ウマ娘耳かき小説   作:雨宮季弥99

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キタサンブラックで耳かきを書きました。なんとなく、キタちゃんはお父さんやサトちゃんやらに耳かきをしているイメージです。

スイープとかにやりそうなイメージもあるけど、やってる作品あったかなぁ?


キタサンブラック

 トレーナーさん! トレーニングに遅れてごめんなさい! ちょっと困ってる人が居たのでお手伝いしてたら思ったより時間がかかっちゃって……。

 

 え……はい、次からは注意します。それでは今日のトレーニングを……って、あれれ? トレーナーさん?

 

どうかしたんですか? なんだか目がトロンとしてて……え、なんだか無性に眠い? もしかして、最近ちゃんと寝れてないんじゃないですか?

 

 ダ、ダメですよ。ちゃんと休まないと。バクシンオーさんだって、休むときはちゃんと休むべきですって言ってたんですから。トレーナーさんだってちゃんと休まないと。

 

 ほら、トレーナーさんのお部屋まで付き添いますから。あ、ちょ、ダメですって! こんなんじゃ私がトレーニングに集中できませんから……もう、こうなったら失礼しますね。

 

 ヨイショっと。ほら、暴れないでください。このままお部屋まで走りますから。セイヤー!

 

 はい、到着です。えーと……鍵は……あ、こっちのポケットですね。よっと……失礼しますね。はい、ヨイショっと。

 

 ここまで来たらもう諦めてください。ほら、ベッドから動かないで。靴も玄関にポイッてしちゃいますから。

 

 むー、聞き分けの無いトレーナーさんですね。そうなると……えーっと……あ、あったあった。

 

 それじゃぁ失礼して……え? 何をするもりなのかって? バクシンオーさんに教えて貰いました。聞き分けの無いトレーナーさんが聞き分け良くなるには耳掃除をするのが一番だって。

 

 ほらほら、動かないでくださいね。お祭り娘として、トレーナーさんの体調調整のお手伝いは大事な事ですから。早速始めていきますよ。

 

 えーと……うわ、お耳の外も汚れてますね。ほら、耳かきで擦っていきますね。

 

 カリカリカリ……サリサリサリ……

 

 ザリ……ザリザリ……

 

 見てくださいトレーナーさん。耳かきで擦っただけでこんなに粉が取れましたよ。こんなんじゃ私、トレーナーさんが心配でトレーニングに身が入りませんからね。

 

 カリカリカリ……カリカリカリ……

 

 カリカリカリ……カリカリカリ……

 

 ふぅ、溝とかも大体掃除できましたね。ほらほら、外側を掃除してるだけでこの粉の量です。外側でこれですから内側は……。

 

 やっぱり、耳の中も汚れてます。徹底的に掃除しますから、動かないでくださいね、トレーナーさん。

 

 カリカリカリ……ガリガリガリ……

 

 ガリガリガリ……ベリッ……ベリッ……

 

 うーん、茶色い塊がボロボロっと取れていきますよ。耳垢があっちこっちにあるせいで奥の方も見えにくいし……これは徹底的に掃除をしないと。

 

 ここもこうして……ん、上手く匙が刺さりましたね。このままグイっと力を込めて……よし、上手く取れました。どうですかトレーナーさん、痛かったりとかはありますか? あ、大丈夫なんですね。

 

 それじゃぁもっと頑張って……ガリガリガリ……ガリガリガリ……小さいのだって見逃しません。ちゃんと掃除していきますよ。

 

 ガリガリ……ガリガリ……

 

 ゴリッ……ベリッ……バリバリ……

 

 ふー……これで大体取れましたね。トレーナーさん、ちゃんと耳の掃除はしないとダメですよ、いつからやってないんですか? ……ええ!? 半年以上何もしてないんですか!?

