9人の戦士と10人の虹乙女   作:カツ丼DⅩ

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久々に1万字超えた気がする・・・・


第27話 愛情という名の友情・・・それ即ち友&愛。

 

 

 

 

―――天弥視点―――

 

 

 

 

 朝10:00。俺は俺の通っている学校・・・・流雲学園の校門前に来ていた。

 

 

 

 

 

天弥「・・・・・なんだよこれ。いつもの流雲学園の空気じゃねぇ・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 流雲学園・・・・俺が通ってるこの学校は、いつも和気あいあいとした雰囲気を持つ楽しい学校だ。俺はそんな学校が大好きだ!だが、今その空気は成りを潜め、不気味なまでの静寂に包まれていた。

 

 

 

 

 

天弥「これが・・・・アンタの作りたかったものなのかよ・・・・かいちょー!」

 

 

 

 

 

 

 そう呟いて俺は校門を潜ると、目の前には制服を着た男子生徒が1人立っていた。

 

 

 

 

 

 

???「お待ちしておりました、友月天弥様。」

 

 

天弥「うおっ!びっくりした!?・・・・って、お前!海人じゃねぇか!」

 

 

海人「私は智也様より案内を仰せつかった者です。さぁ、こちらへどうぞ。我らが王がお待ちです。」

 

 

 

 

 

 

 俺の前に現れた男子生徒、名前を「志貴 海人(しき かいと)」。こいつは学校内でよくつるんでる奴の1人で見た目、金髪に片耳ピアスとまぁまぁにチャラいが人情に厚い、良い奴だ・・・いや、だった・・・・だな。

・・・・・・だが今は、目から光が消え、言葉を淡々と言うだけの人形の様になっていやがる。

 

そして俺は操られた海人の後について行き、校舎までの道のりを歩いて行く。校舎内の下駄箱を抜けると、そこには異様な光景が。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天弥「うおっ!?何だこれ・・・・」

 

 

海人「我々男は王のいる講堂までの道を作る様に命ぜられました。さぁ、気にせず参りましょう。」

 

 

天弥「・・・・・・かいちょーの奴。」

 

 

 

 

 

 

 下駄箱までの道のりを、この学校の男子生徒と男性教諭が並んで道を作っていた。俺はその光景を訝しみながら進んでいく。

 そして遂に、かいちょーが待っているという講堂の前までやって来たところで、海人が扉を叩いた。すると中から智也の声がした。

 

 

 

 

 

 

 

智也≪何用だ?≫

 

 

海人「智也様、友月天弥様をお連れしました。」

 

 

智也「ふむ、ようやく来たか。通せ。」

 

 

海人「はっ。」

 

 

 

 

 

 

 智也からの命を受け、海人はガラガラッ!と講堂の扉を開いて俺に中へ入る様促した。俺は促されるまま講堂の中へ入ると、そこはさっきまでの光景が可愛く思えるほどの光景が広がっていた。海人は俺を講堂に入れると、去って行った。

 

 ・・・・・・何だよこの光景。マンガの王様が座ってそうな豪華な椅子に智也が座って、愛を含めた女子生徒2人が智也に抱き着いていて、残った連中は智也が座っている椅子の後ろに立っていやがる。しかも智也に抱き着いてる2人、俺のダチの「朝陽 海夢(あさひ まりん)」と「由羅 かんな」じゃねぇか!

 

 

 

 

 

 

 

 

かんな「智也さま~~♡♡♡まじ尊いんだが~~♡♡♡」

 

 

海夢「しゅきぴに触れてまじつらみ~~~♡♡♡♡智也様しか勝た~ん!」

 

 

天弥「海夢・・・かんな・・・・」

 

 

愛「智也様~~!まじ好き~~~!」

 

 

天弥「愛・・・・・」

 

 

智也「やぁ友月、1時間の遅刻だぞ?」

 

 

天弥「わりぃな、ちょっと野暮用で遅れたわ。」

 

 

智也「まぁ、我は心優しき王であるからな!今回だけは許してやろう!・・・・それよりどうだ?我が城は!気に入ったか?」

 

 

天弥「・・・・・それ、本気で言ってんのか?だったら笑えねぇぞ。」

 

 

智也「ふっ、冗談の通じぬ奴だ。まぁいい・・・・・で?どうする?」

 

 

天弥「決まってんだろ。・・・・お前を倒して!愛や他の皆を取り戻す!」

 

 

智也「話し合い無くすぐに荒事に行こうとする・・・・正に野蛮そのものだな。・・・・・が、そう簡単に変身させると思うなよ?兵共よ!我が元へ来い!野蛮なこいつをひっ捕らえろ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 かいちょーは俺の登場に腕を広げながら立ち上がり、煽る様な笑みを浮かべながら近づいてきた。かいちょーの言葉にイラついた俺はフォーゼドライバーを腰に巻き、変身しようとした・・・・が、そこでかいちょーは外にいる男子生徒や男性教諭を呼び寄せ俺を捕らえようとしてきた。

 だが、いくら待っても誰も講堂に入っては来なかった。かいちょーはそのことに訝しんでいると、かいちょーの後ろからこえが響いた。

 

 

 

 

 

 

 

智也「・・・・ん?なんだ?何故誰も入ってこない!何をしているんだ!」

 

 

「あー・・・・それなんだけどさ?アンタのお仲間・・・・ていうか部下?は外でおねんねしてもらってるよ!」

 

 

智也「何?・・・・・ていうか、貴様ら何者だ!」

 

 

「俺達か?俺は・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・てんーーーさい!物理学者の駆桐龍兎だ!」

 

 

