9人の戦士と10人の虹乙女   作:カツ丼DⅩ

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前回と今回は戦闘シーンをおざなりにし過ぎた感がありますね・・・・。反省の回にしなければ・・・・・


【しずかすネットショッピング】

かすみ「さぁ!始まりましたよ!しずかすネットショッピングの時間です!」

しずく「かすみさんと私でお送りしていきます♪」

龍兎「んー!んー!(俺達の番組乗っ取るな!)」

璃奈「うむー!むー!(収録が終わって油断してるところを狙うなんて卑怯。)」

かすみ「・・・さ!何か外野がうるさいですけど早速初めて行きますよ!」

しずく「かすみさん?今日は何を紹介するの?」

かすみ「よくぞ聞いてくれたねしず子!今回紹介するのはこれ!RMコントローラー!」

しずく「見た目はP〇5のコントローラーみたいだね?でも1~2周り大きい・・・・これはどういうことが出来るの?」

かすみ「これはね!真ん中のスロットにある液晶パネルにプログライズキーを読み込ませてスロットにそのプログライズキーをセットすることで遠隔で召喚したライダモデルを操作することが出来るの!」

しずく「へぇー!それは凄いね!」

かすみ「元々はブレイキングマンモスを遠隔操作する為に設計されたらしいんだけど、もういっそのこと全部のライダモデル操作出来た方がいいんじゃない?ってことで設定変更したみたい!」

しずく「なるほど!ライダモデルを召喚ってことは色々出来るよね?具体的にはどう使えるのは教えてもらっていい?」

かすみ「雷羽の話では召喚したライダモデルの背に乗って空を飛べたり、海を泳げたり、邪魔な瓦礫をどかせたり出来るみたい!」

しずく「へぇー!流石は飛瀬グループの力だね!もう何でもあり!」

かすみ「ぐふふ!これを使ってほかの皆さんが出来ない様なライブをやって、来てくれたみーんなをかすみんの虜にしちゃいますよ!」

しずく「それは・・・・何故か失敗する未来しか見えないかな。」

かすみ「なぁーーんでよぉーーー!」

龍兎「・・・・ぷはっ!やっと全部の拘束が解けた!早く俺達の番組返せーーー!」

かすみ「ぎゃーーーー!」

しずく「・・・・そ、それじゃあ皆さん!今日はここまでです!見てくれてありがとうございました!またお会いしましょうね!」

璃奈「・・・・・・・・しずくちゃん。」

しずく「あっ・・・・・」





第29話 シュワッと弾けるジンバーレモン!後編

 

 

 

―――紘輝視点―――

 

 

 

 

 

 

 ディヴェンジャーとカザリの2体を相手に絶対絶命の俺の前に現れたのはしずくから連絡を受けて駆け付けたオーズだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

オーズ「鎧武、立てる?」

 

 

鎧武[パイン]「お、おぉサンキュ・・・って、オーズ!?何でここに!?」

 

 

オーズ「しずくから連絡があったんだ。それで、ちょうど近くにいたから急いで駆けつけたら鎧武がやられそうになってて慌てたよ。・・・・それで?ビルドの状況を聞いていい?」

 

 

鎧武[パイン]「・・・・あぁ。ビルドはあそこにいる硬そうなディヴェンジャーの攻撃でやられてさ・・・・・骨が折れてる可能性がある・・・・」

 

 

オーズ「なんだって!?それじゃ・・・・すぐに済ませるしかないね。」

 

 

 

 

 

 

 

 う、うおぉ・・・。オーズからすっげぇ怒りのオーラが見える・・・・。

 

まぁでも、俺も・・・・仲間をやられてムカついてるんだけどな。

 

 

 

 

 

 

 

 

オーズ「それじゃあ、どうせカザリは僕を狙ってくるだろうし、僕はカザリを相手するよ。・・・あのディヴェンジャーは任せてもいいかな?」

 

 

鎧武「・・・・まぁ、しゃーねぇか。・・・・だったらこいつで行くぜ!」

 

 

オーズ「それって・・・・もしかして彼の?」

 

 

鎧武「あぁ、アイツの形見だ。・・・お前は嫌がるかもしれねぇけど・・・・・力、貸してもらうぜ!戒斗!」

 

 

『マンゴー!』

 

 

『ロックオーン!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺は腰のホルダーからマンゴーロックシードを取り出してそれを開錠し戦極ドライバーにセットした。

 俺の頭上に現れた果実状態のマンゴーアームズを確認してカッティングブレードを倒し、展開したマンゴーアームズを装備し、重量級メイス“マンゴーパニッシャー”を握る。

 

 

 

 

 

 

『ソイヤッ!』

 

 

『マンゴーアームズ!』

 

 

『ファイト・オブ・ハンマー!』

 

 

鎧武[マンゴー]「ふぅ・・・行くぜ!」

 

 

