ていうか、アルティメットバハムートカッコイイ・・・・!
あと今回のタイトルなんですけど、本編のフレイムドラゴン初登場回と似てますがまったくの偶然です!
―――侑視点―――
歩夢「嘘・・・嘘だよ。陽君が・・・・死んじゃうなんて・・・・・。」
侑「・・・・・・・!」
太陽君の放った炎の斬撃が陽を襲い、私達の前で陽が・・・・死んだ。そして、私と歩夢は、身体に力が入らなくなり、ただへたり込むしか出来なかった。
天弥君達も同じく、それぞれが陽がいた場所をただ呆然と見つめていた。そして、私達の中でいち早く我に戻った天弥君がその場に立ち尽くしている太陽君に掴みかかった。
天弥「・・・おいっ!何で・・・何でなんだよっ!!!俺達仲間じゃねぇか!!!!なのに何で・・・・・・何でセイバーを
太陽「・・・・・・・・・・」
天弥「俺はお前のこと仲間だって・・・!ずっと一緒に戦っていくんだってずっとそう思ってたのに!!!!お前は・・・・お前はあ!!!!!」
天弥君は目に涙を溜めながら叫ぶ。叫ぶ。叫ぶ。心の中に生まれた怒りを涙と共に吐き出す。太陽君はその間、一言も言葉を発することはなかった。まるで天弥君の怒りを敢えて受けているかの様に・・・・・。
龍兎君も勇真君も、普段なら天弥君を止める方に回る2人も、今はただ見ているだけだった。2人共、その目にどうしたらいいのかわからないという迷いと、天弥君と同じく自分達を裏切り、仲間である陽を殺した太陽君への怒りを映していた。
そして天弥君はどんどんヒートアップしていく。
天弥「なぁおいっ!!!黙ってねぇで何か言ってみろよ!!!」
太陽「・・・・・・・」
天弥「・・・っ!てめぇっ・・・!」
太陽「・・・・・ぐっ!」
そして遂に天弥君は太陽君の顔を殴った。太陽君は尻もちをつき、天弥君はそんな太陽君を見下ろしながら言葉を投げる。
天弥「お前なんてもう・・・・・・仲間じゃねぇ!!!!!!」
―――せつ菜視点―――
アルジャによってダイバーシティトウキョウの屋上に連れて来られて、下で行われている戦闘の一部始終を見せられていた・・・・・そう、太陽君が陽哉さんを討ったその瞬間も。
アルジャ「・・・・くくっ。あーーはっはっはっ!まさか本当に殺ってくれるとは!・・・・・・・まぁそれほど、ウィザードの中で貴女が大切だということでしょうか・・・・・・良かったですね、中川菜々さん?」
せつ菜「・・・・・っ。」
アルジャ「・・・・ふっ、まぁいいでしょう。どうやら絶賛仲間割れ中みたいですし、このままあそこにいる3人を倒し、残りを倒してくれれば・・・・私の目的が達成されるのですから!」
せつ菜「貴方の・・・・・目的?」
アルジャ「・・・そう。私の目的・・・・それは、ウィザードを利用して他の仮面ライダーを消す。そして、ウィザードを私が倒すことであのお方の邪魔をする者はいなくなる!おのお方の崇高な目的の為・・・・私は、あのお方の優秀な参謀として御側にお仕えする!これこそが私の目的!夢!・・・・あぁ、何て素晴らしいことを考えるのだろうか!我ながら自分の才能が恐ろしい・・・・・!」
突然自分の世界に入り始めたアルジャ。あのお方・・・・というのが前に太陽君達が言っていたゼウーデスで間違いないとして・・・・・それよりも問題は!
