ウマ娘耳かき小説   作:雨宮季弥99

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今回はリアルの馬の耳掃除風景を元に書いています。耳かきが出てきません。

こちらの形式に関しても良ければ感想をください。


ウオッカ

 ん? どうしたんだよトレーナー? なにスマホ見てるんだよ? なんか面白い事でもあったのかよ?

 

 はぁ? スカーレットんとこのトレーナーが、あいつに耳かきした話だぁ? あいつ、何やってんだよ。

 

 え、すっごい気持ちよさそうにして、自分の膝の上で寝るスカーレットが可愛いってノロケられたって……。

 

 うわ、画像まで送られて……おいおい、これがあいつかよ……こんな寝顔、オレでも見た事ないぞ。

 

 ……な、なぁ、トレーナー? トレーナーはどう思うんだよ、その……ウマ娘の耳かきをするって……やってみたいとか……思うのか?

 

 ……きょ、興味あるのかよ……な、なら……オレ……が……オレが立候補……してやるよ。

 

 はぁ? 無理にやりたくはないから、別に無理はしなくていい? ち、チゲーよ! オ、オレだってその……興味ないわけじゃないんだよ……。

 

 ほ、ほら! 早いとこ始めてくれよ! オ、オレの気が変わらないうちによ!

 

 うう……トレーナーの顔見上げながらって……やっぱ恥ずかしい……は、早くやってくれよぉ……。

 

 ゴシゴシ……ゴシゴシ……

 

 ゴシゴシ……ゴシゴシ……

 

 ん……すげ……温めたタオルで耳拭かれるの……気持ちいいな。

 

 いや、オレだって風呂上りとか拭くけどよ……その……トレーナーにしてもらうと……普段より気持ち良い。

 

 んん……! だ、大丈夫だよ、痛かったわけじゃねーから。

 

 ん……ヤベ……顔……赤くなってないか? ト、トレーナーの手つき、いやらしいんだよ……。

 

 ゴシゴシ……グッグッ……サスサス

 

 ゴシゴシ……ギュッギュッ……グリグリ

 

 ふ……ん……そこ……痒いとこ……んぁ……。

 

 タオルも暖かいけどよ……トレーナーの手が……あ、安心しちまう……。

 

 耳の後ろ側も……こんな丁寧にされたの初めてだよ……。

 

 汚れてるって……し、仕方ねーだろ! 人間の耳に比べるとでかいんだから……汚れやすいんだよ。

 

 はぁ!? これなら毎日やってあげたほうがいいかって! や、ヤメロヤメロ! そこまで子供じゃねーよ!

 

 あ、あたりめーだろ……まったくもう……。

 

 んぁぁ……そんな……優しく擦られると……ゾクゾクしちまう……。

 

 んぁ? 耳の奥……? そ、そこはそんなやったことねーよ……。

 

 ゴシゴシ……ゴシゴシ……

 

 ズズ……ズボッ……グル……グル……

 

 ちょ……ん……ふぁ……中、掻き出されるの……慣れてねーんだよぉ……。

 

 ふぅ……はぁ……はぁ~……や、やべーなこれ。スカーレットが蕩けるのもわかっちまう。

 

 あ、も、もう終わりか……じゃぁ、降りるからな……。

 

 はぁ!? あいつみたいに寝ないのかって? ばかやろう! そ、そんな恥ずかしい事できるかよ!

 

 ……ッわーったよ! そんな物欲しそうな顔で見るんじゃねーよ! 変な事したらぶっ飛ばすからな!

 

 んぁ……頭とか耳撫でられると……安心しちまうじゃねーかよ。ちくしょぅ……オレはそんな安い女じゃ……でも……毎日してほしい……かも……

 

 zzz……zzz……

 


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