オーズ「・・・うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 マンゴーパニッシャーを一度見つめて軽く息を吐いてから俺はディヴェンジャーに、オーズはメダジャリバーを手にカザリに向かって行く。

 

 

 

 

 

 

鎧武[マンゴー]「はぁぁぁ・・・・!おりゃあ!」

 

 

???「おぉ!ははっ!何だそのハンマー!さっきのより重い攻撃が出来るみてぇだなぁ!ははっ!心臓が高鳴ってきやがったぜ!」

 

 

鎧武[マンゴー]「これを使って押されたんじゃ戒斗の奴に何言われるかわかんねぇ・・・・・!だからぁ!!!」

 

 

???「・・・くははっ!そうだもっと!もっと叩き込んでこいよぉっ!!!もっともっと・・・・俺に心臓の高鳴りを聞かせろぉ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 そこからの俺達は互いに攻撃を叩き込めば叩き返される、そんな攻防を繰り広げる。奴の攻撃を受け続けたマンゴーアームズはところどころが砕け、ボロボロの状態になって来たが、奴もまた一点集中で攻めたかいがあって両腕の盾にヒビが入り始めていた。

 

 俺がマンゴーパニッシャーを構えたその時、急にディヴェンジャーが攻撃の手を止めた。

 

 

 

 

 

 

 

???「・・・・・そういや、楽し過ぎてすっかり忘れてたぜ。」

 

 

鎧武[マンゴー]「は・・・はぁ?何だよ急に。」

 

 

???「いや、お前の名前を聞いてなかったと思ってな。・・・・お前、名前は何て言うんだ?」

 

 

鎧武[マンゴー]「・・・・・・・鎧武。仮面ライダー・・・鎧武。」

 

 

???「鎧武・・・か。いい名前じゃねぇか!俺はストロングゲーザー・・・・よろしくなぁ鎧武!!!!」

 

 

鎧武[マンゴー]「くっ・・・・はあっ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 俺もボロボロだが、あいつも・・・・。後もうちょっと・・・もうちょっとなんだ!耐えてくれよマンゴーパニッシャー!

 

 

 

 

 

 

鎧武[マンゴー]「おっ・・・りゃあ!!!!」

 

 

ストロング「ごはっ!・・・・ははっ、おりゃあ!!!!」

 

 

鎧武[マンゴー]「ぐっ、がっ!・・・・らあぁぁぁっ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 後一発・・・・後一発!これで・・・・・!

 

 俺がボロボロのマンゴーパニッシャーを振るった・・・・・・・その時だった。奴に当たる前にマンゴーパニッシャーが限界を迎え、粉々に砕けちまった!?

 そんな俺の隙を、奴は見逃すはずがなかった。

 

 

 

 

 

 

 

鎧武[マンゴー]「なっ!?」

 

 

ストロング「・・・・・隙ありぃ!!!!」

 

 

鎧武[マンゴー]「っ!しまっ・・・・!?」

 

 

 

 

 

 

 回避が、間に合わな・・・・・!!!!!

 

 

 

 

 

 

ストロング「うぉらあああああ!!!!!!!!」

 

 

鎧武[マンゴー]「・・・・ぐごっ!がはっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 ま、ずい・・・!身体が、動かない!変身も解けちまって、このままじゃやられちまう・・・!動け!動いてくれ!俺が倒れたら、後ろにいるエマ達が・・・・・!

 

 

 

 

 

 

 

ストロング「・・・・あ、ははっ。楽しかったぜ鎧武・・・・・・・・・じゃぁなぁ!!!!!」

 

 

紘輝「・・・・っ!」

 

 

 

 

 

 

 

 くそっ!すまねぇ・・・・・・エマ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・はあっ!!!!」

 

 

ストロング「うぐわぁっ!?」

 

 

紘輝「・・・・・・・え?え?」

 

 

 

 

 

 

 

 ストロングゲーザーは、倒れて動けない俺に向かって巨大な腕を叩き落そうとしたが、突然銃撃がストロングゲーザーを襲い、不意を突かれた奴はもろにその銃撃を食らい地面をゴロゴロと転がった。

 俺は何が起きたのか理解できず慌てて銃撃が飛んできた方を見ると、そこには膝立ちでホークガトリンガーを構えているビルドの姿があった。

 ビルドはゆっくりと立ち上がりふらふらしながらも俺の方へとやって来た。

 

 

 

 

 

 

 

紘輝「ビルドお前・・・何で・・・・・あいつの攻撃受けて骨が砕けてたんじゃ・・・・・・」

 

 

龍兎「・・・・まぁ、正直ギリギリだった。ゴリラモンドと・・・この、予備のドリルクラッシャーが無ければ確実にあの攻撃で死んでた・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 そう言ってビルドはぐちゃぐちゃになったドリルクラッシャーを捨てた。

 

 あぁ、そういうことか。・・・・あいつのパンチを受ける寸前にあのドリルクラッシャーをで防いでたのか・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

