9人の戦士と10人の虹乙女   作:カツ丼DⅩ

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こんにちは、カツ丼DⅩです!

今回は第4話!タイトル通りあの指輪の魔法使いが出ます!
・・・・本当は1話完結にしたかったんですけど、日常会話パートが長すぎた・・・・。


それでは、楽しんで読んでいただけると嬉しいです!


第4話 絶望を希望に、大好きを守る指輪の魔法使い 前編

「「「「「「「「「「えーーーーっっっっ!!!!!!」」」」」」」」」」

 

 

―――かすみ視点―――

 

 

 私、中須かすみは現在、私の憎き敵で小学校時代の同級生である飛瀬雷羽と同好会のメンバーと共に上原歩夢先輩と高咲侑先輩の幼馴染でもう一人の仮面ライダーである剣緋陽哉さんを待っている間、昨日あった出来事を同好会の皆に話していた。

 

 

侑「まさか、かすみちゃんの小学校時代の同級生が―――」

 

 

彼方「あの、日本を代表する2大企業の一つ、飛瀬グループの御曹司で―――」

 

 

愛「仮面ライダーだったなんてっ!?」

 

 

せつ菜「びっくりですっっっ!!!!!」

 

 

璃奈「・・・・設定がもりもり。」

 

 

しずく「た、確かに・・・・」

 

 

雷羽「あ、あはは・・・・それほどでも」

 

 

かすみ「なに照れてんの?別に褒めてないけど~?」

 

 

雷羽「い、いいだろ別に!」

 

 

果林「それにしても、貴方は剣緋君みたいに本で変身しないのね?」

 

 

雷羽「本?ということは今から来る奴って―――」

 

 

 雷羽が言いかけたその時、部室の扉が勢いよく開かれ、ぜぇぜぇと息を切らせた陽哉先輩が入って来た。

 

 

陽哉「遅れてごめんっ!?」

 

 

歩夢「あ!陽君!」

 

 

侑「遅かったじゃん、何やってたの?」

 

 

陽哉「ちょっと、学校の用事が長引いちゃって・・・・って、それよりも!俺以外の仮面ライダーが出たって本当か!?」

 

 

雷羽「・・・・よぉ!あんたが仮面ライダーか?」

 

 

 部室に入って来てすぐに侑先輩の肩を揺すっていた陽哉先輩に雷羽がいつもの調子で・・・・いや、少しテンション高い?感じで声をかけた。

 

 

陽哉「・・・・もしかして、君が?」

 

 

雷羽「あぁ!俺は飛瀬雷羽!・・・・そして、ゼロワンだ」

 

 

陽哉「ゼロワン・・・・ゼロワン!久しぶりだな!俺は剣緋陽哉!・・・・そして、セイバーだ!」

 

 

 二人は互いに自己紹介をしてアイテムを見せ合うと、急に抱き合い喜び合う・・・・そして、それを見たせつ菜先輩が何故かいつも以上に興奮しだす。

 

 

雷羽「やっぱりセイバーか!久しぶりだなぁ!」

 

 

陽哉「あぁ!また会えて嬉しいよ!」

 

 

せつ菜「ふ、ふぉぉ・・・・!!!これは・・・・どっちが攻めでどっちが受けなのでしょうか・・・・!!!!」

 

 

エマ「せつ菜ちゃんは何を言っているの?」

 

 

果林「知らなくていいことよ、エマ」

 

 

 本当に、何を言ってるんですかねせつ菜先輩は・・・・まぁ、あえてツッコみませんけど。・・・・と、そんなことを思っていると、せつ菜先輩のスマホが鳴った。

 

 

せつ菜「・・・・ん?どなたでしょう?・・・・・あ!!!!!」

 

 

歩夢「せつ菜ちゃん、どうしたの?」

 

 

せつ菜「ちょっと、知り合いから電話で!すみません、少し席を外します!」

 

 

 そう言うと、せつ菜先輩は廊下に出て行っちゃいました。

 

 

彼方「今のせつ菜ちゃん、ちょっと嬉しそうじゃなかった~?」

 

 

果林「これは・・・・まさか、ね」

 

 

かすみ「え?何でそんな悪い顔してるんですか?まさかってなんなんですか?」

 

 

果林「男かもってことよ♪」

 

 

侑「そ、そんなっ!?」

 

 

しずく「ですが、あのせつ菜さんですよ?」

 

 

璃奈「考えにくい・・・・。」

 

 

愛「でもまぁ、せっつーもなんだかんだ女の子だしねー」

 

 

雷羽「・・・・なぁ?俺達忘れられてね?」

 

 

