9人の戦士と10人の虹乙女   作:カツ丼DⅩ

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こんばんは、カツ丼DXです!

いや~、このゴールデンウィーク期間は非常に充実した!ストックが4話分も書けたのはうれしい!


さぁ、後編です!最後にある子がちょっと悲惨な目に遭っちゃうかも・・・・?


第5話 絶望を希望に、大好きを守る指輪の魔法使い 後編

 

 

太陽「まずは、俺の大切な子を返してもらおうか」

 

 

―――せつ菜視点―――

 

 

 突如現れた怪人の群れと、炎の怪人“ヘルマグマディヴェンジャー”によって囚われてしまった私こと優木せつ菜は、何か武器を持った太陽君に銃口を向けられていた。

 

 

せつ菜「・・・・へ?ちょ、太陽君?何する気ですか?」

 

 

太陽「菜々・・・・♪」

 

 

 そして、太陽君は笑顔を私に向けると、躊躇うことなく横凪ぎに撃ってきた。

 

 

せつ菜「えっ、えぇっ・・・・!?」

 

 

ヘルマグマ「なにぃっ!?」

 

 

太陽君の放った銃弾は私に当たることはなく、私を捕らえていた怪人たちと、ヘルマグマディヴェンジャーを撃ち抜いた。

 

 

グール1・2「「グギィッ・・・・!?」」

 

 

ヘルマグマ「くっ!・・・・ぐあっ!?」

 

 

せつ菜「へ?・・・・えっ?え????」

 

 

太陽「菜々!早くこっちへ!」

 

 

 事態が把握しきれずあたふたしている私に太陽君が先導してくれ、私は言われるがまま太陽君の元へ走った。そして、私は怒りのままに太陽君の胸を叩くが、太陽君は笑って受け流す。

 

 

せつ菜「もう、もう!太陽君ひどいです!私てっきり撃たれるのかと・・・・!」

 

 

太陽「あはは!ごめんごめん、あいつらを油断させるにはこれくらいしなきゃなって思ってさ・・・・!」

 

 

雷羽[ゼロワン]「・・・・おい、あれ・・・・」

 

 

陽哉[セイバー]「あ、あぁ・・・・ウィザードライバーにウィザーソードガン・・・・まさか、太陽が・・・・!」

 

 

ヘルマグマ「・・・・くっ!よくもやってくれましたねぇ!」

 

 

 私達が話していると、ヘルマグマディヴェンジャーが立ち上がり、怒りで身体を震わせる。

 

 

太陽「菜々、俺の後ろに」

 

 

せつ菜「は、はい・・・・」

 

 

 いつになく真剣な顔の太陽君を見て私は言われた通り太陽君の後ろに隠れる。すると、太陽君は少しだけ私の方を向きこんな事を言ってきた。

 

 

太陽「菜々・・・・君は、俺が守る!」

 

 

せつ菜「・・・・へぇっ!?//////」

 

 

 何だかとても恥ずかし嬉しいことを言った太陽君が、腰にあるベルトに今度は右手ではなく左手の赤い指輪をかざすと、太陽君の左側の空間から先程武器を取り出した時に出た赤い魔方陣が出現する。

 

 

『シャバドゥビタッチヘーンシーン!シャバドゥビタッチヘーンシーン!』

 

 

太陽「・・・・変身!」

 

 

『フレイム!プリーズ』

 

 

『ヒー、ヒー、ヒーヒーヒー!』

 

 

 出現した魔方陣が太陽君の身体を通り過ぎると、そこには黒いローブに身を包み、顔を赤い宝石の様な仮面に覆われた戦士に変身した太陽君が立っていた。

 

 

せつ菜「まさか・・・・仮面、ライダー・・・・?」

 

 

太陽[ウィザード]「俺はウィザード。絶望を希望に変える魔法使い・・・・仮面ライダーウィザード!」

 

 

せつ菜「ウィザー・・・・ド」

 

 

太陽[ウィザード]「さぁ、ショータイムだ!」

 

 

 仮面ライダーに変身した太陽君が持っていた武器を銃から剣に変形させると、敵の群れへと走っていき華麗に斬撃を与えていく。その姿はまるで、踊っている様で・・・・

 

 

せつ菜「・・・・綺麗・・・・」

 

 

侑「凄いね・・・・陽や雷羽君とはまた違った感じで、避ける仕草も攻撃する仕草も、まるで踊ってるみたい・・・・」

 

 

せつ菜「ふふっ♪・・・・私も同じこと思ってました」

 

 