璃奈「そして私は天王寺璃奈。とってもキュートな助手だよ。ほんとだよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 ババーーン!という効果音が聞こえそうな感じの決めポーズを決めたニンニンコミックに変身したビルドとaec璃奈ちゃんボード着用の璃奈が講堂のステージに現れた。見ず知らずの2人が現れたことに動揺しているかいちょーとその他女子達。

 

 ・・・・・・・あいつ等、意外とノリノリだな。

 

 さて、何でこいつ等がここにいるのかというと、それはこの学校に来る数時間前に遡る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――天弥視点・回想―――

 

 

 

 

 

 

 

 俺は学校へ向かう前に、ある男へ電話を掛けた。

 

 

 

 

 

 

≪もしもし?≫

 

 

天弥「よぉビルド。今いいか?」

 

 

龍兎≪・・・何かあったのか?≫

 

 

 

 

 

 

 

 気だるげに俺からの電話に出たビルドは、俺の声のトーンがいつもより低いことに何かを察したのか、聞いてきた。

 

 

 

 

 

天弥「あぁ、ちょっとな・・・・。そのことで話があるんだが、今から会えないか?」

 

 

龍兎≪う~ん・・・・まぁ、いいか。何処に行けばいい?≫

 

 

天弥「新宿駅前のカフェに来てくれ。」

 

 

龍兎≪わかった。≫

 

 

天弥「・・・頼んだぜ。」

 

 

 

 

 

 

 

そして俺は、ビルドとの電話を切って新宿駅を目指した。

 

 

 

 

 

 ビルドとの待ち合わせ場所に指定した新宿駅前のカフェに入店してビルドが来るのを待っていると、突然声をかけられ、振り返るとそこにはビルド・・・・・と、何故か璃奈がいた。

 

 

 

 

 

 

 

龍兎「ごめん、ちょっと遅れた」

 

 

璃奈「おはよう、天弥さん。」

 

 

天弥「お、おぉ!おはよう璃奈!・・・って、何で璃奈がいんだ?」

 

 

龍兎「フォーゼから電話を受けた時に璃奈も一緒にいてさ。せっかくだし、今日改良したやつを試してみたくてさ!」

 

 

天弥「改良・・・・?」

 

 

璃奈「この子だよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 そう言って璃奈が自分のバックから取り出したのは・・・・子猫型のロボット?だった。

 

 

 

 

 

 

 

天弥「何だこりゃ?子猫型のロボット?」

 

 

璃奈「この子はアラン。私のお友達。」

 

 

天弥「へぇー!可愛いダチだな!俺もダチになっていいか?」

 

 

璃奈「うん、この子も喜ぶ。」

 

 

龍兎「フォーゼお前、相変わらずだなぁ~」

 

 

天弥「まぁな!・・・・で?このアランがなんなんだ?」

 

 

龍兎「・・・セイバーの時といいウィザードの時といい、ディヴェンジャー側が璃奈達を狙い始めてる節がある。・・・・奴等の力を強くなってきた。こっちの強化が追い付かなくなる可能性もある。」

 

 

天弥「確かにな・・・・。愛も・・・・」

 

 

龍兎「・・・・?」

 

 

天弥「いや、後で話す。・・・・で?」

 

 

龍兎「あぁ。そこで、そのもしもの為に璃奈に自衛の手段を持たせようと思ってさ。」

 

 

天弥「それでこのアランを改良したって訳か。・・・・でもよ、本当に大丈夫なのかよ?」

 

 

龍兎「何言ってんだよ、この俺が改良を加えたんだぞ?このアランVer.Ⅱは、成りこそ小さいが、立派な機能を持ったれっきとした璃奈のボディーガードだ。」

 

 

天弥「へぇ~、どんな機能があるんだ?」

 

 

龍兎「それは見てからのお楽しみ!・・・・・・で?そろそろ教えてくれないか?何があった?」

 

 

 

 

 

 

 

 そこから俺は、ビルドと璃奈に昨日あった出来事を話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

璃奈「うそ・・・愛さんが・・・・」

 

 

龍兎「まさかそんなことになっていたなんてな・・・・・」

 

 

天弥「で、この後乗り込むつもりなんだけど、お前に協力してほしいんだ。」

 

 

龍兎「へぇ~、意外だな?お前ならすぐにでも乗り込みそうなもんなのに」

 

 

天弥「正直最初はそうしようと思ってた。・・・・けど、俺の力だけじゃ愛を・・・学校の皆を救えねぇ。・・・・だから、お前の力を借りたい!頼むビルド!」

 

 

龍兎「・・・まったくしょうがないなぁ!貸し1な?」

 

 

天弥「サンキュービルド!」

 

 

龍兎「それじゃあ作戦会議をしたいんだけど・・・璃奈どうする?正直俺の予想超えてたんだけど、お前は何処かで待ってる?アランの実験なら俺だけでも出来ると思うし・・・・それに、愛さんとも戦うことになるかもしれないし・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 ビルドがそこまで言うと、璃奈は首を横に振った。

 

 

 

 

 

 

 

 

璃奈「ううん、大丈夫・・・・。愛さんと戦うことになるのは辛いけど、それよりも・・・・ただ守られるだけなのは・・・・・龍兎君が傷つくのを見てるしか出来ないのは嫌だから。」

 

 

龍兎「璃奈・・・。・・・・わかった。でも、無理はするなよ?危険と判断したらなりふり構わずすぐ逃げろ。俺が必ず道を作るから!」

 

 

璃奈「わかった。約束する。」

 

 

天弥「・・・お前等、いい関係だな!」

 

 

龍兎「・・・っ!//////茶化すなよ!//////・・・・・ん、ん゛ん゛。それじゃあ、作戦会議するぞ!」

 