せつ菜「太陽君に仮面ライダーの皆さんを倒させるなんてそんなこと・・・・・」
「そんなことはさせない!!!!」
アルジャ「・・・・なにっ!」
せつ菜「・・・・え?」
私の声を重なる様に、空から誰かの声がした瞬間、私とアルジャの間に降り立った人物が。・・・・・・それは、私もアルジャも予想していなかった・・・・いや、予想なんて出来るはずが無かった。・・・・・だってその、人物は・・・・・・・
陽哉[セイバー:クリムゾン]「・・・・・はあっ!」
アルジャ「ぐああぁぁぁぁっ―――――――!」
せつ菜「陽哉・・・・さん・・・・?」
先程太陽君に倒されたはずの陽哉さんでした!陽哉さんは火炎剣烈火に炎を纏わせてアルジャに斬り付けると、突然のことで反応が遅れたアルジャはそのまま陽哉さんが放った炎の斬撃と共に下に落ちて行った。
陽哉[セイバー:クリムゾン]「・・・せつ菜ちゃん!無事!?」
せつ菜「え、あ、はい。・・・・それよりも、どうして陽哉さんが?だって、先程・・・・」
陽哉[セイバー:クリムゾン]「その話は後!とにかく俺達もここから降りよう!・・・ちょっと失礼するよ。」
せつ菜「え、きゃっ!こ、これ・・・お姫様抱っこじゃないですか・・・・まだ太陽君にもされたことないのに・・・・・//////」
陽哉[セイバー:クリムゾン]「・・・・じゃ、降りるよ!ちゃんと掴まっててね!」
せつ菜「あ・・・はい・・・・//////」
そして陽哉さんは火炎剣烈火をソードライバーに納刀すると、私をお、お姫様抱っこして背中に炎の翼を出してゆっくりとダイバーシティトウキョウの屋上から降下した。
―――侑視点―――
天弥君が太陽君を殴ったことで、この場の空気は最悪になっていた。そんな中、空から何かが落ちて地面に衝突しその音が周囲に轟いた。
その音に驚いた私達は一斉にその方向を見る。するとそこにいたのは・・・・・・
アルジャ「ぐっ、うぅ・・・・!」
侑「・・・・へっ!?ディ、ディヴェンジャー!?」
勇真「ど、どうしてここに!?」
龍兎「・・・・いや、下級怪人達がいたしディヴェンジャーがここにいても不思議じゃない・・・・・けど、何で空から落ちて来たんだ?」
天弥「ど、どうなってんだよ・・・・・」
太陽「・・・・良かった。上手くいって・・・・」
突然のディヴェンジャーの登場に私達が驚いていると、太陽君がぼそりと呟いた。するとまた空から人影がバサバサという音を立てながら降りて来た。だけど今度の人影は私達とは少し離れた位置に落ちたディヴェンジャーとは違い、私達の眼前に降り立った。
そこにいたのは真っ赤な姿をした見慣れた戦士と、その戦士にお姫様抱っこされたこれまた見慣れた女の子だった。
・・・・ていうか、ちょっと待ってよ・・・・・夢じゃ・・・・無いよね?現実・・・なんだよね?あぁ、やばい・・・。現実なんだって思うと、涙が溢れてくるよ!だって・・・だって・・・・!
陽哉[セイバー:クリムゾン]「・・・さ、せつ菜ちゃん!」
せつ菜「ありがとうございます・・・陽哉さん!」
侑「陽だ・・・・陽だよ!歩夢!」
歩夢「夢じゃ、ないんだよね・・・・侑ちゃん!」
お姫様抱っこしていたせつ菜ちゃんを下ろした陽は、変身を解除して太陽君に向かって走って行くせつ菜ちゃんの後に続いて太陽君の方へ。
地面に座り込んでいた太陽君はゆっくりと立ち上がり、走ってくるせつ菜ちゃんをぎゅっと抱きとめた。次いで来た陽とは互いに片手を上げてハイタッチを交わす。
せつ菜「・・・・太陽君っ!」
太陽「・・・菜々!よかった、本当に・・・・」
陽哉「・・・・作戦成功だな、ウィザード!」
太陽「あぁ・・・ありがとう、セイバー・・・・菜々を助け出してくれて。」
陽哉「気にしなくていいって!仲間と友達を助けるのは当然だろ?」
太陽「ははっ、確かに!まぁ、それはそれとして・・・・・・・・・・お姫様抱っこで救出してくれなんて言ってないんだけど?」
陽哉「あ、いや、その・・・・それはまぁその~・・・・流れ的にっていうか、屋上から降りるの危ないなぁ~って・・・・・・ね?」