 私が太陽君の戦い方に見惚れていると、近くに来ていた侑さんが私と同じことを思っていた様で、戦いの最中だというのに思わず微笑んでしまう。そして私と侑さんは戦いに巻き込まれない様に、場所を移動する。

 

 

陽哉[セイバー]「ウィザード!またこうして会えて嬉しいよ!」

 

 

雷羽[ゼロワン]「本当はゆっくり話したいところだけど・・・・今は協力してこいつらを倒そうぜ!」

 

 

太陽[ウィザード]「セイバーにゼロワン・・・・あぁ!さっさとこいつらを倒してゆっくり話そう!」

 

 

 仮面ライダーの三人が敵に攻撃を加えながら会話をしていると、ヘルマグマディヴェンジャーが何か・・・・Mと描かれたUSBメモリ?の様な物を取り出すと、自身の左腕にそれを突き挿す。すると・・・・

 

 

ヘルマグマ「ウィザード・・・・また私の邪魔をするとは、忌々しい!今度こそ、進化した我が炎で貴様を消し去ってくれる!」

 

 

陽哉[セイバー]「あれは・・・・!」

 

 

雷羽[ゼロワン]「・・・・確かWの、ガイアメモリ?」

 

 

太陽[ウィザード]「ガイアメモリはガイアメモリでもあれは・・・・ドーパントが使う“ドーパントメモリ”だ」

 

 

『MAGMA』

 

 

ヘルマグマ「あああぁぁぁあぁぁあ!!!!」

 

 

 ヘルマグマディヴェンジャーの身体のあちこちから溶岩が噴き出し、身体中の血管が浮き出し脈打ち始める。

 

 

ヘルマグマ≪この力で貴方達を・・・・!≫

 

 

かすみ「うげっ!?あっつ・・・・!」

 

 

しずく「ここまで少し距離があるのに、ここまで熱気が伝わってくる・・・・!」

 

 

璃奈「この熱さ・・・・長袖はきつい。璃奈ちゃんボード【あっつ・・・・】」

 

 

ヘルマグマ≪さぁ、誰から死にたいですか?≫

 

 

雷羽[ゼロワン]「あいつ、調子乗ってるな・・・・!」

 

 

太陽[ウィザード]「・・・・セイバー、ゼロワン、こいつは俺に任せてくれ。二人は周りのグール達を頼む。」

 

 

陽哉[セイバー]「・・・・やれるのか?」

 

 

太陽[ウィザード]「・・・・あぁ、久しぶりの変身でまだちょっと本調子じゃないが・・・・あいつぐらいなら倒せるさ!」

 

 

陽哉[セイバー]「・・・・わかった。行こう、ゼロワン!」

 

 

雷羽[ゼロワン]「死ぬなよ!ウィザード!」

 

 

太陽[ウィザード]「あぁ!」

 

 

 前に出た太陽君が姿を変えたヘルマグマディヴェンジャーと対峙、そして陽哉さんと雷羽さんが周りにいる残存怪人に切りかかる。

 

 

ヘルマグマ≪・・・・ウィザード、まずは貴方ですか。≫

 

 

太陽[ウィザード]「あぁ、ヘルハウンド・・・・いや、ヘルマグマ!お前の炎は俺の炎で打ち消す!」

 

 

ヘルマグマ≪・・・やれるものなら!≫

 

 

太陽[ウィザード]「やってやるさ・・・・絶望を希望に変える為に!」

 

 

 向かって来る太陽君に向けて、ヘルマグマディヴェンジャーが火球を放っていくが、太陽君はそれを無駄のない動きで綺麗に躱していき、再び銃に変形させた武器でヘルマグマディヴェンジャーを撃ち抜く。

 

 

太陽[ウィザード]「・・・・はっ!」

 

 

ヘルマグマ≪・・・・ぐっ!≫

 

 

太陽[ウィザード]「さぁ、もう終わらせよう」

 

 

ヘルマグマ≪まだだ・・・・私はまだ終わらないっっっっ!!!!!うおおぉぉおぉお!!!!!≫

 

 

 ヘルマグマディヴェンジャーが叫びをあげると、身体中の溶岩が溢れ出し浮き出ていた血管がドクンドクンとさらに脈打ち始めると、身体が大きく巨大化した。

 

 

太陽[ウィザード]「・・・・なっ!?」

 

 

ヘルマグマ≪ふっふっふ・・・・!この姿は最後に貴方方にとどめを刺す為に取っていたのですが・・・もういいでしょう。貴方を潰す!≫

 

 

太陽[ウィザード]「ぐあっ!?」

 

 