 

璃奈「・・・・・ふふ//////」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――天弥視点・現在―――

 

 

 

 

 

 

天弥「それで、俺が講堂に向かってる隙にビルドと璃奈が後ろから隠れて操られた人達を眠らせてたって訳だ!」

 

 

智也「この我が!・・・・・貴様等の様な下劣な者どもの作戦にハマっただと!・・・・・許されざる愚行!!!万死に値する!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 俺の説明を聞いたかいちょーは怒り狂い、ディヴェンジャースイッチを押してディヴェンジャーに変身した。

 

 

 

 

 

 

 

 

タウロシ「馬鹿者共が!我が城の兵が奴等だけだと思うなよ!・・・・いでよ!我が近衛兵!ダスタード!」

 

 

ダスタード×10「「「「「「「「「「・・・・・・・・!!!!!」」」」」」」」」」

 

 

ビルド[ニンコミ]「なるほど、こいつらがダスタード。」

 

 

タウロシ「ダスタード共はそこの忍者もどきを!女どもはそこの小さいのをやれ!」

 

 

海夢「りょ~!」

 

 

かんな「やるしかないっしょー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 10体のダスタードを出現させたかいちょーは、その10体のダスタードと愛を含めた女子達にビルドと璃奈の対処を命じた。

 そしてかいちょーは俺の方を向いて杖を構えてきやがった。

 

 

 

 

 

 

 

 

タウロシ「貴様は我直々に相手してやる。」

 

 

天弥「あぁ、行くぜ!」

 

 

『3,2,1・・・・』

 

 

天弥「変身!」

 

 

タウロシ「下衆者め。ここを貴様の死刑場とする!」

 

 

フォーゼ「そうは、いかねぇな!」

 

 

『ロケット、ウインチ、オン』

 

 

 

 

 

 

 

 杖にエネルギーを溜め始めた瞬間に、ロケットスイッチとウインチスイッチを起動させ、右腕にロケットモジュールと左腕にウインチモジュールを装備した。

 

 

 

 

 

 

 

タウロシ「ぐっ、なんだこれは!?」

 

 

フォーゼ「お前とはこっちで戦うぜ!」

 

 

タウロシ「ぐおおあぁぁぁぁ・・・・・!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

そして、ウインチモジュールのフックを射出してかいちょーの装甲の隙間に挿し込むと、ロケットモジュールの推進力で外へ飛んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――龍兎視点―――

 

 

 

 

 

 フォーゼがディヴェンジャーを外に連れて行った後、俺と璃奈はダスタードとこの学園の女性陣に囲まれて背中合わせになっていた。

 

 

 

 

 

 

ビルド[ニンコミ]「・・・・璃奈悪い、巻き込んで・・・・」

 

 

璃奈「気にしないで。ついてくることを決めたのは私自身だから!」

 

 

ビルド[ニンコミ]「やっぱりお前は優しいな・・・・・じゃぁ、そっちは任せていいか?」

 

 

璃奈「うん、任せて!こっちはアランもいるから!」

 

 

ビルド[ニンコミ]「・・・おっけー!じゃあすぐにアイツ等倒して加勢するから!」

 

 

璃奈「・・・・・・うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 璃奈にそれだけ言って、俺は10体のダスタード達に向かって行き、4コマ忍法刀のトリガーを4回引いて術を発動した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『隠れ身の術!ドロン!』

 

 

ダスタード×10「「「「「「「「「「・・・・・・!?!?!?!?」」」」」」」」」」

 

 

ビルド[ニンコミ]「・・・・あ~お客様方?こっちこっち!」

 

 

ダスタード×10「「「「「「「「「「・・・・・・・!?!?!?!?」」」」」」」」」」

 

 

『風遁の術!竜巻斬り!』

 

 

ビルド[ニンコミ]「はぁ!は!はあっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 10体のダスタード達は隠れ身の術でその場から消えた俺に驚いていて、俺はその隙にダスタード達の真後ろに現れて、ダスタード達が俺の声に振り返った瞬間に4コマ忍法刀のトリガーを3回引いて竜巻を纏った斬撃を浴びせ10体中4体を倒した。

 

 

 

 

 

 

ビルド[ニンコミ]「・・・・さぁ、どんどん行こうか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――璃奈視点―――

 

 

 

 

 

 

 龍兎君がダスタード?っていう忍者みたいなのと戦っている音を背に聞きながら、私は目の前の愛さん達と対峙していた。

 

 

 

 

 

愛「りなりー。一緒に智也様に仕えない?さいっこうに幸せになれるよ!」

 

 

璃奈「・・・・愛さん・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 愛さんの今の笑顔・・・・傍から見たらとても幸せそう。・・・だけど、私には・・・ううん、同好会の皆や天弥さん達仮面ライダーの皆が見てもわかる!今の愛さんの笑顔は・・・・・心が、笑ってない。

 

 

 

 

 

 

 

璃奈「愛さん・・・・今の愛さんは、心から笑ってない!それは幸せとは言わない!」

 

 

愛「アタシが?心から笑ってない?・・・・あはは!そんなことないって!とっても幸せ!ほら見てよ!智也様に仕えたからこんなにもいっぱいの仲間も出来たし!」

 

 

璃奈「洗脳で出来た関係は、仲間とは言わない!本当の仲間は・・・・お友達は!心と心が繋がって、ポカポカした温かいもの!そんな寒くて・・・・寂しいものじゃない!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 そう、「お友達は温かいもの」それを私に教えてくれたのは他でもない、今目の前にいる愛さん。私は今もあの時のことは感謝している。だから私が、今の愛さんを救ってみせる!あの時の恩返しも兼ねて!

