Doctor Kitchen   作:ohagi57

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第1話 アーミヤ

何時もと変わらない時間に起床し、いつも通りのご飯を食べ、いつも通りに書類を捌く

しかし今回はPRTSが手伝ってくれる為書類の処理のスピードはいつもの3倍くらいだった

 

「ドクター様、今日の書類のノルマは達成致しました。」

「…ん、そうか」

 

軽く体を伸ばす

 

「では残りはこちらで処理致しますのでドクターはカフェへ向かってください」

「分かった…」

 

ノルマ達成と言う言葉を聞いた瞬間やっと寝れると思ったが午後からはキッチンが仕事場だ

今更だがロドスって結構ブラックじゃない?

給料は中々にいい額をくれるが…

 

 

 

 

 

 

 

 

「まず着替えないとな…」

 

店の中に入る

かなり綺麗なんだよな…

クロージャとか技術部の自動清掃機のドローンが勝手にやってくれたらしい

 

「…てか制服はスーツにエプロンか、似合うのか?」

 

もはやバーのマスターじゃん…まぁいっか

常日頃から愛用しているフェイスマスクを取り外しアウターを脱ぐ

そしてカフェの制服に着替える

 

「結構ピッタリ…てかなんで俺の寸法知ってるんだ?」

 

制服のデザイン者は他でもないクロージャ

作ったのはバイビーク、やはり器用だ

…どうやって俺のサイズを知ったのかは知らないが深く知れば後悔しそうだ

 

「さてと…開けるか」

 

カフェの扉にかかっている『CLOSE』と書いてある看板を裏返しにし『OPEN』に変えた

さて…カフェの初の来店者は誰だ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こんにちはドクター」

「やっぱりアーミヤか」

 

このカフェの初の来店者は予想通り我らがCEO、アーミヤだった

 

「あ、フェイスマスク外しているんですね」

「クロージャから見栄えが悪い!って言われたしな…じゃこちらへどうぞ」

「失礼しますね」

 

そう言ってアーミヤは静かに座った

 

「やっぱり初の来店者はアーミヤだったか…」

「私が初ですか?」

「そうだな、今日初めて開くし…何より営業時間は午後としか言ってないしな」

「そうなんですね」

 

と言ってはいるが『初の来店者』と言われた時にアーミヤは少し嬉しそうだった

 

「あのドクター、メニュー貰えますか?」

「無い」

「え?」

「メニューは無い…」

 

あれから何を作ろうか迷ったのだが結局メニューは何一つ作れなかった

 

「…えっとならこちらからリクエストしても宜しいでしょうか?」

「是非ともそうさせてくれ…アーミヤはどんな物が食べたい?」

「ガッツリとは食べたくないですが…お肉とか食べてみたいです」

「ガッツリじゃないお肉か…ならベーコンかハンバーグとかどうだ?」

「ならハンバーグをお願い出来ますか?」

「あいよ、オーダー承りました」

 

厨房に入り食材を確認する

あの大きな食堂と物資班と協力し食材は共同で使わしてもらっている

…ひき肉、玉ねぎ、パン粉、卵…あとアーミヤが好きそうな人参を隠しで入れておくか

プラスでフライドポテトも作っておこう

 

最初にハンバーグ…と行きたい所だが先にフライドポテトの準備だ

じゃがいもをよく洗い水気をふき8等分のくし方に切りまた水にさらす

実は切ったポテトは水にさらしておくと揚げた時に外はカリッと中はふんわりとなりやすくなる

ポテトを水にさらしている間にハンバーグを作ろう

 