 巨大化したヘルマグマディヴェンジャーが炎を纏わせた拳を太陽君に向けて放ち、太陽君は直撃は避けられたものの、余波で私達のいる場所まで飛ばされてしまった。何とか立ち上がろうとした太陽君の腰にある指輪の一つが光り輝くと、太陽君はそれを取り出す。

 

 

せつ菜「太陽君!?大丈夫ですか!?」

 

 

太陽[ウィザード]「・・・・あ、あぁ・・・・。」

 

 

せつ菜「・・・・あ、指輪が・・・・」

 

 

太陽[ウィザード]「・・・・っ!?これは・・・・でも、ここは“アンダーワールド”じゃないけど・・・・いけるのか?・・・・いや、お前も久々で暴れたいんだな!」

 

 

『ドラゴラーイズ!プリーズ!』

 

 

 太陽君がそう言うと、その光っていた指輪を右手に嵌めベルトにかざす。・・・・すると、上空に巨大な魔方陣が出現し、そこから一体の巨大なドラゴンが現れた。

 

 

ウィザードラゴン『グオオォォ・・・・!!!』

 

 

かすみ「ひ、ひえぇぇえぇ!?で、でっかい怪獣ですぅーーー・・・・!!!!」

 

 

せつ菜「ドラゴン・・・・ドラゴンですよーーー!!!!」

 

 

愛「ちょ、せっつー!今は興奮してる場合じゃないから!」

 

 

太陽[ウィザード]「こいつは一応無害ですけど、念のため皆は離れてて!・・・・それにしても、久しぶりだな、ドラゴン。」

 

 

ウィザードラゴン『・・・・グルル。』

 

 

太陽[ウィザード]「・・・・あぁ、わかってる。行くぞ!」

 

 

 グルルとしか言ってないのに太陽君には何を言ってるのか理解しているらしく、太陽君は右手の指輪を先程の指輪に交換しベルトにかざすと、今度はバイクを魔方陣から取り出した。太陽君がそのバイクに乗り込むと一気に走り出し、上空のドラゴンと合体した。

 

 

太陽[ウィザード]「・・・・さぁ、行くぞ!」

 

 

ヘルマグマ≪・・・・ふんっ!返り討ちにしてくれますよ!≫

 

 

 召喚したドラゴンと共に巨大化したヘルマグマディヴェンジャーに向かっていく。ヘルマグマディヴェンジャーの放つ火球を躱しながら近づいていき、翼で強風を起こし怯ませると、口から火炎を放つ。

 

 

ヘルマグマ≪くっ・・・・おぉっ・・・・!?ぐわあぁぁぁっ!?≫

 

 

太陽[ウィザード]「・・・・さぁ、フィナーレだ!」

 

 

『超いいね!キックストライク!!サイコーー!!!』

 

 

 新たな指輪を右手に嵌めてベルトにかざすと、太陽君は勢い良く飛び上がり、ドラゴンが足の様な姿に変形していく・・・・そして、太陽君が変形したドラゴンに脚を突っ込むと、炎が巨大な太陽君・・・・いや、ウィザードを形作りそのままヘルマグマディヴェンジャーに突っ込んでいく。

 

 

太陽[ウィザード]「はあぁぁぁあぁぁっっっっ・・・・!!!!!」

 

 

ヘルマグマ≪ぐっ・・・・この私が・・・・また、敗れるのかっ・・・・!ぐわあぁあああぁぁぁ!?!?!?≫

 

 

太陽[ウィザード]「・・・・ふぃ~。」

 

 

 ヘルマグマディヴェンジャーを倒した太陽君は、息を吐いて気を抜くと、変身を解除した。そして、少し離れたところで陽哉君と雷羽君の2人も敵を倒したらしい。

 

 

『必殺読破!烈火抜刀!ドラゴン!一冊斬り!ファイヤー!』

 

 

陽哉[セイバー]「はあぁあぁぁぁ!!!!」

 

 

『ライジングインパクト!』

 

 

雷羽[ゼロワン]「おりゃああぁぁぁぁ!!!!」

 

 

太陽「・・・・どうやらあっちも終わったらしいな」

 

 

せつ菜「太陽君!凄かったです!かっこよかったです!」

 

 

太陽「おぉっと・・・・!ありがとう、菜々」

 

 

 私は、興奮のあまり変身を解除して間もない太陽君に向かって全力で抱き着いてしまった・・・・・・が、流石は太陽君。私が身体にぶつからない様に優しく受け止めてくれる。そして、変身を解除した陽哉さんと雷羽さん、同好会のメンバーが私達の周りに集まり出す。