 

 

 

 

 

 

 

 

愛「あ~も~・・・・りなりー・・・・・・いつからそんな分からず屋になったの?これは少し、痛い目見てもらった方がいいかもね。」

 

 

璃奈「それはこっちのセリフ。・・・・・アラン!!!!」

 

 

アランVer.Ⅱ「ニャーン!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 私の呼び声に、私のスクールバッグの中からアランが勢い良く出て来て、器用に私の左腕に着地した。そして私は更なる音声指示を出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

璃奈「・・・アラン!形態変化(カンビオフォルマ)!」

 

 

アランVer.Ⅱ「ニャオォーーン!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 私の音声指示を聞いたアランは、ガシャガシャという音を立て前脚と後脚の肉球が内側に来る様に半回転し、私の左腕にブレスレットの様な感じで装着された。

 

 

 

 

 

 

 

 

愛「ふ~ん、すごいじゃん。・・・・・・皆!よろしく!」

 

 

海夢「泣かなくていいからねー!」

 

 

かんな「お姉さんたちが優しくしてあげるから!」

 

 

璃奈「その必要はない!パラライズワイヤー射出!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私はブレスレットになったアランの口から“ナムメタル”というひし形の金属が先端についたワイヤーを先頭を走っている人に向けて放った。

 ナムメタルは途中でパカッと展開し3つの鉤爪になると先頭を走ってる人の服に引っ付いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海夢「・・・・は?なんこれ?」

 

 

璃奈「・・・・・・パラライズ。」

 

 

海夢「・・・は?あばばばばばばっっっっっ!?!?!?!?」

 

 

かんな「え、えぇ!?」

 

 

愛「・・・・・へぇ~、なるほどね。ていうことは・・・・」

 

 

璃奈「まずは、1人。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワイヤーを繋げた先頭の人に電流を浴びせて気絶させた後にワイヤーを収納した。そんな光景を見て一瞬たじろいだ他の女の人達は、またすぐに向かってきた。

 

・・・・・・・・・だけどこの人達は気付いてない。《私がもう1つ用意し、すでに仕掛けていることに》。

 

 

 

 

 

 

 

 

かんな「怯んでる場合じゃない!みんな行くよ!智也様の為に!」

 

 

「「「「「「「「「「智也様の為に!!!!!!!」」」」」」」」」」

 

 

璃奈「それは無駄。・・・・貴女達にはすでに専用パッチを取り付けてある!」

 

 

かんな「・・・・え?どういう・・・・」

 

 

璃奈「・・・・・・皆まとめて、パラライズ。」

 

 

かんな「あぎゃあああああっっっっっ!?!?!?!?」

 

 

「「「「「「「「「「きゃあああああああっっっっっ!?!?!?!?」」」」」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さっきの龍兎君との登場の際に愛さんを含めた女の人全員に遠隔で電流を浴びせることが出来る専用パッチを取り付けておいた。

 これで何とか鎮圧出来た・・・・はず・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛「うわ~・・・・全滅とか。流石にもうちょっと頑張ってほしかったなー。」

 

 

璃奈「愛さん・・・・なんで・・・・」

 

 

愛「ん?あ~・・・・さっきさ?あの子にワイヤー引っ掛けて電流流したでしょ?それ見て愛さん達にも何かしたんじゃないかって思ってさ!ほら、この人数相手にやけに自信満々で来たしさ。」

 

 

璃奈「・・・・・・」

 

 

愛「・・・・・でも、アタシの前でワイヤー使ったのは愚策だったんじゃない?こうして次の一手がバレた訳だし。」

 

 

璃奈「そうでもない。たとえ電流が使えなくなったとしても、このアランにはまだ隠してある機能がある!」

 

 

愛「へぇー・・・・・じゃあ、その機能っての見せてみてよ!」

 

 

璃奈「・・・・・っ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――龍兎視点―――

 

 

 

 

 

 

 ボルテックフィニッシュでダスタード達を一掃しようとしたその時、俺の後ろで声がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビルド[ニンコミ]「これで決め・・・・」

 

 

「ちょっと待った!」

 

 

ビルド[ニンコミ]「・・・?・・・・っ!璃奈!」

 

 

 

 

 

 

 

 俺が声のした方を振り返ると、そこには愛さんに羽交い絞めにされて力なくうなだれる璃奈の姿が。

 

 

 

 

 

 

 

 

愛「龍兎!その武器を捨てて!でないとりなりーがどうなっても知らないよ?」

 

 

璃奈「う~・・・・」

 

 

ビルド[ニンコミ]「愛さん・・・アンタ・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・くそっ、璃奈が捕まった!やっぱり連れて来るべきじゃ・・・・・ん?何か璃奈の様子が・・・・変?何であんなにうなだれてるのに璃奈ちゃんボードの表情はあんなにやる気なんだ?え~っと、何かあった気が・・・・・・あ!そっか!そういうことか!

 

 璃奈が何をしようとしているのか察した俺は、4コマ忍法刀を下ろして愛さんへ話かけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビルド[ニンコミ]「・・・・なぁ愛さん!」

 

 

愛「どうしたの?早くそれを捨てて!」

 

 

ビルド[ニンコミ]「いやいや、ちょっと質問したいだけなんだって付き合ってよ!」

 

 

愛「・・・・・?」

 

 

ビルド[ニンコミ]「愛さん・・・・・・どうして璃奈がわざわざライブ用の璃奈ちゃんボードを着用してきたと思います?」

 

 

愛「何言って・・・・・っ!」

 

 

 

 

 

 

 

 どうやら気付いたっぽい。けどもう遅い!璃奈の方が早い!