太陽君の放った言葉に陽がひどく狼狽していると、いつの間にか私の隣から消えていた歩夢が陽の眼前まで迫っていて、陽に詰め寄り始める。
・・・・・・もちろんその眼にはハイライトが灯っていない。
あ~あ、あぁなった歩夢は怖いんだよねぇ~。私も前に「せつ菜ちゃんの方が大事なの!?」なんて言われて押し倒されちゃった時はどうしようかと思ったよほんと。はは、ご愁傷様、陽・・・・・。
歩夢「陽君・・・・ねぇ、どういうこと?陽君はせつ菜ちゃんみたいな女の子がいいの?」
陽哉「え、あの・・・歩夢さん?怖いんだけど?」
歩夢「怖いって何?そんなことどうでもいいから速く質問に答えてよ。ねぇ?ねぇねぇねぇねぇ!」
陽哉「い、いぃぃ・・・!わ、わかったから!せ、せめて眼からハイライトを消すのは辞めてくれ!な!」
歩夢「答えてくれたらいいよ。」
陽哉「・・・・いや、だから!せつ菜ちゃんの方がいいとかそういう話じゃなくて!ただ単純に安全にダイバーシティトウキョウの屋上から降ろすには一番いい方法かなって思ってさ!時間とか無かったし!」
陽の必至な弁解で一応は納得した歩夢は眼のハイライトを再び灯らせた。・・・・・歩夢のあれは、特殊な技か何かなのかな?
陽とせつ菜ちゃんが現れたことで凍り着いていた空気が和やかになり始めたそんな時・・・・その空気をぶち壊す者が。そう、すっかり忘れられたあの・・・・・
アルジャ「・・・・何をわちゃわちゃしているのですか!!!!!ていうか何故セイバーが生きているのですか!!!貴方はウィザードが殺したはずです!!!!私はこの眼で見ましたよ!!!!!!」
陽哉「・・・うおぉ!?ディヴェンジャー!?・・・・あ、すっかり忘れてた。」
アルジャ「なにぃっ!」
侑「あ、そうだよ陽!何で生きてるの!だって、だって陽は私達の前で・・・・・」
せつ菜「そうですよ!これは一体どういうことなのか説明してください!」
私達の言葉を聞いてきょとんとした顔でお互いを見合わせた陽と太陽君はプッと吹き出した。
陽哉「そっかそっか!まだ説明して無かったっけ!・・・じゃあ、タネ明かしと行こうか?魔法使いさん?」
太陽「ふふっ・・・あぁ、そうだね。・・・・と言っても、別に難しいことはしてないんだけど」
歩夢「どういうことなの?」
そしてここから太陽君と陽によるタネ明かしが始まった。
太陽「まず結論から言うと、俺が倒したのは本物のセイバーじゃなくて、
勇真「え・・・えぇ!?」
アルジャ「あり得ない!私はずっと貴方達の戦いを見ていた!貴方がセイバーのコピー体を作る暇なんてある訳が・・・・・」
太陽「あったよ・・・・俺達2人がここにいる全員の視界から消えた瞬間が。」
龍兎「・・・・あ!もしかして炎の竜巻の時!」
陽哉「流石ビルド!正解!」
炎の竜巻?・・・・あ、そっか!そういえばあの時、陽と太陽君が見えなくなってた!あ~なるほどね!あの時に陽が入れ替わったんだね!
天弥「ちょっと待てよ!じゃあセイバーは最初からウィザードが裏切った訳じゃないって知ってたのか?」
陽哉「いや、俺も知ったのは炎の竜巻を出す前だったよ。・・・・・いや~!いきなりあんなこと言われた時はびっくりしたよ!」
―――陽哉視点・回想―――
ウィザードが俺の耳元で囁いた内容は、驚愕のものだった。
太陽[ウィザード]「・・・・菜々がディヴェンジャーに捕まった。」
陽哉[セイバー]「・・・な、なんだって!?」
太陽[ウィザード]「・・・・詳しく話がしたい。ストームイーグルの力で炎の竜巻を発生させて周りの眼から俺達を隠してほしい。」
陽哉[セイバー]「ちょ、まっ・・・・!」
太陽[ウィザード]「・・・はっ!」
陽哉[セイバー]「ぐはっ!?」
せつ菜ちゃんがディヴェンジャーに捕まった?一体どうなってるんだ?・・・・・とにかく、ウィザードの言うことを聞くしかない・・・か。
・・・・・ん?あれは・・・フォーゼ達!やばい、このままじゃ3人がこっちに来るかも・・・・ここは!
