9人の戦士と10人の虹乙女   作:カツ丼DⅩ

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今回は戦闘なしです!



それと、仮面ライダーイーラのイメージは獣拳戦隊ゲキレンジャーの黒獅子リオに両腕にオーズのトラクローが付いてる感じです!


第32話 差し始めた影・・・・・

 

 

 

 

―――侑視点―――

 

 

 

 

 セブンズリッターの襲撃の後、私達は虹ヶ先学園の保健室へと向かった。

 

 扉を開けるとそこにはすでに他のメンバーもいて、碧映さんと龍兎君と紘輝さんは重傷でベッドで寝ていて3人をエマさん・しずくちゃん・愛ちゃんで介抱してくれていた。

 

 歩夢達は比較的軽傷の走介さんと勇真君の傷の手当てをしてたから私達も太陽君と天弥君を空いてるところに座らせて手当てをすることにした。

 その際、璃奈ちゃんと愛ちゃんは場所を交代して璃奈ちゃんは龍兎君の、愛ちゃんは天弥君の介抱をすることに。

 

 

 ・・・・・・あ、ちなみに部屋の端っこに果林さんとせつ菜ちゃんが正座させられてたけど、歩夢に理由を聞いたら2人に手当てを任せたら包帯グルグル巻きのミイラにさせられたり例の紫オーラを放つ謎の物体・・・・もとい、料理を食べさせようとしたりで仕事が増える為に反省させているんだって。

 

 

 

 

 

侑「ところで、保健室の先生は?」

 

歩夢「職員会議中だって」

 

侑「あーなるほどねー・・・・あ、太陽君ちょっと沁みるよ~」

 

太陽「・・・ぁいったぁ!?」

 

侑「はーいがまーん!仮面ライダーでしょー」

 

愛「てんてんもー」

 

天弥「いっっってええええ!」

 

走介「おーい、うるさいぞー!」

 

天弥「む、り、だろ・・・・」

 

陽哉「しょうがない。ここじゃなくて軽傷組は同好会の部室で手当てしようか。ゼロワン!何かあった時の為にここに残ってくれるか?」

 

雷羽「おっけー」

 

 

 

 

 

 

 こうして私達はエマさん・しずくちゃん・璃奈ちゃん・雷羽君・紘輝さん・龍兎君・碧映さんを残して太陽君達を連れて同好会の部室に行くことになった。

 

 ちなみにせつ菜ちゃんと果林さんのことをすっかり忘れてたよ・・・・ごめんね2人共・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 部室に着いた私達は手当ての続きをしつつ、情報の整理を始めた。

 

 

 

 

 

走介「さて・・・と。その様子からしてお前らも襲われたんだよな?どんな奴だった?」

 

陽哉「俺はゼロワンと途中から来たけど、何か気だるそうな奴とゴスロリ風のドレスっぽい服着た美人だったな」

 

侑「・・・あ!そういえば陽、雷羽君と一緒だったね。何で?」

 

陽哉「ん?あぁ・・・侑からメッセージが来た後急いでたら早めに病院出て散歩してたゼロワンとばったり出くわしてさ、事情話して一緒に来たんだよ」

 

歩夢「え・・・・侑ちゃんの方に・・・・?」

 

侑「あーなるほ」

 

かすみ「あーーーーーーー!!!!!!」

 

 

 

 

 

 私達が話していると、急にかすみちゃんが大声を上げて勢いよく座っていた椅子から立ち上がって走介さんに詰め寄った。

 

 

 

 

愛「きゅ、急にどしたんかすみ!?」

 

かすみ「思い出したんですよ!・・・走介先輩!」

 

走介「へ、な、なに・・・・?」

 

かすみ「あのおっぱい魔人とはどういう関係なんですか!!!!」

 

走介「は?おっぱい魔人・・・・?」

 

勇真「・・・・・・おっぱい魔人・・・・・」

 