龍兎「・・・・ほら、立てる?鎧武?」

 

 

紘輝「お、おぉ・・・あぃだだだだ!・・・・さ、さんきゅ。」

 

 

龍兎「・・・さて、ここから俺たちが勝つには・・・・()()()使()()()()()()()()()()。」

 

 

紘輝「それって!?・・・・出来んのか?」

 

 

龍兎「やるしかないでしょ。こいつを開放出来るかどうか・・・・・それで俺達の勝敗が決まる。」

 

 

紘輝「確かにな・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 俺はビルドが懐から出した物を見て驚いた。何故ならそれは、ビルドを更に強化させるアイテムだったからだ。

 ビルドの言葉に、俺も薄々感じてはいた。

 

ストロングゲーザーは強い。だからこそ、俺達はここまでボロボロにされちまった訳だしな・・・・。こっから奴に勝つには、確かに強化フォームにならないといけねぇ・・・・。でも今の満身創痍な俺達にこいつを開放出来るのか?そのイメージが、どうにも掴めねぇ・・・・・。

 

 

 

 

 

 

龍兎「鎧武、不安ならあれを見てみろ。」

 

 

紘輝「・・・・あれ?・・・・・・っ!あれは!」

 

 

 

 

 

 

 

 俺がとあるロックシード型の石を見つめていると、俺の心情を察したのか、ビルドはある方向を指さした。つられてその方向を見ると、そこにあったのは・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

紘輝「・・・・な、なんだあのゴリラ!?」

 

 

龍兎「いや、それも驚くけどそっちじゃない!」

 

 

 

 

 

 

 

 ビルドの指さす方向を見ると、そこにはエマ達を守る様に下級怪人達に大暴れする機械のゴリラがいた。

 だが、ビルドが見てほしかったのはそっちじゃなかったみたいで、すぐさま訂正が入り、俺は改めてエマ達の方を見た。すると・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

男の子「がんばえーーー!仮面ライダーーーー!」

 

 

女の子「こわいかいじんをやっつけてーーー!」

 

 

エマ「頑張って紘君!」

 

 

かすみ「こっちはかすみんとゴリちゃんでやるんで、思いっきりぶちのめしちゃってください!」

 

 

しずく「かすみさん、言い方が物騒だよ?・・・・でも、頑張ってください紘輝さん!龍兎さん!応援することしか出来ませんが、お2人が必ず勝ってくれると信じています!」

 

 

璃奈「龍兎君、紘輝さん、ファイト。璃奈ちゃんボード【ファイオー!】」

 

 

紘輝「あいつら・・・・・」

 

 

龍兎「あんなに応援されたらさ、出来るかどうかわからなくても、やらなきゃって力が湧いてくるだろ?」

 

 

紘輝「・・・・あぁそうだな!その通りだぜビルド!」

 

 

 

 

 

 

 皆の応援の声を聞き、さっきまで抱いていた不安が一気に無くなっていくのを感じると同時に心が温かくなっていく。

すると、俺の心に反応したのか、持っていたロックシード型の石が輝きだし、砕けて本来の姿を取り戻した。

 ビルドの方を見てみると、俺と同じことが起きていて、ジュースの缶の様なフルボトルが姿を現していた。

 

そして、ビルドはジュースの缶の様なフルボトルを数回シャカシャカ振り、俺は戦極ドライバーのフェイスプレートを外してそこに“ゲネシスコア”っていう機械を取り付けて懐からオレンジロックシードを取り出すと、俺とビルドは互いに横並びになって強化アイテムを構えた。

 

 

 

 

 

 

 

紘輝「なぁビルド?こういうさ、皆の声を聞いて心があったかくなる感じ?こういう現象って、物理学ってので証明出来ないのか?」

 

 

龍兎「いや、無理だな。これは化学では証明出来ない・・・・まさに、奇跡ってやつだな。」

 

 

紘輝「奇跡・・・・か。じゃあ!応援してくれるあいつらの為にも!ぜってぇ勝たねぇとな!!!!」

 

 

龍兎「そうだな!」

 

 

『オレンジッ!』

 

『レモンエナジー!』

 

 

『ロックオーン!』

 

 

『ラピッドタンクスパークリング!』

 

 

『Are you ready?』

 

 

こうりと「「変身っっ!!!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 決意を新たに、俺は2つのロックシードを開錠し、戦極ドライバーに装填する。俺の頭上にはオレンジアームズとレモンエナジーアームズが同時に出現し、カッティングブレードを倒すとオレンジアームズとレモンエナジーアームズが融合し、1つの大型のアームズになり俺の頭にかぶさると、そこから展開してレモンの輪切りが無数に並んだ様な模様をした陣羽織になった。

 

 ビルドの方はフルボトルのプルタブを開いて起動させた後、ビルドドライバーに装填しレバーを回した。すると、ビルドの前後にロゴマークを模したものが現れて、それぞれ新たなハーフアーマーを形成し、ビルドの身体を挟み込む様に装着された。