陽哉[セイバー]「・・・・来るな!!!!!」
天弥「は、はぁ?なんでだよ!」
・・・・・ごめん、ウィザード!ちょっと嘘言う!
陽哉[セイバー]「ウィザードは・・・・俺達を裏切った。侑と歩夢を危険に晒すような奴は誰だろうと許さない!俺が・・・・俺がウィザードを倒す!!!!!」
そして俺は、ウィザードに言われた通りストームイーグルのワンダーライドブックを取り出し、火炎剣烈火の速読器に読み込ませると、炎の竜巻を発生させた。
陽哉[セイバー]「・・・さあ!言われた通りに炎の竜巻で俺達を包んだぞ!何があったか説明してくれ!」
太陽[ウィザード]「・・・あぁ。実は一昨日の日、菜々がディヴェンジャーに捕まって助けにいったんだけど・・・・俺が不甲斐ないばっかりに、菜々を助けることが出来なかった・・・・。」
陽哉[セイバー]「そんなことが・・・。じゃあ、俺を襲ったのは・・・・」
太陽[ウィザード]「・・・・他のライダーを殺すこと。それがアイツが俺に言ってきた命令だった。・・・・セイバー達を殺さなければ菜々を殺すと言われて・・・・。だけど俺はセイバー達を殺す気も菜々を殺させる気も無い!」
陽哉[セイバー]「どうする気なんだ?」
太陽[ウィザード]「・・・あのディヴェンジャーの性格から考えて奴は菜々を連れて俺達が見える高い場所にいるはず。だから・・・・・・」
そこからウィザードは考えていた作戦を話してくれた。
ウィザードが話した内容はこんな感じだ。
① まずウィザードがコピーウィザードリングの魔法で俺のコピー体を作る。
② 本物の俺はクリムゾンドラゴンにチェンジする。
③ 炎の竜巻が消えると同時に俺は空へ飛び上がる。
④ ウィザードがコピー体を倒して皆の視線を集めている間に空からせつ菜ちゃんを捜索する。
⑤ せつ菜ちゃんを見つけ次第救出し、皆と合流する。
太陽[ウィザード]「・・・・と、まぁこんな感じなんだけど、協力してくれないかなセイバー!」
陽哉[セイバー]「そんなの協力するに決まってる!急いで取りかかろう!」
太陽[ウィザード]「恩に着るよ。・・・・じゃあ、早速これを右手にはめてくれ。」
陽哉[セイバー]「・・・わかった」
そう言うとウィザードは腰のリングホルダーからコピーウィザードリングを取り出し、俺に差し出してきた。
コピーウィザードリングを受け取った俺はリングを右手にはめ、ウィザードドライバーにかざす。
すると、俺の隣に俺と瓜二つのもう一人の俺が現れた。
『コピー!プリーズ』
陽哉[セイバーコピー]「・・・・・・・・・・」
陽哉[セイバー]「・・・・おぉ~!完全に俺だぁ~!」
太陽[ウィザード]「・・・・それじゃあ、作戦開始と行こう!」
陽哉[セイバー]「あぁ!」
『ストームイーグル!』
『西遊ジャーニー!』
陽哉[セイバー]「・・・・・はっ!」
『烈火三冊!真紅の剣が悪を貫き、全てを燃やす!』
ストームイーグルと西遊ジャーニーをソードライバーに収めた俺は、火炎剣烈火を抜刀しクリムゾンドラゴンにチェンジすると、炎の翼を広げる。
陽哉[セイバー:クリムゾン]「・・・・それじゃ、行って来る!」
太陽[ウィザード]「・・・・菜々のこと、よろしく。」
陽哉[セイバー:クリムゾン]「あぁ、任せろ!」
そして俺は炎の翼を広げて炎の竜巻が消えると同時に空へ飛び立った―――――――。
―――侑視点―――
まさか、さっきの炎の竜巻の中でそんなことがあったなんて・・・・でも、それって・・・・・