 

 むむ……人はそんなに耳の掃除はしないって聞いてはいますけど、これほどなんて……これは今後も私が耳掃除をしてあげないといけませんね。

 

 さぁさぁ、耳垢も大分取れましたから。後は綿棒があれば……え、ないんですか? それじゃぁ、耳かきで粉もできるだけ掃除して……はい、これで大体掃除できましたよ。

 

 んーと、それじゃぁ最後に……。

 

 ふ~……ふ~……

 

 ふ~……ふ~……

 

 どうですか? お父さんも、これしてあげると喜ぶんですよ。もう一度しましょうか? あ、一回で良いですか?

 

 それじゃぁ反対側もやっていきますね。ソイヤー! はい、それじゃぁやっていきましょう。

 

 んー、こっちも耳垢が多いですね。お父さんが忙しかった時もこんなに溜まってた事なんてないのに。トレーナーさんの耳って溜まりやすい体質なんですね。

 

 取り敢えず、まずは外側から掃除していきますね。

 

 カリカリカリ……カリカリカリ……

 

 サリサリサリ……ザリザリザリ……

 

 うわぁ、本当に黄色い粉が多く出ますね。次はちょっと耳かき以外の道具も用意しないといけないですね。綿棒とかの方が良いですよね。

 

 カリカリカリ……ザリザリ……

 

 グリ……ゾリリ……

 

 はい、これぐらいにしておきましょうか。あんまりやっているとトレーナーさんの耳が赤くなっちゃいますし。

 

 え? そんなに擦らなくても良いんじゃないか、ですか? うーん、私もそんなにやりたいわけじゃないんですけど、トレーナーさんの耳、擦ってるとポロポロと汚れが出てきますから……。

 

 と言うわけで、トレーナーさんはお風呂に入ったらしっかりとお耳をタオルで擦ってください。そうしたら汚れも落ちますから。私との約束ですからね。

 

 さぁ、お耳の中はと……んー……んー……奥が見えないですね。さっきと同じようにしっかり耳垢を掃除していきますよ。

 

 ガリガリガリ……ガリガリガリ……

 

 ベリベリベリ……ゾリゾリゾリ……

 

 ふぅ、一つ、二つ、三つ……凝り固まって茶色になった塊がこんなに出てきました。もしかして、トレーナーさんってよく指を突っ込んだりしてませんか?

 

 それですそれ。トレーナーさんが指を突っ込むと、それで粉や小さい塊が押し固められて大きな塊になっちゃうんですよ。どうりで妙に汚れていると思いました。

 

 徹底的に掃除していきましょうね。セイヤー。

 

 ガリガリガリ……ガリガリガリ……

 

 ベリベリべリ……ゾリゾリゾリ……

 

 大丈夫ですか? 痛くないですか? 大丈夫ですね? それじゃぁもっと掃除していって……と言いたい所ですけど、そろそろ止めておきましょう。

 

 え? だって、そろそろ耳垢の掃除は大体終わりましたからね。ふー、ほらほら、見てくださいよトレーナーさん。こんなに多くの耳垢を一度に取れたのは初めてですよ。お父さんの耳掃除した二回分か三回分ぐらいあるかもしれないです。

 

 それじゃぁ、通りが良くなった耳の中に……

 

 ふ~……ふ~……

 

 ふ~……ふ~……

 

 どうですかトレーナーさん。掃除して通りの良くなった耳の中を吐息が通り抜けるのは。スッキリして気持ち良いですよね。

 

 それじゃぁ、このまま寝ちゃいましょうね。え? だってトレーナーさん、ちょっと目は覚めたと思いますけどまだまだ眠いですよね? トレーナーさんは私にちゃんと寝るように言うのに、トレーナーさんは寝ないんですか?

 

 ほらほら、動かないでくださいね。お祭り娘として、トレーナーさんがゆっくり休めるように全力を尽くしますからね。

 

 ……はい、お休みなさいトレーナーさん。明日から、もっと頑張りますからね。

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