陽哉「・・・・・あ、あぁ。」

 

 

私達がそんな話しをしていると、廊下の方からいつものせつ菜先輩の大声が聞こえてきた。

 

 

せつ菜≪・・・・あ!!!!!すみません、忘れてました!!!!!い、今すぐ行きます!!!!!!≫

 

 

エマ「わぁ!?び、びっくりしたぁ~」

 

 

しずく「扉越しでもはっきりと聞こえるとは・・・・さすがですね」

 

 

歩夢「な、何があったんだろ・・・・?」

 

 

 すると、バンッ!と勢いよく扉が開き、せつ菜先輩が慌てた様子で荷物を鞄に詰めていく。

 

 

せつ菜「・・・・皆さん!すみません、私は今日は帰りますね!」

 

 

歩夢「え、ど、どうしたの?」

 

 

せつ菜「実は用事があって・・・・」

 

 

彼方「用事って?」

 

 

せつ菜「私の知り合いがマジシャンを目指していて・・・・今、マジックバーでバイト兼修

行をしているのですが、今日は初めてバーの舞台に立つというので見に行く約束をしていたのですが・・・・・」

 

 

しずく「忘れてしまっていた・・・・と?」

 

 

せつ菜「・・・・はい」

 

 

エマ「大変!急がないと!」

 

 

せつ菜「なので私はこれで失礼します!!!」

 

 

侑「ちょ~~っと待ったーーーー!!!!」

 

 

 そうして、せつ菜先輩が出て行こうとすると、侑先輩がこんなことを言い出した。

 

 

せつ菜「ど、どうしたのですか?侑さん・・・・?」

 

 

侑「・・・・私も!見たい!という訳で皆で行こう!そのマジックバーに!」

 

 

侑以外の全員『え、えぇーーーー!!!!!!!』

 

 

 という訳で、私達とすっかり影が薄くなっていた雷羽と陽哉先輩と共に、皆でマジックバーに行くことになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――侑視点―――

 

 

 何か大切な約束を忘れていたみたいで、せつ菜ちゃんが急いで部室を出ようとしたところで私、高咲侑がせつ菜ちゃんを呼び止め部室にいたみんなでせつ菜ちゃんが今から行くマジックバーに行くことに

 

 

せつ菜「そろそろ着きますよ!皆さん!」

 

 

侑「こういうとこ来るの初めてー!」

 

 

歩夢「勢いで来ちゃったけど、バーって未成年の私達が行っても大丈夫なのかな?」

 

 

せつ菜「そこは安心してください!バーは基本未成年でも入れますし、今から行くお店は禁煙なので大丈夫ですよ!」

 

 

雷羽「バーなんて、久々に行くな~」

 

 

かすみ「え?雷羽、バーとか行ったことあるの?」

 

 

雷羽「まぁな~。中学の時に親父に連れられてさ」

 

 

しずく「ちゅ、中学の時からバーだなんて・・・・」

 

 

璃奈「お金持ちはやることが違う・・・・」

 

 

彼方「いや、二人も結構なお金持ちだからね?」

 

 

 今一瞬彼方さんから黒い何かが出たような・・・・?まぁそれはそれとして、私達がワイワイ話ながら歩いていると、少し先にあるお店の前に立っていた男の子がこちらに手を振りながら声をかけてきた。

 

 

???「あ、おーい!菜々ーー!!!」

 

 

せつ菜「あ!!!太陽君!!!」

 

 

歩夢「太陽くん?」

 

 

果林「知り合いみたいね・・・・と、いうことはここが約束してたお店かしら?」

 

 

エマ「わぁぁあ・・・・!綺麗なお店~!」

 

 

愛「なんかこう、大人な空間!って感じじゃん!」

 

 

 “太陽君”と呼ばれた男の子の元へ走っていくせつ菜ちゃんの後を追い、目的のお店に着いた私達は、お店の外観を見て感嘆の声を上げる。すると、太陽君と呼ばれた男の子と話していたせつ菜ちゃんが私達の方を向き、紹介をしてくれた。

 

 

太陽「もぉ~、今日の約束忘れるなんてひどいじゃないか菜々~!」

 

 

せつ菜「す、すみません・・・・。ちょっとここ数日色々ありまして・・・・」

 

 

太陽「ま、こうして来てくれたから許すよ!・・・・っと、それよりもそちらの方々は?」

 

 

せつ菜「あ、そうでした!!!こちら、私と同じ同好会に所属している皆さんです!!!」

 

 