 

 

 

 

 

 

 

璃奈「・・・・こちょこちょモード、起動。」

 

 

愛「・・・・はぁ?ちょ、何これ!あははははははっ!ちょ、ま、くるしっ、あはははは!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 璃奈の音声指令を受けたaec璃奈ちゃんボードのヘッドホンがパカッと開いて、中からサブアームが展開して、そのまま愛さんの脇腹をくすぐり始めた。

 そしてたっぷり3分間くすぐり地獄を行った結果・・・・・ぴくぴくと小刻みに痙攣して地面に横たわる愛さんが完成した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛「あ、あはっ・・・・ひっ、はひっ・・・・!」

 

 

璃奈「・・・・・効果覿面。」

 

 

ビルド[ニンコミ]「だな~。・・・・・それじゃ!こっちも決めるか!」

 

 

『Lady、go!』

 

 

ビルド[ニンコミ]「勝利の法則は・・・決まった!」

 

 

『ボルテック、フィニッシュ!イエーイ!』

 

 

 

 

 

 

 

 俺はレバーを回して残りのダスタード達へ向けて紫色の巨大手裏剣を投げた後、左腕に装備されたペン型武装“リアライズペインター”で実体化させた漫画の擬音を巨大手裏剣と共にダスタード達にぶつけて倒すことに成功した。

 

 

 

 

 

 

 

 

ビルド[ニンコミ]「・・・・ふぅ。何とかこっちは終わったな・・・・後は・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――天弥視点―――

 

 

 

 

 

 

 

 かいちょーを連れて講堂を出た俺は、エレキステイツになって校庭でかいちょーと戦っていた。

 

 

 

 

 

 

 

フォーゼ[エレキ]「うぉぉらぁ!」

 

 

タウロシ「ぐっ!このぉ!」

 

 

フォーゼ[エレキ]「うぉっ、あぶねっ!・・・・おいかいちょー!もうやめにしねーか!他人を操って無理矢理従わせるなんて!そんなの間違ってるってのはアンタもわかってるだろ!速くそのスイッチを捨てろ!」

 

 

タウロシ「捨てろだと?ふざけるな!我が夢を叶える力!手放してなるものか!」

 

 

フォーゼ[エレキ]「あーもー!この頑固野郎!いい加減目を覚ませ!」

 

 

『Nマグネット』

 

 

『Sマグネット』

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺とかいちょーは何度も何度も剣戟を繰り広げる。そしてこのままじゃ埒が明かないと思った俺は、NSマグフォンを取り出して2つに分割してフォーゼドライバーに装填しマグネットステイツにチェンジした。

 

 

 

 

 

 

 

 

『NSマーグネート、オン』

 

 

フォーゼ[マグネット]「更にこいつらだ!」

 

 

『スモーク、スパイク、オン』

 

 

タウロシ「なっ!何も見えない!」

 

 

フォーゼ[マグネット]「おぉぉぉ・・・・らあ!」

 

 

タウロシ「ぐっ、がはっ!」

 

 

フォーゼ[マグネット]「明確なダメージがあったな!畳みかけるぜ!おらおらおらぁ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 マグネットステイツにチェンジした俺はスモークスイッチとスパイクスイッチを起動させ右足にスモークモジュール左足にスパイクモジュールを装備した。

 スモークモジュールで猛烈な煙を出しかいちょーの視界を奪い、狼狽えているその隙に近づきスパイクモジュールでかいちょーの腹に一発蹴りを与えた後、連発して蹴りを放った。

 

 

 

 

 

 

 

 

タウロシ「ぐあぁぁぁ!・・・・ぐっ、小賢しい奴め!」

 

 

フォーゼ[マグネット]「反撃なんてさせるかよ!ここで一気に決める!」

 

 

『リミットブレイク』

 

 

フォーゼ[マグネット]「ライダー超電磁ボンバー!」

 

 

タウロシ「うわああぁぁぁぁ・・・・・・!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺の蹴りを受けてその硬い装甲にヒビが入ったかいちょーはダメージで片膝をついた。そして、杖にエネルギーを溜めて俺に放とうとする前にリミットブレイクでかいちょーに紫の光弾を放った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フォーゼ[マグネット]「はぁ・・・はぁ・・・。これで、どうだ・・・・!」

 

 

タウロシ「・・・く、あぁ!くそ、くそぉ!」

 

 

フォーゼ[マグネット]「・・・なっ!変身が解けてねぇだと!ひび入れたのにどんだけ硬ぇんだ!・・・・・っ!これは。」

 

 

タウロシ「この我が貴様の様な下衆な者にぃ!・・・・こうなったら我がポリシーに反するが仕方がない!貴様を操って我が手下に・・・・」

 

 

フォーゼ[マグネット]「そうはさせるかよ。」

 

 

タウロシ「・・・・っ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

爆炎の中からディヴェンジャーに変身したまま地面に突っ伏しているかいちょーが俺を・・・・・俺の右手に握られている物を見て驚愕した。

 そう、俺の手にはかいちょーの杖が握られている。あの時、リミットブレイクを受けたかいちょーはその衝撃で杖を投げ捨ててしまった。そして、偶然にも杖は俺の足元へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タウロシ「待て貴様・・・・何をする気だ・・・・!」

 

 

フォーゼ[マグネット]「決まってんだろ・・・・・!」

 

 

タウロシ「やめろ!やめろぉぉぉぉぉ!!!!!」

 

 

フォーゼ[マグネット]「おらぁぁぁぁ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺はかいちょーの言葉を無視して膝で杖を真っ二つに折った。

 

 これで、愛や・・・他の皆も元に戻るはずだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フォーゼ[マグネット]「さぁかいちょー。・・・・とっととそのスイッチを捨てろ!」

