ウマ娘耳かき小説   作:雨宮季弥99

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フジキセキで耳かきを書きました。今回は和将様(https://syosetu.org/user/415524/)のリクエストとなります。

いやぁ、書いてみて実感しましたが……フジキセキ、そんなに知らなかったですね。宝塚系の印象が強かったですが、意外と書きにくかったので、次はもっと精進したいと思います。

それはそれとして、普段は女の子をキャーキャー言わせてる側がふと女の顔をするのって良いと思いません? 私は思います。


フジキセキ

 やぁトレーナーさん。今時間は大丈夫かな?

 

 うん、トレーナーさん。ちょっと気になってたんだけど……このトレーナー室にある荷物の山って何かな?

 

 うんうん、カップ麺を始めとした食料。私の為のレースの資料作りとか、ファンクラブへの対応の内容とか、そう言うのを作るために数日ここに引き籠ると。

 

 それで、昨日私に数日分のトレーニングメニューを渡してくれたと。ふんふん、なるほど。

 

 ……あのね、トレーナーさん。私、寮長なんだ。つまり何が言いたいかと言うと、自分の守備範囲であまりに不健康な生活を送ろうとしてる子は指導しなくちゃいけないんだ。

 

 わかるかな? わかってくれるかな? 寮長のトレーナーが率先して不健康な生活をして居るというのは私としても問題なんだ。ほら、この辺の物とか全部片づけさせてもらうし、ここも少しは掃除しないとダメそうだね。

 

 え? 私には次のレースに集中してほしい? うんうん、その気持ちはとても嬉しいよトレーナーさん。でもね、その集中を途切れさせているのが君だってことを良ーくわかってほしいんだ。わかってくれるかな? わかってくれるよね?

 

 ……うんうん、わかってくれて嬉しいよ。さてと、それじゃぁちょっと部屋の外に出て走ってきてくれるかな? 少しは体を動かしておかないとね。その間にある程度部屋の中を掃除しちゃうから。さぁ行った行った。

 

 

 

 あ、お帰り。程々に動いて汗を流したら気持ち良いでしょ? ほら、君が走ってる間に大体掃除も終わったからね。まったく、不衛生な環境にしちゃだめだよ、私のトレーナーなんだから。

 

 はい、まずはお水を一杯飲んで……飲み終わったらはい、ここに横になってくれるかな? ほらほら、早くしてもらえるかな? 

 

 はい、横になってくれたね。え、なんで膝枕なんだって? 君の枕はさっき洗濯したんだ。ほら、あそこに干してるよね。だから代わりに僕の膝を枕代わりにしてるだけだよ。おかしい事があるのかな?

 

 ん……? ふふ、なんだいそれ? ポニーちゃんにされちゃうって。ああ、私がいつもポニーちゃん達と接しているからなのかな? 安心してよトレーナーさん。君にポニーちゃん達と同じように接するわけがないじゃないか。

 

 ほら、それよりも……君の耳、とても汚れてるね。ちょうどいいし、このまま君の耳も掃除しちゃおう。

 

 え? やっぱりポニーちゃんにする気なんだ。って? トレーナーさん、いつまでもそんな事言ってないで……ほら、おとなしくしててくれるかな? ちょうど手の届くところに耳かきがあったから、これ使わせてもらうね。でも、耳かきがあるって事は普段自分でしてるって事? あ、最近はしてなかったんだね。

 

 じゃぁやっていっちゃうよ。まずは外側を……アハハ、ちょっと掻いたらこんなに粉が出ちゃうなんて。よっぽど掃除してなかったんだねトレーナーさんは。

 

 サリサリサリ……サリサリサリ……

 

 カリカリカリ……カリカリカリ……

 

 あはは、掻けば掻くほどどんどん出てくるね。やれやれ……これじゃぁちょっと時間がかかっちゃうかな? ん? イヤじゃないよ。むしろ、普段トレーナーさんにはお世話になってるんだから、もっとやってあげたいかな。

 

ん? くすぐったいのかな? さっきから君の震えがよく伝わってくるよ。それじゃぁ……ほら、力を抜いて? こうして……耳元で……囁かれると……脱力しちゃうでしょ?

 

 ほら……力を抜いて……リラックス……リラックス……私に身を任せて……うん、程よく力が抜けてきたかな。それじゃぁ再開しようか。

 

 耳の外側は……うーん、これぐらいでいいかな? 後は中だね。どれどれ? んー……アハハ、ちょっと……汚いかな?