太陽「あ~!スクールアイドルの!そういえばこの間のフェスで見たな・・・・あ、初めまして皆さん!菜々がいつもお世話になってます!菜々の幼馴染の“希魔太陽(きば たいよう)”です、よろしく!」

 

 

 と、にこやかに挨拶してくれた姿は正しくイケメン・・・・ていうか、せつ菜ちゃん男の幼馴染いたんだ・・・・。と、それは置いといて私達も一人ずつ挨拶を済ませていく。

 

 

太陽「まさか、そこの男子たちもスクールアイドルなの?」

 

 

陽哉「い、いや、俺達はスクールアイドルじゃなくて・・・・」

 

 

雷羽「俺はかすみの小学校時代のともだ「憎き敵ですっ!」・・・・んん゛、の飛瀬雷羽!で、こっちは上原さんと高咲さんの幼馴染の剣緋陽哉って言うんだ!よろしく!」

 

 

太陽「あぁ、なるほど・・・・勘違いしちゃってすいません。こちらこそよろしく!」

 

 

歩夢「・・・・でも、陽くんのスクールアイドル姿・・・・見てみたいかも♪」

 

 

陽哉「はぇっ!?何言ってんの歩夢!?」

 

 

 あ、陽照れてる・・・・まぁ、でも確かにちょっと面白いかも。・・・・と、私達が話していると、お店の中からオーナーらしき男の人が太陽くんを呼びに来た。

 

 

オーナー「太陽くん?そろそろ時間だけど、せつ菜ちゃんとそのお友達は来た?」

 

 

太陽「あ、オーナー!すいません今行きます!さ、皆も入って入って」

 

 

せつ菜「はい!失礼します!」

 

 

 太陽くんに案内されて入店した私達は空いていたテーブル席に座り、太陽くんのステージが始まるまでの間にせつ菜ちゃんと色々話すことにした。ちなみに、店内は入ってすぐにレジカウンター、少し間を開けてバーカウンターがあり、バーカウンターの目の前に20席くらいのテーブル席・・・・そして、一番目を引くのが店内の一番奥に設置されたライブハウスのステージよりちょっと大きいステージがある。

 

 

侑「へぇー!結構広いんだね!」

 

 

せつ菜「えぇ!中央のステージを広くするためにオーナーさんがちょっと前に改装したんですよ!」

 

 

歩夢「せつ菜ちゃん詳しいね?よく来るの?」

 

 

せつ菜「はい!太陽くんがバイトで働き始めたくらいからちょくちょく来てます!」

 

 

果林「せ、せつ菜も結構大人の経験してるのね・・・・!」

 

 

彼方「果林ちゃん?手が震えてるよ?」

 

 

しずく「それより、希魔さんはせつ菜さんがスクールアイドルをやっていること知っている様でしたけど」

 

 

せつ菜「はい!・・・・た、太陽くんは、小さい頃から私を理解してくれるので・・・・一番最初にスクールアイドルをやりたいと言った時も、応援するって言ってくれて・・・・」

 

 

 と、そう言うせつ菜ちゃんは少し俯き頬も少し赤くなっている様に見える。お?これはもしや・・・・と、私がそう思っていると、ステージの照明がパッ!と明るくなり、ステージの中央からタキシードを着た太陽くんが姿を現す。

 

 

愛「おぉ~!太陽すごく似合ってんじゃん!」

 

 

せつ菜「・・・・た、太陽くん・・・・!」

 

 

 そして、ステージ上の太陽くんがこちら・・・・主にせつ菜ちゃんに軽く微笑むと、ついにマジックショーが開幕した・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――太陽視点―――

 

 

 今日が初ステージの俺、希魔太陽は・・・・無事にショーを終わらせ、今は菜々とスクールアイドルの友達の皆が帰るというので見送りに店の前に来ていた。

 

 

太陽「今日は俺の初マジックショーに来てくれてありがとう!」

 

 

侑「すっごくかっこよかった!・・・・ね!歩夢!」

 

 

歩夢「うん!夢中で見ちゃったよ!」

 

 

陽哉「俺も、こんな間近でマジックショーを見たのは初めてだったから興奮しちゃったよ!」

 

 

雷羽「いや~!俺も結構プロのマジシャンのとか見てるけど、レベル高くて面白かったなぁ~!」

 

 

太陽「あ、あはは・・・・そう褒め殺されると、恥ずかしいな・・・・。でも、皆が喜んでもらえたみたいでよかったよ!」

 

 

しずく「希魔さん!今度、舞台で活かしたいのでいつかマジック教えていただいていいですか!」

 

 

太陽「うん、もちろんいいよ!」

 

 

 みんなが思い思いに感想を言ってくれて嬉しい気持ちになっていると、最後にもじもじしている菜々が話しかけてきた。

 