 

 

タウロシ「・・・・くっ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・情けないな、タウロシディヴェンジャー。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺がもう一度かいちょーを説得しようとした・・・・・・その時、地面に突っ伏すかいちょーの真横に謎の仮面ライダーが姿を現した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フォーゼ[マグネット]「誰だお前!」

 

 

???「フォーゼか。・・・・・ふんっ。」

 

 

フォーゼ[マグネット]「あ、おい!」

 

 

???「さぁタウロシディヴェンジャー。・・・・あのお方のお恵みを受けろ!」

 

 

タウロシ「ぐっ、あぁっ・・・・!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺達の前に現れた謎の仮面ライダーは右手に濃い紫色の光の球を出現させると、かいちょーの身体にそれを放った。

 謎の仮面ライダーが放った光の球はかいちょーの身体の中に沈んでいくと、かいちょーが苦しみ出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フォーゼ[マグネット]「てめぇ!今のはなんだ!かいちょーに何をした!」

 

 

???「今こいつに放ったのは冥新星(めいしんせい)。あのお方のお力だ。」

 

 

フォーゼ[マグネット]「かいちょーを元に戻しやがれ!」

 

 

???「それは出来ないしもう私には止められない。・・・・ではな。」

 

 

フォーゼ[マグネット]「待てよ!てめぇは一体誰なんだ!」

 

 

???「私と貴様が相見えるのはまだ先のことだ。その時まで私の正体は隠しておこう・・・・・仮面ライダーフォーゼ。いや・・・・・・・・如月弦太郎。」

 

 

フォーゼ[マグネット]「なっ!?待て!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 それだけを言い残し、謎の仮面ライダーは俺の前から姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

 

フォーゼ[マグネット]「何者なんだアイツ、何で俺の名前を知ってんだ・・・・」

 

 

タウロシ「ぐっ!あああああああああああ!!!!!!!!!!」

 

 

フォーゼ[マグネット]「・・・っ!かいちょー!」

 

 

 

 

 

 

 俺がさっきの仮面ライダーのことを考えていると、冥新星とかいうのを入れられたかいちょーが絶叫をあげた。

俺がかいちょーの方を見ると、かいちょーの身体がどんどん大きくなっていって校舎ほどの高さになると亀の身体にサイの頭部で牛の角を生やした異形の怪物に変わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

タウロシ「オオオオォォォォォォォッッッッッッッ!!!!!!!!!!」

 

 

フォーゼ[マグネット]「で、でかっ!?こんなもんどうやって倒せって言うんだ!」

 

 

ビルド[ニンコミ]「・・・・・フォーゼ!」

 

 

フォーゼ[マグネット]「ビルド!愛達は!」

 

 

ビルド[ニンコミ]「璃奈に任せてきた・・・・ていうか、何があった?」

 

 

フォーゼ[マグネット]「ちょっとな・・・・。それよりも手伝ってくれ!かいちょーを助けてぇんだ!」

 

 

ビルド[ニンコミ]「はぁ、しょうがないなぁ・・・・」

 

 

『タカ!ガトリング!ベストマッチ!』

 

 

『Are you ready?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 講堂の方からやって来たビルドは溜息を吐きながら2つのフルボトルを取り出して軽く振るとビルドドライバーに装填しレバーを回してオレンジ色と濃い灰色の姿に変わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ビルド[ニンコミ]「ビルドアップ!」

 

 

『天空の暴れん坊!ホークガトリング!イェーイ!』

 

 

ビルド[ホークガトリング(以下、ホーガト)]「・・・・じゃ、俺は空から攻めるから!」

 

 

フォーゼ[マグネット]「おう!任せた!」

 

 

 

 

 

 

 

 そう言うとビルドは翼を広げて空に飛んで行った。そして俺はガトリングスイッチとランチャースイッチを起動させ右足にランチャーモジュール左足にガトリングモジュールを装備した。

 

 

 

 

 

 

 

 

『ランチャー、ガトリング、オン』

 

 

フォーゼ[マグネット]「それじゃあこっちも行く・・・・・・」

 

 

タウロシ「オオオオオオォォォォォ!!!!」

 

 

フォーゼ[マグネット]「うおっ!あぶねっ!この野郎!」

 

 

タウロシ「オオオオッッッッ!?」

 

 

ビルド[ホーガト]「こっちも!はあっ!」

 

 

タウロシ「グォォォ!」

 

 

ビルド[ホーガト]「・・・くっ!ダメか!」

 

 

フォーゼ[マグネット]「ランチャーで傷が入らねぇ・・・・。人間態の時より硬くなってやがるのか!」

 

 

ビルド[ホーガト]「・・・・・。だったらこのベストマッチだ!」

 

 

『フェニックス!ロボ!ベストマッチ!』

 

 

『Are you ready?』

 

 

 

 

 

 

 ビルドは空からタカの顔を模した銃で攻撃し、俺はランチャーモジュールを使ってミサイルを全弾発射したがたいしたダメージを与えることができなかった。

 そしてビルドは赤と黒のフルボトルを数回振ってビルドドライバーに装填しレバーを回して今度は赤と黒の姿になった。

 

 

 

 

 

 

 

ビルド[ホーガト]「ビルドアップ!」

 

 

『不死身の兵器!フェニックスロボ!イェーイ!』

 

 

ビルド[フェニックスロボ(以下、フェニロボ)]「そして!」

 

 

『Lady、go!』

 

 

『ボルテック、フィニッシュ!イェーイ!』

 

 

ビルド[フェニロボ]「はぁぁぁ・・・・・はああああああっ!!!!」

 

 