侑「太陽君は・・・辛くはなかったの・・・・?」
太陽「・・・・敵を騙すには味方から。皆に憎まれるのは辛いけど・・・・・菜々を助ける為なら、俺はどんな泥も被る覚悟だった。」
せつ菜「太陽君・・・・」
天弥「ウィザード・・・・・すまなかった!!!!!」
太陽「うわぁっ!?びっくりした!」
今まで黙っていた天弥君が突然太陽君に向かって頭を下げた。それに続いて龍兎君と勇真君も近づいてきて頭を下げた。
龍兎「俺達も・・・・・」
勇真「すみませんでした!」
太陽「えぇ!ちょ、3人共!頭を上げてくれ!」
天弥「何も知らなかったとはいえ、俺はお前に・・・・仲間じゃねぇなんて酷いこと言っちまった!少し考えればウィザードが俺達を裏切るなんてするはず無いのに!」
龍兎「俺も、少しでもウィザードを疑った自分が恥ずかしい・・・・・!」
勇真「本当にすみません!何とお詫びしたらいいか・・・・・」
太陽「いや、謝る必要ないって!菜々を助ける為とはいえ、俺も皆を騙してた訳だし・・・謝るのは辞めてくれ!」
すると、天弥君は太陽君の肩をがしっと掴んだ。
天弥「それじゃ俺の気がすまねぇ!頼むウィザード!俺を殴ってくれ!」
太陽「いやいやいや!そこまでしなくていいって!」
天弥「頼むウィザード!」
せつ菜「これ・・・・どうしましょう・・・・」
侑「さ、さぁ・・・・?」
それから互いに譲らなかった天弥君と太陽君だったけど、暫くして太陽君がはぁ・・・っと息を吐くと天弥君のおでこにデコピンを放った。
天弥「・・・痛っ」
太陽「これでちゃらってことで。・・・・それでも納得いかないならこの間からある移動販売のドーナツ屋でプレーンシュガー奢ってよ」
天弥「ウィザード・・・・お前、いい奴だなぁ!わかった!10個でも20個でも、何個でもおごってやるよ!」
太陽「ははっ!それは流石に食べきれないから、その時は皆で食べよう!」
天弥「おう!」
話がまとまって太陽君達も仲直り出来て本当によかった・・・。
それにしてもプレーンシュガーかぁ・・・・あんまり食べたこと無いし、気になるなぁ。
アルジャ「貴方達・・・・一体いつまで無駄話を続けるつもりですか!!!!」
太陽「あっ・・・・」
天弥「忘れてた・・・・」
陽哉「さっきから思ってたけど、アイツ影薄くない?」
アルジャ「・・・・ムカッ。いい加減にしなさいよ!!!!もう許しません・・・・・全員ここで根絶やしにしてやります!!!!!!」
陽の言葉に完全にブチ切れたディヴェンジャーは、槍を出現させて戦闘態勢に入る。すると、それに対抗する様に太陽君と陽が私達の前に出て、陽はドラゴニックナイトワンダーライドブックを取り出し、太陽君は指輪の形をした石を取り出して左手にはめた。
太陽「許さない?・・・・それはこっちの台詞だ!!!!俺の大切な希望に手を出して悲しませたこと、絶対に許さない!!!!!」
せつ菜「あの石は・・・・!あの時使おうとした・・・・!」
陽哉「フォーゼ、ビルド、ゴースト!ここは俺とウィザードがやる!3人は侑達を頼む!」
天弥「あ、あぁ・・・・でも、俺達も加勢しなくていいのかよ?」
陽哉「大丈夫!・・・・ほら、ウィザードから漂ってるオーラがえぐい。」
龍兎「・・・あ~」
勇真「では、お任せします・・・・。」
陽の言葉に太陽君の方に視線を向けると、周りを焼き尽くさんばかりの怒りのオーラが漂っていた。
太陽「・・・・ドラゴン、聞こえているだろ?そろそろ俺に力を貸してくれ!!!!!」