 

せつ菜「た、太陽くん・・・・!」

 

 

太陽「あ、菜々!どうだったかな?俺の初マジックショー・・・・」

 

 

せつ菜「・・・・すっっっっごくよかったです!!!!ステージの上の太陽くんはかっこよくてキラキラしていてとても楽しかったです!!!!」

 

 

太陽「そっか・・・・!それならよかったよ!」

 

 

 と、俺達が話していると、目の前で爆発が起こりその中から無数のロボットやら怪物やらが出てきた。

 

 

歩夢「きゃあっ!?」

 

 

かすみ「あ、あれ!見てください・・・・!?」

 

 

陽哉「あれはっ・・・・!?」

 

 

雷羽「シミーにトリロバイトマギア・・・・それに、あれは確か・・・・グール?」

 

 

エマ「あんなにいっぱい・・・・!」

 

 

愛「と、とにかく!皆を避難させないと!」

 

 

陽哉「行こう!ゼロワン!」

 

 

雷羽「あぁ!」

 

 

 皆はあの怪物達のことを知っている様で陽哉と雷羽はあの群れに立ち向かっていき、虹ヶ咲の皆は逃げ惑ってる人を先導し、避難させ始める・・・・が、俺はいまだに事態を把握しきれず呆然としながら隣にいた菜々に問いかける。

 

 

太陽「菜々・・・・一体、何がどうなってるんだ?あれは・・・・なんなんだ?」

 

 

せつ菜「太陽くん、あれはディヴェンジャーと呼ばれる怪人です!危険なので私達も早く逃げましょう!」

 

 

太陽「で、でも・・・・陽哉と雷羽が・・・・!」

 

 

せつ菜「あの2人なら大丈夫です!なぜなら・・・・」

 

 

 せつ菜が何かを言いかけた瞬間、陽哉と雷羽が何者かに吹き飛ばされ、怪人の群れの中から炎のような怪人が出て来た。

 

 

陽哉「ぐあっ・・・・!?」

 

 

雷羽「がっ・・・・!?」

 

 

???「ふっふっふっ・・・・!我らの邪魔をする者は消してしまえ!」

 

 

陽哉「くっ・・・・!お前は・・・・!」

 

 

???「私ですか?私は・・・・“ヘルマグマディヴェンジャー”」

 

 

雷羽「負ける訳にはいかないよな!セイバー!」

 

 

陽哉「あぁ!」

 

 

 そう言うと2人は腰に謎の機械を巻き、それぞれ本と小さい機械を取り出す。

 

 

『ブレイブドラゴン!』

 

 

『ジャンプ!』

 

 

陽哉&雷羽「「変身っっ!!!!」」

 

 

『ブレ~イブ、ドラゴ~ン♪』

 

 

『ライジングホッパー!』

 

 

ヘルマグマディヴェンジャー(以下、ヘルマグマ)「ふっ・・・・まさか、仮面ライダーだったとは。まぁいいでしょう!消して差し上げます!」

 

 

 それぞれ取り出した本と機械を腰の機械に装填すると、陽哉と雷羽の2人は漫画のヒーローの様な姿になる。そしてそのまま炎の怪人と戦闘を開始した2人を見て俺が困惑していると、菜々が説明してくれた。

 

 

太陽「どうしちゃったんだ・・・・2人共・・・・」

 

 

せつ菜「2人は正義のヒーロー・・・・仮面ライダーなんですよっ!!!」

 

 

太陽「仮面・・・・ライダー・・・・?・・・・あぐっ!?」

 

 

 菜々の言った仮面ライダーという言葉を耳にした瞬間、俺は激しい頭痛に見舞われる。

 

 

せつ菜「太陽君っ!?大丈夫ですかっ!?・・・・と、とにかく逃げましょう!」

 

 

太陽「あ、あぁ・・・・」

 

 

 頭痛で苦しんで動けない中、何とかこの場から逃げようとする菜々と俺だったが、すでに怪人の群れに囲まれていた。

 

 

せつ菜「そ、そんな・・・・!?いつのまに!?」

 

 

太陽「ぐっ!・・・・俺が、道を開けるから、菜々は・・・逃げろ!」

 

 

せつ菜「待ってください!太陽君!」

 

 

 俺は菜々の制しも無視して、怪人の群れに走っていく・・・・が、頭痛を抱えたままでは上手く戦うことが出来ず、簡単に弾き飛ばされてしまう。そして、俺が倒された隙に先程まで陽哉達と戦っていた炎の様な怪人は他の下級っぽい怪人たちに任せ、俺達の前に現れると、菜々を連れて行こうとする。