 

 

『ソイヤッ!』

 

 

『ミックス!オレンジアームズ!花道・オンステージ!』

 

 

『ジンバーレモン!ハハッー!』

 

 

『シュワッと弾ける!ラビットタンクスパークリング!』

 

 

『イエイ!イエーイ!』

 

 

鎧武[ジンバ―レモン(以下、ジンレモ)]「ここからは、俺達のステージだぁ!!!!!」

 

 

ビルド[ラビットタンクスパークリング(以下、スパークリング)]「新らたな勝利の法則は・・・・決まった!」

 

 

 

 

 

 

 

 俺とビルドは強化フォームであるジンバーレモンアームズとラビットタンクスパークリングフォームに変身した。

 そして、ビルドは俺にある作戦を耳打ちしてきた。

 

 

 

 

 

 

 

ビルド[スパークリング]「・・・・なぁ鎧武、ちょっと話したいことがあるんだけど・・・・・・」

 

 

鎧武[ジンレモ]「ん?・・・・っ!それって!」

 

 

 

 

 

 

 

 そう、ビルドが提案してきた作戦・・・・それは奴を、ストロングゲーザーを倒す最適な作戦だった。

 

 

 

 

 

 

 

ビルド[スパークリング]「それじゃあ・・・行くぞ!」

 

 

鎧武[ジンレモ]「おう!」

 

 

ストロング「何かの作戦か?・・・・そんなん無駄なのによぉっ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 ストロングゲーザーに、まずはビルドが4コマ忍法刀を握って向かって行く。そしてビルドは4コマ忍法刀のトリガー4回引いて俺ごと煙幕で身を隠した。

 

 

 

 

 

 

『隠れ身の術!ドロン!』

 

 

ストロング「うおっ!?煙幕かよ!?けど、こういうのは背後から襲ってくるって相場が決まってんだ・・・・・よっ!!!!」

 

 

ビルド[スパークリング]「・・・・!」

 

 

ストロング「しゃあ、ビンゴ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 ストロングゲーザーは煙幕に怯むことなく自身の真後ろに拳を放った。そこには奴の予想通りビルドがいて、ストロングゲーザーの拳がクリーンヒットした・・・・が、そのビルドが突然、煙に変わった。

 

 

 

 

 

 

 

ストロング「な、なにぃっ!?」

 

 

 

 

 

 

 よっしゃ、かかったな!お前が今殴ったビルドは本物じゃなく分身の術で作った分身体のビルドだ!

 

 そしてビルドの分身体に驚いている隙に俺はレモンエナジーロックシードを戦極ドライバーからソニックアローに装填し弓を引っ張ったままスライディングで奴の懐に潜り込んでストロングゲーザーの腹にソニックアローの矢先を向けた。

 

 

 

 

 

 

『ロックオン!』

 

 

ストロング「なっ、てめぇいつの間に!・・・・そうか、今までのはこの布石か!」

 

 

鎧武[ジンレモ]「どうかな?・・・・まぁ取り合えずこれでもくらえ!!!!」

 

 

『レモンエナジー!』

 

 

鎧武[ジンレモ]「お・・・りゃあっ!!!!」

 

 

ストロング「くそ、があああああ・・・・!!!!」

 

 

 

 

 

 俺の放ったレモン色のエネルギー矢をゼロ距離で受けたストロングゲーザーは空に打ち上がっていく。

 空に打ち上がっていったストロングゲーザーの後ろに黄色のフルボトルを装填したドリルクラッシャーを構えているビルドがいた。

 

 

 

 

 

 

ビルド[スパークリング]「計算した角度ぴったり。・・・・流石鎧武!」

 

 

『ボルテックブレイク!』

 

 

ストロング「なっ、にっ・・・・!」

 

 

ビルド[スパークリング]「はあっ!!!!」

 

 

ストロング「ぐっ!がああああああっっっっ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 ドリルクラッシャーにライオンフルボトルを装填したビルドはライオンの頭部を模したエネルギー弾をストロングゲーザーの背中に放ち、その攻撃を受けたストロングゲーザーは凄い勢いで地面に叩きつけられ、轟音と共にクレーターが出来た。

 ストロングゲーザーに必殺技を放ったビルドはそのまま俺の隣に着地し、煙が立ち込めるクレーターを見つめる。

 

 

 

 

 

鎧武[ジンレモ]「・・・・やったか?」

 

 

ビルド[スパークリング]「分からない。今ので終われば嬉しいんだけどな・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 そんな俺達の想いも空しく、煙の中から身体中から血を吹き出すストロングゲーザーが高笑いしながら現れた。

 ストロングゲーザーは口から血を吐き出しながら叫ぶ。

 

 

 

 

 

 

