うことが出来なかったが、どうやら裏方としてずっと動いていた様だ。そんなことを考えていると、不意に歩夢が聞いてきた。
歩夢「そういえば、陽くんも昨日来てくれてたんだよね?どうだった?」
陽哉「・・・・ん?あぁ、すごくいいフェスだった!歩夢はああいう衣装が似合うな!」
歩夢「・・・・も、もう!陽くんったら・・・・//////」
俺が褒めると、歩夢は両手で赤面した顔を恥ずかしそうに押さえた。ほんと、こういうところが可愛いよなぁ~歩夢ってwよし、もう少しからかってみようw
陽哉「歌もパフォーマンスもすごくよかった・・・・歩夢の、歌詞の世界観を大切にしようってのが伝わってきて。可愛くて、キラキラ輝いてて・・・・・侑じゃないけど、ときめいた」
歩夢「え、えぇっ!?・・・・/////も、もうやめてぇ・・・・!恥ずかしくて死んじゃう・・・/////」
潮時か・・・・・w
陽哉「・・・・ははっ!ごめんごめん!でも、本当に楽しいお祭りだったよ!」
歩夢「・・・・・・・陽くんの、ばか・・・・//////」
俺たちがそれからも他愛ない話をしていると、侑が走ってきた。
侑「ふ、二人とも~・・・・!遅れてごめ~ん・・・・・!」
陽哉「あ、やっと来た」
歩夢「侑ちゃん、大丈夫?ヘロヘロだけど・・・・」
侑「だい、じょっ・・・えほっう゛ぇっほ・・・・!!!」
額の汗と息切れ具合から相当走って来たのがわかる。それにしても「う゛ぇっほ」って女の子がしていい咳込みじゃないだろ、まったく・・・・・・
陽哉「・・・・ほら、水やるから。ゆっくり飲めよ」
侑「あ、ありがと・・・・。ゴクッ・・・・うわっぬるっ!?」
このやろうっ・・・・!
陽哉「嫌なら返してもらってもいいんだが・・・・・・?」
侑「わーーっ!ごめんごめん!ありがたく、ありがた~く飲ませて頂きます~!」
歩夢「ふふっ・・・・もう侑ちゃんダメだよ?」
侑「はい・・・・」
陽哉「ほら、もう行くぞ?」
そして、侑が合流した俺達は元の約束通り3人で買い物に出かけた―――――――。
あれから2時間、色々な店を回り、気づけば俺の手には大量の紙袋が・・・・・・
陽哉「・・・・な、なぁ?そろそろ何処かで休まないか?」
歩夢「あ、そうだよね!ごめんね陽くん!」
侑「つい夢中になっちゃったね~!どうしよっか?近くのファミレスにでも行く?」
陽哉「さ、賛成・・・・」
侑の提案で近くのファミレスに向かった俺達。これで少し休める・・・・と、思っていたら近くで爆発音が鳴り響いた。
ドオオオォォォォーーーーーン!!!!!!
陽哉「うわっ!?な、なんだっ!?」
歩夢「きゃあっ!?」
侑「うえぇぇっ!?なになにっ!?」
な、何かの撮影か・・・?それにしては爆発音が大きい気が・・・・・・・
陽哉「行ってみよう!」
歩夢「あ、陽くん・・・!」
侑「とりあえず、私達も行こう歩夢!」
そして、俺達が向かった先・・・・そこには、人間とは思えない異形な存在が逃げ惑う人達に襲いかかっていた。俺がその異形の存在を眼に捉えると、突然もの凄い頭痛に襲われ、頭の中に謎の・・・・赤い龍?の映像が一瞬流れる。
陽哉「あぐっ・・・・!?な、なんだ・・・今の・・・・!?」
歩夢「陽くん!?大丈夫!?」
???「・・・・コノ・・・セカイヲ・・・・ワレワレノ、モノニ・・・・」
侑「何言ってんの・・・・あいつ・・・・」
陽哉「・・・・・とにかく、奴の注意を引かないと・・・・・・!」
俺は、痛む頭を押さえながら異形の存在の元へと走り出す。
歩夢「は、陽くん!どこ行くの!?」
侑「ま、まさか!?ちょっとそれはやばいって!」
陽哉「2人は逃げ遅れた人を頼む!」
歩夢「そんな!?陽くん、死んじゃうよぉ!?」
歩夢と侑の2人にそう言うと、俺は異形の存在の前に出る。・・・・・うわぁ~、ほぼ勢いで出て来たけどやっぱ怖っ!?で、でもここで逃げたら、歩夢が、侑が、逃げ遅れてる人達が危険な目に遭う!それだけは絶対に駄目だ!だから・・・・
陽哉「約束する!俺が・・・・・二人を、皆を守る!!!!」
その時、俺の目の前に炎が立ち込め、気が付くとそこに一本の剣が刺さっていた。さらに、何処からか先程俺の頭の中の映像に出て来た赤い龍が現れ、異形の存在を攻撃した。
赤い龍「グオオォォォォォ!!!」
???「ナニッ!?グアァッ!?」
陽哉「な、なんなんだよ・・・・・・一体・・・・」
俺が状況に把握できないでいると、赤い龍が俺をジッ・・・と見てきた。赤い龍と目が合うと、不思議と奴の考えていることが分かる・・・・・
陽哉「・・・・・この剣を抜けって言ってるのか?」
正直、この剣を抜いてあのヤバそうな奴に勝てるかどうかわからない・・・・・けど、少しでも戦うことは出来る!