かすみ「しらばっくれないでくださいよ!ちゃんと聞いたんですから!私のことはドライブにでも聞いてくださいって!」

 

 

 

 

 

 確かにあのメディックってセブンズリッターはそう言ってた。そして、この話題にもっとも食いついたのは・・・・・・彼方さんだった。

 

 彼方さんはゆらゆらと立ち上がり走介さんの下まで行くと、笑顔で詰め寄る。けど、その笑顔はいつものほわほわ笑顔ではなく、怒りからくるもの・・・・・走介さんが間違ったことを言おうものなら、何をされるかわからない。そんな笑顔。

 

 

 

 

彼方「そーーーーくーーーーん。おっぱい魔人と知り合いって・・・・どういうことかな?」

 

走介「え、彼方さん?ちょっと・・・・怖いですよ?」

 

彼方「いいから答えて?」

 

走介「い、いや!ほんとに知らないんだって!お、おい侑!お前もいたんだろ!おっぱい魔人って誰のことなんだよ!」

 

侑「え、私!?えーっと・・・・確か、メディックって名乗ってた気が・・・・・」

 

走介「なっ!?メディック!?」

 

ベルトさん『それは本当かね!?』

 

侑「へ・・・う、うん。」

 

 

 

 

 私がメディックの名前を出すと走介さんとベルトさんが驚愕の声をあげ、雰囲気が一変した。

 

 

 

 

走介「あのメディックがハート以外に付き従うなんてな・・・・どう思うベルトさん?」

 

ベルトさん『ふむ・・・。彼女の性格からして、自ら・・・・というのは考え辛いね。』

 

走介「ということは甦らされた時に洗脳された・・・・か。」

 

ベルトさん『そう考えるのが妥当だろうね。』

 

彼方「ちょ、ちょっと~!突然空気変わったら彼方ちゃん戸惑っちゃうよ~!2人の世界に入らないで~!」

 

走介「あ・・・あぁ、悪い。」

 

勇真「そのメディックっていうのはどういう人なんですか?」

 

ベルトさん『厳密には人ではなく、ロイミュードさ。』

 

走介「メディック・・・・あいつは・・・・」

 

 

 

 

 そこから、走介さんがメディックというロイミュードについて話してくれた。

 

 メディックの能力、性格、過去に何があったのか、戦いの最中メディックに助けられたこと等々・・・・色々な話を聞くことが出来た。

 

 

 

 

かすみ「ふぇぇ~ん!おっぱい魔人なんて言ってごめんなさ~~い!」

 

天弥「うおぉぉーーー!メディックーーーー!いい奴じゃねぇかぁ!」

 

愛「人間の悪意が・・・・性格を歪ませちゃったんだよね・・・・・」

 

侑「理由を聞いちゃうとちょっと納得だよね・・・・・」

 

勇真「それもありますが、何より厄介なのが・・・・・」

 

太陽「治癒能力・・・・。もしその力が健在なら・・・・」

 

陽哉「今回の戦い、相当厳しいものになるな・・・・・」

 

 

 

 

 

 私達が今後メディックとどう戦えばいいのか考えていると、不意に走介さんがパンパンッ!と手を叩いた。

 

 

 

 

走介「ほらほら!確かにメディックも強力だ!けど、今回はメディックだけじゃなく他の奴らもわかる範囲で情報を交換しとかないとだろー!」

 

勇真「そ、そうでした・・・」

 

陽哉「じゃあ、まずはゴーストとドライブのところはどんな奴が来た?」

 

走介「俺達のところはカザリだった」

 

天弥「カザリ・・・・あいつもセブンズリッターってのになってたのか」

 

勇真「カザリは見たところ、単純な身体強化だと思いますが・・・・」

 

走介「あぁそれと、あいつは憤怒ドライバーっていうベルトを使ってたな。」

 

 

 

 