 

 まぁ、それだけやりがいがあるって事だよね。さぁさぁ、ちゃんと掃除していかないと。

 

 カリカリカリ……カリカリカリ……

 

 カ……ガリッ……ゾリッ……ベリッ……

 

 あはは……ちょっとこれは、てこずるかなぁ。うん、いや、ちゃんと掃除はするよ。するけど、トレーナーさん、痛かったらちゃんと言ってね?

 

カリカリカリ……ガリガリガリ……

 

 ガリガリ……ガッ……ガリッ……

 

 ……うん、少しずつだけど、大物も剥がれてきてるよ。ほら、このまま力を込めて……ガリッ……って、剥がれたね。うわー、耳かきにギリギリ乗るぐらいだよ。

 

 うん、大丈夫だよ。トレーナーさんの耳垢なんだから、触るのに抵抗なんてないよ。さぁ、後は細かい汚れを梵天で掃除していくね。

 

 ゴシゴシ……ゴシゴシ……

 

 グルグル……ズズズ……

 

 うん、これでこっち側の耳掃除は終わりだね。あ、まだ動いちゃだめだよ。ほら、こうして近づいて……

 

 ふ~……ふ~……

 

 ふ~……ふ~……

 

 はい、これでお終い。それじゃぁ反対側をやっていくから……ちょっと場所を入れ替えようか。

 

 はい、それじゃぁこっち側、始めていくよ。

 

まずは外側を……こっちも汚れてるね。さっきみたいにやりがいを感じるよ。

 

 カリカリカリ……サリサリサリ……

 

 サリサリ……サリサリ……

 

 うーん、耳の毛に粉が絡まってたりしちゃうね。次は耳毛を剃ってみようか。え? 次もあるのかって? 勿論、トレーナーさんが不衛生にしてるなら何度でもしてあげるよ。

 

 それじゃぁこのまま……中の掃除をしていくね。まだ体に力が入っちゃうかな? それじゃぁ……もう一度囁いてあげようか? ……そんな遠慮しなくてもいいのに。

 

 ガリガリ……ガリガリ……

 

 ガリ……ベリ……ガリガリ……

 

 ん……やっぱり固いかな。固いし大きいし……固まって変色してるし。もしかして、トレーナーさんって耳かきが下手なのかな? ちゃんと掃除できてないから、耳垢が凝り固まってるのかもね。

 

 ふふ、それじゃぁ、今度も私がちゃんと耳かきしてあげないとね。ほら、まだ動いちゃダメだよ。

 

 ゴリゴリ……ゾリゾリ……ガリガリ……

 

 ベリベリ……ガッ……ガッ……ベリッ

 

 ふぅ……これは、先にちょっとふやかしたりとか、そう言うのをしたほうが良かったかな? 私がちょっと甘かったみたいだよトレーナーさん。痛くはなかった? それは良かった。

 

 じゃぁ、中の掃除も一段落したから……梵天で残りの汚れを取っていくね。

 

 コシュコシュ……グルグル……

 

 ズボズボ……ズゾゾ……ズボッ

 

 ふぅ、こっちも汚れが凄いね。あんまり耳かきをしすぎると耳に悪いって言うけど、これはちょっと、しばらくは様子見を続けた方が良いのかな? 

 

 まぁそれはいったん置いて置こうか。それじゃぁ最後に。

 

 ふ~……ふ~……

 

 ふ~……ふ~……スンスン

 

 はい、これでお終いだよ。え? 何か聞こえたって? 気のせいじゃないかな? さぁ、それじゃぁ後はお昼寝だね。

 

 え? だってそんな眠そうな顔をしてるのに、起きるつもりなの? ほら、手をギュっと握ってあげるね。これで安心して寝れるでしょ。それとも、子守歌が必要かな?

 

 アハハ、そんなに慌てなくても良いよ。ほら……耳元で囁いてあげるね。力を抜いて……ゆっくりと……私に身を預けて……

 

 ……うん、寝てくれたね。これぐらい強引にしないと休んでくれないなんて、トレーナーさんも強情だよね。

 

 それにしても、ポニーちゃんにされる……か。アハハ、面白い事を言うよね……むしろ……

 

 スンスン……スンスン……

 

 ……私の方がポニーちゃんにされちゃってるんだけどね。恥ずかしいから……まだ、言えないけど。

 

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