 

 

雷羽「お疲れ太陽・・・・いや、ウィザード!」

 

 

陽哉「改めて君がウィザードだったなんてな・・・・これからよろしくな!」

 

 

太陽「あぁ!俺の方こそよろしく!」

 

 

エマ「凄かったねぇ~」

 

 

彼方「確かに~・・・・そういえば太陽君、魔法使いって言ってなかった?」

 

 

侑「あ~、そういえば魔方陣みたいなの出してましたね」

 

 

せつ菜「太陽君は本物の魔法使いです!」

 

 

 私達がそんな話をしていると、かすみさんが何やら悪い顔をしだし、太陽君に近づいて行く。

 

 

かすみ「え~?確かに仮面ライダーらしいですけど、炎出したりとかは陽哉先輩も出来るし、本当に魔法使いなんですか~~~?」

 

 

しずく「ちょっと、かすみさん」

 

 

 と、かすみさんのそんな言葉を耳にし、太陽君が笑顔で近づいて行き・・・・

 

 

太陽「え~っと、かすみちゃん?だっけ?・・・・ちょっと、これを付けてくれるかな?」

 

 

かすみ「え・・・・えぇっ!?//////」

 

 

雷羽「ちょ、ウィザード!?」

 

 

 な、なんと太陽君は取り出した指輪をかすみさんの右手にはめ、先程腰に巻いていたベルトと同じ手のひらの形をしたバックルにかざす。

 

 

『スメル、プリーズ』

 

 

かすみ「へ?・・・・うっ!くさぁっ!?」

 

 

 すると、かすみさんの身体から突然とんでもない・・・・その、卵が腐った臭いや生ゴミの臭い等が一つになったとてつもなく酷い臭いが発生し出した。そして侑さん達は、鼻を抑えてかすみさんから距離を取る・・・・ま、まぁ私もですが。

 

 

侑「かすみちゃん・・・・・ちょっと、半径1m以内に近づかないでくれるかな?」

 

 

かすみ「ちょ、侑先輩っ!?」

 

 

雷羽「すまんかすみ・・・・まじ近づかないでくれ」

 

 

かすみ「雷羽までっ!?・・・・あ、歩夢先輩なら助けてくれますよね・・・・?」

 

 

歩夢「・・・・ごめんねかすみちゃん・・・・・私もこの臭いはちょっと・・・・・」

 

 

かすみ「そんなぁっ!?うぅ・・・・酷いですよぉ皆さん~!」

 

 

 あの歩夢さんまで拒否するとは・・・・まぁ、仕方がないのでしょうか・・・・。けどそろそろ可哀想ですし、太陽君に解いてもらいましょう。

 

 

せつ菜「太陽君、そろそろかすみさんが可哀想なので解いてあげてください・・・・」

 

 

太陽「あぁ、そうだな」

 

 

 そう言うと、太陽君は鼻を抑えながらかすみさんの方に近づいて行き、先程はめた指輪をかすみさんの指から外す・・・・すると、先程までかすみさんが発していた臭いが消えた。

 

 

かすみ「う、ぐすっ・・・・。酷い目に遭いました・・・・」

 

 

しずく「もう!元はと言えばかすみさんが失礼なこと言うからだよ?」

 

 

璃奈「そうだよかすみちゃん・・・・反省した?」

 

 

かすみ「うん・・・・。あの、太陽先輩・・・・ごめんなさい」

 

 

太陽「いや、俺の方こそごめんね。女の子にすることじゃなかったね・・・・」

 

 

雷羽「いや、謝る必要ねぇーぞウィザード。今回はかすみの自業自得だ」

 

 

かすみ「ふぐぅぅ~・・・・。雷羽が酷いぃぃ~~・・・・」

 

 

愛「・・・・ま!何はともあれ無事終わったってことで!」

 

 

かすみ「ちょっと愛先輩!雑に締めないでくださいよ!」

 

 

 そして、このやり取りを見た歩夢さんがくすりと笑うと、そこから一気に笑いが伝染し・・・・しばらく私達は笑い合っていた――――

 

 




いかがだったでしょうか?かすみちゃんには申し訳ないですけど、オチとしてちょっと悲惨な目に遭ってもらいましたw


ウィザードの戦い方ってかっこいいですよね!まぁ、それはそれとしてバトル描写もうちょい上手く書きたいですね・・・・


それでは、読んでいただきありがとうございました!感想等お待ちしております!お気に入り登録もしていただけると嬉しいです!



次回【第6話 ビルドなあいつとツナガル少女】
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