 憤怒・・・?そういえば、アケディアも自分のこと怠惰って言ってた様な・・・・

 

 

 

 

かすみ「そういえば、私達のところに来たアケディアも自分のこと怠惰を司る~って言ってませんでした?」

 

太陽「カザリと同じなら、あの見知らぬベルトが怠惰ドライバー・・・・」

 

走介「見知らぬベルト?」

 

太陽「見たこと無い不思議なベルトをしてたんだよ」

 

天弥「あのベルトに付いてたの・・・俺の持ってるスイッチとも違うし、ビルドのボトルとも違った・・・・」

 

 

 

 

 アケディアの腰にあった不思議なベルトについて考え始めると、かすみちゃんが何気ない一言を放つ。

 

 

 

 

かすみ「あれ、何か()()()()みたいでしたよねー!」

 

てんたい「「それだ!!!!」」

 

かすみ「うえ゛ぇ゛っ!?何ですか急に!?」

 

太陽「スタンプ・・・そうスタンプ!ちょっと形は大き目だったけど、あれはスタンプっぽかった!」

 

天弥「おぉーめっちゃしっくり来た!流石だなかすみー!」

 

かすみ「な、何だかよくわかりませんが悪い気はしませんね!もっと褒めていいんですよ!」

 

陽哉「うわー。かすみちゃん、目に見えてハナタカになってるなー。」

 

侑「あははっ!確かに!」

 

愛「まーそれがかすみの良いところでもあるっしょ!」

 

勇真「おだてられやすいのも、ちょっと不安になりますけどね・・・・・」

 

 

 

 

 かすみちゃんの一言をきっかけに徐々に場の雰囲気が明るくなってきた。

 

その後私達は和気藹藹と関係ない話をして楽しい時間を過ごした。

 

 

・・・・・・・・・・・・けど、私達は・・・・特に私と陽は気付くべきだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歩夢「・・・・・・・陽君は、私じゃなくて侑ちゃんを選んだってこと・・・・?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 この時すでに、歩夢の心に暗い影が落ち始めていたことに・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――しずく視点―――

 

 

 

 

侑さん達が保健室を出た後、お兄様達の額に載せているタオルを濡らす為の水を交換しにぬるくなった水が入ったボウルを持ってエマさんと雷羽さんと璃奈さんが保健室を出て現在、ベッドで眠っている3人以外は保健室には()()()()()()

 

 

 

 

しずく「お兄様、紘輝さん、龍兎さん・・・早く起きてください。でないと、私もエマさんも璃奈さんも・・・・他の皆さんも心配していますよ・・・・」

 

 

 

 

 こんなことを口にしても、返ってくる言葉は無い・・・・。そんなことはわかってるはずなのに、やはり寂しさを感じてしまう・・・・・。

 

 ・・・・・・とはいえ、改めてまじまじとお兄様の寝顔を見るとやっぱりと言うか何といいますか・・・・子犬みたいでかわいいです!あぁ・・・こうしてお兄様の寝顔を見たのはいつぶりでしょうか?小学生以来?中学の頃は無理言って一緒に寝てたからやっぱり中学生以来かな!

 

そ、それにしても・・・・久々に寝顔を見たからなのか、妙に胸がドキドキしてきましたね・・・・

 

 

 

 

 

しずく「・・・・だ、誰も見ていませんよね・・・・・?・・・・む、むちゅー・・・・!」

 

 

 

 

 

 辺りをキョロキョロ見回して、誰も見ていないことを確認した私は自分の唇をお兄様の唇に近づけて・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

せつ菜「何してるんですかしずくさん!!!!!!!!」

 

しずく「ぅきゃあああああああああああ!?!?!?!?!?!?!?!?////////」

 

果林「貴女もなかなか大胆ね♪し・ず・く・ちゃん♪」

 

しずく「い、いいいいいたんですかせつ菜さん!果林さん!」

 

せつ菜「ずっといましたよ!!!!!!」

 