ストロング「くくっ。あっはっはっはっは!!!!これだ!心臓が生きろ生きろって激しく鼓動してドクドクと身体中に血を巡らせるこの騒音!この感覚!あーうるせぇうるせぇ!!!心臓の鼓動が激しく鼓膜に響きやがるこの感じが!唯一生きてるって感覚を味わえる!!!!俺は今ここに生きてる!あーやっぱり戦いはいいよなぁ!!!!!」

 

 

鎧武[ジンレモ]「まじか・・・・。あれだけ撃ち込んでまだ立ち上がるのかよ。」

 

 

ビルド[スパークリング]「くっ。タフすぎる・・・・!」

 

 

ストロング「なぁお前ら!まだ全力じゃないんだろ?お前らの全力を俺に味わせろ!!!!お前らの全力の攻撃を受け止めてやるよ!!!!そんで、そんで・・・・・・・ぶっ殺してやるよ。」

 

 

 

 

 

 

 ストロングゲーザーの急激な雰囲気の変化に遂にこの戦いも終わりに近いことを悟った俺達は互いに目配せをして頷き合うと、俺はカッティングブレードを3回倒し、ビルドはベルトのレバーを回して互いに必殺技を発動。

俺の目の前にレモンとオレンジの輪切り型のエネルギーが現れビルドは右足に赤と青の炭酸の様なエネルギーを溜めると、ストロングゲーザーに飛び蹴りの体勢で突っ込んだ。

 

 

 

 

 

 

『オレンジスパーキング!ジンバーレモンスパーキング!』

 

 

『ready、go!スパークリングフィニッシュ!』

 

 

鎧武[ジンレモ]「せいはああああああ!!!!!」

 

 

ビルド[スパークリング]「はああああああ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 俺とビルドの全力の必殺技を受けてまお笑うストロングゲーザー。それでも俺達は諦めず力を込める。

 

 

 

 

 

 

ストロング「くはははは!!!!そうこれだ!これが欲しかったんだよおおおおお!」

 

 

鎧武[ジンレモ]「こ、の・・・!」

 

 

ビルド[スパークリング]「いい加減・・・・落ちろ!!!」

 

 

 

 

 

 

 しばらくの攻防の末・・・・遂にストロングゲーザーの盾が完全に壊れ、俺とビルドの必殺技がストロングゲーザーを捕らえ、ストロングゲーザーは数m後方の建物に激突した。

 

 正直俺もビルドももうキツイ・・・!これでも立ち上がるなら本気でやばいぞ!

 

 そんなことを思いながら肩で息をしている俺達はストロングゲーザーの方を見る。すると徐々に煙が晴れていき、奴の姿が見えてきた。

 

 

 

 

 

 

ストロング「はぁ・・・!はぁ・・・・!」

 

 

鎧武[ジンレモ]「まじ・・・かよ・・・・」

 

 

ビルド[スパークリング]「あれだけ叩き込んで、まだ立っているなんて・・・・!」

 

 

 

 

 

 

 煙から出てきたストロングゲーザーは俺達同様に肩で息をして、足もふらふらだった。そんな奴の姿を見て戦慄しつつも腕に力を込めたが、少し様子がおかしかった。

 

 

 

 

 

 

ストロング「・・・・・・・あーくそっ。お前らともっともっと戦い(遊び)たかったのによぉ・・・・。身体が限界みてぇだわ。もう指一本も動かせねぇ・・・・。・・・・・まぁ、最後に最高のもん受けれて、大満足だわ。本当に楽しかったぜぇ・・・・・・・・じゃあな。」

 

 

 

 

 

 

 

 身体中から火花を上げ血を噴き出していたストロングゲーザーは、それだけを言い残して爆散した。

 ストロングゲーザーを倒したことを認識した俺達は、一気に身体の力が抜けて倒れると同時に変身も解除された。

 

 あーもうまじで力が入んねぇ・・・・。わりぃオーズ・・・そっちにはいけそうにねぇわ・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――碧映視点―――

 

 

 

 

 しずくからの連絡を受けて鎧武達の手助けにやってきた僕は、そこにいたカザリと激しい攻防を繰り広げていた。

 

 

 

 

 

 

オーズ「カザリィィィィ!」

 

 

カザリ「オーズゥゥゥゥ!」

 

 

 

 

 

 

 僕のメダジャリバーとカザリの鉤爪が激しく火花を散らし合う。そんな時、少し離れた場所から爆発音が聞こえ一旦カザリとの剣戟を中断して音がした方を見ると、鎧武とビルドが倒れていた。

 

 

 

 

 

オーズ「鎧武っ!ビルドっ!」

 

 

カザリ「あ~ぁ。負けちゃったんだ、あいつ。あんなにイキがってたのに・・・・ねっ!!!!」

 

 

オーズ「ぐっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 僕が鎧武達の方へ駆け寄ろうとした瞬間、カザリが鉤爪を振るってきて咄嗟にメダジャリバーで防ぐことが出来た。

 

 

 

 

 

 

 

カザリ「行かせないよ?前回は撤退してあげたけど、今日は本気で君を殺すから。」

 

 

オーズ「・・・くっ。」

 

 

 

 

 

 

 どうしたらいいんだろう。鎧武達のことは心配だけど、カザリがいる限り近づくことが出来ないし・・・・・・何か殺気凄くなってるし・・・・・・

 

 

 

 

 

 

しずく「お兄様危ないっ!!!!」

 

 

オーズ「・・・っ!?あぶなっ!?」

 

 

カザリ「・・・ちっ。」

 

 

 

 

 

 

 突然聞こえたしずくの声に思考を止めた僕は、カザリが放った黄色の斬撃を寸でで躱すことが出来た。

 

 ていうか、えっ!し、しずくっ!?なんで!?