タウロシ「グ、オオオオオ・・・・・・!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 ビルドは赤と黒の姿になるともう一度レバーを回して全身に炎を纏うと炎の鳥となって巨大な怪物の姿になったかいちょー・・・・いや、タウロシの背中に突撃しその硬い甲羅を破壊してみせた。

 が、背中に着地した瞬間、タウロシが尻尾を振るいビルドを叩き落とした。そして、叩き落とされたビルドは校舎に激突しそのまま変身解除され気絶しちまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

龍兎「・・・・・がはっ!」

 

 

フォーゼ[マグネット]「・・・・ビルド!」

 

 

タウロシ「オオオオオオオオ!!!!!!!!」

 

 

フォーゼ[マグネット]「や、やべぇ・・・!」

 

 

≪てんてーーーーん!!!!!!!!≫

 

 

 

 

 

 

 

 

 タウロシが俺を踏みつけようとした・・・・・・その瞬間、巨大なロボ“パワーダイザー”が俺を庇う様に現れタウロシの足を受け止めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パワーダイザー≪うっ、ぐぅぅぅぅ・・・・・!!!!!≫

 

 

フォーゼ[マグネット]「なっ、パワーダイザー!?・・・・ていうかその声!まさか愛か!」

 

 

パワーダイザー(in愛)≪・・・・そうだよ!大丈夫てんてん?≫

 

 

 

 

 

 

 

 

 そう、突然現れたパワーダイザーの中にいたのはさっきまでかいちょーに操られていた愛だった。洗脳が解けたのはうれしい・・・・が!流石にあぶねぇ!パワーダイザーの関節部が何か火花上げてるし!とっとと非難させねぇと!

 

 

 

 

 

 

フォーゼ[マグネット]「お、おぉ・・・助かった。ていうか何してんだ!あぶねぇから速く逃げろ!」

 

 

パワーダイザー(in愛)≪そんなの・・・・出来る訳ないって!アタシいっぱい迷惑かけちゃったし!うっ、ぐっ・・・!アタシもてんてんの力になる!≫

 

 

フォーゼ[マグネット]「お前・・・・何言ってんだ。俺はお前が傍にいてくれるだけで・・・・・」

 

 

パワーダイザー(in愛)≪きゃああああああ!!!!!!≫

 

 

フォーゼ[マグネット]「・・・愛っ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 タウロシの左足を受け止めたまま俺と話していた愛は右足で殴り飛ばされて、そのままパワーダイザーが動かなくなってしまった。

 俺が愛の安否を確認しにパワーダイザーのハッチを開くと、そこには頭から軽く血を流している愛がいた。

 

 

 

 

 

 

 

愛「・・・・うっ、うぅ・・・・」

 

 

フォーゼ[マグネット]「愛、無事・・・じゃねぇが命に別状は無さそうでよかったぜ・・・・・けど・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺は愛の血を流す姿を見て・・・・・ブチ切れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

フォーゼ[マグネット]「許さねぇぞ・・・・よくもやったな!!!!!」

 

 

タウロシ「オオオオオォォォォォ!!!!」

 

 

フォーゼ[マグネット]「るせぇ!!!!ぶっ潰してやる・・・・・!」

 

 

 

 

 

 

 

 俺が怒りをタウロシにぶつけようとしたその時、パワーダイザーの中から愛が手を伸ばして怒りで我を失いそうになった俺を止めてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

愛「てん・・・てん・・・・!ダメ、だよ・・・・」

 

 

フォーゼ[マグネット]「・・・・愛!しゃべんな!」

 

 

愛「てんてん・・・・怒りで自分を見失わないで・・・・!かいちょーさんを・・・・助けるんでしょ・・・・・?」

 

 

フォーゼ[マグネット]「・・・っ!そう・・・だけどよ・・・・」

 

 

愛「アタシは・・・・いつでも誰かの為に全力を尽くすてんてんが好きだよ・・・・」

 

 

フォーゼ[マグネット]「愛っ・・・!すぅー・・・はぁー・・・。さんきゅー愛!おかげで目が覚めたわ!」

 

 

愛「えへへっ・・・・。がん、ばって・・・・!」

 

 

フォーゼ[マグネット]「・・・・・おう!」

 

 

 

 

 

 

 それだけを言って、愛は気絶しちまった・・・・。ありがとよ、愛・・・・!そこで見ててくれ!絶対にかいちょーを救ってみせるぜ!

 

 そして俺はパワーダイザーから離れると、再びタウロシの方を見て指をさす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フォーゼ[マグネット]「おいかいちょー!アンタをそこから救い出す!待ってろよ!」

 

 

タウロシ「オオオオオオオオオッッッッッッッ!!!!!!!」

 

 

フォーゼ[マグネット]「ビルドと愛が作ってくれたチャンス!ぜってぇ逃さねぇ!!!!」

 

 

『リミットブレイク』

 

 

フォーゼ[マグネット]「もういっちょぉ!!!!」

 

 

『リミットブレイク』

 

 

フォーゼ[マグネット]「ライダー・・・超超電磁・・・フル!バァァァストォォォォォォッッッッッッッッッ!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺はリミットブレイク後にもう一度リミットブレイクしてガトリングモジュールとランチャーモジュール、更にU字に合体させたキャノンがエネルギーを纏って大きくなり、超威力のライダー超電磁ボンバー一斉掃射をタウロシ向けて放った。

 

 

 

 

 

 

 

 

タウロシ「オ、オォ!?オオオオオオガアアアアアアア!?!?!?!?」

 

 

フォーゼ[マグネット]「戻ってこい!!!!かいちょおおおおおおおおお!!!!!!!!」

 

 