玉ねぎをみじん切りにしレンジに4分から5分加熱する

加熱している間に人参を細かく切っていく

一応、今回の客はアーミヤなので入れるだけだ、他のオペレーターで人参が嫌いな奴もいるかもしれないしな

玉ねぎの加熱が終わったのでボウルの中にひき肉、加熱した玉ねぎ、細かく切った人参、パン粉、卵、少々牛乳、塩と胡椒を入れて混ぜ合わせる

良い粘り気が出てきたら二つに分けて叩く

噂では中に空気が入ってしまうと形が崩れてしまうだとか

ある程度叩いたら熱してあるフライパンにハンバーグを2個投入

美味しそうな肉の焼ける音、程よいいい香り…美味そうだ

一応、アーミヤの分と少々だが俺の分も作った...ハンバーグに人参を入れるなんて初めてだしな

両面に程よく焦げ目が着いたら水を入れて蓋をし蒸し焼きにする

今のうちにポテトの完成を急ごう

 

水にさらしたポテトの水気を拭き薄力粉を少々まぶす

強力粉も良いのだが、強力粉は硬めの食感を楽しみたい人向けだ、薄力粉はカリッと強力粉はガリッとなる

小麦粉をまぶし予め鍋に入れて置いた油にポテトを入れてそこから火をつけ160度まで熱する

熱している間にハンバーグの確認する

 

竹串を刺して肉汁の確認…肉汁は透明だ

蓋を外し水分を飛ばしてからハンバーグだけを取り出す

残った肉汁はソースとして使うため処理はしない

ウスターソースとケチャップを肉汁と一緒に少しずつ混ぜながら煮る

どうやら煮ていたらポテトの方の油が160度に達したのでそこから4分から5分揚げクッキングシートにポテトを乗せ油を拭き取り皿に乗せる

これでフライドポテトは完成

ソースの方も素晴らしい出来になったので皿に乗っけたハンバーグに掛け…

 

「よし!完成だ!」

 

アーミヤ限定の人参ハンバーグの完成だ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アーミヤ、出来たぞー!」

「わぁ…良い匂いです」

「俺の分も作っておいたし…一緒に食べようか」

「はい!では頂きます」

「頂きます」

 

二人で仲良く手を合わせ食材に感謝し頂きます

フォークとナイフを上手に使いハンバーグを二つに分けると…

良い焼き加減で肉汁も出できた

ソースに絡めてまず1口…

 

「…うん、美味い」

 

人参を入れてみたが程よく隠れて良い味を引き出している

成功だったようだ

 

「アーミヤ、どうだ?美味しいか…?」

「はい!とっても美味しいです!」

「よ、良かった…」

 

人に食べさせるなんて久しいせいかかなり緊張してしまった

ましては日頃からお世話になっている人に食べさせるからな

 

「…気づいているか、アーミヤ」

「はい、どうしました?」

「実は中に人参が少々入っている事に」

「え!?そうなんですか?」

「うん、アーミヤ限定で人参を入れてみただけだ」

「私…限定」

「ん?どうしたんだ」

「な、何でもないです!」

 

アーミヤの頬っぺが少し赤かったような気がしたが…

 

「まぁ他のオペレーターで人参が嫌いな奴もいるかもしれないしな…とりあえずこれを最初のメニューとして取り入れたい」

「はい、私もこれがこのメニューがまた食べてみたいです」

「しかし、アーミヤ限定となってしまったからにはこの料理名はアーミヤに決めてほしい」

「え!?わ、私ですか?」

「あぁ頼みたい」

「あっ!なら…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ドクター、ご馳走様でした」

「アーミヤが満足してくれて嬉しいよ」

「あの…また来ても良いですか?」

「あぁいつでも俺は待ってるよ」

「では頑張ってくださいね!」

 

そう言うとアーミヤ出ていった

このカフェの初のメニューその名は…

 

 

 

 

『チーフキャロットハンバーグ』

 




第1話は我らがCEOであるアーミヤを書きました!
今後も新しい料理と別のオペレーターなどを追加していくのでお楽しみに!

語彙力の低さ、誤字脱字が目立っている可能性がありますが暖かい目で見守っててください。

番外編は必要か、不必要か

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