 

 

 

 

 

 

オーズ「何でしずくがこっちにいるの!?かすみちゃん達と一緒にいたんじゃ・・・・」

 

 

しずく「・・・・・・・お兄様が心配で来ちゃいましたっ☆てへっ☆」

 

 

 

 

 

 

 僕の問いに一瞬間を置いたしずくは、ぺ〇ちゃんの様に舌をペロッと出して可愛く右手をコツンッと額に置いた。

 

 いや、うん。可愛いんだよ?可愛いんだけどね?今はそんな場合じゃないっていうか・・・・あ~でも、今の写真撮りたかったなぁ~。

 

 

 

 

 

 

カザリ「・・・・ねぇ?戦闘中って自覚・・・ある?」

 

 

オーズ「・・・あ、ごめん。」

 

 

しずく「すみません。つい・・・。」

 

 

カザリ「・・・はぁー。その態度。ほんとにムカつく・・・・。わかった。オーズにはちょっと本気になってもらおうか。」

 

 

オーズ「・・・・?」

 

 

 

 

 

 

 そう言うと、カザリはしずくの方を向いた。・・・・・その鉤爪にエネルギーを溜めて。

 

 

 

 

 

 

カザリ「という訳でさ、死んでよ!君!」

 

 

しずく「・・・・・あっ。」

 

 

『トリプル・スキャニングチャージ!』

 

 

オーズ「はあっ!!!!」

 

 

しずく「きゃあっ!」

 

 

カザリ「あはは残念。・・・あとちょっとだったのに。」

 

 

オーズ「・・・・・・・・カザリ。君は今、やってはいけないことをしたよ。」

 

 

 

 

 

 

 正直、あれをすると今の状態的にキツいけど、もうそんなことどうでもいいか。だって・・・・・・・・カザリは僕の大切な妹に手を出そうとしたんだから。

 

 

 

 

 

 

オーズ「しずく、下がってて。」

 

 

しずく「・・・は、はい。」

 

 

オーズ「カザリ・・・・・今から君を倒す。」

 

 

カザリ「・・・は?倒す?君が僕を?どうやって?」

 

 

オーズ「正直、まだこの方法は使いたくなかったんだけどね。」

 

 

 

 

 

 

 そして僕は、緑色のメダルを2枚取り出してタカメダルとトラメダルをオーズドライバーから抜いて、2枚の緑色のメダル“クワガタメダル”と“カマキリメダル”をオーズドライバーのスロットにセットし、オースキャナーで3枚のメダルをスキャンして緑一色のガタキリバコンボにチェンジした。

 

 

 

 

 

 

『クワガタ!カマキリ!バッタ!』

 

 

『ガ~タガタガタ・キリッバ・ガタキリバッ!』

 

 

オーズ[ガタキリバ]「・・・はあっ!」

 

 

カザリ「何が出てくるかと思えば、ウヴァの力じゃん。・・・で、何?数の暴力で倒そうってこと?舐めてんの?」

 

 

オーズ[ガタキリバ]「まぁ数の暴力ではあるよ。でも、()()()予想出来なかったでしょ?」

 

 

カザリ「はぁ?」

 

 

 

 

 

 

 僕はガタキリバコンボの能力を使い分身体を4体出現させて合計5人のガタキリバコンボの僕が円型に並んだ。

 だけどこれで終わりじゃない。僕たちはそれぞれオーズドライバーのメダルを差し替えてオースキャナーでスキャンさせる。ちなみに本物の僕はタトバコンボだよ。

 

 

 

 

 

 

オーズ[ガタキリバ(本物)]「それじゃあ・・・・皆行くよ!」

 

 

オーズ[ガタキリバ×4(分身体)]「・・・うん!!!!」

 

 

『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バ!』

 

 

オーズ「はあっ!」

 

 

『ライオン!トラ!チーター!ラタ・ラタ・ラトラァータァー!』

 

 

オーズ[ラトラーター]「やあっ!」

 

 

『クワガタ!カマキリ!バッタ!ガ~タガタガタ・キリッバ・ガタキリバッ!』

 

 

オーズ[ガタキリバ]「はいっ!」

 

 

『サイ!ゴリラ!ゾウ!サ・ゴーゾ・・・・サ・ゴーゾォッ!』

 

