僕は椚ヶ丘中学校に入学をしてから色々と環境が変わったこともあり、体調を崩す事が多くなってしまった。小学校の頃は決して病気がちな人間じゃなかったけど中学校になった途端にそうなってしまった。何が原因なのか分からないけど今更そんな事を考えても何も意味がないね。体調を崩すようになってしまったのは自分の健康管理が悪かったとしか言いようがないからね。
そんなこんなで僕は二年の三学期にE組へと送られた。この学校は学力で全てを図るけどその学力を図る『定期テスト』に参加できない事もあった。それは体調や仕事の関係上そうなってしまった。だからE組へと送られた時は別に悔しさや悲しさといって類のものは全くと言って良いほどなかった。
逆にE組には一体どんな人がいるのだろうという興味や不安の方が大きかった。僕はE組で馴染めるだろうか……あまり学校にいる時間が普通の生徒に比べると少ないから馴染めない事が多いんだよね。今回は大丈夫かな。
そんな事を考えながら僕はE組へと向かった。そして結果から言ってしまうと僕はE組に馴染む事が出来たと思う。話が出来る相手が出来たし、それなりには仲が良い人も数人だけ出来たと思っている。
E組の生徒は僕が思っていたよりもフレンドリーな人だった。特に潮田くんはこんな僕と仲良くしてくれる。最初は女子かなと思ったりもしちゃったけど潮田くんはれっきとした男子だった。こんな事を思っていたなんて潮田くんに知れたら「僕は男だよ!」と言われてしまうんだろうな。
僕がE組に来てから一週間近くが経過し、この生活にも慣れてきた。唯一、不満があるとすれば登校するまでにそれなりに時間がかかってしまうところかな。
そして今、僕は登校をするために裏山を登っているところ。体調が完全ではないけど……それほど体調が悪いわけでもないから休む事をしなかった。僕は学校に来れるのは少ないから一日一日を大切にしないといけないしね。
「城ヶ崎くん~」
声のした方向を見るとそこに居たのは倉橋さんだった。倉橋さんはオレンジ色の髪色をしていてとても性格が明るくてこんな僕にも明るく接してくれる。
「倉橋さん、おはよう」
「今日は学校に来れたんだね!」
「うん。体調も大丈夫だし、仕事の方も今日はオフだからね。それに皆に会いたいしね。仕事とが増え始めたら学校に来れない日も増えて来ると思うしね」
「確かに城ヶ崎くんって忙しそうだしね。そう言えば、最初に聞きたかったんだけど城ヶ崎くんは何で白髪なの?」
「あ、この髪は生まれつきだよ。よく「染めているの?」とか聞かれるけどそうじゃないんだよね。まあ、この髪色は世間的に見ても目立つ色だから仕方ないかもしれないね。日本には染めてなければこんな色の髪色の人はいないしね」
小学校低学年の頃はこの髪色のせいでからかわれたりしたこともあったっけな。それぐらい白髪は日本人からしたら異質な髪色なのかもしれない。
「そうなんだ~私も染めているのかと思ったよ」
「この髪色ならそう思っても仕方ないね」
そんな風な話をしながら僕と倉橋さんは教室までの道のりを過ごした。