良いですね、シービー、ルドルフに追いつき、追い抜こうとする彼女の奮闘。多くの注目を集めるスターを追い抜こうとするその姿はとても美しい物だと思います。
今回は諜報員2号(user/87422447)様のリクエストとなります。リクエストありがとうございます。
ん……んぁ……あー……今日も疲れたなぁ。勉強って、あんま好きじゃねえんだよ。でもなぁ、補習受けてレースの練習の時間を減らすわけにもいかねえし。
……最近は、シービーに少しは追いつけてる気がするんだ。これも、トレーナーさんのおかげだな。あたし一人じゃやっぱ限界がある。夢をかなえるには、壁を超えるには、トレーナーさんが必要なんだ。
……なんだか恥ずかしい感じの事思ってるな。ダメだダメだ、気持ちを切り替えてレースの練習をしにいかねえと。
おーい、トレーナーさん。今日のメニューは……ん? どうしたんだよトレーナーさん、ベッドで横になって。調子悪いのか?
何々……? 昨日変な時間に起きた後に二度寝が全然できなくて? しかもこの時間になっても全然眠くならなくて? 取りあえずベッドで横になってたんだって?
んー……そりゃ困ったな。トレーナーさんが変に寝不足になるのもダメだしなぁ……よっし。それならあたしに任せてくれよ。えーと……お、あったあった。じゃぁトレーナーさん、ちょっと横になっててくれよな。
よいしょっと……どうだいトレーナーさん。あたしの膝枕、寝心地悪くないか? お、大丈夫なんだな。
いやいや、気にしないでくれよ。そりゃ、ちょっと恥ずかしいけどよぉ……トレーナーさんの為ならこれぐらいなんて事ないぜ。
さぁ、耳かきをしていくぜ。動くんじゃねーぞ、危ないからな。
カリカリカリ……カリカリカリ……
カリカリカリ……カリカリカリ……
おいおいトレーナーさん、もうちょい耳の中の掃除もしておこうぜ。なーんで人間って耳の掃除をそんなにしねーんだろうなぁ。人間だって耳は大事な部分だろ? え、掃除しなくても大丈夫だって? 本当かよ。こんなに汚れてるのに平気って、ヒトっておかしいなぁ。
まぁいいや、掃除を続けていくぜ。ほら、くすぐったくてももうちょっと我慢しててくれよ。
カリカリカリ……カリカリカリ……
よしよし、固いのも取れてきたな。ん? 耳の外側の掃除? あー……今回はまぁ、なしでいいんじゃないか? ほら、今回はトレーナーさんが眠れるようにするのが目的だしさ。もう中の掃除やっちゃってるしな。
ほらほら、掃除の途中なんだから、集中させてくれよ。あたし、そんな耳かき慣れてねーんだから。
カリカリカリ……カリカリカリ……
ゴリ……ゴリ……ズリ……
トレーナーさん、痛くはないよな? よしと、順調に汚れも取れてるからな。このままやっていったら綺麗にできるし、眠くなるだろうから、動くんじゃねーぞ。
カリカリ……ガリガリ……
ゴリ……ズリ……ベリッ……
よっし、これで終わったぜ。どうだトレーナーさん、気持ち良かったか? お? ちょっと眠くなってきたって? このままなら寝れそうだって? よしよし、それじゃぁ反対側をやっていくぜ。
ん? いや、どうせなら両方やった方が良いだろ? それに片方だけやるなんて中途半端な状態、あたしが嫌だからな。ほら、おとなしく反対側向いてくれって、ほら。
よしよし、素直になってくれて嬉しいぜ。よーし、このまま掃除していくからな。おとなしくしてるんだぜ、トレーナーさん。
カリカリカリ……ガリガリガリ……
ガリガリ……ガリガリ……ゴリッ……
トレーナーさんの耳の掃除は……中々やりがいがあるぜ。今度はもっと道具を用意してやっても良いか? え、悪い? 良いって良いって、あたし達の仲じゃないか。遠慮すんなって。
ゴリゴリ……ガリガリ……
サリサリサリ……ズゾゾ……
お、そうこう言っているうちに大体掃除が終わってきたな。よーし、どうだ? もう眠くなってきたか?
よしよし、もう目がトロンとしてきてるじゃねえか。じゃぁ、このまま目を閉じなって……そうそう、そのまま目を閉じたまま……深く呼吸して……。
ほら、眠くなってきてるだろ? トレーナーさんの手をギュッと握って……。
ん、寝息を立ててきたか……ふふ、こうしてみると、トレーナーさんも穏やかに寝るんだな……。
なぁ、トレーナーさん、体を壊したりなんかするんじゃねえぞ。あたしがシービーやルドルフに追いついて……追い抜くにはトレーナーさんが必要、トレーナーさんが居なきゃダメなんだから……な。