 

オーズ[サゴーゾ]「うおおっ!」

 

 

『シャチ!ウナギ!タコ!シャ・シャ・シャウタ!シャ・シャ・シャウタ!!』

 

 

オーズ[シャウタ]「てやっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 それぞれのコンボにチェンジした僕たちは、横並びなってポーズを決めた。

 

 

 

 

 

 

しずく「は、はわぁぁぁ!色とりどりのお兄様がいっぱい!これは夢?夢かな?」

 

 

カザリ「なっ・・・!?」

 

 

しずく「ちょっと頬をつねってみようかな。・・・あ、いたっ。夢じゃない!5人のお兄様に囲まれちゃったらしずく、どうなっちゃうのーーー!きゃーーー♡」

 

 

カザリ「ちょ、うるさいなっ!!!」

 

 

しずく「・・・ひっ、ご、ごめんなさい。」

 

 

オーズ[ラトラーター]「しずくにひどいことはさせない!うおぉぉぉ!」

 

 

オーズ「皆目を瞑って!」

 

 

オーズ[サゴーゾ]「しずくは僕が守るよ!」

 

 

 

 

 

 

 ラトラーターコンボの僕が吠えると同時にライオンヘッドの鬣“ライオネルフラッシャー”で光を乱反射させてこの場を光で包む。

 この技は僕達も自滅させてしまうので皆一斉に腕で目を隠しつつ目を瞑った。この技を知らないしずくはサゴーゾコンボの僕が両腕を広げてしずくの視界を遮ってくれた。

 

 

 

 

 

 

カザリ「・・・ぐっ、うっ!」

 

 

オーズ「よし皆!今のうちに叩き込もう!」

 

 

オーズ[シャウタ]「おー!」

 

 

オーズ[ガタキリバ]「わかったよ!」

 

 

 

 

 

 

 ラトラーターコンボの僕の光に怯んだカザリに僕達は一斉に必殺技を放つ為、再度オースキャナーでメダルをスキャンさせる。

 

 

 

 

 

 

『『『『『スキャニングチャージ!!!!!』』』』』

 

 

オーズ[サゴーゾ]「まずは僕から!うおおおおおお!!!!!!」

 

 

カザリ「うっ!がぁっ!これはっ、重力操作っ・・・!」

 

 

オーズ[ラトラーター]「次は僕だ!はぁぁぁ・・・・せいっ、せいっ!せいやー!」

 

 

カザリ「うっ、ぐっ、ぐはっ!」

 

 

オーズ[サゴーゾ]「これもくらえ!」

 

 

カザリ「ぐはぁっ・・・・!」

 

 

 

 

 

 

 サゴーゾコンボの僕が放つドラミングによる重力波を受けたカザリは重力増加により地面にクレーターを作りながら片膝をつく。

 重力波を解除したところにラトラーターコンボの僕が高速で移動して“トラクロー”で連続斬りでカザリを斬り付ける。

 そして、ゴリ押しとばかりにサゴーゾコンボの僕が“ゴリバゴーン”というガントレット状の武器をカザリに向けて発射し、カザリを空に打ち上げた。

 

 

 

 

 

 

オーズ[シャウタ]「せいっ!」

 

 

カザリ「うぐっ!」

 

 

オーズ[ガタキリバ]「せいやーーー!」

 

 

オーズ[シャウタ]「せいやーーー!」

 

 

オーズ「はぁぁぁ・・・・ていやーーーー!!!!」

 

 

カザリ「く、そっ!う、ぐあああああああ・・・・・!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 空に打ち上げられたカザリをシャウタコンボの僕が“ウナギウィップ”という両腕に装備されている2本の電気鞭でカザリを拘束し、そこにガタキリバコンボの僕とシャウタコンボの僕、最後に僕自身が飛び蹴りの体勢になって必殺キックを順番に叩き込んだ。

 僕達の必殺キックを受けたカザリは爆発し、その爆発と同時に分身体が消えて僕1人に戻った。

 

 

 

 

 

 

オーズ「・・・・ふぅ。」

 

 

しずく「お兄様!凄かったです!」

 

 

オーズ「あ、しずく・・・無事で・・・よかっ・・・・た・・・・・」

 

 

しずく「お兄様?おにーさまーーーー!!!!」

 

 

 

 

 

 

 僕は体力の限界で変身が解除され、そのまま意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――Not anyone視点―――

 

 

 

 

 

 仮面ライダーオーズの必殺キックを間一髪のところでその場から逃げ出し何とか生き延びたカザリだったが身体には致命的なダメージを受け、もはやまともに歩くことも出来ずフラフラの状態だった。

 

 

 

 

 

カザリ「ぐっ、あぁっ・・・!オーズの奴!思い出しただけでもイライラが収まらない!絶対に、絶対に許さない!」

 

 

 

 

 