 

 

太陽「ぐあっ・・・・!?」

 

 

せつ菜「太陽君っ!?・・・・きゃっ!ちょっと、放してください!」

 

 

ヘルマグマ「その女は見せしめに殺して差し上げましょう!・・・・そうですね、テレビ局をジャックしてこの女の公開処刑を放送しましょう!」

 

 

太陽「なにっ・・・・そ、んなこと・・・・させるかっ!・・・・あぐっ!?」

 

 

ヘルマグマ「無力な人間は黙っていてもらえますか?見苦しいだけですから!」

 

 

太陽「ぐっ・・・・うぅっ・・・・」

 

 

ヘルマグマ「さぁ!その女を連れて行きなさい!」

 

 

せつ菜「嫌、嫌!!!太陽君!太陽君!」

 

 

陽哉[セイバー]「くそっ!シミー達が多くて・・・・助けに行けないっ!」

 

 

雷羽[ゼロワン]「ああもうっ!邪魔だお前ら!」

 

 

 怪人に菜々が連れていかれるのを見て、自分の無力さに拳を握り締めることしかできなかった。くそ・・・・俺は、菜々を守ることが出来ないのか・・・・!俺はいつもそうだ!アイツが悲しんでいる時、俺は何もしてあげることができなかった!小さい頃、初めて見せたマジックで菜々が喜んでくれた・・・・嬉しかった!もっとあの笑顔が見たいと、そう思ってマジシャンの道を目指したのに・・・・!結局何もできないっ!俺は守りたい・・・・!菜々の大好きを、あの笑顔を守りたいっ・・・・!!!!

 

 

歩夢「せつ菜ちゃんがっ・・・・!?」

 

 

果林「せつ菜!!!」

 

 

エマ「ダメだよ果林ちゃんっ!」

 

 

果林「放してエマっ!?私達の仲間が殺さるかもしれないのよっ!」

 

 

エマ「わかってるよっ!でも、私達まで掴まっちゃったら・・・・!」

 

 

果林「くっ・・・!」

 

 

 周りが騒ぐ中、俺の心は熱く・・・・炎の様に猛り出す。俺はその燃え盛る気持ちを、言葉として吐き出す。

 

 

太陽「・・・・菜゛々゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛!!!!!!!!!」

 

 

――――その時だった。俺の両手の指に2つの指輪、左手には赤い宝石の様な指輪、右手には手の模様が描かれた指輪が出現した。そして、この2つの指輪が出現したことで、俺の頭の中にある時の映像が流れる・・・・そう、それはあの時の、あの世界での俺のもう一つの姿の記憶。俺は記憶を思い出すと、すっと立ち上がり、右手の指輪を腰にかざしとあるベルト・・・・“ウィザードライバー”を出現させる。

 

 

『ドライバーオン!』

 

 

太陽「・・・・全て、思い出した。」

 

 

そして俺は右手の指輪を違う指輪に交換し、再度腰のウィザードライバーにかざす。そして、出て来た魔方陣に右手を突っ込み、専用武器“ウィザーソードガン”を取り出すと、ガンモードのまま菜々と菜々を掴んでいる怪人たちに銃口を向けた。

 

 

『コネクト、プリーズ』

 

 

太陽「まずは、俺の大切な子を返してもらおうか」

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがだったでしょうか?何か、果林ちゃんが仲間思いの熱血キャラみたいになってしまった・・・。バトル描写は次回からになります。

とりあえず、ウィザードに変身する希魔太陽君のキャラ紹介です!

【キャラクター】

希魔 太陽(きば たいよう)

仮面ライダーウィザードに変身する17歳の男の子。幼馴染に優木せつ菜がいる。せつ菜からは「太陽君」と呼ばれている。性格は基本優しいが、少し悪戯好きなところがある。小さい頃に覚えたての手品をせつ菜の前で披露したところ、かなり喜んでくれたのが嬉しくて魔法使いになりたいと思っていた。現在は魔法使いの代わりにマジシャンになる為、近所のマジシャンバーでバイトしている。せつ菜の笑顔を守りたいという熱い気持ちが仮面ライダーだった頃の記憶を呼び覚まし、仮面ライダーウィザードとしてもう一度戦う。


という感じです!

今回の敵はヘルハウンドファントムとマグマ・ドーパントの炎怪人同士の融合です。

それでは、読んでいただきありがとうございました!感想等お待ちしております!お気に入り登録もしていただけると嬉しいです!


次回【第5話 絶望を希望に、大好きを守る指輪の魔法使い 後編】
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