果林「そうずっと・・・ずっと拘束されてたわ。」

 

 

 

 あぁそういえば先程拘束したのすっかり忘れていました・・・・。

 

 

 

 

しずく「あの・・・・どうかこのことはご内密に・・・・・//////」

 

果林「まぁ、いいわよ?・・・・この拘束を解いてくれたらね♪」

 

しずく「・・・うぅっ・・・。」

 

 

 

 

 こうして私はせつ菜さんと果林さんの2人に最大級の弱みを握られてしまった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――Not anyone視点―――

 

 

 

 

 ここはとある会社の一室。現在この部屋である男が数ある書類に目を通していた。

 

 

 

 

???「・・・・ふむ。ホテル事業のシェア率が上がっているね・・・・・このまま行けばオハラグループのシェアを奪えるかな。・・・・さて、問題は飛瀬グループの方か。やはり強い・・・けど、私が彼の会社に敗ける訳がない。必ず奪い取ってみせる・・・・」

 

 

 

 

 

 豪華なつくりの一室で男は1人、野心に燃える。

 

 そんな中突如扉を叩く音が響き、男はそちらに意識を移して叩いた者に中へ入る様に促す。

 

 

 

 

 

???「・・・?入っていいよ!」

 

???「失礼します。」

 

 

 

 

 

 促されて入ってきたのは、ワインレッドのジャケットを羽織る男性。

 

 

 

 

 

???「やぁ、暴食!・・・そういえばさっき皆で()()()に行ってきたんだろう?どうだった?」

 

グラトニー「私は暴走しそうだったカザリ・・・もといイーラを連れ戻しに行っただけですが・・・・。」

 

???「あぁ、そう言えば僕が命じたんだったね!」

 

グラトニー「それで、他の者達は満場一致で大したことが無い・・・と。」

 

???「大した事が無い・・・か。調子に乗るのは勝手だけど、油断はしない様にね?彼等の諦めの悪さは君が一番よく知っているだろう?」

 

グラトニー「はい、勿論です・・・。・・・・それと、もう1つご報告したいことがあるのですが」

 

???「・・・ん?何?」

 

グラトニー「・・・・・・・お喜びください、嫉妬が見つかりました。」

 

 

 

 

 

 ワインレッドのジャケットを羽織る男性がそう言うと、男は高級そうなオフィスチェアから勢いよく立ち上がり、食い気味に聞き返す。

 

 

 

 

 

???「それは本当かい!?」

 

グラトニー「・・・えぇ。」

 

???「そうか・・・・やっとか!それで?誰なんだい?」

 

グラトニー「その者の名は虹ヶ先学園スクールアイドル同好会に所属している・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・()()()()。」

 

???「上原歩夢・・・確か、セイバーにくっついてる子の1人だったよね?」

 

グラトニー「はい、その通りです。」

 

???「ならどうやってこっちに引き入れる気だい?何か策でも?」

 

グラトニー「私に考えがあります。まずは、貴方様のお力をお借りしたいのですが」

 

???「この場合の力っていうのは・・・・・()()()・・・かな?」

 

グラトニー「えぇ。」

 

???「・・・いいよ!嫉妬を手に入れる為だし!協力してあげるよ!」

 

グラトニー「ありがとうございます!」

 

???「同時に上原歩夢の近辺を調査しておいてね?」

 

グラトニー「はっ!お任せを!」

 

 

 

 

 

 グラトニーが部屋から去った後、男は夜空を見上げながら不適に笑みを浮かべた。

 

 

 

 

 

???「早く会いたいな・・・・・・・・・上原歩夢君♪」

 

 




しずくちゃんのブラコン化が加速し始めたり歩夢ちゃんが敵に狙われたり・・・・・・大丈夫なんだろうか?




次回【第33話 狙われた歩夢・・・・・・】



次回はグラトニーの正体が判明します!
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