 仮面ライダーオーズへの怒りに身を震わせるカザリ。そんな彼の下に黒のスーツを着こなし、夜空の様に暗い黒髪の美青年が近寄って来た。

 

 

 

 

 

???「やぁカザリ君。随分派手にやられたみたいだね?」

 

 

カザリ「・・・っ!?何しに来たの・・・?」

 

 

???「・・・まぁまぁ落ち着いてよ。実は君に渡したい物があってね」

 

 

カザリ「渡したい物?」

 

 

???「これさ」

 

 

 

 

 

 そう言って黒髪の美青年が差し出してきたのは、真ん中に円型のスロットがある禍々しい形をしたベルトのバックルと光沢感のある濃い紫で縁取りされた1枚の黒いメダルだった。

 それを見たカザリは訝し気な目を向ける。

 

 

 

 

 

 

カザリ「それは・・・?」

 

 

???「これは私が作った7つのベルトの内の1つ。憤怒ドライバーとその力を最大限に使うデスコアメダルだよ」

 

 

カザリ「まさか、それを使って僕に仮面ライダーになれとでも言うつもり?」

 

 

???「あぁ、その通り」

 

 

カザリ「・・・!本当にどいつもこいつも僕をイラつかせる・・・!絶対にごめんだね!そんなものを使わなくても僕の力であいつらを倒すよ!」

 

 

 

 

 

 

 そう言ってふらつきながらもこの場を去ろうとするカザリに美青年は笑いながら返す。

 

 

 

 

 

???「あはは!僕の力で倒す・・・ね。君だって気付いているんだろう?君の力では彼等に勝てないことに」

 

 

カザリ「・・・・なんだって?」

 

 

???「だってそうだろう?初めて彼等の前に出た時も君は死にたくないあまりに撤退し、今回も同じ理由で逃げて来た。それは君自身が自分の力ではどうにもならないことを分かっているからだ。・・・・まぁ、それでも認めたくないって言うなら私が断言してあげよう。カザリ君、君の力だけでは絶対に彼等・・・・いや、オーズ1人でさえも勝てないよ。」

 

 

カザリ「・・・・・っ!」

 

 

???「もういいだろう?そう意固地になったところで君に待っているのは死だけだよ?死にたくなければ、君の心に渦巻く怒りを晴らしたいと言うのなら・・・・・この憤怒ドライバーを受け取るんだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 黒髪の美青年の言葉にカザリは憤りを感じながらも、言い返すことが出来なかった。それは言われたことが図星だったからだ。彼は血がにじむほどに拳を握り締め、怒りと悔しさを瞳に乗せて目の前の美青年を見る。

 

 

 

 

 

 

カザリ「・・・・・・本当に、それを使えば僕は死なずに済むんだね?」

 

 

???「このベルトは君の怒りでその力を増す特別なベルト。君の怒りが増せば増すほど、絶大な力を得ることが出来る。」

 

 

カザリ「・・・・そう。なら・・・・癪だけど使ってあげるよ。」

 

 

 

 

 

 

 こうして、カザリは憤怒ドライバーとデスコアメダルを受け取りこの場を去って行った。

 

 カザリが去ってすぐ後、美青年の下にワインレッドのジャケットを着こなす男性が現れた。

 

 

 

 

 

 

???「・・・・よろしかったのですか?あの様な者に憤怒ドライバーを渡して。」

 

 

???「暴食か。・・・問題無いよ。そもそも憤怒ドライバーを使わせる為に彼を蘇らせたんだからね。彼の憤怒は使える・・・・・・・せいぜい憤怒ドライバーを覚醒させる為に働いてもらうさ。・・・それよりも、嫉妬は見つかった?」

 

 

???「・・・申し訳ございません!現在、私とルクスリアの2人で捜索しているのですが、なかなか見つけられず・・・・・」

 

 

???「・・・・ん?2人だけ?強欲と怠惰はどうしたの?」

 

 

???「あの2人は協力を要請しても無視でして・・・・・」

 

 

???「まったく仕方がないねあの2人は。・・・・・・まぁわかった。出来るだけ早く見つけ出してね。」

 

 

???「・・・はっ!必ずや見つけ出して見せます!・・・・ところで」

 

 

???「・・・何かな?」

 

 

???「その・・・傲慢は見つけなくてもよろしいのでしょうか?」

 

 

???「あーそれは大丈夫。候補はもう見つけてあるから」

 

 

???「そうなのですか?」

 

 

???「うん。・・・・それじゃ、わかったら嫉妬を見つけてこようね?」

 

 

???「・・・は、はいっ!急いで見つけて参ります!」

 

 

 

 

 

 そう言うと赤ワインジャケットの男性は急いでその場を後にし、美青年は一度夜空を見上げた後、軽い足取りで闇夜に消えて行った。

 




今回から敵側の視点は誰の視点でもない書き方をしていこうと思います!

後、次回でこの第2章が最終回です!


次回【第30話 トラブル修学旅行in京都】
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