陽哉「はあぁぁぁあ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っっっっっっっっ!!!!!!!」
俺は、地面に刺さっている剣の柄を握り勢いよく引き抜く・・・・・すると、俺の中に、ある記憶が甦る。それは、あの時の記憶・・・この世界じゃない、別の世界の記憶。その瞬間、赤い龍・・・・ブレイブドラゴンが俺の方に向かってきて、俺の手の中に炎となって集約され赤い本の形になる。そして、引き抜いた剣も形を変え、ベルトのバックルの様な形になる。
陽哉「そうだ・・・思い出した・・・何もかも!」
『聖剣ソードライバー』
そのまま俺は、バックルの様な形・・・・“聖剣ソードライバー”を腰に巻き、“ブレイブドラゴンワンダーライドブック”を開きソードライバーに装填すると、決意を新たに“火炎剣烈火”を引き抜く。
『ブレイブドラゴン!かつて、全てを滅ぼすほどの偉大な力を手にした神獣がいた・・・・』
『烈火抜刀!』
陽哉「・・・・変身!!!」
『ブレ~イブ、ドラゴ~ン♪』
そして、ブレイブドラゴンが火炎と共に俺の身体を包み込むと、俺はもう一つの俺の姿に“変身”する・・・・・・そう、俺は、俺は・・・・!
『烈火一冊!勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!』
『火炎剣烈火!』
陽哉[セイバー]「俺は、セイバー・・・・・“仮面ライダーセイバー”だ!!!!」
―――侑視点―――
侑「何・・・・あれ・・・・」
歩夢「陽くん・・・・なの・・・・?」
私達の目の前で、地面に刺さった剣を引き抜いた陽が炎に包まれそれが晴れると、そこには特撮ヒーローの様な姿をした陽が立っていた。
陽[セイバー]「物語の結末は・・・俺が決める!!!!」
特撮ヒーローの様な姿になった陽が、持っていた剣を目の前の怪物に向けると、そのまま走り出し剣に炎を纏わせて攻撃を加えていった。
陽[セイバー]「はぁぁっ!はぁっ!ふ、はぁっ!」
???「グオッ!?・・・・クソッ!ジャマダ!!!」
陽哉[セイバー]「くっ・・・・!?中々やるな。なら、これでどうだっ!」
剣で攻撃を加えていた陽が、反撃してきた怪物の攻撃を剣で受け止めると、腰の・・・・何か機械みたいなのに収めてある本みたいなやつのページを押し込むと右手からさっきの赤い龍?みたいな形をした炎を怪物に向かって放った。
???「クッ・・・!!!コシャクナマネヲッ!?」
陽哉[セイバー]「あんまり長引かせるのもまずいからな・・・・これで決める!!!」
さっきの火炎攻撃で距離を取った陽が、今度は剣を腰の機械みたいなやつに収めると、剣の引き金を押すと、もう一度剣を引き抜き、眼にも止まらぬ早さで炎を纏った剣で怪物を斬って行く。
『必殺読破!』
『烈火抜刀!ドラゴン! 一冊斬り!ファイヤー!』
陽哉[セイバー]「・・・・火炎、十字斬っ!!!!」
陽哉[セイバー]「ふっ、はっ!はぁっ、はっ!はあぁぁあぁぁっっっっっ!!!!!!」
???「グッ!ウゥッ!・・・・・グワアァァァァァァッッッッッッッ!?!?!?!?」
陽哉[セイバー]「・・・・・よし。」
す、すごい・・・・あんなに強そうだった怪物をあっと言う間に倒しちゃった・・・。私も歩夢も、あまりの出来事に啞然としていると、特撮ヒーローの姿から元の姿に戻った陽が私達の方に近寄って来た。
陽哉「・・・二人とも!怪我は無いか・・・!?」
侑「う、うん・・・・大丈夫。」
歩夢「陽くん・・・今のって・・・・一体・・・」
陽哉「あ~・・・その話はまた明日!」
侑・歩夢「「・・・え、えぇ~~~!?!?!?」」
こうして、私達の不思議?で衝撃的な1日は終わった・・・・?
いかがだったでしょうか?一人称視点っていうんですかね?こういった書き方は初めてなので不慣れで上手くできているかわからないのですが・・・・
とりあえず、ここに今回出た上原歩夢ちゃんと高咲侑ちゃんの幼馴染で仮面ライダーセイバーに変身する”剣緋陽哉”君のキャラ設定を書いていこうと思います。
【キャラクター】
剣緋 陽哉(つるひ はるや)
仮面ライダーセイバーに変身する17歳の男の子。幼馴染に上原歩夢と高咲侑がいる。歩夢からは「陽くん」侑からは「陽」と呼ばれている。仲間思いで約束を大事にする学校の人気者。最近小説を書き始め、それがネットで人気が出始めている。セイバーとして戦っていた記憶を無くしていたが、歩夢と侑が怪人に襲われている際に2人を守りたいという思いが眠っていた記憶を呼び覚まし、火炎剣烈火とブレイブドラゴンのワンダーライドブックを手にもう一度仮面ライダーセイバーとして戦うことを決意する。
ついでに、今回出て来た敵については第2話で書きます!
それでは、読んでいただきありがとうございました!感想等お待ちしております!お気に入り登録もしていただけると嬉しいです!