タウロシ「ウ、ウゥ!オオオオオアアアアアアアア・・・・・・!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺の砲撃を受けたタウロシは絶叫をあげて爆散し、その爆炎の中からかいちょーが飛び出してきた。

 俺は変身を解いて二度連続のリミットブレイクのダメージを受けた身体を引きずって地面に仰向けに倒れているかいちょーの所へ向かった。

 かいちょーはどこか諦めきれない顔で、俺に問うてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

智也「・・・・何故だ、友月。どうして僕は、こうも上手くいかない。僕の・・・何がいけないんだ?」

 

 

天弥「・・・・そんなもん決まってんだろ。アンタはまずその他人を見下す性格を直せよ。誰だって自分を見下す様な相手と仲良くなろうなんて思わねぇよ。」

 

 

智也「・・・・そうか、そうか・・・。ずっと周りが悪いと思っていたが、悪いのは僕の方だったか・・・・。なぁ、友月。僕に出来るだろうか?変わるなんてことが・・・・」

 

 

天弥「アンタは自分の悪いところを知って反省した。・・・それに、かいちょーは1年の頃から頑張って勉強して生徒会長になって、ずっと学園1位を維持して来た・・・・。そんなすげぇ人が変われねぇ訳ねぇよ!・・・・それでも自信が出ねぇって言うなら・・・・・・俺がアンタのダチになってやるよ!」

 

 

智也「お前が・・・・・?」

 

 

天弥「おう!俺はダチの為なら何でも協力するぜ!だからよかいちょー!・・・・いや、智也!俺とダチになろうぜ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺の言葉に目を見開いて驚いた智也は少し間を置いてふっと笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

智也「・・・・いいのか?僕なんかと友達になって・・・・」

 

 

天弥「なんかじゃねぇよ!俺は智也と本気でダチになりてぇから言ってんだ!だから・・・・・ほら!」

 

 

智也「友月・・・・。」

 

 

天弥「友月~~~?違うだろ?」

 

 

智也「・・・・!まったく、君も物好きだな・・・・僕の方こそよろしく頼むよ、天弥!」

 

 

天弥「おう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 こうして、智也はやっと俺の手を握って俺考案の友情握手をしてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

智也「・・・・なんと言うか、皆が君を慕う理由がやっとわかった気がするよ。」

 

 

天弥「・・・?なんだそりゃ?」

 

 

智也「いや、こっちのことだ。気にするな。」

 

 

天弥「おい!教えろよーー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、俺と智也が会話していると、目を覚ました愛がいつの間にか俺たちの傍まで来ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

愛「あーーー!てんてんだけずるい!アタシとも友達になってよ!」

 

 

天弥「愛!お前、怪我は大丈夫なのか?」

 

 

愛「りなりーに治してもらったから大丈夫!それよりほら!かいちょーさん!愛さんとも握手しよ!」

 

 

智也「・・・え、え・・・?」

 

 

天弥「してやってくれ智也。」

 

 

智也「あ、あぁ・・・わかった。」

 

 

愛「・・・はい!これで愛さんとともっちは友達ね!」

 

 

智也「と、ともっち?とは僕のことか?」

 

 

天弥「愛はあだ名で呼ぶのが好きなんだよ。」

 

 

智也「・・・・なるほど」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 と、俺達が話している後方で、ビルドと璃奈の2人がいつの間にかその場を去っていったが、俺は2人との会話に集中してて気づかなかった。

 あ、ちなみに洗脳されてたこの学園の皆にどう説明しようか迷っていたが、どうも洗脳されてた時の記憶が無くなってるらしい。だから俺が仮面ライダーであることも智也がディヴンジャーであることも覚えては無かった。いや~助かった!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それから2日経った土曜日。俺と智也と愛の3人で遊ぶ約束をしていて、今待ち合わせ場所の原宿駅に愛と2人でいると、見知らぬ男が話しかけてきた。

 

 

 

 

 

 

「・・・やぁ、天弥!愛さん!おはよう!」

 

 

天弥「・・・・?」

 

 

愛「え~・・・っと?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺と愛はしばらくその男を見ると、ようやく誰かがわかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

天弥「もしかして、智也か!」

 

 

愛「え、えぇ!?眼鏡は!?」

 

 

智也「・・・あぁ、コンタクトに変えたんだよ。」

 

 

天弥「なんでまた・・・」

 

 

智也「・・・・僕は今まで狭い視野の中こそが世界なのだと思ってた。・・・けど、君たちのおかげでそれは間違いであることを教えてもらった。僕は、枠のある世界で物事を判断するのではなく、広い視野でこの世界を見ていきたいと思ったんだ。」

 

 

天弥「へぇー!いいじゃん!」

 

 

愛「うんうん!カッコイイぞ!ともっち!」

 

 

智也「あ、ありがとう!/////」

 

 

天弥「よっしゃー!じゃあ今日は生まれ変わった智也を祝って遊び尽くすぞーーー!」

 

 

愛「おーーー!」

 

 

智也「お、おーー・・・!」

 

 

 

 

 

 

 

 こうして俺たちは、夜までいろいろなところに行って遊び続けた。

 




今回璃奈ちゃんがアランと璃奈ちゃんボードを使って頑張りましたが、璃奈ちゃん以外の同好会メンバーにも自衛の手段を取らせようと思ってます。

アランの読み方ですけど、「バージョンツー」ではなく「バージョンに」でお願いします!


そして今回、謎の仮面ライダーが現れましたが、彼は第3章の敵でして、先行登場させみました!その正体も次章で明らかになりますよ!・・・・さて、彼は一体何者なのでしょうか・・・・?


この第2章も着々と終わりに近づいて行ってます。




次回【第28話 シュワッと弾けるジンバーレモン!前編】

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