―――太陽視点―――
左手にはめた指輪型の石をウィザードドライバーにかざすと、俺の意識は現実世界を離れ、とある場所へと落ちていく――――――――――。
俺が眼を開けると、そこはとある病室。そこには夫婦と思われる中年の男性と女性がそれぞれベッドで呼吸器を付けて眠り、そのベッドの間で2人の子供と思われる1人の男の子がまるで起きるのを待っているかの様に眠っている男性と女性の手を握っている。
太陽「・・・・・久しぶりだな、ここに来るのは・・・・」
そう、ここは俺の精神世界・・・・つまり、俺のアンダーワールドだ。ベッドで眠っている男性と女性は俺の元の世界での実の両親だ。そして、両親の手を握っている男の子こそが幼い頃の操真晴人時代の俺だ。
俺がこの光景を懐かしみながら見ていると、どこからともなくもう1人の俺が出て来た。
太陽?「・・・どうだ?懐かしいだろう、お前の絶望の時だ。」
太陽「・・・・相変わらずだなドラゴン。その登場の仕方飽きない?」
太陽?「ふっはっはっは!やはりお前は面白い!」
太陽「・・・・ていうか、そろそろ俺の姿をするのはやめてくれ。変な感じがする」
太陽?「・・・・・ふん。」
目の前にいるもう一人の俺、こいつの名はウィザードラゴン。俺の中にいるファントムであり仮面ライダーウィザードの力そのもの。昔は何かと俺を絶望させようとしてきたが、今ではこんな感じに良好な関係を築けている。
そんなドラゴンは俺の言葉を聞いて少し不満そうに鼻を鳴らすと、元の龍の姿に戻ったかと思えば、突然笑い出した。
ウィザードラゴン「これでいいだろう。・・・・・・・くくっ、それにしても・・・・・」
太陽「な、なんだよ。突然笑い出して。俺の顔に何か付いてる?」
ウィザードラゴン「・・・いや、そうじゃない。ただ、希魔太陽・・・随分な名をつけたなと思ってな」
太陽「・・・・どういうこと?」
ウィザードラゴン「希望の魔力を持った太陽・・・・随分だろう?」
太陽「・・・・うるさいなぁ。・・・・・それよりも、ここに来れたってことは・・・・そういうことだってことでいいのだろ?」
ウィザードラゴン「あぁ。・・・今まではお前の魔力が足りなくて来れなかったが、今ようやく至った。・・・・・だが、本当にいいのか?」
太陽「・・・・何が?」
ウィザードラゴン「今のお前の身体は操真晴人の時とは違い、魔力がリセットされている。そんな状態で俺の力を使えばお前は絶望に近づき、俺はお前の身体を乗っ取りやすくなる。・・・・・それでも俺の力を使うか?」
何を言うかと思えばそんなこと・・・・・
太陽「一つ忘れてるぞドラゴン。前にも言ったけどお前も俺の希望だ。・・・・・だから、俺に力を貸せ」
ウィザードラゴン「・・・・くくっ、はっはっはっは!いいだろう!俺の力・・・・存分に使ってみろ!」
そう言うと、ドラゴンは高く飛び上がり俺に向かって急降下した。そして、俺と融合するように重なり合うと同時に俺の身体が光に包まれた――――――――――。
いやぁ~!陽哉君死んでなくてよかった・・・!けどせつ菜ちゃんをお姫様抱っこで救出しちゃったからあんな目に・・・・
そして今回はウィザードラゴンとの会話等を入れてみました!ウィザードラゴンと太陽君の関係性に関しては和解後のナルトと九尾の九喇嘛みたいな感じです!
次で絶対に終わらせる!絶対にだ!
次回【第25話 ドラゴンを使役する騎士、ドラゴンの力を使う魔法使い。】